本記事では、高効率なGaN(窒化ガリウム)を採用した100W出力の充電器、TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器をレビューします。MacBook Pro 16インチモデルでも十分な給電性能で、Apple純正の充電器よりコンパクトにもかかわらずUSB Type-C端子が2口ある便利な充電器です。
また、MacBook Airを2台同時充電するなら十分な給電能力を有しています。ただし、MacBook Pro とMacBook Airを2台同時充電した場合は少し残念な結果になりました。
使い方を選ぶ充電器ですので、検証を交えつつレビューをしていきます。
TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器の特徴
TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器は、下記の特徴を持った充電器です。
- 高効率なGaN(窒化ガリウム)を採用し最大100WのUSB PD充電を実現
- 2mのUSB PD対応ケーブルが付属
- オリジナルの96W充電器よりも25%小型化し持ち運びに便利
高効率なGaN(窒化ガリウム)を採用し最大100WのUSB PD充電を実現
TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器は、高効率なGaN(窒化ガリウム)を採用し最大100Wの高出力なUSB PD充電に対応。MacBook Pro 16をわずか45分で最大50%充電できる仕様です。
USB Type-Cポートが2口あり、複数台のPCを充電する際に便利ですね。
PD(Power Delivery)とは、USB Type-Cコネクタに対応した給電規格のことです。 従来からあるUSBポート経由での給電が最大7.5Wなのに対し、最大100Wと大きな電力を供給できるのが特徴。 USB PD対応充電器なら、パソコンや液晶モニターといった大型機器にも急速充電がおこなえます。
ビックカメラ公式サイトから引用
2mのUSB PD対応ロングケーブルが付属
TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器は、あらかじめ高性能なUSB PD充電に対応した2mのケーブルが付属していますので、購入したらすぐに高速充電の恩恵を受けられます。最近は給電用のUSBケーブルを付属しないメーカーも多く、良心的です。
オリジナルの96W充電器よりも25%小型化し持ち運びに便利
TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器は、Apple純正の96W充電器よりも25%の小型化に成功。コンセントプラグも折り畳めて、持ち運びに便利な仕様です。
TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器の開封・外観レビュー
では、早速開封しながら付属品や外観をレビューしていきましょう。
付属品
付属品は、下記の3点がついています。
- 充電器本体
- USBケーブル(2m)
- ユーザーガイド
付属のケーブルは2mのロング仕様。両端がUSB Type-C端子で、USB PDの高速充電に対応しています。
大きさ
充電器本体の大きさは「6.7㎝ x 6.7㎝ x 3.1㎝」です。手のひらサイズで100W出力の充電器にしては小さく感じますね。
Apple純正の96W充電器より25%小さく設計されているそうですが、持っていないので87Wの充電器と大きさを比較してみました。87Wの充電器と比較しても、コンパクトですね。
iPhone 13 Proと重ねて比較してもコンパクトで、半分ぐらいの大きさです。
重量
充電器本体の重量は、206.82gでした。
付属のUSBケーブルを含めると、268.46gでした。
実はUSBケーブルを合わせてもApple純正87W充電器より軽く、出力も100Wと大きいので優れた点といえますね。
仕様まとめ
サイズ | 6.7㎝ x 6.7㎝ x 3.1㎝ |
重さ | 206.82g(ケーブルを含めると268.46g) |
USBポート | USB Type-C x 2 |
出力 | USB-C PD 1/2 Output出力 5V=3A,9V=3A,12V=3A,15V=3A20V=5A(最大100W) USB-C Pd 1+2 Output出力 5V=3A,9V=3A,12V=3A,15V=3A,20V=2.25A(最大45W、合計90W) |
TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器のデメリット・残念なところ
では、早速具体的な使用感のレビューをしていきますが、まずはTOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器のデメリット・残念なところから紹介していきます。
どちらかというと残念な点が多かったので、これさえ妥協できればおすすめです!
コンセントの場所によっては使用できない
充電器自体のサイズが大きいので、例えばベッドの宮やコンセントが奥まった場所にあると使用できません。
30W出力の小型な充電器なら、下記のように収まってくれます。
しかしTOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器は、ボディが宮に引っかかりコンセントに挿さりませんでした。
電源タップでも、隣のポートに干渉する場合がありそうですね。
心配になりそうなぐらい熱くなる
MacBookを1時間ぐらい充電して充電器を触ったところ、まるでホッカイロのように発熱して熱く感じました。
あっつ!!
高出力の充電器なので熱くなるのは仕方ありませんが、Apple純正の充電器や他社の充電器でもここまで本体が熱くなる機種はありませんでした。
コンセントから抜いて20分ぐらいしたら冷めましたが、長時間の使用は控えたいと感じました。
2ポートしかない・USB Type-A端子がない
TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器は、その名の通り2ポートしかありません。もちろんPCを2台同時に充電するといった用途なら活きてくるのですが、タブレット端末やスマートフォンの充電に使用するにはオーバースペックです。
できればもう2ポートあれば、タブレット2台、スマートフォン2台で100W出力の恩恵を十分に発揮できたのかなと感じました。
後述しますが、PCの2台同時充電も少し残念な仕様です。
電気出力の回路の仕様が残念
MacBook AirとMacBook Pro を使用しているからこそ感じることですが、TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器の電気出力回路の仕様が残念に感じました。もう少し具体的に解説していきますね。
まず、下記の表をご覧ください。
機種 | 出力の目安 |
MacBook Air M1 2020 | 30W |
MacBook Pro 13インチ | 61W |
MacBook Pro 16インチ | 96W |
これはMacBookの種類ごとで給電に十分な出力の目安を一覧にしたものです。いわゆる使用しながら充電しても減らない電力の目安ですね。100W出力なら、理想はMacBook Air M1 2020に30W、MacBook Pro 13インチに60Wぐらい供給されればちょうど良さそうですよね?
では、TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器でMacBook AirとMacBook Pro を用意して2台同時に充電してみます。
MacBook AirとMacBook Pro を接続した状態
画像の左がMacBook Air、右がMacBook Proですが、両方45W出力になっています。実は両ポートを使う場合、片側の出力上限が20V=2.25A(最大45W)に制限される仕様なんですよね。
MacBook Pro には不十分な出力ですね。。。
では、他社製の100W充電器で同じようにテストをしてみます。
MacBook AirとMacBook Pro を接続した状態
画像の左がMacBook Air、右がMacBook Proですが、MacBook Airは30W出力、MacBook Proは65W出力になっています。
つまり両者とも十分な給電能力があります。
このように、一部のMacBookを使う方にとってはTOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器の仕様が気に入らない、残念と感じる方もいらっしゃいそうです。
MacBookを使用される方なら、僕もメインで使用している「Baseus PD 充電器 100W CCGAN100US」の方がいいです。
TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器のメリット・良かった点
では、TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器を実際に使用してみて感じた良かった部分をレビューしていきます。
最大100WでMacBook Pro 15インチモデルを高速充電できる
TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器の目玉である、100W充電を実際に試してみました。今回は、MacBook Pro 15インチモデルで検証。AC充電器の情報はしっかり100Wで認識されていました。
バッテリーの状態が2%の状態から1時間充電してどれだけ充電されるかを検証しましたが、結果は2%→71%という結果に。
めちゃくちゃ早いです!
単ポート接続という条件ではありますが、これならMacBook Pro の上位機種でも十分な給電性能があると言えますね。
つや消しで汚れが目立ちにくい
TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器は、ボディがつや消しで皮脂や細かい傷が目立ちにくいです。
例えばApple純正充電器のように光沢感があると、光に反射した時に皮脂汚れや細かい傷が目立つんですよね。
充電器だしそんなに見るものではないので気にしないことにしてますが、、、
そういった意味で、傷も皮脂汚れも目立ちにくいTOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器は見た目も良い充電器です。
コンパクトで持ち運びしやすい
TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器はApple純正の96W充電器より25%小さくなっていますので、持ち運びにも適しています。
コンセントプラグを折り畳めるようになっていますので、収納時にかさばりにくいです。
TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器のレビューまとめ
TOPVORK 100W 2ポートUSB急速充電器をレビューしました。単ポート使用なら100Wの高出力に対応し、MacBook Proでも十分な給電能力を持っています。また、MacBook Air2台同時充電なら十分な性能です。
100Wという高出力なのでできればあと2ポートあると使い勝手がいいのですが、用途が決まっている方ならUSB Type-C2ポートのみでも十分でしょう。
今なら1,000円クーポンを配布中ですので、気になった方はぜひお試しください。