デスクに置くガジェットは、できればかっこよくておしゃれなものにしたい派の当ブログ管理人。個人的にMac miniをMac Pro風に変えるUlanziのケージはどストライクなおしゃれさでした。
そんなUlanziから、今度はMac Proライクなデザインのドッキングステーション、Ulanzi QT03が登場しました。結論から言えば、見た目のかっこよさはもちろんのこと、拡張性の高さや機能性のよさを含めMac miniに最適なコンビだと感じました。

Ulanzi QT03の魅力を徹底レビューしていきます!


Ulanzi QT03の特徴


Ulanzi QT03の主な特徴は次のとおりです
- 2-in-1設計で省スペース化 ストレージ機能と拡張ポートを一体化したコンパクト設計で、作業環境をスッキリ整えられます。
- USB4対応で最大40Gbpsの超高速転送 大容量ファイルも瞬時に転送でき、クリエイティブ作業の効率を大幅に向上させます。
- 最大8TBまで拡張可能なM.2 NVMe SSDエンクロージャー搭載 高速かつ大容量のストレージで、動画編集やバックアップにも最適です。
- 10ポート搭載で周辺機器を一括接続 USB-A/C、SD/TFカード、HDMI(4K60Hz)、3.5mmオーディオジャックなど、必要なポートを網羅しています。
- 静音冷却ファンとアルミ製ボディによる放熱設計 最大8800RPMのファンとメッシュ構造で、安定した動作と静音性を両立しています



コンパクトで10ポート搭載でSSDまで格納できる?!!
Ulanzi QT03の外観をチェック
というわけで早速本体を見ていきましょう。アルミニウム合金で構成された筐体は、高級感を演出するだけではなく高い放熱性と耐久性も兼ね備えた仕様です。





おしゃれすぎんかこれ・・・
前方に見えるグリル部分はまさにMac Proそのもの。単なる飾りではなく、ファンを内蔵しているためその排気口としての役割を担っています。
サイズは143 × 50 × 61mm、重量は721gです。どれだけコンパクトか分かりやすくするために手のひらに乗せてみました。こうやって見るとミニチュア感があって可愛いですよね。


このコンパクトなボディに、下記のポートを用意しています。
- USBポート(合計4つ)
- USB-A ×2(10Gbps & 5Gbps)
- USB-C ×2(10Gbps & PD対応)
- SD/TFカードスロット(SD 4.0対応) 同時読み書き可能で、最大312MB/sの高速転送&最大2TBまで対応。
- HDMIポート(4K@60Hz対応) 高解像度の映像出力が可能で、デュアルディスプレイ環境にも最適。
- 3.5mmオーディオジャック マイクやスピーカーの接続に対応し、配信や音楽制作にも便利。
- PD 3.0急速充電ポート 最大100W入力/85W出力で、ノートPCなどの高速充電が可能。




各ポートはL字に配置されており、設置するデスクの状態によって柔軟に向きを変えて使用できます(一般的なドッキングステーションは正面と背面って構成が多いです)。


今回はSSDを入れませんが、Ulanzi QT03の底を開けるとM.2 NVMe仕様のSSDを収納できるようになっています。


UlanziのQT01と並べてみました。正面から見るとまるで兄弟みたいですね。個人的にQT01ユーザーはQT03を使うとトータルコーディネートできて良さそうです。




Ulanzi QT03の付属品をチェック
Ulanzi QT03は下記の付属品が揃っています
- USB-C to USB-C 40Gbpsケーブル ×2本 高速データ転送とPD充電に対応した高品質ケーブル。
- 🔧 六角レンチ ×1本 SSDの取り付けやメンテナンスに使用。
- 🔩 SSD取り付けネジ ×2個 M.2 NVMe SSDをしっかり固定するための専用ネジ。
- 🧊 サーマルパッド ×2枚 SSDの放熱性を高め、安定した動作をサポート。
- 📖 ユーザーマニュアル ×1冊


まず目についたのは、長さの異なる2本のUSBケーブルです。きしめんのように平らになっており、2本とも40Gbpsのデータ転送に対応しています。つまり最新のUSB4規格に対応したハイグレードなケーブルです。







最大W数出力240Wで、映像出力解像度が8Kっていうケーブル単体で3,000円ぐらいするものです。
次に気になったのがサーマルパッドです。こちらはSSDを格納する際に、フタ部分に貼り付けることで熱伝導性を高め放熱を促すものみたいです。2枚ついているので、SSDを交換したときも安心ですね。


そして説明書ですが、しっかり日本語対応していました。各パーツの説明から仕様まで網羅されているので、安心です。


Ulanzi QT03の使用感レビュー
実際にデスク上でUlanzi QT03を使ってみて感じたことをレビューします。
デスク上でこのコンパクトさは絶大
実際にUlanzi QT03を置いてみたのですが、デスクシェルフの上においてもモニターに干渉しないコンパクトさはかなり嬉しい仕様でした。


例えばドッキングステーションで最近増えている縦置きモデルですが、デスクシェルフの上に置くとモニターに被ります。僕みたいにスペースギリギリまで置いているような人は、設置に困ることも。Ulanzi QT03は高さが低く、横長なので僕みたいにデスクシェルフに置いて使いたい人には救世主のようなドッキングステーションでした。





おしゃれだしデスクがまとまりますね!
L字構成のポートが使いやすい
冒頭でポートがL字に配置されていることをお話しましたが、この構成がデスク上でかなり使いやすいです。


僕の場合下記のようにスピーカー横に配置していますが、右側にUSBポートが集約化されているのでデスクシェルフにガジェットを置いて充電したり、データ転送したりってのがしやすいです。しかもSDカードリーダーも使いやすいように手前に配置されています。
対してHDMIケーブルやドッキングステーションとMac miniをつなぐためのポートはデスクに対して背面に設置されているので、ケーブルをデスク外に逃がしやすいです。これもデスク周りがスッキリしてナイスな仕様だと思います。







これ開発した人デスクシェルフ民のことわかってるなぁ
動作は期待通りでファンも無音に近い
まずHDMIポートについては、4K60Hzに対応しているとのことなので実際に検証してみました。Mac miniから設定を見たところ、3840 x 2160(4K2K)、そしてリフレッシュレートは60Hzが選択できるようになっているので、仕様通りの挙動です。


次に、外部のSSDを接続してBlackmagic Disk Speed Testで読み込み速度を計測してみました。使用しているSamsung T7 Shieldは最大1,050MB/秒なので、それに近い数値が出ていれば仕様通りです。結果は書き込みが893.3MB/秒、読み込みが674.7MB/秒となっていました。これはMac mini直付けでもほぼ同じ数値でしたので、性能は十分引き出せていることになります。







ポートの性能も十分です。
ちなみに1時間ほど使ったところでファンノイズを聞いてみましたが、ボディに耳を近づけてやっとかすかに聞こえるぐらいでかなり静かでした。
Ulanzi QT03の気になったところ
Ulanzi QT03のデメリットになり得る気になったところは、Mac miniとUlanzi QT03をつなぐケーブルは別途用意する必要があることです。



一応USBケーブルは2本付属していますが、どれも長さ不足でMac miniまで届きませんでした。


ちなみに僕の場合は、USB4.0規格に対応したCIO シリコンUSBケーブルを使用しています。絡まりづらく柔軟で、使いやすいのでぜひ検討してみてください。






まとめ:Ulanzi QT03は見た目も性能もProなドッキングステーション


Ulanzi QT03をレビューしました。
まず見た目のおしゃれさに心を奪われ、コンパクトさに可愛さを覚え、性能面の高さにかっこよさを感じました。ドッキングステーション界の小栗旬ですね←



すでにQT01を持っている方はトータルコーディネートできておしゃれなので、ぜひ一度お試しください!

