こんにちは!最近動画で色々勉強しているたいしょん(@taishonpresso)です。
本時期では、BenQの音響ブランド、treVoloから発売された語学学習用スピーカー、treVolo Uを紹介します。
BenQのスピーカーってめずらしいですよね
実はBenQは世界初のコンデンサー型Bluetoothスピーカーを過去に日本で発売していましたが、それ以降treVoloブランドのスピーカーが日本で発売されることはありませんでした。
満を持して発売されたのが、今回レビューをするtreVolo Uです。緊急事態宣言の影響などで自宅でのオンライン学習全盛期ですが、まさに語学を含めたオンライン学習に最適なスピーカーでした。
特にiPhone 13シリーズにも搭載されているToFセンサーを使用した自動音量調整機能は、聴力保護の観点やわざわざ音量調節をしなくてもいいという点でかなり便利でした。
次章からは、treVolo Uがどんな特徴を持ったスピーカーなのか、実際の使用感はどうなのかをメリットとデメリットに分けて解説していきます。
目次で飛ばして必要なところだけを見てもOKです!
- 声の聞き取りやすいチューニングで動画での学習がはかどる
- 音楽鑑賞用途にも最適
- 音量調節の自動化が便利
- 有線接続対応でBluetooth非対応機器でも使用可能
- 12時間のバッテリー持ちで屋外での学習もはかどる
- 本体ファームウェアのアップデートがWindows経由でしかできない
- マイクはライブ学習モード時のみ使用可能
\ いよいよ販売開始! /
treVolo U(トレボロユー)の概要
treVolo Uは、台湾のメーカーBenQのオーディオブランド「treVolo」の新製品です。BenQ製のスピーカー付きモニターにはよく「treVolo対応」と書かれていますよね。
そんなtreVoloから発売された「treVolo U」は特に語学学習に特化したスピーカーということで、下記の3つの特徴があります。
- オンライン学習や語学学習に便利な機能を搭載
- TOFセンサー搭載で音量を自動調整!聴覚保護で耳を守る
- treVolo Uアプリで連携
オンライン学習や語学学習に便利な機能を搭載
treVolo Uが通常のポータブルスピーカーと異なる点は、オンライン学習や語学学習に便利な機能を搭載している点です。主に下記の3つの機能があります。
- 3つの音声モード・・・ボタンの切り替えで、音の明瞭性強化技術やエコーキャンセラー技術が作動。ニーズに合わせて最適な音を提供します。
- Clear Sound技術・・・唇歯音といった聴き間違いやすい音も一語一句明瞭にする技術でストレスを軽減し、正確な発音で学べる環境を提供します。
- エコーキャンセラー技術・・・オンライン上でもクリアで聴き取りやすい会話を実現するために、ノイズや環境音を減少させる技術を搭載しました。
台湾の言語聴覚学科准教授、翁仕明先生の監修で本格的なチューニングがされています。
ToFセンサー搭載で音量を自動調整!聴覚保護で耳を守る
iPhone 13シリーズにも搭載されているToFセンサーを搭載。「安心モード」を設定することで、距離を自動検知して環境や使用方法に合わせた最適な音量を自動調整してくれます。ヘッドホンではつい大音量で聴いてしまい聴力の低下も心配されますが、treVolo Uは長時間のリスニングでも耳に優しいスピーカーです。
イヤホン難聴も増えていますので、スピーカーで学習したほうが耳にも優しいです。
世界保健機関(WHO)も、スマートフォンなどの普及による聴力への悪影響に警鐘を鳴らす。二〇一九年二月、世界の若者(十二〜三十五歳)の半数近くに当たる十一億人が難聴になる危険性があると警告。国際電気通信連合(ITU)とともに、安全な音の大きさの目安として、大人で「八〇デシベルで週四十時間まで」という基準を示した。
東京新聞
treVolo Uアプリで連携
iPhoneやAndroidで使用できる「treVolo Uアプリ」を使用すれば、遠隔操作で音量の調節や音声モードの切替が可能です。スピーカーと自分の距離が離れていても、直接スピーカーを触ることなく設定変更ができます。
treVolo Uアプリは下記のリンクよりダウンロードできます。
仕様
サイズ | 17.3(幅) x 10(高さ) x 8(奥行) cm |
重量 | 760g |
出力 | 10W x 2 |
バッテリー持続時間 | 12時間 |
マイクの指向性 | 無指向 |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
Bluetoothコーデック | SBC |
イヤホンジャック | 3.5mm ステレオミニプラグ |
treVolo Uの外観レビュー
では、treVolo Uの外観を見ていきましょう。スピーカーグリルは水色で、ボディは白と爽やかな配色です。
全面にはToFセンサーとマイクが搭載されており、デザインのアクセントにもなっています。
横から見ると、若干スピーカーの角度が12度になっています。座っている時にちょうど耳元に音声が届くよう、工夫されていますね。
背面はメッシュになっており、音のこもり具合を調節しています。また、フタを開けると充電用のUSB Type-Cポートと3.5mmイヤホンジャックがあります。
底面は滑り止め用のゴム素材になっています。重低音を引き立てるバスレフポートも2箇所空いていますね。
上部はボタン類が揃っています。電源ボタンや音量調整ボタンはもちろん、treVolo U独自の音声モード切替ボタンや、音量自動調整の安心モードボタンが付いています。
独特なフォルムでかわいいですね。
付属品
付属品は下記の6点が入っています。
- スピーカー本体
- ACアダプター
- USB Type-C to USB Type-Aケーブル
- 3.5mmオーディオケーブル
- 説明書
- 検品証
サイズ
サイズは17.3(幅) x 10(高さ) x 8(奥行) cmで持ち運びしやすいサイズです。このように、ボディバッグにもすっぽり収まるほどコンパクトです。
重量
重量は760gで、サイズの割にズシッときます。置いた時に安定感が増しますね。
\ いよいよ販売開始! /
trevolo Uを実際に使ってみて感じたメリット
では、実際にtreVolo Uを使ってみて感じたメリットを解説していきます。主に下記の5点です。
- 声の聞き取りやすいチューニングで動画での学習がはかどる
- 音楽鑑賞用途にも最適
- 音量調節の自動化が便利
- 有線接続対応でBluetooth非対応機器でも使用可能
- 12時間のバッテリー持ちで屋外での学習もはかどる
声の聞き取りやすいチューニングで動画での学習がはかどる
まず、実際に英会話の動画を見ながら使ってみましたが、空気音、唇歯音、舌音など細かい発音のニュアンスがしっかり聴き取れるチューニングで発音の学習がはかどると感じました。
treVolo Uは中低音と高音の異なる特性を持った2つのスピーカーが搭載されており、そのおかげで人の声がよりリアルに聴こえます。iPad Pro 11インチモデルはスピーカー性能もかなり高いタブレットですが、treVolo Uのほうが中音域の(人の声に近い音域)情報量が多く感じました。
ちなみに、treVolo Uには下記の3つの音声モードが搭載されています。
音楽モード | 高低音どちらもクリアで、音楽がより美しく聴こえます。 |
動画学習モード | 人の声を強調し、はっきり聴こえるようにします。 |
ライブ学習モード | 人の声がはっきり聴こえ、エコーを消します。 |
今回は動画学習モードで聴いてみましたが、かなり聴き取りやすかったです。
BluetoothのコーデックがSBCのみ対応で音の遅延が心配でしたが、動画のリップシンクも完璧でほぼ遅延は感じませんでした。
専門家のチューニングがされているだけありますね。
音楽鑑賞用途にも最適
treVolo Uは、語学学習だけでなく音楽鑑賞用途にも最適です。10Wの異なる音域のスピーカーユニットを搭載していることは前節でお話しましたが、それに加えて重低音を強化するパッシブラジエーターも搭載しています。
パッシブラジエーターって何?
パッシブラジエーターとは、スピーカーユニットから電磁気回路を取り除いたもので、スピーカー筐体内の空気振動を利用して動作させるスピーカーユニットのことをいいます。
通常のスピーカーユニットは電気信号により振動板を駆動させ、音声出力を行います。その際にスピーカー筐体内で空気振動が発生します。その空気振動を利用してスピーカーユニットを動作させる仕組みがパッシブラジエーター方式です。
サンワサプライ公式サイト
実際にYOASOBIの「怪物」を聴いてみましたが、人の声のリアリティさに注力したモデルなのでボーカルがはっきり聴こえます。つまり歌詞が聴き取りやすいです。また、パッシブラジエーター搭載でズンズンする重低音も十分です。
treVolo U自体はモノラルですが、2台のterVolo Uを使用すればペアリングしてステレオ再生できる機能も搭載しています。軽い音楽鑑賞もしっかりこなせるモデルです。
音楽鑑賞モードは普段聴く用に、動画学習モードは歌詞を覚える用に使うのもいいですね。
音量調節の自動化が便利
treVolo Uは、全面のToFセンサーで自分との距離を測定し、自動で音量調整してくれます。これがかなり便利。つねに同じ場所で学習をするわけでもないので、その都度音量調整をするのって面倒ですよね。
treVolo Uなら本体の「安心モード」ボタンを長押しするだけで、最適な音量で聴けるので調節の手間がありません。
自分では心地いい音量だったとしても実は結構大音量で、耳に悪影響を及ぼすこともあります。聴力保護の観点からも、自動音量調整は嬉しいですね。
ちなみにこのときのアナウンスの声が、女優の広瀬すずさんに似ています。
お子さんの学習にも最適です。
有線接続対応でBluetooth非対応機器でも使用可能
treVolo UはBluetoothスピーカーですが、有線接続にも対応していますのでBluetooth非対応機器でも使用可能です。最近はBluetooth対応機器が多いですが、昔から大切に使われているiPodやラジカセなど、Bluetoothに対応していない機器でも使用できるのは嬉しいですね。
音質も若干有線のほうが良かったです!
12時間のバッテリー持ちで屋外での学習もはかどる
treVolo Uは最大12時間のバッテリー持ちで、日中なら外出先でも1日持ちます。サイズもコンパクトで持ち運びしやすいので、屋外での学習もはかどりそうと感じました。
trevolo Uを実際に使ってみて感じたデメリット
treVolo Uにはおおむね満足していますが、使ってみて感じたデメリットも紹介します。主に下記の2点です。
- 本体ファームウェアのアップデートがWindows経由でしかできない
- マイクはライブ学習モード時のみ使用可能
本体ファームウェアのアップデートがWindows経由でしかできない
Apple信者泣かせですが、treVolo Uの本体アップデートはWindows経由でしかできません。Macを使用している身としては辛いですが、できればiPhoneなどスマートフォン経由でアップデートできれば嬉しいですね。
マイクはライブ学習モード時のみ使用可能
treVolo Uは無指向性のマイクを内蔵していますが、マイクはライブ学習モードの時しか使用できません。ライブ学習モードはエコーキャンセラーで若干電子処理が入って不自然に聴こえるので、できれば他のモードでもマイクが使えると嬉しいですね。
僕はあまりマイクを使わないので気になりません。
treVolo Uのレビューまとめ
treVolo Uのレビューをまとめます。treVolo Uはオンラインの語学学習に最適なスピーカーで、専門家が監修した本格派モデルです。音声モードの切替で、動画学習はもちろん、音楽鑑賞にも耐えうる機能を有しています。
僕はかなり気に入りました。
treVolo Uをおすすめできる人
treVolo Uは、特に下記の方におすすめです。
- 英会話などオンライン学習をしている人
- 人の声が聴き取りやすいスピーカーを探している人
- 屋外でも語学学習をしたい人
語学学習に特化したスピーカーは今のところtreVolo Uのみなので、もし気になった方はぜひチェックしてみてください。
\ いよいよ販売開始! /
treVolo 日本サイト:https://bit.ly/3Ox1UEF
treVolo 日本公式Twitter: https://twitter.com/treVoloJAPAN
treVolo 日本公式Instagram: https://www.instagram.com/benq_trevolo_japan/