今回紹介するのは、全自動AIロボット掃除機、Narwal Freo X Ultraです。以前Narwal Freoについてレビュー記事を書きましたが、さらに機能をアップデートして帰ってきました。
ロボット掃除機を使っていると、よくこんなことが気になりませんか?
- 絡まった髪の毛を取ったりブラシのメンテナンスが面倒。
- 頻繁にゴミ捨てが必要。
- 掃除するたびにおもちゃやケーブルの整理が必要。
- 水拭き掃除のモップの洗浄が面倒。
こんな悩みに対処できるロボット掃除機が、Narwal Freo X Ultraです。ダストボックスの大容量化や、数cmのおもちゃも回避できるようになったりとかなり使い勝手が上がっています。
高いスペックが本当に使い勝手の良さにつながっているのか、メリットやデメリットを含め解説していきます!
5/17(金)~5/31(金)で30,000円OFFの早割キャンペーン実施中!
Narwal Freo X Ultraのスペック
Narwal Freo X Ultraのスペックを、従来型のNarwal Freoと比較しながら解説していきます。表の背景が水色になっている部分が、今回のアップデート部分です。
項目 | Narwal Freo | Narwal Freo X Ultra |
---|---|---|
価格 | 144,800円 | 159,800円 |
最大吸引力(Pa) | 3,000 | 8,200 |
メインブラシ | ゴム&毛ブラシ (別売りの専用ゴムブラシ有り) | 絡まりゼロのフローティングブラシ (TÜV & SGS 認証取得済み) |
ダストボックス/ダストバッグサイズ | 500ml | 900ml(付属ボックス) | 1L(使い捨てパック)
ゴミ・髪の毛圧縮機能 | ||
ごみ捨て周期の目安 | 3〜4週間 | 2〜3ヶ月 |
ダストボックス除菌乾燥機能 | ||
障害物回避 | LDSレーダー | ミリレベルの物体を検知可能 | トライレーザーセンサー
温度感知センサー | ||
Dirt Sense 1.0 | 一定以上の汚れた床を検知し、必要に応じてキレイ になるまで繰り返し水拭きをする | 一定以上の汚れた床を検知し、必要に応じてキレイ になるまで繰り返し水拭きをする |
Dirt Sense 2.0 | どこのエリアが特に汚れているのかを 自動判別 | |
カーペット性能 | 自動モップリフトアップ 12 mm | 自動モップリフトアップ 12 mm |
バッテリー性能 | 最大稼働時間 / バッテリー容量 約210分 / 5200mAh | 最大稼働時間 / バッテリー容量 約210分 / 5200mAh |
従来型のNarwal Freoが144,800円なのに対し、Narwal Freo X Ultraはかなりの機能アップデートがされているにも関わらず159,800円と15,000円の価格差です。20万円を超えてくると手を出しづらいですが、この価格差ならNarwal Freo X Ultraも十分候補になりますね。
まず吸引力ですが、最大8,200PaとNarwal Freoの3,000Paを大きく上回る数値です。今まで取れなかったカーペット上の細かなゴミまで、しっかり吸い取ってくれそうですね。
Narwal Freo X Ultraから搭載されたトライレーザーセンサーは、Narwal Freoに比べ回避力が160%向上しています。このセンサーのすごいところは、数cmの小さなおもちゃやケーブルも検知して回避してくれるところです。ロボット掃除機をかけるときはまず片付けから始めますが、おもちゃぐらいであれば避けてくれるのはかなり助かりますよね。
ブラシについては髪の毛が絡まらないゼロフローティングブラシを新採用し、ブラシ自体のメンテナンスが楽になっています。掃除したブラシはなるべく触りたくないものですが、Narwal Freo X Ultraなら良さそうですね。
ダストボックスはなんと吸い込んだゴミを圧縮し、さらに除湿、除菌、消臭までしてくれます。それでいてごみ捨て周期は3ヶ月前後とかなりの長期間です。長くゴミを溜めておくと臭いが心配ですが、消臭もしてくれるので安心ですね。
スペックが本物なのか、実際に使いながら検証していきますね。
開封・セッティング
まずNarwal Freo X Ultraが到着してから設置するまでを解説していきますね。Narwal Freo X Ultraは箱がかなり大きく、二重になっていますので横に倒して引っ張って取り出しました。
箱から開封すると下記の付属品が入っています。
- ロボット掃除機本体
- ステーション
- 清水・汚水タンク
- 説明書
- 洗浄液 x 1
- 使い捨てダストパック x 3
- 繰り返し使えるダストパック x 1
- モップ
- サイドブラシ
ステーションが一番重たいですが、両サイドに手持ちできるくぼみがありますので結構軽々と持てました。
ステーションを設置してロボット掃除機の電源を入れ、ステーションの電源も入れればとりあえず準備完了です。
水拭きをする方は、清水タンクに水道水を入れること、そして付属の洗浄液をステーション内部にセッティングすることを忘れないようにしましょう。
ステーション部分に操作パネルがありますが、家のマークを押すとロボット掃除機がステーションから出てくれてブラシの交換やダストボックスの出し入れがしやすいです。
Narwal Freo X Ultraのメリット
僕の自室をNarwal Freo X Ultraで掃除しながら、まずはメリットを中心に解説していきます。
- 各モードでAI清掃ができ細かな設定が不要に
- 優秀な水拭き清掃で清潔ピカピカな床に
- 2つのダストボックスを使い分けできる
- ゼロフローティングブラシでメンテナンスフリーに
- 動作音が静か
各モードでAI清掃ができ細かな設定が不要に
Narwal Freo X Ultraの一番のメリットは、細かな設定不要で確実に清掃できる点です。すべてのモードでAI清掃ができるので、例えば汚れている部分を重点的に清掃し適した吸引力に自動で設定してくれます。具体的には、下記の4項目を自動で判定して清掃してくれます。
- お掃除回数
- 吸引の強さ
- 隅っこの清掃度合い
- 水拭き水分量
自分で設定するより正確なので、より確実にきれいにできますよ!
優秀な水拭き清掃で清潔ピカピカな床に
Narwal Freo X Ultraは、吸引だけではなく水拭き清掃もできます。しかも、ただ水拭き清掃ができるだけじゃないところが魅力ですね。
- 独自のおにぎり型のモップブラシで隙間なくきれいに水拭き清掃ができる。
- カーペットは濡らさないようモップが上がる仕様。
- モップの洗浄と乾燥に対応。
- 清水と汚水に分かれたタンクでメンテナンスが楽。
まずおにぎり型のモップブラシは、従来のNarwal Freoを引き継いでいます。円形のモップと違い中心部分が重なるので、まんべんなくしっかり水拭きができます。
モップはただ回転するだけではなく、押し込みながら床を掃除してくれるので手で雑巾がけをしたような拭きあがりになりますよ。
ベッドの下とか、ただでさえ掃除機も面倒な場所を水拭き掃除できるのはかなり便利です。
水拭きモードにしていてもカーペットを自動認識し、濡れないようにしてくれるのでモップを外さなくても安心なのはいいですね。
Narwal Freoアプリのマップ上では、カーペット部分が格子状に表示され水拭きを回避していることが分かります。ロボット掃除機によってはカーペットも濡らしてしまう、あるいはモップをつけたらカーペットは清掃しない機種があるので、Narwal Freoのこの仕様はかなり助かっています。
水拭きに使う水のメンテナンスも簡単です。汚水と清水の2つのタンクに分かれており、清水側のタンクに水道水を入れ、汚水タンクに洗浄後の水が溜まっていきます。
1時間ぐらい水拭き清掃し終わった時の汚水タンクの状態がこちらです。
きれいにしていたつもりが、床がかなり汚れていたみたいですね。
この汚水かなり臭そうですが、実は付属のフロアクリーナーで自動洗浄された状態の水が汚水タンクに貯まるので数日ぐらいであればレモンのいい香りがします。本来フロアクリーナーはモップの殺菌・消臭が目的ですが、汚水を捨てる際のニオイ対策にもなっていて一石二鳥ですね。
2つのダストボックスを使い分けできる
ロボット掃除機のダストボックスは、基本的に使い捨てか中身を捨てて繰り返し使えるタイプの2種類ですよね。僕の場合は新しくダストボックスを買うのが面倒なので、繰り返し使えるタイプがいいと感じています。
とはいえゴミを触りたくないので、使い捨てもいいんですよね。
そんな方向けに、Narwal Freo X Ultraは使い捨てタイプと中身を捨てて繰り返し使えるタイプの2種類のダストボックスが使えるようになっています。
使い捨てタイプのダストボックスは1Lタイプが3つ同梱されていますので、1年分は使えます。メンテナンスの楽さを取るか、繰り返し使えて経済的な面を取るかで使い分けできるので今までにないロボット掃除機ですよね。
個人的に乾燥したホコリや髪の毛が中心なら繰り返し使えるタイプ、落ちた食べ物や雑菌が多そうなゴミなら使い捨てタイプがいいかなと思ってます。
ゼロフローティングブラシでメンテナンスフリーに
髪の毛が絡まらないゼロフローティングブラシを新採用したNarwal Freo X Ultra、本当に髪の毛が絡まっていないのかチェックしてみました。
下記の写真は1時間部屋を清掃したあとに取り出したNarwal Freo X Ultraのブラシです。1本ぐらい髪の毛が絡まっていないかなと確認しましたが、本当に1本も髪の毛が絡まっていませんでした。
そもそも部屋に髪の毛が1本も落ちていなかったのでは?とダストボックスも確認しましたが、ダストボックス内にはしっかり大量の髪の毛が入っていたので実力は本物ですね。
高い回避性能でおもちゃを回避してくれた
ミリレベルの物体を検知できるトライレーザーセンサーの実力を検証するために、ねんどろいどのフィギュアを置いてみました。小さいとはいえ7,000円ほどするので、ぶつかって傷がついたら凹みます。
結果はどうだったかというと、Narwal Freo X Ultraがフィギュアを検知してしっかり回避してくれました。
このときは壁際を掃除してくれていたのですが、フィギュアを中心に回って再度壁際の清掃に戻るような動きで回避してくれたので掃除残しが最低限で済んでいます。
お子さんがおもちゃを散らかしていても安心ですね!
動作音が静か
今回は下記の2つの動作音を検証しました。
- 清掃&水拭き時の動作音
- モップ洗浄時の動作音
まず清掃&水拭き時の動作音は、30dB前後で比較的静かな音でした。30dBは鉛筆で紙に書いている程度の音ですね。
モップ洗浄時の動作音は40dB前後で、同じ部屋にいると若干気になる騒音ですが数分で収まるのでそこまで気になりません。むしろステーションにゴミ集塵機能がないおかげで静かなぐらいです。
このあたりの数値は従来機種のNarwal Freoと同等でした。
Narwal Freo X Ultraのデメリット
Narwal Freo X Ultraのデメリットは、下記の2点です。
- 最大の吸引モードにするにはモップを触って外す必要がある
- 1cm程度の細長い脚にはぶつかりやすい
最大の吸引モードにするにはモップを触って外す必要がある
Narwal Freo X Ultraは最大8,200Paという強力な吸引力ですが、この吸引力を実現するにはモップを外して吸引モードのみで運用する必要があります。
モップは自動洗浄されて比較的清潔ですが、一度水拭きしたモップを手で触って外すのは若干抵抗があるかなといった感じです。本体にモップを格納するタイプのロボット掃除機もありますが、逆にメンテナンスしづらかったりするのでここは妥協するしかないかなと割り切っています。
1cm程度の細長い脚にはぶつかりやすい
Narwal Freo X Ultraが搭載しているセンサーは確かに小さなフィギュアでも回避してくれるほど優秀ですが、苦手なものも存在します。例えば幅1cm程度の細長い脚は、頻繁にぶつかっていました。
また、例えば下記のように家具と家具の間の通れそうで通れないスペースがある場合は何度か通ろうと角にぶつかっていました。
上記の部分は他社のロボット掃除機も同じなので、あまり気にしなくても良さそうです。
まとめ:清掃もメンテナンスも楽したいならNarwal Freo X Ultra
Narwal Freo X Ultraを実際に使ってみましたが、清掃もメンテナンスも楽したいならNarwal Freo X Ultraだなって感じました。事実楽ですもん。
ロボット掃除機は機能が増えるほどメンテナンスが面倒です。例えば水拭き掃除をする場合は、モップの洗浄や交換が面倒だったりします。さらに機能が増えれば、操作も複雑になっていくのが普通です。
Narwal Freo X Ultraはモップの自動洗浄をやってくれますし、洗浄液で殺菌までしてくれます。洗浄液で殺菌できる機種は、有名どころだとNarwal Freoシリーズのみです。性能も高いですが、AIのおかげでほぼ自動的に適した清掃設定にしてくれます。面倒くさがり屋な僕でも、今では積極的に水拭き清掃を使うようになりました。
面倒なことは嫌!でもしっかり水拭きもしたいって方はNarwal Freo X Ultraめっちゃおすすめです!
- 各モードでAI清掃ができ細かな設定が不要に
- 優秀な水拭き清掃で清潔ピカピカな床に
- 2つのダストボックスを使い分けできる
- ゼロフローティングブラシでメンテナンスフリーに
- 動作音が静か
- 最大の吸引モードにするにはモップを触って外す必要がある
- 1cm程度の細長い脚にはぶつかりやすい
5/17(金)~5/31(金)で30,000円OFFの早割キャンペーン実施中!