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常時画面表示が便利!TicWatch Pro 3 Ultra GPSを実機レビュー

この記事では、Mobvoi(モブボイ)が開発したスマートウォッチ、TicWatch Pro 3 Ultra GPSをレビューします。筆者自身がTicWatch Eの初期型を使用したことがあり、TicWatchとしては2台目となります。

「Apple Watchは高いけど通知が確認できて機能には妥協したくない」となると、AppleのライバルであるGoogleのWear OSを搭載したスマートウォッチがベストです。MobvoiはGoogleからの出資を得ている企業で、開発している製品のほとんどにWear OSを積んでいます。それが理由で、僕が一番最初に購入したスマートウォッチがTicWatch Eでした。

TicWatch Eの画像
バンドを変えて愛用するほど気に入っていたTicWatch E

TicWatch Eユーザーから見たTicWatch Pro 3 Ultra GPS、正直「めちゃすごくなってる!」という部分と、「TicWatch Eらしさが残っている!」という部分が混じっていて使い勝手の良いと感じました。特にディスプレイが2層構造になっており、低消費電力のFSTN LCDディスプレイと高色域のAMOLEDディスプレイを使い分けて使用できる点はApple Watchにもない大きな魅力に感じました。

たいしょん

TicWatch Pro 3 Ultra GPSをしばらく使ってみましたので、使い勝手をレビューしていきます!

PR記事:この記事は、Mobvoi様より製品提供をいただき作成しています。

タップできるもくじ

TicWatch Pro 3 Ultra GPSの特徴

まず、TicWatch Pro 3 Ultra GPSの外観を中心に特徴を解説していきます。主な特徴はこちらです。

TicWatch Pro 3 Ultra GPSの主な特徴
  • 長時間バッテリー】Ticwatch Pro 3 Ultra GPSは2.0 Technology 2層ディスプレイ技術により最大72時間のスマートモード、45日間のエッセンシャルモード(省電力モード)の長時間の使用が可能。バックライトカラーをカスタマイズすることで暗い場所などの環境下でも画面が見やすくなりました。
  • 最新のチップセット搭載Qualcomm Snapdragon Wear 4100Mobvoiデュアルプロセッサシステムの2つを搭載したWear OS by Googleスマートウォッチ。
  • 電話&メッセージ返信も手首で完結スピーカーとマイク内蔵でスマホを取り出すことなく音声通話が可能。
  • 進化した健康・運動管理システム】TicWatch Pro 3 Ultra GPSは100以上の最新スポーツモード、GPS、バロメーター、睡眠トラッキングを搭載し、リアルタイムで運動データと健康データを記録します。IP68防水仕様でプールでの水泳も記録できます。
  • Googleアプリ対応】 Google Fit、YouTube Music、GoogleマップといったGoogleサービスを利用可能。 Google Playからアプリケーションをインストールして、あなただけのスマートライフを実現します。

デザイン

TicWatch Pro 3 Ultra GPSのデザインは、ガンメタで男らしい金属感を放ったかっこよさがあります。Apple Watchでも上位モデルにしか採用されないステンレスを使用しており、軽量かつ耐久性に優れています。画面はコーニング社のゴリラ反指紋カバーガラスを使用しており、指紋がつきにくく割れに強いガラスとなっています。

背面にはHD PPG心臓レートセンサーと、充電用の接点があります。TicWatch Eを使っていた時は心拍センサー部分の突起が高く外した際に手に跡が残っていることがあったのですが、TicWatch Pro 3 Ultra GPSはそれが全くありませんでした。

TicWatch Pro 3 Ultra GPSの画面側の画像
ステンレスが使われているウォッチフェイス部分
TicWatch Pro 3 Ultra GPSの背面側の画像
背面側

ボタンはサイドに2箇所あります。それぞれクリック操作、リューズのような回転操作に対応しています。ただ回転させただけでは特に何も操作できなかったので、飾りだけでクリックのみに対応しているのかもしれません(Apple Watchみたいに回転させたらスクロール操作できたらよかったなと)。

TicWatch Pro 3 Ultra GPSのボタンを操作している画像
TicWatch Pro 3 Ultra GPSのボタンを操作している画像

バンドはゴム製で、サラサラとしています。留め具はプラスチックと思いきや金属製で、さすがProモデルです。バンドの内側はくぼんでおり、通気性を確保していますので汗をかいてもムレにくくなっています。夏場に重宝しそうですね。

留め具部分が金属製で耐久性が高い
バンドの内側がくぼんでいる

サイズ

TicWatch Pro 3 Ultra GPSのサイズは47 x 48 x 12.3mmインチ数は1.4になりスマートウォッチとしては若干大きめで見やすいサイズです。Apple Watch 7 41mmモデルと比較すると、一回りほど大きめですね。

TicWatch Pro 3 Ultra GPSとApple Watch 7 41mmモデルを並べた様子

また、当ブログでも売れ筋なAmazfit GTR Miniとも並べてみましたが、0.12インチの差しかないので見え具合は同等に感じました。

Amazfit GTR MiniとTicWatch Pro 3 Ultra GPSを並べた様子

重さ

TicWatch Pro 3 Ultra GPSの重さはバンドを含め68.74gと、スマートウォッチの中では若干重めです。比較対象ですが、例えばApple Watchの中で最も大きなサイズのApple Watch Ultraが61.3gなのでそれより重いということになります。金属製のビジネスウォッチを身に着けている方にはむしろ軽く感じるかもしれません。

TicWatch Pro 3 Ultra GPSの重さ

充電方法

TicWatch Pro 3 Ultra GPSは、付属の充電器で充電します。マグネットでパチっとくっつき、着脱が簡単なので充電しやすいです。ちなみに急速充電には対応していないので、5V1Aに対応した充電アダプターを用意する必要があります。

TicWatch Pro 3 Ultra GPSの充電器の画像
TicWatch Pro 3 Ultra GPSを充電している画像

TicWatch Pro 3 Ultra GPSのレビュー

TicWatch Pro 3 Ultra GPSの実際の使用感を中心に、装着感や機能をレビューしていきます。

装着感

TicWatch Pro 3 Ultra GPSを初めて装着した時、「あれっ、Apple Watchのバンドと装着感が近い」と感じました。実は、Apple純正樹脂バンドと同じ素材の「フルオロエラストマー」という素材が使われており、シリコンよりもホコリがつきにくく耐久性も高くなっています。

屋外での視認性

スマートウォッチは屋外でも使用するため、画面の見やすさは重要です。曇り空ですが、まずはFSTN LCDディスプレイ時の視認性を確認しました。結果はかなりくっきり見えています。腕をこちらに回すとバックライトが若干明るくなり、その分見やすくなっています。これなら、FSTN LCDディスプレイを常用しても良さそうです。

FSTN LCDディスプレイを屋外で表示している画像
たいしょん

FSTN LCDディスプレイは常時表示しても最大45日間バッテリーが持つので嬉しい点ですね。

次に、AMOLEDディスプレイの屋外での視認性を確認してみました。こちらもかなり明るく「有機ELは屋外で見にくい」という通説を打ち砕くほど見やすかったです。

AMOLEDディスプレイを屋外で表示している画像

防水性

TicWatch Pro 3 Ultra GPSの防水性はIP68、つまり深さ2mまで、最長30分間水の中に潜っても耐えられるタフな仕様です。

日常生活でそのようなシチュエーションはほぼないのですが、一応水道水にTicWatch Pro 3 Ultra GPSを直接10秒かけて試してみました。プールで泳いでも大丈夫なぐらいの防水性なので、これぐらいなら全然壊れませんね。

TicWatch Pro 3 Ultra GPSに水をかけている画像
水道水をTicWatch Pro 3 Ultra GPSに直接かけても壊れない

文字盤

TicWatch Pro 3 Ultra GPSの文字盤は、合計で39種類の文字盤がデフォルトで用意されています。低消費電力のFSTN LCDディスプレイ用と高色域のAMOLEDディスプレイ用の2つがセットになっており、TicWatch Pro 3 Ultra GPSオリジナルなのでApple Watchのように好きな画像を選択できるわけではありません。

AMOLEDディスプレイ用のウォッチフェイス
FSTN LCDディスプレイ用のウォッチフェイス

文字盤の切り替えは、Wear OSアプリから選択できます。クロノグラフやデジタルなどかっこいい系の文字盤が揃っており、男性なら自分好みのデザインが見つかるでしょう。女性向けの文字盤は少ないですが、Mobvoiアプリのダイヤルセンターから新しい文字盤をインストールできますので追加すれば女性向けの文字盤も使用可能です。

たいしょん

有料の文字盤もありますが、無料のもので十分おしゃれな文字盤が手に入ります。

Googleアシスタント機能

TicWatch Pro 3 Ultra GPSは、便利なGoogleアシスタントが使用可能です。例えば「明日の天気は?」と話すと、しっかり明日の天気を紹介してくれます。

TicWatch Pro 3 Ultra GPSでGoogleアシスタントを使っている画像
天気の情報も必要十分

画面を左から右にスライドさせるだけでGoogleアシスタントを呼び出せるので、「OK、Google」と話さなくてもいいのは楽です。しかもiPhoneと接続していてもGoogleアシスタントを気軽に呼び出せるのは、Apple Watchにはない魅力ですね。

通知の表示

スマートウォッチを購入する目的といえば「通知を確認すること」もありますよね。TicWatch Pro 3 Ultra GPSは、縦に約7行ぐらい通知を表示させることが可能です。文字が大きく見やすいので、さっと概要を把握するには十分です。余談ですが、通知が鳴る時のモーターの音が初代TicWatch Eとかなり似ていました。

TicWatch Pro 3 Ultra GPSに表示させる通知はアプリごとに制御できますので、X以外の通知は無効化したいという場合も設定可能です。全ての通知に対応しているわけではありませんが、必要十分ですね。

健康管理機能

TicWatch Pro 3 Ultra GPSは、心拍測定睡眠管理のほか、ワークアウトの管理もできます。今回はTicExerciseというアプリを使って、屋外ウォーキングの計測を試してみました。

TicWatch Pro 3 Ultra GPSのアプリ画面

室外ラン、室外ウォーク、室内ラン、サイクリング、インドアサイクリング、のほか、ゴルフやスキーといったスポーツも測定可能です。その種類は100種類を超えているので、大体のスポーツには対応していると言っても過言じゃありません。

ショッピングモールで歩いてみましたが、持続時間、ペース、速度、距離が自動的に測定されまとめて画面に表示されます。毎週ショッピングモールで5,000歩以上歩く習慣がある(楽天ヘルスケアでポイントをためるため)のですが、歩数以外にも記録の目標ができるのでウォーキングが楽しくなりそうです。

TicWatch Pro 3 Ultra GPSのウォーキング画面

GPSを内蔵しているため、自分の歩いたルートの軌跡を見ることも可能です。

TicWatch Pro 3 Ultra GPSのGPSを即位画面

また、高度、累積標高ゲイン、累積標高損失といったクライミングに関する数値も確認できます。

ウォーキングが終わったあとにGoogle Fitアプリを開くと消費カロリーや歩いた歩数も確認でき、リングの達成状況を見ながら運動のモチベーションにつなげることができます。

TicWatch Pro 3 Ultra GPSのデメリットは充電ケーブルが独自設計であること

TicWatch Pro 3 Ultra GPSを使っていて大きなデメリットは感じなかったのですが、唯一弱点となりそうなデメリットは充電ケーブルが独自設計であるということです。

マグネットでパチっとくっついて便利なのですが、Apple Watchの充電器と違ってダイソーですぐ購入できるものでもないのでなくしたときが怖いです。

たいしょん

一応Amazonでサードパーティ製の充電器が安く売っていますので、スペアで持っておくと自宅用と出先用で使えて便利そうですね。

iPhoneでもAndroidの便利さを享受できるスマートウォッチ

TicWatch Pro 3 Ultra GPSをレビューしました。

実は、最新のWear OSを搭載したTicwatch Pro 5はiPhoneで使えなくなっています。そういった意味では、TicWatch Pro 3 Ultra GPSはiPhoneで使えるWear OS搭載スマートウォッチとしては最高性能といえます。

独自OSもいいですが、Wear OS搭載のTicWatch Pro 3 Ultra GPSはGoogleアシスタントも使えてiPhoneと組めば二刀流の活躍をしてくれます。また、2層ディスプレイ技術でバッテリーも最大45日間持たせることができますので、Apple Watch以上に長く使えます。

たいしょん

デザインも機能性も妥協したくない方は、ぜひ一度TicWatch Pro 3 Ultra GPSをお試しください!

TicWatch Pro 3 Ultra GPS
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 2層式ディスプレイで最大45日の長寿命バッテリー
  • Apple Watchの樹脂バンドと同じ素材を使用し快適な装着感
  • GoogleのWear OS採用でアプリやGoogleアシスタントが使いやすい
  • カッコいい文字盤が多く揃っている
  • 屋外でも画面が明るく見やすい
デメリット
  • 充電ケーブルが手に入りにくい(Amazonで買える)

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