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SMSL AO300を実機レビュー!豊富なインタフェースを詰め込んで4万円以下という破格のプリメインアンプ

この記事では、パワーアンプとヘッドホンアップを備えた二刀流なアンプ、SMSL AO300をレビューします。HDMI ARCやUSB-Cといった豊富なインタフェースと、無線ではLDACやAACなど高音質コーデックに対応。それでいて販売価格は39,999円と4万円を切るかなりお手頃なプリメインアンプです。

最近プロジェクターを購入して毎日のように映画を楽しんでいるのですが、もう少しいい音で楽しみたいということでアンプを買い足すことにしました。久しぶりにAmazonでアンプを物色していたところ、以前レビューしたSMSL AL200を出しているSMSLからすごい機能を搭載したアンプが出ていることに気づきました。

  • Bluetooth5.0、LDAC、apt-X/HD、SBC、AACに対応(技適対応)。
  • USB入力はPCM 768kHz、DSD 256に対応し、MQAデコード機能にも対応。
  • 2.1チャンネルオーディオシステムでサブウーファーに対応。
  • HDMI(ARC)オーディオリターンに対応。
  • ヘッドホンは6.3mm、4.4mmバランス接続に対応。
たいしょん

は?これだけついて4万円はさすがに安すぎる!!

HDMI ARCを搭載したプリメインアンプの代表格といえばマランツ NR1200やTEAC AI-303で、TEAC AI-303は僕もメインで2台使っています。結論から言うと、音質の好みや使い勝手の良さは完全にSMSL AO300が勝っていました。特に映画など迫力重視なコンテンツは、押し出し感のある低音域が効いておりAVアンプに近い立体感が出ます。もちろん気になる点もあるのですが、いずれも対処法がありすぐ解決したのでほぼ快適に使えています。

このジャイアントキリング的なSMSL AO300を、写真も用いながら徹底レビューしていきます!

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SMSL AO300の特徴

SMSL AO300の特徴を、下記のタブにまとめました。

  • MA5332MS & CS43131チップ
    SMSL AO300は、MA5332MSパワーアンプチップとCS43131デコードヘッドホンアンプチップを採用し、クリアで正確なサウンドを出力します。
  • XMOS XU316
    AO300はXMOS第三世代XU316を採用します。Bluetooth5.0はLDAC、APTX/HD、SBC、AAC対応しています。USB入力はPCM 768kHz、DSD 256に対応し、MQAデコード機能にも対応し、より高音質な音楽を楽しめます。
  • 2.1チャンネルオーディオシステム
    165W x 165W出力、2.1チャンネルアクティブオーディオとサブウーファー出力をサポートし、深い低音と豊かな音質を楽しむことができます。
  • パーソナライズされたEQとフィルター選択
    AO300は8つのEQオーディオモードと5つのフィルターを備えており、リスニングの好みや音楽のタイプに応じてオーディオ出力を調整し、最高のリスニング体験を提供します。
  • HDMI(ARC)オーディオリターン
    HDMI(ARC)オーディオリターン機能をサポートし、A0300とテレビをHDMIケーブルで接続するだけで、オーディオとビデオの同期を実現。

外観デザイン

今回はブラックを選択しましたが、無骨でシンプルなデザインです。無骨ながら、フロントパネルの波を打ったような意匠はおしゃれさがありますね。つや消しかつザラザラとした天板で、持った時に指紋が目立ちにくくなっています。カラーは他にシルバーもありますが、フロントパネルのみシルバーでボディはブラックです。

ブラックは無骨なデザイン。端子部分のゴールドがいいアクセントとなっている。

ボリュームノブはカリカリとしたクリック感があり、細かな音量調整もしやすいです。

天板には「ハイレゾ・オーディオワイヤレス」の認証ステッカーがありワイヤレスでも高音質であることを証明している
クリック感のあるボリュームノブは、押し込むとモード切替が可能。

底は4箇所にゴム足があり、振動からノイズを守るインシュレーターの役割をしています。よく見ると底に技適の認証マークがあり、Bluetooth接続でも安心して使えるようになっています。中華アンプは技適なしの場合が多いので、ここは嬉しいポイントです。

中華アンプでも技適マークを取得をしておりかなり力が入っている。ちなみに同社のAL200は技適を取得していない。
たいしょん

技適が不安で購入しない方もいるので、もう少しアピールもいいと思う点です。

各入出力ポート・接続端子

SMSL AO300の入出力端子の画像

入力ポートは、下記の5点が揃っています。

入力ポート出力ポート
USB-C

光ファイバー
(Optical)
同軸

ステレオRCA

HDMI ARC
2chステレオスピーカー出力 (バナナプラグ対応金メッキ端子)

サブウーファー出力

6.35mmヘッドホン端子

4.4mmヘッドホン端子(バランスかは不明)
入出力ポート

一般的な3.5mmステレオミニプラグに対応したジャックはないので、6.35mm→3.5mmの変換アダプターが必要です。モニターヘッドホンなどプロ向けの機材なら、6.35mmのプラグが多いので問題ないでしょう。

なお、BluetoothアンテナもあるためBluetoothによる入力も可能です。下記の4つのコーデックに対応しています。

  • LDAC
  • apt-X HD
  • SBC
  • AAC
たいしょん

エントリークラスで、これだけ充実した内容のプリメインアンプは他にありませんよね。

サイズ

SMSL AO300のサイズは、高さ219×幅42×奥行き185mmです。幅と奥行は、一般的なヘッドホンと同じぐらいのサイズで、デスク上に設置しても邪魔にならないサイズ感です。

audio-technica ATH-M50xと同じぐらいのサイズ感

SMSL AO300の魅力

SMSL AO300を使っていて感じた魅力をまとめます。

見やすい本体液晶画面が最高

まず、搭載されている本体の液晶画面がかなり見やすく設定しやすいです。しかもカラー表示で、これは感動しました。過去にレビューしてきたAVアンプやプリメインアンプは、本体に1行分の文字情報を少ししか表示できない物がほとんどでした。というのも、液晶パネルはノイズ源になりやすいということもありむしろTEAC AI-303のように音質優先で本体に液晶すら載せないアンプもあるほどです。ただ、プリメインアンプはAVアンプとは違いテレビの大画面で設定できないので、本体液晶の見やすさってめちゃ大事なんですよね。

AO300の液晶にBluetoothコーデックを表示させている画像

例えばBluetooth入力の画面では、「AAC」などコーデックも一緒に表示されるのでガジェットブロガーとしてはかなり助かっています。やっぱり使うなら無線だとしても良い音質で聴きたいので、LDACやAACって表示されてると安心なんですよね。

AO300の液晶画面にセットアップメニューを表示させている画像

また、モードの選択画面では縦に5項目分表示されこちらも見やすいです。1行だけしか表示されていないAL200では、「あれっ、あの設定項目ってあと何回クリックしたらいいんだっけ」みたいにやりづらさがありました。

AO300のDIMMERのオートオフを設定している画像

常に液晶が明るいとプロジェクター使用時に邪魔だったりするので、DIMMERの項目でオートオフ設定もできます。節電もできますし、いいですね。

たいしょん

最初にAO300を使ってみてこの液晶表示はかなり嬉しかったです。

繊細かつパワフルな磨きのかかった音質

実はSMSL AO300は、以前レビューしたAL200と同じアンプチップ(MA5332MS)とデコードチップ(CS43131)を搭載しており、心臓部は共通です。ただ、チューニングがうまいのかAO300のほうが音が繊細かつパワフルに感じました。

Polk Audio ES15との組み合わせは鬼に金棒といった感じで、YouTubeの音源でも浮き上がるようなボーカル、ギターの倍音が心地よく響くジャズなどが鳥肌モノでした。サウンドテストでGreatest Audiophile Music 2023を使ってみたのですが、20秒から入ってくるアコースティックギターの生々さはまるで目の前で演奏しているかのような立体感があります。3万円台のスピーカーとの組み合わせでここまでの表現ができるのは上出来すぎです。

AO300でPolk Audio ES15を使っている画像

ただ、一番良いと思ったのが映画鑑賞です。XGIMI HORIZON UltraのHDMI端子にHDMIケーブルを繋いでAO300を使っていますが、ドシッと締まりのある低音が出てくれるので迫力が出ます。それでいて耳に刺さるようなエグみのある高音がなく、クリアな音質なので長時間の映画鑑賞でもバッチリでした。

Polk Audio R100とも繋いで使ってみたのですが、こちらは低音域がスッキリしてかつ音源のアラが目立つほど高解像になりました。基本的に、アンプの音というよりはスピーカー本来の特徴を引き出してくれるアンプだと感じました。

AO300でPolk Audio R100を使っている画像

AO300は音質に関する調整が細かくでき、アナログ波形に限りなく近づけてくれるNOSや特許取得の音響フィルター、SDBにも対応しています。

AO300のフィルター設定の画像
AO300のイコライザー設定の画像

その他に高音と低音の調整もでき、9段階で強さを設定できます。個人的に原音に忠実であることが正義とは思わず、自分好みの音質に設定できることこそが音を楽しむことだと思っているのでアンプ側で細かい調整ができるのはありがたいです。

AO300でベースの設定をしている画像
たいしょん

映画も音楽も自分好みの音で楽しめます!

テレビやプロジェクターで使いやすいHDMI ARC接続対応

おそらくSMSL AO300を選ぶ方は、HDMI ARC対応に魅力を感じる方が多いと思います。結論から言えば、HDMI接続で問題なく動作しました。音もクリアで、比較的手に入りやすいHDMIケーブルで手軽に高音質を楽しむのもありです。

ただSONYのBRAVIAで接続したところ、HDMI CECの制御がうまくできていないのかテレビの電源を消してもアンプの電源はついたままなど連携できていませんでした(HDMI CECのスタンバイ機能)。これがアンプ側の仕様かは不明ですが、もし「HDMIケーブルで接続できる=電源もテレビと連動する」という認識で購入される場合は注意が必要です。

Bluetoothの音質もノイズレスで快適

当初はプロジェクターとHDMI接続で楽しむ予定でしたが、やはりケーブルが邪魔に感じてワイヤレスで楽しみたくなりました。そこで、AO300に搭載されているBluetooth接続を試してみることに。「さすがに有線には劣るし遅延もすごいかな」と感じていましたが、これがかなり使えました

まずXGIMI HORIZON UltraとのBluetooth接続においては、YouTube、U-NEXT、Netflixのいずれも音声の遅延を感じませんでした。ただ、地上波のテレビ放送を見れるXit Wirelessアプリはかなり遅延がありました。アプリによって遅延はあるものの、メインで使っているVODサービスではほとんど遅延がなかったので安心しました。

たいしょん

また、肝心の音質もノイズレスでかなりいい感じです。

ヘッドホン出力もパワフルで高音質

AO300はパワーアンプとヘッドホンアンプの二刀流ということで、スピーカーだけではなくヘッドホンでも使ってみました。USB-C接続もできるのでプレイヤーはiPhone 15 Proを使用、ヘッドホンにはaudio-technica ATH-R70xを使用しました。

R70xは470Ωという高い抵抗値なので音量が比較的取りにくいヘッドホンなのですが、AO300はボリュームMAX60の中で24で鳴らし切るほどのパワーを持っています。さすが据え置きアンプ。

肝心の音質ですが、こちらはポータブルアンプでも定評のあるCS43131を使っているだけあってクセのないクリアな音で楽しめました。

ちなみに出力はスピーカーとヘッドホンで切替可能なので、ジャックに挿したままスピーカーが使えてプラグの摩耗を防げる仕様です。TOPPINGやTEACはジャックに挿したらヘッドホンでしか使えない機種がほとんどなので、この仕様は嬉しいですね。

SMSL AO300のデメリット

SMSL AO300を使って感じたデメリットも2点紹介します。

コンセントプラグが3ピン仕様(アダプターで解決)

日本でメジャーなコンセントプラグは2ピンですが、SMSL AO300に付属している電源ケーブルのコンセントプラグはアースが追加された3ピン仕様です。最近ではエアコン付近のコンセントでしか3ピンは使いませんね。なので、2ピンに変換するアダプターが必要です。

3ピン仕様のコンセントプラグの画像

僕はたまたまEIZOのモニターに付いていた変換アダプターがあったので良かったのですが、もし家のコンセントが2ピンしかない方は追加で用意しておきましょう。

3ピンから2ピンに変換するアダプターの画像
たいしょん

3ピンから2ピンに変換するアダプターは300円ぐらいで買えますよ。

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USB-C接続時にポップノイズあり(ファームウェアアップデートで解消済み)

購入して使用直後にすごく気になったのが、映像ソースを切り替える時に発生する「ブツッ」というポップノイズです。おそらく無音時に一旦スリープになり、映像ソースを再生した瞬間にスリープが解除されることが原因だと思います。

幸いなことに、この問題は最新のファームウェアで解決しています。もしポップノイズが気になった場合は、SMSLのファームウェア配布ページをチェックしてみてください。なおWindowsでしかアップデートできませんので注意してください。

SMSL AO300のアップデート方法
  1. 公式サイトでAO300VOA1.ZIPをダウンロードして解凍。USB接続して本機を電源スタンバイ状態に。その後アップデートプログラムを起動します。エラーメッセージが出た場合、無視してOKボタンを押しプルダウンメニューからUSB-SERIAL CH340(COM※)を選択(※は環境によって番号が変わる)。
  2. upgradeをクリック。何も進捗しない場合、背面スイッチで電源をオフにしたあとオンにするとアップデートが行われ、successが表示されれば完了です。

CH340がプルダウンから出ない場合は、AUXとかモードを切り替えていくとそのうち出るようになります。

SMSL AO300をおすすめできる人

SMSL AO300をおすすめできる人は下記の方です。

  • オーディオ初心者でプリメインアンプが欲しい→AO300を買っておけば恐らく数年は満足できます。
  • 現在プリメインアンプを持っていてサブで欲しい→テレビやPCでも使いやすくサブどころかメインで使うかも?
  • デスクで使いやすいアンプが欲しい→高さも低くデスクシェルフに収めやすいサイズです。
たいしょん

僕はサブでAO300を購入したのですが、本音を言えば倍の価格のTEAC AI-303より音質も機能性も好みでメインで使う予定です。

まとめ

  • SMSL AO300は4万円以下であることが信じられないほど高機能。
  • HDMI ARCでテレビやプロジェクターとの接続もしやすい。テレビとの電源の連動ができない以外は満足。
  • 液晶画面がかなり見やすく、設定しやすい。
  • スピーカーの素性を素直に引き出してくれる癖の少ない音質で使いやすい。
  • 技適に対応しているので安心してBluetooth機能を使える。LDACバンザイ。
  • 鳴らしにくいヘッドホンでも半分以下のボリュームで鳴らしきれるハイパワーっぷり。
  • もう一度言う、これが4万円以下は価格破壊以外の何物でもない。
たいしょん

かなり満足度の高いアンプだったので、ぜひ一度お試しください!

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もしAO300より安価に抑えたい、HDMI ARCやLDAC、バランス端子はいらないという方は、同じアンプチップを搭載してより安価なAL200もレビューしていますのでこちらもご覧ください。

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