本記事では、2022年7月13日にTP-Linkから発売された新型LEDテープライト、Tapo L920-5をレビューしていきます。
- Tapo L920-5の特徴
- Tapo L920-5の実際の使用感レビュー
- Tapo L920-5とTapo L900-5の違い
- LEDテープライトをテレビ裏に貼るときのコツ
雰囲気のよい間接照明を工事せずに使いたいなら、LEDテープライトが最も手軽ですよね。僕はベッドでLEDテープライトを使用しており、夜でも足元が見やすいので気に入っています。
そして、次はテレビの裏にLEDテープライトを貼りつけて映画やゲームをより楽しみたいと考えるようになりました。ただ、テレビの裏ってベッドのフレームより複雑な構造なので、貼り付けが大変そうですよね。
テープライトの貼り付け失敗したくないなぁ。。。
そこで、LEDテープライトのTapo L920-5をレビューしつつ、LEDテープライトをテレビ裏に固定するときのコツ(あとで再利用可能)も合わせて解説していきます。モニターに貼るときも応用可能です。
ちなみに完成形はこちらです。
テレビがふわっと浮き上がるようにライティングされていますね!
- PUコーティングで安心して取り付けしやすい
- 50パターンのカラーゾーンを設定してライティングの幅が広がる
- Tapoアプリで直感的に操作できる
- 音声シンクロで映画やゲームの臨場感が増す
- スケジュール機能が便利
- アレクサやGoogleアシスタントで音声操作可能
- 25,000時間の長寿命かつ3年保証付き
- 曲げづらいため貼りにくい
- アプリがなければ使いづらい
- 防水性はない
Tapo L920-5の概要
まずは、今回使用するTapo L920-5の特徴を簡単に説明していきます。
- マルチカラー&エフェクト:50パターンのカラーゾーンを設定して、よりあなたらしく自由に楽しめます。
- コーティングで長持ち:PUコーティングでLEDを保護しています。
- ハブは不要:WiFi経由で接続できるので、専用のハブや機器を別途用意する必要はありません。
- 自由に取り付け:必要な長さにカットしたら、シールを剥がして貼るだけでかんたんに設置できます。
- 便利なプリセット:映画鑑賞や食事にぴったりな設定を見つけて保存しておけば、お部屋の雰囲気をすぐに切り替えて楽しめます。
- スケジュール&タイマー :お好みの色や明るさで、お好みの時間にオン/オフが設定可能です。
- 音声コントロール:GoogleアシスタントやAmazon Alexaに対応しているので手放しでも操作可能です。
製品寸法 | 5,000×10×3.0 mm |
認証 | CE, RoHS |
動作環境温度 | -15 ºC~ 40 ºC |
動作環境湿度 | 10%~90% RH, 結露を避けてください |
Wi-Fi 周波数 | 2.4GHz |
まとめると、スマートライトの機能に加えて安価なLEDテープライトより高機能・高耐久なモデルです。
多機能すぎるので、レビューでは便利で楽しい機能に絞って紹介しますね!
付属品
付属品は下記のものが揃っています。
- LEDテープ本体
- 電源スイッチ
- ACアダプター
- 3Mの両面テープ x 2
- 説明書
電源スイッチは、ボタンが大きく押しやすくなっています。電源スイッチの上部にACアダプターと接続する端子があります。
ACアダプターの長さは1.5mで、電源スイッチのケーブルと合わせれば2m以上の長さになります。
説明書は一応日本語もありますが、アプリを使用してかんたんに進められるので簡素です。
LEDテープは円形にまとめられています。取り付け時は、LEDテープライトをくるくる回しながら貼り付けられますので、5mの長さでも絡まずに取り付け可能です。
裏面は両面テープになっていますが、今回は使いません。
Tapo L920-5とTapo L900-5を比較
今までTP-LinkにはTapo L900-5というLEDテープライトがあったのですが、こちらの従来モデルとTapo L920-5を比較してみます。
レビュー記事、TP-Link Tapo L900-5 レビュー|LEDテープライトでDIYするのにおすすめも参考にしてください!
製品名 | Tapo L920-5(本製品) | Tapo L900-5 |
ICチップ | あり | なし |
カラー | マルチカラー対応 | マルチカラー対応 |
カラーゾーン設定 | あり | なし |
PUコーティング | あり | なし |
長さ | 5m | 5m |
Amazon参考価格(税込) | 5,400円 | 3,600円 |
Tapo L920-5とTapo L900-5の大きな違いは、ICチップの有無による性能差とPUコーティングによる耐久性です。LED自体の寿命(25,000時間)、明るさ(2,100mcd)は同じですので、カラーゾーン設定(50パターン)が必要かどうかで判断しても良さそうです。
なお、Tapo L900シリーズにはTapo L900-10という10mサイズの商品もあり、こちらはAmazon参考価格5,600円とTapo L920-5に200円足した値段です。Tapo L920-5の独自機能が必要なく、より長さが欲しい場合はTapo L900-10も検討してみましょう。
結束バンドでテレビ裏にLEDテープライトを貼る方法
では、テレビ裏にLEDテープを取り付けていきます。今回はLEDテープライトの両面テープを使わずに、両面テープつき結束バンドとマスキングテープを使用して取り付けていきます。
- LEDテープライトの両面テープを使わないので再利用できる。
- 結束バンドならすぐにテープライトを取り外せる。
- マスキングテープを貼れば結束バンドのテープを貼りやすくかつ剥がしやすい。
今後もしかしたらテレビではなくデスクや他のモニター裏に貼りたくなるかもしれないので、再利用できる点が結束バンドを使う大きなメリットです。
と、その前にLEDテープライトの動作確認をしましょう。
まずは通電確認
LEDテープライトをテレビ裏に貼る前に、まずは通電確認をしましょう。
貼ってから初期不良があると剥がす手間が出ますしね。
- LEDライトがつかなかったらどうすればいいか?
-
LEDライトがつかない時は、本体と電源ボタンのコネクタを上下逆にしている場合があります。コネクタの向きを疑って、それでもダメなら初期不良を疑いましょう。
アプリの設定をしてペアリングする
次に、アプリの設定をしていきます。「TP-Link Tapo」アプリをインストールしておきましょう。iPhone用とAndroid用のアプリが用意されています。
アプリを使うと使わないとでは、使える機能が大幅に変わりますよ。
今回ペアリング方法の解説は省略します。といいますのも、下記のようにアプリ上で説明ガイドの通り進めれば誰でもかんたんに設定できるからです。
これだけアプリで解説されていれば、説明書いらずでかんたんに設定できますね。
ちなみに設定中にフィギュアを置いておくとこのように楽しめます。
テレビ裏にLEDテープライトを固定する
ここまでできたら、早速テレビ裏にLEDテープライトを貼り付けましょう。
まず、マスキングテープを取り付けていきます。テレビの上にほこりや汚れがあったら、清掃しておきましょう。
マスキングテープは、9箇所に取り付けました。今回は49インチのテレビに取り付けますが、サイズに応じて変えてみてください。
マスキングテープを貼り付けた場所に、両面テープつきの結束バンドを貼り付けていきます。
僕はありものを使いましたが、MAVEEKのコードクリップならもっとスマートに固定できそうです。
次に、テープライトを取り付けていきます。できればLED部分に被らないように取り付けられればベストですが、LED部分に被ってしまっても影にはならないので大丈夫です。
9箇所を結束バンドで留めて、残りのテープをTVスタンドの背面に流した完成形がこちらです。
もしLEDテープライトの両面テープを剥がして使用していたら、ここまで柔軟に組めていなかったと思うので結束バンドでLEDテープを貼り付けてよかったと感じました。
お好みで余ったテープライトをカットしても大丈夫です!
最後に、再度通電して動作確認をすれば完了です。
これで普段はこのようになんの変哲もないテレビが、
ライティングによってこのようにかなり個性的なゲーミングテレビに早変わりしました。
初めて見た時はかなりテンションが上りました!
Tapo L920-5の使用感レビュー
では、Tapo L920-5を実際に使用してみて感じた部分を中心にレビューをしていきます。
Tapo L900-5と重なる部分もありますが、まとめて紹介していきますね!
- PUコーティングで安心して取り付けしやすい
- 50パターンのカラーゾーンを設定してライティングの幅が広がる
- Tapoアプリで直感的に操作できる
- 音声シンクロで映画やゲームの臨場感が増す
- スケジュール機能が便利
- アレクサやGoogleアシスタントで音声操作可能
- 25,000時間の長寿命かつ3年保証付き
PUコーティングで安心して取り付けしやすい
まず、Tapo L920-5はPUコーティングされており、LED素子がむき出しではないので安心して取付作業ができました。今までTapo L900-5を使用していましたが、LED素子を含めむき出しの状態だったので取り付け中に踏んだり何かに引っ掛けて破損しないか少し不安でした。
しかしTapo L920-5は表面にPUコーティングがされていて、LED素子もICチップも保護されていますので、破損の心配をすることなく取り付けできました。
コーティングをしても防水性はないので「PUコーティングって意味あるのかな?」と感じていましたが、つるつるした表面で引っかかりなく持てますし保護、取り付けやすさにも寄与しています。
安心感が段違いですよ!
Tapoアプリで直感的に操作できる
Tapo L920-5は、Tapoアプリを使うことでライトのオンオフや色を変えるなど、様々な機能を使用できます。下記イメージの左側はTapoアプリのトップページですが、複数台のTapoデバイスをワイヤレスで一括操作できます。
右側は明るさ、色調整の画面ですが、ライトのオンオフを遠隔操作したり1,600万色の中から好きな色設定ができるなど楽しめます。
アプリから色を設定するとこんな雰囲気にライティングできます。
アプリの使いやすさは魅力ですね。
50パターンのカラーゾーンを設定してライティングの幅が広がる
Tapo L920-5はICチップを搭載し、50パターンのカラーゾーンを設定することで従来より細かくライティングの設定が可能になりました。
実際のアプリの設定画面はこのようなイメージで、50箇所の色を任意の色に変更できます。
通常のLEDテープライトより個性的な配色ができますので、とことん設定を追い込んでみたい人にはぴったりな機能です。
音声シンクロで映画やゲームの臨場感が増す
Tapo L920-5の「音声シンクロ」を試してみましたが、ゲームの効果音によって明るさが変わり臨場感が増しました。まるでゲーミングモニターならぬゲーミングテレビになった感覚です。
実際のゲームプレイ映像も撮影してみました。
ライティングのおかげで一撃の重みがよく伝わりますね!
音声シンクロはTapoアプリで設定でき、1,600万色から自由に設定可能です。また、明るさも0〜100%で調整でき、最大輝度を調整できます。
ちなみにTapo L920-5にマイクが付いているわけではないので、アプリを立ち上げてスマートフォンのマイクで音声を拾う必要があります。
音声シンクロはスマホが必須ですが、ゲーミング用途にピッタリですね。
スケジュール機能が便利
Tapo L920-5は、時間を指定してLEDライトの点灯、消灯の設定が可能です。下記のイメージのように、日の出や日没に合わせたスケジューリング、時間や曜日を指定して設定できます。
例えば寝る前の11時に点灯して、就寝しそうな1時に消灯するようにセットしておけば自分で電気を切らなくても自動で消してくれます。
家の電球をTapoで揃えておきたくなるほど便利です。
アレクサやGoogleアシスタントで音声操作可能
Tapo L920-5は、アプリによる操作だけではなくアレクサやGoogleアシスタントなどの音声コントロールにも対応しています。ちなみにAppleのHomeKitには対応していません。
グループ化して複数のTapoを音声で操作することもできますよ!
※グループ化しての複数操作はGoogleアシスタントのみ対応
- アレクサ、テープライトを消して。
- アレクサ、テープライトの明るさを50%にして。
Alexaなどとの連携は特別な操作は必要なく、Tapo L920-5の初期設定でWi-Fiにつないだ瞬間に連携されます。
スイッチでライトのオンオフをするよりもかなり楽で、PCで作業をしながら離れた場所のTapo L920-5を操作できるのでかなり気に入っている機能のひとつです。
25,000時間の長寿命かつ3年保証付き
Tapo L920-5は25,000時間という長寿命です。目安として、1日6時間使ったとして11年4ヶ月程度寿命が持つ計算になります。寝る直前だけつける用途なら、十分な耐久性でしょう。
また、Tapo L920-5は3年間の保証がついています。テープライトで人気のあるLeproは2年間の保証なので、テープライトとしては長期保証で手厚いのもポイントです。
下記の連絡先より、サポートが受けられます。
- 電話の場合・・・0120-095-156
- メールの場合・・・[email protected]
テープライトは壊れやすいので、長期保証は嬉しいですね!
Tapo L920-5のデメリット・残念なところ
基本的に気に入っていますが、Tapo L920-5を実際に使っていて感じたデメリットや残念なところも紹介していきます。
- 曲げづらいため貼りにくい
- アプリがなければ使いづらい
- 防水性はない
曲げづらいため貼りにくい
以前Tapo L900-5を使用していたからこそ感じる点ですが、Tapo L920-5は一般的なLEDテープライトよりも曲げづらいです。PUコーティングがされている分、丈夫で張りが強く直角に曲げるときも少し丸みを出してあげないと貼り付けが難しいです。
大きく曲げて貼り付けをする時は注意が必要ですね。
曲げにくいことも原因で結束バンドでの固定を決めたのですが、もしテレビやデスク裏を明るく照らしたいだけであればTapo L900-5などコーティングされていないLEDテープライトのほうが貼りやすいです。
アプリがなければ使いづらい
Tapo L920-5はTapoアプリでの操作が前提なので、アプリがなければ使いづらいです。アプリで操作できるのは大きなメリットでもあり、デメリットでもあります。
TP-Link製品、特にTapoシリーズは基本的にスマートホームの延長としての製品づくりをしていますので、物理的なリモコンはありません。自分だけで操作する分には問題ありませんが、もし他の誰かが操作する可能性があるなら他社の物理的なリモコンがついたモデルをおすすめします。
特にスマートフォンを持っていないお子さんなどが操作する時は物理リモコンのほうがいいですよね。
防水性はない
Tapo L920-5はPUコーティングで防水性も高そうですが、防水性はありません。晴れた日の屋外で使う分には問題ありませんが、雨の日や水のかかる場所での使用は控えましょう。
防水性能は備わっていないため、設置場所にご注意ください。水のかかる可能性のある場所では使用できません。
TP-Link公式サイト
キャンプで使えそうな屋外用の防水モデルとかも出してほしいですね。
Tapo L920-5のレビューまとめ
今回は、Tapo L920-5をレビューしました。Tapo L900-5に比べて、PUコーティングされ耐久性がよりパワーアップ。さらに新たにICチップを搭載し、カラーゾーン設定でLEDライトをより細かく制御できるようになりました。
5mの長さで、テレビやデスクのライティングにおすすめです!
価格はAmazon参考価格で5,400円とLEDテープライトとしては比較的高価な価格設定ですが、工事しなくても間接照明を施工できると思えば安い買い物だと思います。3年保証つきですので、他社の製品より長く安心して使えるのも魅力ですね。
おすすめできる人・できない人
Tapo L920-5をおすすめできる人、できない人は下記の人です。
特にゲーマーの方にはライティングにこだわりを持っている方が多いと思いますし、音声シンクロなどゲームの効果音に合わせてライティングが変わる機能もありますのでゲーミング用途にもおすすめです。
僕のようにテレビ裏にLEDテープライトを貼ったりして雰囲気を出したい方はぜひお試しくださいね!