今回は、CIOのケーブル内蔵型モバイルバッテリー、SMARTCOBY Pro SLIM CABLEを実機レビューします。クラウドファンディングのMakuakeで支援額11,346,880円という目標額の300,000円を大幅に超えて達成した注目機種です。薄型でケーブル内蔵というスマートさは、外出時の充電の手間や荷物を減らせるなど大きなメリットがあります。
主な特徴はこちらです。
- 脱着可能な内蔵USB-Cケーブル:ケーブルを持ち運ぶ必要がなく、断線時には交換可能です。
- 薄さわずか18mm:コンパクトで軽量、持ち運びに便利です。
- 最大35Wの出力:スマホやタブレット、ノートPCなどを急速充電できます。
- 大容量10000mAhバッテリー:iPhone 15を約1.9回フル充電可能。
- パススルー充電対応:バッテリー本体と接続デバイスを同時に充電可能です。
- ドットLEDによるバッテリー残量表示:1%単位でバッテリー残量を確認できます。
実際にCIO SMARTCOBY Pro SLIM CABLEを使ってみましたので、特徴やメリット・デメリットも解説していきます!
- USB-Cケーブル内蔵で荷物が減らせる。
- 薄型軽量で持ち運びしやすい。
- iPhoneを30分で約60%まで給電できる高速仕様。
- バッテリー残量をLEDで確認できる。
- MacBookなどをフル充電したいなら役不足。
- 同容量のバッテリーと比べると価格が若干高い。
型番: | CIO-MB35W2C-10000-SC |
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サイズ: | 約 101.5 × 64.5 ×17.8 mm |
重量: | 約 189 g |
バッテリー容量: | 10,000mAh |
ポート構成: | USB-C×2 |
入力: | 5V=3A / 9V=3A / 12V=2.92A / 15V=2.33A / 20v=1.75A (Max 35W) |
出力: | (USB-C1/2) 5V=3A / 9V=3A / 12V=2.92A / 15V=2.33A / 20v=1.75A Max 35W (PPS) 3.3-11V=3A (Max 22W) (USB-C1+C2) :5V+6A Total 30W |
急速充電規格: | PPS / PD3.0 / QC4.0+ |
パススルー機能: | 搭載 |
その他機能: | ドットLED残量表示 |
付属品: | 取扱説明書(日本語/English) 、専用着脱式ケーブル(USB Type-C to Type-C) |
SMARTCOBY Pro SLIM CABLEの特徴
着脱可能なUSB-Cケーブルを内蔵
SMARTCOBY Pro SLIM CABLEの一番の特徴は、あらかじめUSB-Cケーブルを本体に内蔵している点です。バッテリーの周囲を囲むように収納できますので、ケーブルがかさばる心配もありません。長さは21cmで、長すぎず短すぎずといった塩梅です。
ケーブル自体にも工夫があり、きしめんのような平型、かつ細かな溝があり絡まりにくくなっています。
特にスマホで持ちながら使う時に、ケーブルに変な癖がつかないので使いやすいですよ。
また、内蔵型とはいえ万が一ケーブルが断線したときのことも考えて着脱できるようになっています。つまり、長く安心して使えそうですね。
ケーブルを内蔵することで、SMARTCOBY Pro SLIM CABLE自体への給電、iPhoneなどへの充電も内蔵ケーブルだけでできるようになっています。つまり持ち物が減らせてかつ使うたびにケーブルを着脱しなくてもいいのでかなり楽です。
iPhoneに限らず、Androidを使っている人にも便利ですね!
薄型軽量で持ち運びしやすい
SMARTCOBY Pro SLIM CABLEは、約 101.5 × 64.5 ×17.8 mmというコンパクトサイズで持ち運びしやすいです。一般的なクレジットカードと比較すると、1周り大きいぐらいのサイズ感ですね。
また、CIOを代表する小型10,000mAhモバイルバッテリー、CIO SMARTCOBY Proと並べると一回り大きく見えます。ただ、厚みを見ると圧倒的にSMARTCOBY Pro SLIM CABLEの方が薄いですね。
これだけ薄いと、例えばボディバッグの裏ポケットに入れてもぴったりです。
重さは183.69gと、SMARTCOBY Proの171.62gに比べて若干重いです。ただ、ケーブル内蔵である点を踏まえれば個人的に誤差の範囲かなと思います。
LEDでバッテリー残量が分かる
SMARTCOBY Pro SLIM CABLEは、本体のLEDでバッテリー残量を1%単位で把握できるので便利です。SMARTCOBY Proの時も液晶でバッテリー残量の確認ができましたが、表面のガラスの傷が目立ったり少し問題がありました。SMARTCOBY Pro SLIM CABLEはその点を解消し、外観と同じシボ加工を施すことで傷が目立ちにくい仕様になっています。
また、SMARTCOBY Pro SLIM CABLE本体への給電時はバッテリー型のアニメーションで充電の進捗状況が分かります。ドット絵みたいで可愛いですね。
非表示時はデジタル基盤が全く見えないので、デザイン性も高いです。
iPhoneへの給電は30分で約60%と高速
今回は、充電能力の検証もしてみました。ちょうど手元にバッテリー残量1%のiPhone 14 Proがありましたので、30分でどれほど充電できるか検証してみます。
結論から言えば、30分で1%から62%まで充電できました。爆速です。SMARTCOBY Pro SLIM CABLEの残量は71%から38%まで減っており、フル充電は十分可能ですね。
ちなみに充電時のワット数を給電チェッカーで測定したところ、20W前後の数値が出ていました。Apple純正のUSB-C電源アダプターがちょうど20Wなので、数値的にも十分ですね。
ちなみにフル充電はできないのですが、MacBookでも最大30Wで給電可能です。さすがに屋外でMacBookを持ち運ぶ場合はACアダプターか20,000mAhの大容量バッテリーの出番かなと思いますが、緊急用でも一応使えそうですね。
また、2つのケーブルを使って同時充電も可能です。この場合、片側が10Wと著しく電力が低下するので充電時間に余裕がない場合はおすすめできませんが一台ずつ充電するのが面倒な時は重宝します。
給電能力はiPhoneにぴったりです!
SMARTCOBY Pro SLIM CABLEのメリット・デメリット
SMARTCOBY Pro SLIM CABLEを実際に使って感じたメリット・デメリットを紹介します。
メリット
SMARTCOBY Pro SLIM CABLEのメリットは、下記の4点です。
- USB-Cケーブル内蔵で荷物が減らせる。
- 薄型軽量で持ち運びしやすい。
- iPhoneを30分で約60%まで給電できる高速仕様。
- バッテリー残量をLEDで確認できる。
SMARTCOBY Pro SLIM CABLEはケーブル内蔵型なので、特に持ち運ぶ際に荷物が減らせるのは大きなメリットですね。充電時だけではなく、SMARTCOBY Pro SLIM CABLE自体への給電も1本のケーブルでまかなえるので便利です。過去のCIOのモバイルバッテリーと比較しても薄く、バッグのポケットに収めやすいのは嬉しいですね。
ケーブル内蔵型とはいえ交換できるのもポイント高いです。
デメリット
SMARTCOBY Pro SLIM CABLEのデメリットは、下記の2点です。
- MacBookなどをフル充電したいなら役不足。
- 同容量のバッテリーと比べると価格が若干高い。
まず、10,000mAhという容量はスマホなどには向いていますが、ラップトップPCへのフル充電には足りないので、できれば20,000mAhのものを選んだほうがいいですね。
また、ほぼ同じ仕様のSMARTCOBY Pro SLIMと比べると実売価格が1,000円ほど高いです。しかも薄さはSMARTCOBY Pro SLIMの方が2mm薄く、もしケーブル内蔵型にこだわらないのであればこちらのほうがおすすめですね。
とはいえケーブル内蔵型のスマートさはかなりいいですよ。
SMARTCOBY Pro SLIM CABLEのレビューまとめ
CIOのSMARTCOBY Pro SLIM CABLEをレビューしました。
とにかくケーブル内蔵型は、必要な時にケーブルがすぐ出せてかなり便利です。荷物も減らせますし、平型で絡みにくいので扱いやすくなっています。
出先で荷物を少しでも減らしたい方は、ぜひ一度お試しください!
- USB-Cケーブル内蔵で荷物が減らせる。
- 薄型軽量で持ち運びしやすい。
- iPhoneを30分で約60%まで給電できる高速仕様。
- バッテリー残量をLEDで確認できる。
- MacBookなどをフル充電したいなら役不足。
- 同容量のバッテリーと比べると価格が若干高い。