本記事では、3200ANSIルーメンという圧倒的な明るさを持つ4Kプロジェクター、Dangbei Mars Proをレビューします。昼間の明るさでも十分実用的で、HDR10+やHLGなど最新規格にも対応しています。
- Dangbei Mars Proの特徴
- Dangbei Mars Proを実際に使ったレビュー
- Dangbei Mars Proをおすすめできる人
映画を観るなら大画面で映せるプロジェクターが適していますが、ただ大きく映せるだけではなく明るさや色味、音質の良さも重要です。
もちろん性能が上がればその分コストも上がりますが、今回紹介するDangbei Mars Proは3200ANSIルーメンという圧倒的な明るさを誇りながらセール時には20万円を切る価格で手に入るハイコスパ機です。
本来なら30万円を超えてくるクオリティの性能が20万円で手に入るってすごいですよね。
プロジェクターがあれば大好きな映画やアニメ、ゲームを大迫力で楽しむことができ、白いスクリーンさえあればホームシアターをこれ一台で完結できるのでお手軽です。
これまで様々なプロジェクターをレビューしてきた僕が、実際に使ってみて感じたことをレビューしていきます。
- 3200ANSIルーメンの明るさで昼間でも使える
- 20dB前後の静音性で映像に集中できる
- 自動補正機能で設置して面倒な手動補正は不要
- 10Wスピーカーで大迫力な音を楽しめる
- バッテリーは内蔵していない
- Google Play Storeには対応していない
理由を問わず40日間の返金保証あり!まずは気軽にお試しください。
Dangbei Mars Proの特徴
Dangbei Mars Proの特徴、スペック、同梱品を下記のようにまとめました。
- HDR10+HLGに対応するためのTrue 4K UHDで驚異な透明さ&色彩を実現します。
- 「Dangbei AI Realistic Pro 画像エンジン」がリアルタイムで画質を最適化し、最大200インチで息を呑むような画像の美しさを提供します。
- レーザーによる3200ANSIの明るさと最高規格のALPD(Advanced Laser Phosphor Display)技術により、日没前の明るさや照明をつけたままで見ることができます。
- 4種類のインテリジェントな自動調整機能がこの一台に詰め込まれています。シームレスなオートフォーカス&上下左右45度自動台形補正機能により、鮮明できっちりとした画像を瞬時に映し出します。
- 10Wのデュアルスピーカーを搭載し、DolbyAudio & DTS-HD Master Audioに対応しています。
- 26デシベル以下まで抑えた動作音によって没入感のある視聴体験を提供します。
デザイン
外観のデザインは黒と金色の文字がアクセントになっており、無骨ながらおしゃれなデザインです。ボディには航空機用のアルミニウムを採用し、剛性が高いです。正面には補正用のセンサーがあり、投影面の台形補正やピント調整ができます。
日本のグッドデザイン賞やRed Dot Awardなど権威のあるデザイン賞を受賞しています。
スピーカーグリルはプラスチック製で、この中に10WのDolbyオーディオ対応のスピーカーが内蔵されています。
背面のインタフェースは充実しており、eARCに対応したHDMI端子も搭載しているため、Dolby TrueHDやDTS-HD Master Audioといった高品位音声の再生も可能です。
底面はゴム足があるため、デスクに置いてもインシュレーターの役割を果たし共振による音質の低下を防げます。また、三脚穴がありますので、プロジェクター用の三脚などに取り付け可能です。
天井吊りにも対応しています。
リモコンはボタンが少ないシンプルな仕様で、直感的に操作しやすくなっています。電池は単4電池2つで駆動しますが、電池は付属していないので自分で用意する必要があります。
Dangbei Mars Proを実際に使ったレビュー
昼間でも明るい3200ANSIルーメン
Dangbei Mars Proは、昼間の使用でも実用的な明るさの3200ANSIルーメンです。実際に昼間に室内の電気もつけた状態で使用しましたが、日光や照明の明るさに負けないほど明るく表示できました。
参考までに900ANSIルーメンのXGIMI Halo+を昼間に使ってみましたが、比較にならないほど暗くさすがに昼間の使用には耐えられません。
昼間の使用なら3200ANSIルーメンあれば十分です。
音質は10Wスピーカーで迫力がある
Dangbei Mars Proは10Wのスピーカーを内蔵しており、迫力も十分です。8畳の部屋ですが、ボリューム60%ぐらいで部屋全体が音に包まれているかのような感覚を味わえます。
音質の特徴は中音域にピークがあり、特に人の声が聴き取りやすいチューニングなのでドラマや映画にはぴったりです。箱鳴り感があり音の定位や解像感はそこまで高くないのですが、映像を見ながらだと特に気になりません。
映画やゲームなら迫力のある音で楽しめます。
自動台形補正とオートフォーカスで設置が楽
プロジェクターは壁に投影する都合上、テレビとは違いピント調節や台形補正が必要です。安いプロジェクターの場合その調節をすべて手動で行わなければいけないので大変なのですが、Dangbei Mars Proは以下の4つの自動補正に対応しています。
- オートフォーカス・・・自動でピントを合わせてくれる
- スマート障害物回避・・・投影面に障害物があったら避けてくれる
- スマートズーム調節・・・画面を適切なサイズに調整してくれる
- 自動台形補正(水平・垂直方向に45°まで対応)
つまり置いて電源を入れただけでベストな状態で映像が見れます!
下記の画像はオートフォーカス、スマート障害物回避、自動台形補正を同時に実行している様子ですが、わざと障害物を入れて補正すると障害物を検知してぎりぎり被らないように回避していることが分かります。ちなみに補正にかかった時間はわずか5秒。
また、スマートズーム機能も試してみましたが、プロジェクターの位置を変えなくても画面のサイズを拡大・縮小できますので天井吊りなどプロジェクターの位置を変えられない場合でも理想的なサイズに調整しやすいと感じました。
手動での補正はかなり面倒なので、Dangbei Mars Proの充実した補正機能はかなり助かります。
ゲーム時の遅延は20msで低遅延
Dangbei Mars Proは20msの低遅延入力に対応しているため、ゲームにも最適です。比較しやすいよう、ゲーミングモニターや競合する他社のプロジェクターとも数値を比較してみました。
機種 | 遅延 |
一般的なゲーミングモニター | 1ms |
REGZA X9900L(有機ELテレビ) | 2.4ms |
Dangbei Mars Pro | 20ms |
XGIMI HORIZON Pro | 35ms |
応答性能にシビアな格闘ゲームやFPSゲームをするのには若干心もとないですが、グラフィックのきれいなオープンワールドRPGなどなら違和感のない数値です。
また、プロジェクターとしては遅延はかなり少ない機種なので、Dangbei Mars Proはゲームをプレイする方におすすめできる機種です。
ファンの騒音は20dB前後でかなり静か
ファンの騒音は、20dB前後でかなり静かに感じました。参考までに、同じく4KプロジェクターのXGIMI HRIZON Proは30dBほどでしたがかなり騒音が気になっていました。
ファンの騒音が静かであればあるほど作品の鑑賞に集中できるので、Dangbei Mars Proの静音性はかなり魅力に感じました。
一部Android TV用アプリも利用可能
Dangbei Mars ProはGoogle Play Storeに対応していませんが、Emotn storeアプリから一部Android TV向けのアプリをインストール可能です。
- Youtube
- Tiktok
- Hulu
- U-NEXT
- FOD
- DAZN
- Abema TV
- NetFlix
- Amazonプライムビデオ
- Apple TV
アニメをよく見るのでdアニメやDMM TVがインストールできないのは辛いですが、Dangbei Mars Proを注文するとAndroid TVに対応したストリーミングドングルがついてきますので、併用すれば可能です。
ストリーミングドングルだけでも1万円を超えるので、それが無料でついてくるのはお得ですね。
Dangbei Mars Proをおすすめできる人
Dangbei Mars Proをおすすめできる人は、最高画質のプロジェクターを昼間も使いたい方です。
もちろんプロジェクターは夜に使うのがベストですが、Dangbei Mars Proの明るさなら昼間の明るさでも常用できそうなぐらい見やすいです。最近ではテレビを置かない方も多いですが、テレビの代わりに大画面のプロジェクターを置けばゲームも映画もかなり大迫力で楽しめますのでおすすめです。
ちなみにPIXELA Xit AirBoxを使えば、プロジェクターでも地上波放送を楽しめますのでおすすめです。
Dangbei Mars Proのレビューまとめ
Dangbei Mars Proをレビューしました。プロジェクターの中で画質は間違いなくトップクラスです。画質だけではなく、ゲーム時の入力遅延や騒音の少なさも競合のプロジェクターより優れています。
自分だけではなく家族や友人と映画鑑賞やゲーム大会をしたり、思い出づくりにぜひプロジェクターを使ってみてくださいね。
理由を問わず40日間の返金保証があるので、とりあえずレンタルしてみようかなという感覚で気軽にお試しください!
※返品に関する内容はAmazonの製品販売ページでご確認ください。