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【UGREEN】ポータブル電源とソーラーパネルで防災を想定したワーケーションをしてみた in 揖斐川町

この記事では、UGREENのポータブル電源、PowerRoam1200(GS1200)と、200Wソーラーパネル(SC200)を使って防災を想定した屋外でのワーケーションを実施しましたので、その検証レポートとレビューを紹介していきます。ワーケーション(Workcation)とは、「ワーク(Work)=仕事」と「バケーション(Vacation)=休暇」を組み合わせた造語で、普段の職場や自宅とは異なる場所で働きながら休暇を取得することです。

2024年1月に能登半島沖で地震がありましたが、それをきっかけに社内で「電力を喪失した場合でも仕事を継続できるのか」が課題となっていました。そこで持続可能なエネルギー源としてソーラーパネルで発電し、ポータブル電源で蓄電した電力を使うことが有力視され今回の検証に至りました。

たいしょん

UGREEN様の協力の元、ソーラーパネルでどのぐらい発電できるのか、ポータブル電源でどれぐらいの時間仕事ができるのかを検証しましたので、ぜひ参考にしてください。

この記事はUGREEN様より製品提供いただき作成していますが、記事に関する指示は受けておらず素直な感想を書いています。

タップできるもくじ

今回使用する機材の紹介

今回は、UGREEN製のPowerRoam1200(GS1200)と200Wソーラーパネル(SC200)を使用しますので、軽くスペックを紹介します。

PowerRoam1200(GS1200)の特徴

PowerRoam1200(GS1200)は下記の特徴があります。

  • 大手電気自動車会社BYD社と共同開発し、従来より6倍ほどの3000回以上サイクル寿命を実現。
  • 業界トップの最大5年保証。
  • 独自PowerZip技術で1.5時間でフル充電可能。
  • BMSを搭載し、落下、振動、擦り傷への耐久性に優れ、10年長寿命を可能。

リチウムイオンバッテリーは衝撃に弱いとされていますが、アウトドアなど屋外で使うことを想定しているPowerRoam1200は持ち運びしやすく衝撃にも強いまさに防災に向いているポータブル電源です。

PowerRoam1200(GS1200)

出力ポートは下記のものが搭載されています。

  • ACコンセント x 6
  • USB Type-C x 2
  • USB Type-A x 2
  • DCコンセント x 2
  • シガーソケット x 1

ACコンセントはなんと6つあり、電源タップ並です。常時出力は1200Wですが、U-Turbo技術で2500Wの出力にも対応します。USB出力も100Wという高出力なので、MacBookの充電も余裕でこなせます。

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200Wソーラーパネル(SC200)の特徴

200Wソーラーパネル(SC200)は、折りたたみ式のソーラーパネルです。下記の特徴があります。

  • 太陽光エネルギーを最大23%電気に変換することができ、曇天時にも高い性能を発揮。
  • 本製品2台(200W×2=400W)を使用すると、ポータブル電源のUGREENPowerRoam1200をわずか3時間でフル充電することが可能。
  • 折り畳み式デザインを採用、付属のハンドルでブリーフケースのように持ち運びできる。
  • 太陽光に最適な角度に向けられるスタンドを搭載。

折りたたむと62.5cm x 45.5cmと持ち運べるサイズですが、広げると幅約240cmまで広がる大きなソーラーパネルです。ポータブル電源に充電しながらでも使えるので、屋外で仕事をするのにぴったりです。

200Wソーラーパネル(SC200)
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UGREENのポータブル電源とソーラーパネルでワーケーションをしてみる

では、実際にUGREENのポータブル電源とソーラーパネルでワーケーションをしてみたレビュー・レポートを紹介していきます。今回は岐阜県の揖斐川町にある、月夜谷ふれあいの里というキャンプ場で実施しました。コテージがかなりきれいで、こたつやベッドも完備したワーケーションに最適な場所です。

機材の積み込み

まず重要なのが、車に積み込めるかです。いくら折りたたみができるといっても、大きすぎて車に入り切らなかったら意味がありません。その意味では、200Wソーラーパネル(SC200)は普通車のデミオのトランク部分にピッタリ収まるサイズ感で持ち運びは問題なさそうです。

200Wソーラーパネル(SC200)を車のトランクに積んでいる様子

セッティング

では、早速ソーラーパネルとポータブル電源をセッティングしていきます。

まずは、200Wソーラーパネル(SC200)を折りたたんだ状態から広げていきます。2m以上あるので、できれば二人で作業することをおすすめします。

次に、スタンドを広げていきます。200Wソーラーパネル(SC200)のスタンドは4箇所あり、パネル本体とマグネットでピタッとくっつくので片付けもしやすくなっています。スタンドとパネルはゴムバンドでつながっており、必要以上に広がりすぎない工夫がされていました。

次に、裏のポートにケーブルを繋げていきます。PowerRoam1200(GS1200)とつなげる時は「XT60メス-XT60メス」の2mケーブルを使用します。これでセッティング完了です。

背面のポートにケーブルを接続
PowerRoam1200(GS1200)と接続した状態
たいしょん

5分ぐらいでセッティングが完了しました。

ソーラーパネルでの充電

実際に200Wソーラーパネル(SC200)を使って、PowerRoam1200(GS1200)を充電してみました。

結果は下記のようになりました。

時間バッテリー量
開始時41%
1時間後50%
2時間後57%
充電時間とバッテリー量の推移
スクロールできます
開始時
1時間後
2時間後

実際に太陽光から電気を作っている実感があるとワクワクしますね。1時間で約10%前後のペースで充電できる感覚です。途中で充電ペースがかなり落ちていたので見てみたところ、ソーラーパネルの半分が日陰に覆われていました。晴天でほぼソーラーパネル全てに太陽光が当たった状態では150Wで充電できていましたが、日陰になると一気に12Wまで給電能力が落ちました。

日陰になっている
たいしょん

ソーラーパネルはできれば日なたで陰にならない場所がいいですね。

コンセントから充電

太陽光からの充電は検証できましたので、今度は普通にコンセントで給電してみます。

結果は下記のようになりました。

充電時間バッテリー量
開始時57%
40分後100%
充電時間とバッテリー量の推移
開始時のバッテリー残量
40分後のバッテリー残量

めちゃ爆速です。ソーラーパネルでは1時間で10%ペースでしたが、40分で約50%充電できました。ただ給電による発熱があるからか、ファンがフル回転して若干うるさくなりました。すぐそばで計測したところ30dB前後の騒音で、空気清浄機のフルパワーぐらいの騒音に感じました。

騒音を測定している画像
たいしょん

ただ高速に充電できるのは素晴らしいですね。

ポータブル電源で仕事をしてみる

では、実際にポータブル電源の電気を使って仕事をしてみます。使う機材はMacBook Pro、液晶モニター、デスクライト(EppieBasic製)の3つです。

結果は下記のようになりました。

使用時間バッテリー残数
使用直後99%
約3時間後80%
使用時間とバッテリー残数

今回はUGREENアプリを使ってバッテリー残数を見てみました。バッテリー残数や残りの使用可能時間が表示され、かなり見やすくなっていますのでおすすめです。仕事はMacBookのみで十分ですが、せっかくなのでモニターやライトも追加したとはいえ意外にバッテリーが持つ印象ですね。

たいしょん

少なくとも1台あれば2日分は仕事するのに十分な電力を有しています。

ちなみに使用時のファンノイズはほぼ皆無で、快適に作業に集中できました。

検証結果:ソーラーパネルとポタ電でも仕事はできるが日陰が課題

今回ソーラーパネルとポタ電を実際に使用してみて分かったのは、ソーラーパネルとポタ電でも仕事はできるということです。勤務時間内で検証を済ませる必要があったので長時間の充電はできませんでしたが、PowerRoam1200(GS1200)と、200Wソーラーパネル(SC200)の組み合わせで1時間に10%充電できるというデータが取れました。3時間の使用で20%電気を消費したので、8時間勤務するには50%ほど、つまり5時間充電すれば1日分は仕事できます

ただし課題は日陰に入ると給電能力が落ちるということで、これはスペック表を見ただけでは分からなかった結果でした。今回使ったPowerRoam1200(GS1200)はソーラーパネルを2台同時接続もできるので、短時間で充電したい場合は2台持ちもありですね。仕事で使ってみましたが、キャンプなどでも活用してみたいと思います。

たいしょん

もしソーラーパネルを使うなら、今回使った最高スペックの200Wをおすすめします。

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今回使用した月夜谷ふれあいの里、ネット環境を除けば別荘のような快適さでかなり良かったので、キャンプや魚釣りなど休暇に楽しみたい方はぜひ一度行ってみてくださいね。

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