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【セリア】300円ちょっとでカメラ(コンデジ)のドライボックス(防湿庫)を自作した話

突然ですが、カメラのメンテナンス、ちゃんとしていますか?

スマートフォンから写真に興味を持って、カメラを趣味にされた方の多くは保管の方法などあまり気にしないかもしれません。僕もそうでした。

しかし、色々な記事を見ていく中でカメラの保管も気をつけなければカビが生えてきたりする事実を知りました。

カビが生えると、修理に出す以外になかなか対処が難しいそうです。

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そもそもなぜスマートフォンは「防湿庫」に入れなくてもいいのか?

そういえば2年間ぐらいスマートフォンを使っていても、「カビが生える」といったことを特に意識しませんでした。日本は諸外国に比べかなり湿気が多い国なのに、なぜカメラは保管に気をつけなければいけなくて、スマートフォンは大丈夫なのか疑問でした。

それに対する答えが、先ほどのサイトに書かれていました。

だが、あるカメラマンによると「ふだんからカメラやレンズを使っていれば、防湿庫がなくても問題ない」とのこと。外に持ち歩けば、室内よりも湿気の少ない外気に触れられるし、屋外で撮影していれば太陽光に当たって殺菌効果も期待できる。

この「ふだんからカメラやレンズを使っていれば」がミソで、そういえばスマートフォンを外に持ち出さないことがないので気にしなくていいという結論にいたるのかなと思います。

僕はコンデジを毎日持ち歩いていますが、一眼レフを使っていらっしゃる方は写真が本業じゃなければ家に置いておきますよね。なので、保管することに対して気をつける必要があります。なので、湿気をうまくコントロールする「防湿庫」「ドライボックス」が必要になってくるわけです。

なぜあえて「自作」しようと思ったのか

「防湿庫」や「ドライボックス」は市販で売っていますが、僕の場合自作しました。

理由としては以下の3つが挙げられます。

一眼じゃないので、大きなものは必要ない

いろいろ調べたのですが、防湿庫ってでかいんですよね。。。

コンデジ2台入れるだけなので、あまり場所をとるようなものは邪魔になります。

ましてや運び出すこともままならなくなります。

なので、タッパーサイズ、むしろタッパーでいいんじゃないか説が浮上してきました。

市販の防湿庫は高い

ドライボックスなら2000円ほど、防湿庫なら2万円ちょっと出せば購入できます。

ただし、目的は「カメラにカビを生やさないこと」、この一点です。

カビを生やさないようにする手段として「湿度を適度に調整すること」「殺菌すること」が挙げられますが、「これは防湿庫でなくても果たせるのでは?」と感じました。

そう考えますと、市販の防湿庫では高すぎるかなと感じました。それならドライボックスでいいかなと思ったのですが、、、

ドライボックスでも「乾燥剤」が必要

防湿庫はコンセントに繋げば除湿してくれますが、ドライボックスは「乾燥剤」が必要です。

「乾燥剤」は除湿作用のあるもので、「シリカゲル」が広く使われています。ちなみにドライボックス自体は、通気性の少ないプラスチックの箱+湿度計です。

これを見て思ったのが、「タッパー」「湿度計」「乾燥剤」の3つが揃えば作れるということです。

もっといえば、100円ショップで揃えられるのではないかと考えるようになりました。

早速ドライボックスを作ってみました

そこで、早速自作でドライボックスを作ってみましたのでご紹介します。

ちなみに「セリア」ですべて揃えました。

まずは「タッパー」です。コンデジ2台を入れることを想定して、少し大きめのものを選びました。また、セリアのタッパーは透明度が高いというのも購入の決め手になりました。

次に湿度計です。湿度が「20%」ぐらいでキープされる状態ですと、レンズのコーティングが痛み出すといった弊害がありますので、監視できるように購入しました。

また、箱の中に入れるので、自立するものを選びました。

だいたい「40%~50%」がカメラ、レンズ保管に最適な湿度だそうです。

最後に防湿剤です。これが一番悩みました。

ダイソーにカメラ用をうたうものがあったのですが、5つもいらないというのと使用可能時間が6ヶ月ということで、ケースつきでかつ1年使用可能なセリアのものにしました。

ちなみに材質は「シリカゲル」のB型というものになります。

A型●1gあたりの細孔の表面積は約700㎡(畳452枚分)
●低湿度時の吸湿力に優れる
●吸湿容量が許すまで吸湿し続ける
●吸湿容量はB型シリカゲルより小さい
●放湿に150℃以上を要する
B型● 1gあたりの細孔の表面積は約450㎡(畳290枚分)
● 高湿度時の吸湿力に優れる
●湿度を約60%にコントロールする
●吸湿容量はシリカゲルAより大きい
● 湿度が下がると自力で放湿できる

B型はカメラの保管に最適とされていますが、その理由として「湿度をコントロールできる」という部分が挙げられます。

A型は湿度を可能な限り下げようとしますが、B型はある一定の湿度に達したら自力で放湿するようになります。だからこそ、幅広い防湿剤としてB型が選ばれているのですね。

ちなみにこちらがダイソーで売っている除湿シートです。
できたのがこちら!!

なんとコンデジ2台がジャストフィットで入りました。ちなみに手前にあるのが防湿剤で、左側が湿度計です。

除湿効果の検証

まず入れたばかりの状態。この時は55%ぐらいでした。

ちなみに部屋の湿度計も55%でしたので、ある程度正確に計測してくれているようですね。

1時間ほど放置したら、なんと45%にまで下がっていました。これは効果ありそうですね!!

ちなみにこの後放置していたら50%にキープされていました。

除湿と放湿のバランスが取れ、カメラにとって最適な湿度が保たれているということですね。

まとめ

これでセリアで防湿庫(ドライボックス)が自作できるということが証明できたと思います。

しかも今回はジャストフィットで、可搬性も高く、300円ほどで自作できてしまったということに非常に満足しています。

今回はあくまで「コンデジ」の場合ですので一眼レフを使用されている方は大きな防湿庫を購入した方がいいかもしれませんが、ぜひコンデジを使われている方は試してみてくださいね!

たいしょん

以上、300円ちょっとでカメラ(コンデジ)のドライボックス(防湿庫)を自作した話でした( ^ω^ )

追記

その後、カメラの防湿庫を購入しました。Re:CLEANの防湿庫のレビューもぜひご覧ください。

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Re:CLEAN 30Lレビュー|梅雨時のカメラやレンズのカビ対策にぴったりな防湿庫 2年間使用しているRe:CLEANの30L防湿庫をレビューします。ミラーレス一眼初心者におすすめです。

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