突然ですが、カメラやレンズをどのように保管していますか?押し入れにしまっている、机の上に置いている、様々な意見があるでしょう。
では、そんなカメラ機材のカビ対策はできていますか?日本は諸外国にくらべ高温多湿の国です。当然そんな環境はカビが発生しやすいです。
机に置きっぱなしにしている方は特に注意で、ホコリはカビの餌となりますのでかなり危険な保管方法です。
https://haezclean.com/manual/boukabi
そんな事態にそなえ、コンデジを使っていたときは100均の自作ドライボックスを使用していました。
しかし当然ミラーレス一眼となると本体も大きくなり、レンズも増えていきます。当然自作のドライボックスでは限界がきます。また、除湿剤の交換は結構面倒で、外に干して再度使えるタイプでも半年経たずに悪くなります。
そこで2年前、本格的に機材を保管しようと購入したのが「Re:CLEAN」という防湿庫です。今回はこちらの防湿庫の30Lモデルをレビューしていきます。かなり満足度の高い防湿庫でしたので、最後までぜひ読んでいただけると幸いです。
- 除湿剤の交換いらずで除湿効果が抜群
- カメラ機材をたっぷり収納可能
- 静音性が高く無音
- 機材を取り出しやすいうえに鍵付き
- 高級感がある
- マグネットで外付け収納可能
- 5年保証
- 30Lで10,000円という破格の安さ
- 上部のトレーは扉に干渉しやすい
- ACアダプタが大きめ
Re:CLEAN 防湿庫の概要
Re:CLEANの防湿庫はインテリア性にこだわり、シンプルなデザインでロゴも小さく、LEDの搭載もミニマムになっています。
ラインアップは21Lから最大125Lまで揃っており、自分の機材数に応じて幅広いサイズの選択肢があることがポイントです。
80Lバージョンをフリー写真素材サイト「ぱくたそ」登録カメラマンのはろさんがレビューされていますので、もし大きいサイズも検討されている方はぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
30Lモデルの仕様は下記です。
容量 | 30L |
電源 | 100V(50/60Hz) |
消費電力 | 3.5W |
対応湿度範囲 | 25%~75%RH |
材質 | スチール(本体)強化ガラス(扉) |
本体サイズ(外寸) | H:41.5cm(脚含む) W:29cm D:36cm(ハンドル、湿度パーツ含む) |
本体サイズ(内寸) | H:30.5cm W:26cm D:28cm |
合計収納面積 | 1284.89㎠ |
本体重量 | 6.2kg |
最初の1台に30Lサイズの防湿庫を選んだ理由
僕が様々なサイズがある中で、最初の1台に30Lの防湿庫を選んだ理由は次の3点です。
- 上下に収納を分けることができる最小サイズ。
- 25Lとの価格差が1,000円しかない。
- 上のサイズが50Lなので、さすがに大きすぎる。
Re:CLEAN 30L 防湿庫の魅力
では、2年間Re:CLEAN 30L 防湿庫を使ってみて感じた、魅力をご紹介します。
除湿剤の交換いらずで除湿効果が抜群
まず、除湿剤の交換いらずで強力な除湿能力を発揮してくれる点が魅力です。具体的には、部屋の湿度が70%ぐらいだったのですが、30分ほどで50%まで下がってくれます。
カメラ機材にとっては30〜50%が適切な湿度なので、しっかり50%まで下がってくれるのはありがたいです。
除湿の調整は防湿庫内のコントローラーのつまみで調整可能で、適切な湿度に下がらない場合は右側に回していくとより高い除湿能力になります。
そしてこの湿度計ですが、日本製で岩手県の職人と共同開発によって誤差3%以内を達成した優れものです。
取り付けもマグネットでくっつけるだけなので、取り付けやすかったです。この湿度計の数値が正しくなかったら防湿庫の意味がないので、除湿能力の次に大事な湿度計の精度もかなり高いのは防湿庫として最高の条件が揃っていいますね。
カメラ機材をたっぷり収納可能
ミラーレス一眼初心者だった僕は、レンズをつけたカメラ、望遠や単焦点レンズ、マクロレンズ数本、その他コンデジも入れることを想定して30Lのサイズを選んでいました。コンデジは稼働率がかなり高いので防湿庫には入れていませんが、現在下記の機材が防湿庫に入っています。
- レンズを付けたミラーレス一眼2台
- レンズ5本
- ストロボ
収納イメージとしては、上部のトレーにレンズをつけたカメラ、下部に交換レンズとストロボを収納しています。
このように上部は引き出せるトレーになっていますので、取り出す頻度の高い機材を置いておくのに便利です。
トレーのレールは高さ調整可能なので、収納する機材によって空間の仕切りを変えられるのもいいですね。
ストロボを入れていなければまだまだレンズが入りますので、十分な収納力といえますね。
上下にしっかり厚みのあるクッションがついてきますので、機材を傷つけることがなく安心して収納できます。
静音性が高く無音
僕はベッドの横にこの防湿庫を置いていますが、1年以上使っていて一度も騒音に悩まされていません。防湿庫に耳をくっつけても、無音です。それはペルチェ式という除湿方式を採用しているからで、振動が発生しないため静音性に優れています。
もし寝室に防湿庫を置きたいという方でも、安心して置けます。
機材を取り出しやすいうえに鍵付き
有名な他社の防湿庫ではHAKUBAなどがありますが、実はHAKUBAの防湿庫には取っ手がありません。Re:CLEANの防湿庫は全シリーズに取っ手がつき、かつロックできる鍵もついています。
この取っ手があるとガラス面に触れることなく防湿庫を開け閉めできるので、かなり気に入っているポイントです。
また、防犯の観点から鍵付きもありがたいです。
高級感がある
インテリアとしての防湿庫を追求しているRe:CLEANは、他社にくらべロゴや余計な装飾がなく高級感があり、シンプルな室内空間でも馴染みます。
僕の場合は下記のようにして置いていますが、奥行きがカラーボックスにぴったりでサイズ感も気に入っています。
取外し可能なゴム足で制振性も高く、若干内側にあるので防湿庫より一回り狭いスペースにも設置可能です。
マグネットで外付け収納可能
外装はスチールでできていますので、例えばマグネットをくっつけて収納を増やすことも可能です。
おすすめはダイソーの「くっつく缶ケース」という商品で、ここにピークデザインのカフやカメラストラップを入れて保管しています。
5年保証
Re:CLEANの防湿庫は、5年間の保証がついています。ライバルのHAKUBAは20Lモデルを除けば3年保証なので、2年の優位性があります。5年間あれば安心して使えますね。
30Lで10,000円という破格の安さ
例えばHAKUBAの場合、25Lで19,800円です。Re:CLEANの防湿庫は、30Lで10,800円と5L多く収納できるのに9,000円安いです。
いまいちな点
気に入って使っているRe:CLEANの防湿庫ですが、少し不満に感じているいまいちな点もご紹介します。
上部のトレーは扉に干渉しやすい
まず、上部のトレーが扉に干渉しやすい点がいまいちに感じました。例えば90度まで開いても、上部のトレーは引き出せません。
これの何が不便かというと、防湿庫の右側を壁に寄せて設置するとトレーが引き出せない点です。実は数ヶ月前まで防湿庫の右側を壁に寄せて使用していたのですが、トレーが引き出せなくて機材の取り出しに苦労しました。
ACアダプタが大きめ
重箱の角をつつくような指摘ですが、ACアダプタ本体が大きめなので電源タップによっては干渉するかもしれません。僕の場合一般的なコンセントにつけているので問題ないですが、間隔の狭い電源タップを使用している場合はご注意ください。
最初の1台におすすめしたいRe:CLEANの防湿庫
ミラーレス一眼カメラを購入してすぐにこのRe:CLEANの防湿庫を購入して2年が経ちましたが、まだ機材もたっぷり入り不具合もなく機能しているため大変満足しています。
このクオリティで10,800円の防湿庫は、他社ではあまり見たことがありません。ぜひミラーレス一眼カメラを購入した方の1台目の防湿庫として、このRe:CLEANの防湿庫をご検討ください!