どうも、ガジェット大好きなたいしょんです!
ホームシアターって夢がありますよね。緊急事態宣言中は映画館に行くことも躊躇してしまい、NetflixやHuluを契約して家で映画をよく観ていました。
また、PS4 ProやNintendo Switchも購入し、ゲームも家で楽しむようになりました。ただ、何か物足りないと感じることがあります。
もっと大画面で観たい。
今回XGIMI HORIZON ProをXGIMIさんからお借りすることができましたので、XGIMI HORIZON PROでどのような体験を得られるのか、徹底レビューしていきます。
VGP2021 SUMMERで2冠に輝いた、今最も熱いプロジェクターです。ちなみに芸能人のつるの剛士さんも使っているモデルです。
結論から言うと、100インチでも発色がくっきりで満足感が高いです!
- 2200ANSIルーメンと100インチを超える圧倒的な映像体験が楽しめる
- Harman/Kardon社の独自チューニングで臨場感がある
- Android TV10を搭載
- 様々な自動補正機能が便利
- ゲームモード搭載で遅延も35msと少ない
- バッテリーを内蔵していないのでアウトドアには不向き
- 無音時の排気音は気になる
プロジェクターで変わる毎日のエンタメ
XGIMI HORIZON Proが家に届いて、正直テレビもあるのでそんなに使わないだろうと思っていました。
しかし、日常的にYoutubeやゲームなど、映像コンテンツを楽しんでいる自分にとって100インチという画面サイズは魅力的で、今では毎日の生活に欠かせないものとなっています。
Youtube動画は大画面で迫力抜群
ライブ映像もテレビを上回る臨場感と迫力でノリノリ
ゲームも色あざやかで迫力抜群
フィットネスもプロジェクターならより楽しく続けられます。
天井もスクリーンに早変わり
プロジェクターのある生活、結構楽しいですよ!
開封・付属品レビュー
では早速、開封と付属品紹介をしていきます。
XGIMI製品はMogo Pro+もそうでしたが化粧箱がシンプルでおしゃれです。
付属品はプロジェクター本体を含め、下記のものが揃っています。
- XGIMI HORIZON Pro本体
- アダプタ
- リモコン
- 電源コード
- 取扱説明書
- 保証カード
取扱説明書は、しっかり日本語でイラストも交えながら丁寧に解説されていました。
電源アダプタは結構大きいです。サイズは大体iPhone 13 Proより一回り大きいサイズでした。液晶テレビもこれぐらい大きなアダプタが付属していますよね。
リモコンはボタンも少なくシンプルです。シルバーの金属と黒のツートンカラーで、高級感があります。
リモコンは単4電池2本で駆動します。電池は輸送での安全性を考慮し、付属していないということでした。
ボタンをよく見てみると凹凸があり、慣れてくるとリモコンのボタンを見なくても操作できるようになります。パソコンで言う、ブラインドタッチですね。
プロジェクターは基本的に暗い場所で使用するので、リモコンを見なくても操作しやすいようボタンに工夫が見られている点はよく考えられていると感じました。
外観・設置レビュー
ここからは外観を見ていきます。
金属のスペースグレーの外装で大人なデザイン
外装はスペースグレーのような落ち着いた高級感のある金属製です。
本体を囲むように空けられたパンチホールは、音の広がり、排熱効果といった機能面と、見た目のアクセントとしての役割を兼ね備えています。
背面のポートはHDMIを始め、動画視聴に重要なネットワーク接続の安定性を高めるLANポートも備えています。
Nintendo SwitchやPS5といったゲーム機や、PCとの接続も可能です。
- DC x 1
- HDMI 2.0 x 2
- USB 2.0 x 2
- LAN x 1
ヘッドホン出力や、スピーカーでよく用いられている光デジタル接続にも対応しています。
- ヘッドホン x 1
- 光デジタル x 1
上部はリモコンを使わなくてもボリューム調整や再生、電源を入れるといった操作が可能な操作パネルがあります。
底は三脚穴がありますので、三脚に固定して設置することも可能です。また、四つ角にゴム製の脚がついていますので、設置したときに大音量による共振も起こりづらく安定感があります。
サイズはiPad mini 6を重ねるとこのような感じです。高性能なプロジェクターにしては、コンパクトに見えます。
サイズ(高さx幅x奥行) | 208.4*218.4*136.2mm |
重量 | 2.9kg |
重量は約3Kgで、サイズからするとずっしり感じますが両手で軽々と持てる重さです。
設置レビュー
開封をしたので、早速XGIMI HORIZON Proを設置してみます。上記のイメージのように置いて使用することもできますが、例えば天井吊りで使用することも可能です。
僕の家の場合天井吊りはできませんので、三脚を使用して設置することにしました。
使うときだけ設置する使い方の場合、このようにクイックリリースシューがついた三脚だと取り外しが楽でおすすめです。
僕はブツ撮り用でも使用しているコンパクトで安価な「ベルボン EX-Macro」を使用しています。
このように天井に投影したい場合でも、しっかり支えてくれます。
また、三脚穴に差し込むことすら面倒な場合は「サンコーカメラ三脚用ノートPCデスク」と組み合わせればプロジェクター本体を置くだけでセッティングが完了するのでおすすめです。
このように斜めにしても、プロジェクター本体とバンドが噛み合ってくれるのでずれません。
設置する距離は壁から2.65mでしたが、この距離なら100インチの大きさまで投影できます。仕様上最大300インチまで投影可能ですが、一般家庭では150インチ前後が限界かもしれません。
各距離とインチ数の関係は下記の表のとおりです。
壁との距離(m) | 投影サイズ(インチ) |
0.79 | 30 |
1.6 | 60 |
2.13 | 80 |
2.66 | 100 |
3.19 | 120 |
3.99 | 150 |
一度お部屋で距離を測ってみてください。もしかしたら150インチ投影も夢じゃないですよ!
使用感レビュー
ここからは、実際にXGIMI HORIZON Proを使用してみて感じた魅力をご紹介していきます。
2200ANSIルーメンと100インチを超える圧倒的な映像体験
XGIMI HORIZON PROを使ってみてまず感じたこと、それは…
でかくて迫力がすごい!画質が半端ない!!
人間は本当にすごいものを見ると語彙力が崩壊しますが、まさに今回はそんな感じです。サイズ感は下記のようなイメージで、とにかくでかい。
Mogo Pro+を使っていたからこそ感じるのですが、100インチ相当でも光量落ちがほぼ無くまるで壁にテレビを埋め込んだかのような体験でした。
100インチ相当のテレビなんて都心の家電量販店ぐらいにしか置いてないので、そんな大画面が家で楽しめるわけです。すごい時代になりました。
仕様は下記のようになっています。
仕様 | 内容 |
---|---|
ディスプレイ | DLP |
ディスプレイチップ | 0.47インチDMD |
標準解像度 | 3840 x 2160 (4K) |
最大対応解像度 | 4096*2160 @ 60Hz |
輝度 | 2200 ANSI ルーメン |
ランプタイプ | LED |
ランプ寿命 | 25,000 時間 |
画像エンジン | X-VUE 2.0画像エンジン MEMC HDR 10 x HLG AIの明るさ調整 |
画像サイズ | 30’’ – 300’’ |
WiFi | デュアルバンド 2.4/5GHz, 802.11a/b/g/n |
2200ANSIルーメンは輝度の指標です。この数値が高ければ高いほど明るい映像を投影できるのですが、なんと数値上では僕が今まで使用していたMogo Pro+の300ANSIルーメンの約7倍明るいことになります。
その他にも、様々な画像処理機能が作用しています。
- X-VUE 2.0画像エンジン・・・10BitでDCI P3 110%に対応。色の鮮明さやリアルさを向上させてくれる画像処理エンジン。
- MEMC・・・フレーム補完技術で30fpsを60fpsにしてくれる。
- HDR 10 x HLG・・・高いコントラストで映像表現が可能。
最新の画像処理エンジンにより、鮮やかな色味やHDRの高いコントラストを実現しています。
昼間でもカーテンを閉め切ればこのように100インチでも鮮明な映像が投影できました。僕はフィットボクシングをやっているので、プロジェクターで投影してゲームセンター感覚で楽しんでいます。
これだけ明るいので、壁だけではなく天井に投影してもくっきり映ります。
星空を投影してみたり、寝ながら天井で動画を観るのも十分楽しめますよ。
Harman/Kardon社の独自チューニングで臨場感がある
映像もすごいですが、実は音質にもこだわって作られています。
「Harman/Kardon」という、高級車のスピーカーにも採用されるようなオーディオメーカーが監修した8Wのスピーカーが2基付いています
仕様 | 内容 |
---|---|
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
サウンドシステム | Dual 8W Harman / Kardon Speakers DTS-HD & DTS Studio Sound Dolby |
本音をいえば、音のバランスはサウンドバーの「SR-C20A」より好みです。
重低音はそこまで深く出ませんが、声の鮮明さや高音の透明感があり聴いていて心地よい音質です。
Mogo Pro+のレビューを書いた際は「高音域と低域がおとなしめで中域(人の声など)に音のピークがあるようなチューニング」と満足いく音質ではなかったのですが、XGIMI HORIZON Proはエントリーのサウンドバー並にいい音質と感じました。
また、DTS Studio Sound 技術によるサラウンドにも対応しており、映画を視聴した際の臨場感も十分です。
個人的にスピーカー単体でも使いたいと思わせてくれる満足な音質です!
もちろんBluetoothやアナログ接続にも対応していますので、夜寝る前など周りに配慮して静かにしたい時はヘッドホンを使用することも可能です。
Apt-xなど高音質コーデックには対応していませんが、有線・無線接続ともに音の遅延は気になるほど感じられず、優秀です。
Android TV10を搭載
XGIMIのプロジェクターはAndroid TVを内蔵していますが、XGIMI HORIZON Proでは最新のAndroid TV10がプリインストールされています。
僕はSONYのテレビを使っているので馴染みがあるのですが、スマートフォンでも有名なAndroidがテレビに入っているということで、アプリの拡張性が高いです。
有名なVODならほぼXGIMI HORIZON Pro内で楽しめます。
- U-NEXT
- ABEMA TV
- Amazon Prime Video
- Netflix
- dTV
- TSUTAYA TV
- Youtube
- Hulu
- FOD
- DAZN
また、AndroidなのでGoogleアシスタントも使えます。
例えばリモコンのGoogleアシスタントボタンを押して、「Youtube見せて」といえばYoutubeアプリが立ち上がってくれます。「音量を上げて」「30秒早送りして」など、プレイヤー機能に対する指示も音声操作で可能です。
「OK,Google」と声を出さなくてもいいので、他のデバイスのGoogleアシスタントと干渉せず、かつ確実にGoogleアシスタントを起動させられ便利です。
これ以外にも天気や計算など、Googleアシスタントでできることは大体できます。
様々な自動補正機能が便利
XGIMI HORIZON Proは画質も音質もAndroid TVによる機能性も抜群ですが、様々な補正機能の便利さも見逃せません。
例えばAIによる「障害物検知機能」です。このように投影する場所に障害物があると、観るときに邪魔ですよね。しかし家によっては、タンスなどどうしても移動させることが難しい障害物もあるでしょう。
XGIMI HORIZON Proは、投影する場所に障害物があった場合自動で判別し重ならないように補正してくれます。
それだけでなく、ピントの調整や台形補正も自動で行ってくれます。台形補正は水平方向も垂直方向も補正してくれるので、楽です。
自動補正後はこのように「高精度補正」で最終調整が可能です。自動補正の精度は高いですが、たまに投影映像が少し小さめに表示されることもあるので、手動補正も重要です。
自動補正機能に慣れてしまうと他のプロジェクターが使えないぐらい便利なので、魅力的です!
ゲームモード搭載で遅延も35msと少ない
XGIMI HORIZON Proはゲーマーにも配慮しており、「ゲームモード」を搭載しています。遅延は35msです。参考として、画質優先のテレビは100ms前後のものが多いです。
遅延が少ないと何が良いのかというと、コントローラーから入力された信号が映像に早く反映されるため、リズムゲームやFPSなどタイミングが重要なゲームで有利になります。
僕はNintendo Switchで大乱闘スマッシュブラザーズを遊んでみましたが、気になるほどの遅延は感じられませんでした。
デメリット
ここからは、XGIMI HORIZON Proを選ぶ際のデメリットをご紹介します。
バッテリーを内蔵していないのでアウトドアには不向き
実はXGIMI HORIZON Proは、バッテリーを内蔵していません。
つまりXGIMI Mogo Pro+のように単体でキャンプなどアウトドア用途で持ち運ぶには不向きです。
もちろんキャンプではポータブル電源を持ち運ぶことで使用可能になりますし、XGIMI HORIZON Proのスペックからすると室内利用が前提でこれ以上重く大きくなることは避けたいのでバッテリーを無くしたのは懸命な判断だったかもしれません。
無音時の排気音は気になる
排気音は30dBで静かだと聞いていたのですが、最初は扇風機の中ぐらいうるさくて気になりました。Mogo Pro+ではそこまで気にならなかったので、その分冷却性能が高いのだと感じています。
動画の音が鳴り始めれば気になりませんし、4Kで2200ANSIルーメンという怪物スペックなのでかなり冷却しないと厳しい点で見れば仕方ないかもしれません。
ただしゲームなど、プロジェクターと自分の距離を2m前後取ればそこまで気になりませんでした。
XGIMI HORIZONとXGIMI HORIZON Proの比較
XGIMI HORIZON Proは4Kモデルですが、そのフルHD版にあたる「XGIMI HORIZON」があります。
仕様は下記の通り、4KかフルHDかの違いと見た目の色の違いのみです。
仕様 | XGIMI HORIZON Pro | XGIMI HORIZON |
---|---|---|
ディスプレイ | DLP | DLP |
ディスプレイチップ | 0.47インチDMD | 0.47インチDMD |
標準解像度 | 3840 x 2160 (4K) | 1920 x 1080 (1080P) |
最大対応解像度 | 4096*2160 @ 60Hz | 4096*2160 @ 60Hz |
輝度 | 2200 ANSI ルーメン | 2200 ANSI ルーメン |
ランプタイプ | LED | LED |
ランプ寿命 | 25,000 時間 | 25,000 時間 |
画像エンジン | X-VUE 2.0画像エンジン MEMC HDR 10 x HLG AIの明るさ調整 | X-VUE 2.0画像エンジン MEMC HDR 10 x HLG AIの明るさ調整 |
画像サイズ | 30’’ – 300’’ | 30’’ – 300’’ |
WiFi | デュアルバンド 2.4/5GHz, 802.11a/b/g/n | デュアルバンド 2.4/5GHz, 802.11a/b/g/n |
参考価格(楽天) | 176,880円 | 129,000円 |
フルHDでより安いほうが良いという方は、XGIMI HORIZONもご検討ください。
ただしプロジェクターは長く使うものですし、Youtubeやゲームで4Kコンテンツは今後増加する一方です。
将来を見据えて長く使いたいという方は、XGIMI HORIZON Proが最良の選択でしょう。
XGIMI HORIZON Proは4Kホームシアターの決定版
4Kで100インチの大画面を自宅で初めて体感しましたが、お借りして1ヶ月経った今でも感想は変わりません。
でかくて迫力がすごい!画質が半端ない!!音質も最高!!!
大画面で投影できるプロジェクターは以下のようなコンテンツと相性バツグンです。
- アクション映画など映像も音も迫力のある映像
- 4KでHDR対応のゲーム
- 臨場感のあるライブ映像
一人で楽しむのもありですし、家族やご友人でワイワイ楽しむときも大画面のほうが見やすくてより迫力のある映像が楽しめます。
価格は176,880円と高く感じますが、XGIMIではAmazonや楽天市場で頻繁にセールを実施していますのでよりお得に購入することも可能です。
また、使用の有無、理由に関わらず30日間の返品保証もありますので、高価な買い物なだけに自分に合わなかった場合でも安心できますね。
長く使うものは、高くても後悔のないスペックで楽しんだほうが日々の満足感も変わります。ぜひ1度体感してみてください!
もしXGIMI HORIZON Proと他の4Kプロジェクターで比較して検討したい方は、「20万円以下の4Kプロジェクターを比較!ホームシアターに最適なプロジェクターの選び方とは?」の記事もごらんください。