- TORRAS PD 充電器の特徴
- TORRAS PD 充電器の実際の充電時間・使用感
- TORRAS PD 充電器のメリット・デメリット
こんにちは!充電器はUSB PD対応意外ありえないたいしょん(@taishonpresso)です!
本記事では、TORRASから発売されているPD 充電器をレビューしていきます。iPhoneはMagSafe充電に対応し便利ですが、急いでいるときはまだLightningケーブルによる有線充電が安心です。
最新のiPhoneは20W以上の充電に対応してますしね。
今回紹介する「TORRAS PD 充電器」は、USB2ポート搭載で複数の機器を同時充電できるコンパクトな充電器です。最大30Wの急速充電に対応し、最新のiPhone14などiPhoneの給電機能を最大限発揮できる仕様です。次章では、主な特徴を見ていきましょう。
- iPhoneを2時間で満充電できる
- 2ポート充電は便利
- 電源タップで隣のコンセントをふさがないコンパクトさ
- プラグが折りたたみできない
- USBケーブルは付属していない
この記事は、TORRAS様より製品提供を受けて作成しています。
TORRAS PD 充電器の特徴
TORRAS PD 充電器は、下記の特徴を持った充電器です。
- 次世代素材のGaN(窒化ガリウム)を採用
- USB PD充電対応で最大30Wで出力可能
- 2ポート充電器として業界最小クラス
入力 | 100-240V (海外対応) |
USB-C(最大30W) | 5V/3A、9V/3A、15V/2A、20V/1.5A (30W Power Delivery 3.0) |
USB-A(最大10W) | 5V/2A (10W Quick charger3.0) |
USB-C+USB-A(最大30W) | USB-C:5V/2.4A、9V/2.22A USB-A:5V/2A |
難しい用語が出たので、ちょっとだけおさらいしましょう!
窒化ガリウム(以下GaN)は、化合物半導体の一種であり、高効率・高耐久性で超高効率な「パワー半導体」を実現する素材です。従来のシリコン製の半導体から、GaNを使用したデバイスやシステムが普及することにより消費電力が削減出来ることから、環境負荷の低減が期待されています。
日本製鋼所公式サイトから引用
PD(Power Delivery)とは、USB Type-Cコネクタに対応した給電規格のことです。 従来からあるUSBポート経由での給電が最大7.5Wなのに対し、最大100Wと大きな電力を供給できるのが特徴。 USB PD対応充電器なら、パソコンや液晶モニターといった大型機器にも急速充電がおこなえます。
ビックカメラ公式サイトから引用
TORRASは窒化ガリウム充電を独自技術の「Tora-ice」でさらに進化させており、従来の窒化ガリウム搭載充電器より熱を持ちにくい仕様です。
また、iPhoneにも採用されているCypress製チップを搭載し、安全性にも配慮されている充電器です。
次章ではかっこいい外観をレビューしていきます!
TORRAS PD 充電器の外観レビュー
TORRAS PD 充電器は、USB-AとUSB-Cポートを搭載しています。内部の端子部分はオレンジで、TORRASのブランドイメージを彷彿とさせるカラーです。
背面は電源プラグ部分で、折りたたみはできません。
外観で最も特徴的なのは氷をイメージした「ミニIcecubeデザイン」です。特許(認証番号:ZL202030081356.9)を取得しており、つや消しのボディとは対象的に、高光沢なフロント周りのデザインは上品さを感じられます。
サイズは約34x37x39.5mm。世界最小級のベルモンド Ultra Mini 30Wより一回り大きいぐらいのサイズです。45W対応の2ポート充電器(Innergie 45H)より圧倒的にコンパクトで、持ち運びに便利そうなサイズです。
重量は64.29gで、6枚切りの食パン1枚分の軽さです。
次章では、実際の使用感をレビューしていきます。
TORRAS PD 充電器の使用感レビュー
TORRAS PD 充電器を実際に使用して感じたことをまとめていきます。
- iPhoneを2時間で満充電できる
- 2ポート充電は便利
- 電源タップで隣のコンセントをふさがないコンパクトさ
iPhoneを2時間で満充電できる
僕の所有しているiPhone 13 Proは、最大23Wの急速充電に対応しています。TORRAS PD 充電器は最大30Wの充電に対応しているということで実際に充電してみましたが、2時間程度で満充電できました。
実際の充電結果はこちらです。
時間 | バッテリー残量 |
開始時 | 10% |
30分後 | 32% |
1時間後 | 61% |
1時間30分後 | 86% |
2時間後 | 100% |
ルートアールのUSBチェッカー(RT-TC5VABK)でチェックしてみましたが、USB-Cポート単体の接続で13W〜18Wで充電していました。
iPhoneはバッテリー寿命を長持ちさせるために、80%を超えたあたりから高速充電からトリクル充電(低速充電)に切り替わります。後半の充電ペースは落ちるものの、2時間後には100%になりました。性能は十分ですね。
2ポート充電は便利
充電器で2ポートあると、例えばスマホとモバイルルーターの同時充電ができたり、外出先で特に便利です。30W1ポートのベルモンド Ultra Mini 30Wもいいのですが、僕のように多くのガジェットを持ち運ぶ人は充電時間が少し伸びても複数ポートあったほうがいいと感じました。
複数ポートは正義です。
電源タップで隣のコンセントをふさがないコンパクトさ
30Wの急速充電器ということで比較的コンパクトですが、持ち運び以外でも役立ちます。例えば複数のプラグを挿せる電源タップでは、機種によっては隣のコンセントをふさいでしまい不便です。
TORRAS PD 充電器は、下記のイメージのように隣のコンセントに干渉しないサイズなので、安心して電源タップを使用できますね。
複数ポートで電源タップとの相性も抜群です
TORRAS PD 充電器のデメリット
TORRAS PD 充電器のデメリットは下記の2点です。
- プラグが折りたたみできない
- USBケーブルは付属していない
プラグが折りたたみできない
TORRAS PD 充電器は、プラグ部分の折りたたみができません。バッグへの収まりを考えると、個人的に折りたたみはできたほうがいいと感じます。
しかし、プラグが折りたためないことでメリットもあります。
- 折りたたみ機構がないので内部のケーブルに負荷がかかりづらく壊れにくい。
- プラグをわざわざ開かなくてもそのままコンセントにさして使えるので効率的。
折りたたみ機構がないおかげで壊れにくく、さらに効率的でもあるので大きなデメリットには感じないでしょう。
USBケーブルは付属していない
TORRAS PD 充電器は、USBケーブルを付属していません。もし対応するケーブルを持っていない場合は、両端子がUSB-Cになっているケーブルを選択しましょう。
両端子がUSB-Cになっているケーブルは高速なUSB PD充電に対応しています。
他社の充電器と比較
では、TORRAS PD 充電器と同等性能の他社製品と性能を比較してみましょう。個人的に気になっていた30W対応2ポート充電器のエレコム EC-AC14WHと比較してみました。
製品名 | TORRAS PD 充電器 | エレコム EC-AC14WH |
出力 | USB-C:最大30W USB-A:最大10W | USB-C:最大30W USB-A:最大12W |
プラグの折りたたみ | 非対応 | 対応 |
サイズ | 幅約34mm×厚み約37mm×高さ39.5mm | 幅約42mm×厚み約30mm×高さ約39mm |
重量 | 64.29g | 58 g |
Amazon参考価格 | 4,280円 | 2,280円 |
Amazonで見る | Amazonで見る |
仕様上では、価格でもエレコムの充電器に完敗ですね。TORRAS PD 充電器は材料に塩化アンモニウムを使っており熱を持ちにくいので、充電器が熱くなりにくい点に魅力を感じる方はTORRAS PD 充電器を選んでも良さそうです。
終わりに
TORRAS PD 充電器は、30Wで2ポートという仕様でコンパクトに仕上がっている充電器です。iPhoneとの相性は抜群ですし、持ち運びしやすいサイズなのでバッグに常に忍ばせておきたいですね。
- iPhoneを2時間で満充電できる
- 2ポート充電は便利
- 電源タップで隣のコンセントをふさがないコンパクトさ
- プラグが折りたたみできない
- USBケーブルは付属していない