持ち運びに便利な小型充電器は、出力が弱いことが多いです。かといって100Wの充電器も重い製品が多いです。そこで最もバランスが取れているのが65Wの急速充電器なのですが、今回紹介するUGREEN Nexode Pro 65W 薄型はその中でも特に持ち運びやすい形状です。
今回は実機を提供いただきましたので、外観や実際の使用感を中心に徹底レビューしていきます!ちなみに提供いただいた2024年の2月から使用しています。
- フリスクサイズのコンパクトさで持ち運びに最適
- 3ポートあり複数デバイスの充電に最適
- iPhone 14 Proを2時間でフル充電できる
- 折りたたみプラグで持ち運びに便利
- 長時間使用しても発熱が少なめ
- 電源タップによっては干渉する
UGREEN Nexode Pro 65W 薄型の外観レビュー
UGREEN Nexode Pro 65W 薄型、フリスクの箱かってぐらいコンパクトで薄型です。サイズは実測値で4.9mm x 8.4mm x 1.4mmと、65W充電器としてはかなり小さくまとまっています。
外装はMacBookやiPadのようなつや消しメタル塗装で、Apple製品と相性がいい色味です。実際は表面は金属ではなくプラスチックですが、正直触らないとほとんど金属と見分けがつかないほど精巧な塗装に仕上がっていますね。
フリスクサイズといってもイメージしにくいと思いますので、近いサイズの他のものを探したところポストイットの75 x 50mmサイズと近かったです。ポケットティッシュも並べてみましたが、ポケットティッシュがかなり大きく見えるほどUGREEN Nexode Pro 65W 薄型はコンパクトでした。
スマホより小さいので、ポケットに入れて持ち運ぶのも難なくできます。
プラグは折りたたみ式で、充電器の広い面に対して垂直に立てることができます。プラグが折り畳めると、バッグに入れた時にポケットに収めやすく、他の機器にプラグがぶつかって傷をつける心配もないので嬉しいですね。
USBポートは下記のものが揃っています。
- USB-A・・・最大22.5W対応
- USB-C・・・最大30W対応
- USB-C・・・最大65W対応
例えばUSB-Cポートに2つ同時に接続する場合、それぞれ20W、45Wで給電されるよう自動で切り替わります。
重さは実測値で103.53gと、かなり軽量です。小柄な卵2個分ぐらいの軽さなので、持ち運びに便利ですね。
UGREEN Nexode Pro 65W 薄型の使用感レビュー
では、実際にUGREEN Nexode Pro 65W 薄型を使いながら使用感をレビューしていきます。
ケーブルマネジメントしやすい形状
UGREEN Nexode Pro 65W 薄型は、薄型でありながらケーブルマネジメントしやすく、前のスペースを気にすること無くコンセントに挿せるのがいいですね。コンセントは大体デスクから見て下側にあると思いますが、UGREEN Nexode Pro 65W 薄型はケーブルが上向きになるよう設計されているためケーブルのロスがありません。
2口のコンセントに人感センサー付きのライトもつけているのですが、UGREEN Nexode Pro 65W 薄型とぎりぎり干渉すること無く使えました。
コンパクトなだけではなく、利便性の高さも優れています。
iPhone 14 Proならほぼ2時間で充電完了
では、実際にiPhoneを充電してみましょう。今回は、iPhone 14 Proを使って充電してみました。
充電結果はこちらです。
時間 | バッテリー残量 |
---|---|
開始時 | 10% |
30分後 | 34% |
1時間後 | 65% |
1時間30分後 | 88% |
2時間後 | 100% |
ほぼ2時間で、iPhoneを満充電できました。
iPhoneはバッテリーを保護する目的で、80%あたりを超えるとトリクル充電という低電力での充電に切り替わります。そのため後半は充電スピードが落ち、10W以下の給電になるのですが2時間もあれば十分な速さですね。
MacBookとiPadの同時充電
次に、MacBookとiPadの同時充電を試してみました。UGREEN Nexode Pro 65W 薄型は合計で65Wの給電に対応していますので、ちょうどいいコンビです。
同時充電の計測結果ですが、MacBook Airは42W前後、iPad miniは13W前後と、合計で55Wの出力となりました。
両者とも、充電しながら使用するには十分すぎる給電能力です。出先でMacBookを持ち運び、Sidecar機能でiPadをサブモニターにされる方も多いですが、UGREEN Nexode Pro 65W 薄型なら十分役割を果たしてくれますよ。
3時間使用しても発熱は少なめ
UGREEN Nexode Pro 65W 薄型で3時間充電し続けた際の温度ですが、34℃と低温を保っており安心です。保護回路があるのであまりに高温になる場合は充電が止まるように設計されていますが、通常仕様の範囲では発熱は気にしなくて良さそうです。
ケーブルタップで使う場合はコンセントの間隔に注意が必要
UGREEN Nexode Pro 65W 薄型のデメリットにも焦点を当てると、例えば電源タップで使う場合は幅広なため隣のコンセントに被ることがあります。
なので、できればエレコムの10口電源タップECT-0105や、サンワサプライの10個口電源タップなどコンセント穴の間隔が広めの電源タップをおすすめします。
または、横幅がスリムな従来品のNexode 65Wを検討してみるのもいいですね。
まとめ:持ち運び用急速充電器の最適解
iPadやMacBookを入れて身軽にお出かけしたい時に、どの充電器を持っていこうか結構悩みます。そんな時に、バッグに常時忍ばせておいていざという時に高いパフォーマンスを発揮してくれるUGREEN Nexode Pro 65W 薄型は最適解に感じました。
コンパクトでかなり心強い充電器なので、持ち運び用にぜひ!
- フリスクサイズのコンパクトさで持ち運びに最適
- 3ポートあり複数デバイスの充電に最適
- iPhone 14 Proを2時間でフル充電できる
- 折りたたみプラグで持ち運びに便利
- 長時間使用しても発熱が少なめ
- 電源タップによっては干渉する