この記事では、近年日本に上陸したドイツの老舗メーカー、LINDY(リンディー)がどんなメーカーなのかを紹介していきます。ベルキンやAnkerなど、数多くのパソコン周辺機器メーカーが日本に参入しています。その中で、技術立国ドイツを代表する老舗メーカーのLINDYも日本に上陸しました。
知名度こそ日本であまりありませんが、かなり歴史のあるメーカーで技術力も高いです。
実際にHDMIケーブルを提供いただきましたので、LINDYの紹介を含めレビューしていきます!
LINDYは90年の歴史を誇るドイツのパソコン周辺機器メーカー
LINDYは1932年、ドイツのヴロツワフ(Breslau)町にある小さなアパートで創業を始めました。第二次世界大戦が原因で休業をするなど困難を乗り越え、コンピューター用ケーブルからオーディオまで手掛ける老舗パソコン周辺機器メーカーとなっています。
日本を代表するパソコン周辺機器メーカー、エレコムは1986年創業なのでかなり老舗なのが分かりますね。
1980年から現在に至り、ドイツの本社から始め、イギリス、イタリア、スイス、フランス、アメリカ、オーストラリアなど各国に事業展開を行い、全世界14国に海外拠点があります。日本法人であるリンディー・ジャパンはは平成31年に設立されたばかりで、まだ知名度は高くありません(恥ずかしながら僕も最近知りました)。
ドイツと言えばメルセデス・ベンツやBMWなどの高級車、ライカなどの精密機械が有名ですが、そのような名だたる企業と共に「Germany Brand」を支えてきたのがLINDYです。
LINDYで扱っている製品の種類
LINDYでは、大きく分けて下記の5種類の製品を手掛けています。
- ケーブル・アダプター
- ビデオ系 – 分配器/切替器/エクステンダー/ マトリックス スイッチ/ビデオウォール
- オーディオ系 – 分配器/切替器/エクステンダー
- モニターアーム
- ポートブロッカー
ケーブル・アダプターだけでも400種類以上の幅広いラインアップを手掛けており、エントリーモデルからハイエンド製品まで多くのニーズに合わせた製品を排出しています。特にケーブルに強みを持つLINDYは、コネクタのメッキ加工にも他社にはないこだわりを持っています。また、モニターアームをより有効活用できるよう撮影用のアームをオプションで用意するなど、業務レベルでも使えるようなハイクオリティな製品を出しています。
日本で言うエレコムやサンワサプライに近いですね。
LINDY CROMO LINE HDMIケーブルをレビュー
LINDYさんから今回提供いただいたのは、LINDYの中でも看板商品と言えるCROMO LINE HDMIケーブルです。早速チェックしていきましょう。
クロームメッキ加工でおしゃれさとノイズ抑制を両立している
LINDY CROMO LINE HDMIケーブルを見てまず目立つ特徴は、デザインです。コネクタ部分にクロームメッキ加工が施してあり、一般的なブラックのHDMIケーブルと違い高級感があります。テレビとかで使う場合は裏に隠れてしまうのでデザインにこだわりのない人からすれば気にならないかもしれませんが、プロジェクターなどHDMIコネクタ部分が見えるデバイスで使う時は気分が上がりますね。
他社ではなかなか見ないフルメッキ加工です。
高品位なシールドでフェライトコアがなくてもノイズを防げる
ケーブル部分はグレーで、クロームメッキ加工に合わせた配色になっています。線形経は6.5mmと若干太めですが、変なクセがつくこともなくしなやかで取り回しは比較的しやすいです。線材は錫メッキ銅を使用しており、酸化しにくいので高い導電性を維持してくれます。
また、ケーブルにはAL-MG編組シールドというアルミ合金とマグネシウム合金を合わせた頑丈な素材でカバーされており、フェライトコアなしでもノイズを遮断してくれます。
フェライトコアとは高周波の信号からノイズを吸収するフィルターで、EIZOの高品位なモニターなどに付属しているケーブルによくついていました。フェライトコアがないと一般的に何が起きるかというと、アダプタなどからハムノイズ、コモンノイズと言われる可聴域の音が出たりします。よくボイスレコーダーなどで電源機器や電源ケーブルが近いと混入するノイズですね。
フェライトコアを使えばノイズはある程度除去できますが、ケーブルの見た目は少し残念な感じになります。その分CROMO LINE HDMIケーブルはシールドでノイズを抑え込んでいるので、見た目もスッキリしていいですね。プロジェクターに接続して両者を並べてみると、フェライトコアがない分CROMO LINE HDMIケーブルの方がスッキリしています。
実際に使ってみる
CROMO LINE HDMIケーブルを実際に使ってみました。テレビのARC対応のHDMI端子、そしてAVアンプに接続しています。まず差し込むときですが、クロムメッキ加工のお陰で暗めの場所でもコネクタ部分が見やすく感じました。
型番37872のCROMO LINE HDMIケーブルはHDMI 2.0と一昔前の規格なので4K120Hzは出ませんが、6年前のテレビなどそもそも4K60Hzまでしか対応していない映像機器なら十分すぎる性能です。個人的に映像や音質などの面ではPlayStation付属のHDMIケーブルと大きな差は感じなかったのですが、安定して動作していましたし品質面では十分に感じました。
僕はHDMIケーブルに大きなこだわりはなく、ダイソーのケーブルでも普通に使ってます。ただ、ケーブルから発するノイズで通信速度が下がったり、ボイスレコーダーにノイズが乗りやすくなるのは事実です。そういったちょっとしたことにも妥協なく対応できる底力があるのが、このCROMO LINE HDMIケーブルだと感じました。
今後が楽しみなメーカー、LINDYを体験できるプレゼント企画をやります!
ケーブルと言えばAnkerやエレコムなど、すでに高い知名度を誇るメーカーで激戦区です。そこに高い技術力を投入して、プロ仕様の高品位な製品をもっと身近に使ってもらえるよう日本に上陸したLINDY。個人的に少しでも多くの方に使っていただければなと思い、この度Xでプレゼント企画を実施することになりました!
今回紹介したLINDY CROMO LINE HDMIケーブル(型番:37872)を、抽選で3名の方にプレゼントします!
どなたでもフォローとリポストだけで参加できますので、ぜひLINDYの高品位なケーブルをゲットしてみてください!