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[永久保存版]SKE48劇場のデジタルサイネージの作り方〜提出方法までをご紹介します

現在新型コロナウィルスの影響で、SKE48は劇場公演を一時的に中止しています。また、それに伴い生誕祭や卒業公演も延期され、今後の見通しが分からなくなりました。

それ以外にも問題はいろいろあり、例えば生誕祭を行う生誕委員の人員不足(これはアイドルグループの多様化やファンの母数が増えていかないにもかかわらずメンバーがどんどん増えていくという根本的な構造があり)やスキルを持った人員の確保が問題となっています。僕も生誕委員ではありませんが、複数の生誕祭のサイネージやフライヤーの製作を行っています。

そこであまり公表されていないスキルをインターネット上に開放し、少しでも役立てていただきたいと思いこの記事を加工と思いました。

今回はSKE48劇場のデジタルサイネージの作り方について、ご紹介します。

タップできるもくじ

そもそもいつSKE48のデジタルサイネージを作るのか?

まずは、そもそもいつSKE48のデジタルサイネージを作成するのかを整理します。

下記イメージは生誕祭で実際に私が作成したサイネージですが、メンバーの生誕祭で主に作成します。

また、場所としては劇場入り口のすぐの横のサイネージになります。

普段はこちらのサイネージは劇場の注意事項が表示されていたりしますが、生誕祭のときはディスプレイを彩るメインビジュアルとなります。なので画像だけを表示させることは少なく、動画で制作を行うことが多いです。

デジタルサイネージの仕様を理解しよう

SKE48劇場のデジタルサイネージですが、いくつか制約が存在します。その制約、仕様は生誕委員でさえ知っている人はごく僅かです。

静止画フォーマット

まずは静止画で制作を行う際の仕様です。

  • マイクロソフトPowerPointのデータで入稿
  • 拡張子は(.ppt)で97−2003のバージョン形式で保存
  • その他のバージョンでは正しく作動しません
  • スライドショーを制作していただいても構いません

色々突っ込みどころがありますね。サポートが切れたWindows7をまだ使っているのか、いや、2003ということはVistaとかおそらくもっと前ですね。その他のバージョンでは正しく動作しませんということなのですが、この仕様が2013年からだったとしてもpptxぐらいには対応しているべきなのでは。

とはいえ、例えばナゴヤドームのモニターに映されている映像はPowerPointで作られていますので、PowerPointで提出するということはメジャーですね。

動画フォーマット

動画用の仕様もありますので、ご紹介します。

  • フォーマット1:QuickTime(H.264)形式で、拡張子は(.mov)
  • フォーマット2:Windows media player形式で、拡張子は(.wmv)

QuickTimeの場合

解像度768 x 1360(9:16)縦長サイズ
フレームレート29.97fps
エンコード10M以下(画質モード高)
映像の長さ1分以内

なお、音声は流せませんので、制作の際は映像のみ作成してください。

Windows media player

解像度768 x 1360(9:16)縦長サイズ
フレームレート29.97fps
エンコード10M以下(画質モード高)
変換方法CBR(2pass)
映像の長さ1分以内

その他注意事項

その他の仕様として、以下のような指定があります。

  • 映像はループ再生をします
  • PowerPointと動画コンテンツの組み合わせはできません(私が試したところできます)
  • その他の動画フォーマットは対応しません(MP4形式でも大丈夫でした)

まず、仕様では上記のような内容ですが、再生できれば何でもいいです。PowerPointの中に動画を組み込んで制作する分には問題ありませんでしたし、MP4で提出しても再生できました。

要は、QuickTimeプレイヤーとWindows media playerで再生できればいいです。

ただし、解像度やフレームレート、エンコードの部分は厳守するようにしましょう。

どのようなソフトでデジタルサイネージを作成するか

まず、どのようなソフトを使うとデジタルサイネージを作れるのかをご紹介します。

ソフトの使用方法はご自分で探してください。

PowerPoint

まず、特別な映像制作ソフトを使っていないのであればPowerPointを使用しましょう。

以下のサイネージは、僕が学生時代にPowerPointで作成したデジタルサイネージです。PowerPointでも、頑張ればここまでできます。ちなみに動画とも組み合わせています。

Adobe After Effects

次に、Adobe After Effectsです。こちらは使用にあたり月々の契約が必要です。例えば桜が降ってくるようなエフェクトや、扉が開くようなアニメーションはAdobe After Effectsを使用するとやりやすいです。

以下のサイネージも、僕が学生時代にAdobe After Effectsで作成したサイネージです。1ヶ月ほど勉強すればある程度さわれるようになります。

注意点としては、エフェクトを多用すると10Mを余裕で超えてしまうので、あとで圧縮するにしてもほどほどにしておくということでしょうか。

Motion5

もしあなたがMacを使用しているのであれば、Motion5がおすすめです。僕が現在進行形で使用しているのも、Motion5です。

5000円ちょっとで、Adobe After Effectsなみに凝ったアニメーションを作成することができます。しかも操作しやすいです。

以下のサイネージはMotion5で作成したサイネージです。爆発アニメーションはポップですが、リアルな爆発アニメーションも追加できます。

動画の圧縮に使用するソフト

動画ができたら、次は圧縮を行うソフトが必要です。10Mまでデータを抑え込むことがなかなか難しいので、サクッと圧縮できるソフトを使用しましょう

VideoProc

圧縮、変換には、VideoProcがおすすめです。僕もこちらを使用しています。

説明書いらずで多彩な変換形式に対応していますので、初心者の方におすすめです。

Adobe Media Encoder

Adobe Media Encoderは、Adobe After Effectsを契約するとついてきます。もしAdobe After Effectsを使用している方は、こちらのソフトを使われるとやりやすいかもしれません。

劇場への提出方法

まず、劇場への提出方法は2つあります。

1つ目は、サイネージのデータを直接劇場に提出する方法です。こちらの場合主に生誕委員長にデータを渡し、その場で軽く動作チェックも行って頂く場合が多いです。

2つ目はメールでデータを提出する方法です。以前は「[email protected]」宛に送信していましたが、運営会社が変わったため現在は違うかもしれません。こちらは生誕委員長、または劇場に確認を取りましょう。

また、メールで送信する際は以下の例文を参考にしてください。

例文

例文

件名:〇〇生誕祭サイネージについて

SKE48劇場 担当者様


日頃は大変にお世話になっております。2020年〇〇生誕祭実行委員会のたいしょんと申します。


生誕祭当日にエントランスにて映して頂くサイネージのデータを送らせて頂きます。ご確認を宜しくお願い致します。


何か問題などありましたらお手数ですがご連絡頂くと助かります。
生誕祭当日を含め今後とも宜しくお願い致します。


2020年〇〇生誕祭実行委員会たいしょん

これはボランティアなので、成功させるという意志が大事

一応お礼としていくらかいただくこともありますが、原則メンバーを応援する、生誕祭を成功させるんだというモチベーションがなければ続きません。

なぜなら、1人で作っているわけではないからです。生誕祭実行委員会として作っているわけでなくても、委員の思いを理解しどうしたらメンバーが喜んでくれるのかを共に考えていくことが大事です。

もし少しでも興味を持っていただけたら、SKE48メンバーの生誕委員として活動してみてはいかがでしょうか?

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