今回は、スマホの熱を吸収し-8.2℃を実現した冷却シート、「Simplism スマ冷え Premium ラージ」をレビューしていきます。スマホでゲームをしていると、どうしても悩ましいのが熱問題です。最近のスマホゲームは原神やゼンレスゾーンゼロなど、グラフィック重視の作品が増えているためGPUに負荷がかかり熱が高くなりがちです。スマホの熱が上がると、サーマルスロットといいこれ以上熱が上がらないようパフォーマンスを下げたりしますが、できれば熱をあげずに高いパフォーマンスのままゲームをプレイしたいですよね。
スマ冷え Premium ラージは、そんな方の救世主です!
- 発熱でよくスマホアプリが落ちる。
- ゲーム中に発熱してサーマルスロットで動作が重くなる。
- 真夏の猛暑でナビとして使っているとスマホが熱くなる。
当ブログでは、実際にiPhone 15 Proを使用してスマ冷え Premium ラージの性能を検証してみたいと思います。結論としては、タイトルの通りSimplism スマ冷え Premium ラージを使ったらiPhone 15 Proで原神最高画質+フレームレート120Hzで安定動作しました。
- スマホの背面に貼るだけで熱によるパフォーマンスの低下を防げる。
- 薄型でスマホケースとの併用が可能。
- マット加工でサラサラとしたかっこいい背面。
- ファンレスで電気が必要ない。
- ケースによっては背面に余裕がなく少し反ってしまう。
- iPhoneの場合MagSafeの磁力がかなり弱まる。
Simplism スマ冷え Premium ラージの特徴
Simplism スマ冷え Premium ラージは下記の3つの特徴があります。
- 熱を-8.2°C吸収し、バッテリーの劣化を防ぐ。
- 0.9mmと極薄なので、ケースと一緒に使える。
- 接着剤を使わず、何度でも貼って剥がせる。
熱を-8.2°C吸収し、バッテリーの劣化を防ぐ。
スマ冷えは、スマホの背面に貼ることで熱を吸収してくれます。日本の共同技研化学株式会社の蓄熱シート「FREY」を使用し、マイクロカプセルが熱を吸収してくれる仕組みです。マイクロカプセルが蓄えた熱を空気中に放出し、冷却が進むと固体に戻るので半永久的に繰り返し使えます。
実際にマイクロカプセルを写してみましたが、この表面に見える黒く小さな点々がマイクロカプセルみたいですね。
端末温度が30℃を超えてくると次第にパフォーマンスが落ちてくるので、できる限り30℃付近で端末温度をキープしてくれるシートって感じですね。また、バッテリーは高温と低温に弱いため、スマ冷え Premium ラージで温度を安定させることでバッテリーの劣化も防ぐ効果が期待できます。
貼っておくだけでここまで冷却効果があるのはすごいですね。
0.9mmと極薄なのでケースと一緒に使える
スマ冷え Premium ラージは、0.9mmの厚さなのでiPhoneケースと併用が可能です。よくスマホの背面に冷却ファンを固定するタイプがありますが、あれだとスマホケースが使えません。しかも電力が必要です。
スマ冷え Premium ラージは、シート形状かつ電気がいらないので、常に貼りっぱなしで使える手軽さが魅力ですね。
実際にスマ冷え Premium ラージをiPhoneに貼り付けた状態でケースを装着しましたが、確かにケースと一緒に使えました。
ただiPhoneケースの場合、MagSafe用にケース背面にマグネットが埋め込まれていることがあり、その場合は背面のスペースに余裕がないため下記のように少し反ってしまう場合があります。Androidなどは大丈夫そうですね。
接着剤を使わず何度でも貼って剥がせる
スマ冷え Premium ラージは、接着剤を使っていないので何度でも貼り直しが可能です。冷えピタみたいな感じですね。僕のように毎年iPhoneを買い替えているような人は、新しい端末でも引き続き使えるので経済的です。
Simplism スマ冷え Premium ラージの効果を検証
実際に、スマ冷え Premium ラージの効果を検証してみたいと思います。検証環境は下記のように設定しました。
- 使用端末:iPhone 15 Pro
- 使用アプリ:原神
- 画質設定:最高画質・フレームレート120Hz
- 室温:28℃
iPhone 15 Proで原神をプレイする場合最大でフレームレート120が選択できたので、最高画質+120Hzでプレイします。
温度の計測は、工業向けのレーザー温度計を使います。
まずは、何も着けないままiPhoneで原神をプレイしてみました。割とスムーズに動くのですが、モンド城周辺のようにオブジェクトが多い場所では少しカクつく場面もありました。
5分ぐらいプレイした時点でiPhone本体が結構熱く感じたので、表面温度を計測してみました。
場所 | 温度 |
---|---|
上部 | 42.4℃ |
中心部 | 40.4℃ |
下部 | 34.2℃ |
次に、スマ冷え Premium ラージを貼り付けた状態で原神をプレイしてみました。
貼り付けた状態でしばらくプレイしてみたのですが、視点をグリグリしても全然カクつきませんね。モンド城周辺のお店が密集しているエリアでも、フレームレート120Hzの状態でスムーズに動きます。
追加で10分ぐらいプレイしてから、再度iPhoneの温度を計測してみました。
場所 | 温度 |
---|---|
上部 | 35.8℃(-6.6℃) |
中心部(シート上) | 39.2℃(-1.2℃) |
下部(シート上) | 35.8℃(+1.6℃) |
計測の結果、最大で-6.6℃まで下がっていました。主な熱源であるA17ProチップはiPhoneの中心辺りなので、スマ冷え Premium ラージが熱が上部に伝わる前に吸収してくれていると推測しています。下部の温度が上がっているのは、シート全体に熱が伝わりその分下部も熱くなっているのかなと言う印象です。少なくともシートから露出している上部はかなり温度が下がっていたので、効果はありますね。しかも原神の最高画質+フレームレート120Hzでも問題なく動作させられたので、パフォーマンスにも良い影響が出ていました。
シートを背面に貼っただけでパフォーマンスが上がるのはすごいですね。
スマ冷え Premium ラージのメリット・デメリット
スマ冷え Premium ラージを実際に使ってみて感じたメリットとデメリットを紹介します。
メリット
スマ冷え Premium ラージのメリットは下記の4点です。
- スマホの背面に貼るだけで熱によるパフォーマンスの低下を防げる。
- ファンレスで電気が必要ない。
- 薄型でスマホケースとの併用が可能。
- マット加工でサラサラとしたかっこいい背面。
今回の検証で、iPhone 15 Proにおいて原神を最高画質+フレームレート120Hzプレイで安定して動作させられたことが分かり、これは大きなメリットに感じました。
また、あまりデザインに触れていなかったのですがシートの表面が硬質でサラサラしていて、安っぽさのないかっこいいデザインなのもいいですね。
デメリット
スマ冷え Premium ラージのデメリットは下記の2点です。
- ケースによっては背面に余裕がなく少し反ってしまう。
- iPhoneの場合MagSafeの磁力がかなり弱まる。
MagSafe対応ケースの場合、背面にマグネットがある都合上空間に余裕がなく、スマ冷え Premium ラージを貼ると反ってしまう場合があることはお話しました。対処法は、もうワンサイズ小さな「スマ冷え Premium」がありますので、そちらを使えば改善されるかもしれません。
もう一つ知っておいてほしいのが、MagSafeの磁力が弱くなってしまうことです。スマ冷え Premium ラージを貼り付けた状態でMagSafe充電器に近づけてみましたが、ほとんど磁力がなくスルッと落ちてしまいました。
これを回避する方法はMagSafe対応のiPhoneケースを使うことになるのですが、1つ目のデメリットと板挟み状態なのでどうかなって感じですね。
背面に余裕があるMagSafe対応ケースを使うしかないですかね。。。
結論:原神・ゼンレスやるならスマ冷えを貼ろう
Simplism スマ冷え Premium ラージをレビューしました。
iPhoneの背面にシートを貼っただけで熱が取れ、快適なパフォーマンスを得られるスマ冷え Premium ラージは純粋にすごいと思いました。特にグラフィック重視のゲームをプレイする方は熱問題に悩まされがちですが、ハードゲーマーならスマホの背面にスマ冷え Premium ラージを貼っておけば今よりも安定して動作させられること間違いなしです。
スマホの熱問題に悩んでいる方は、ぜひお試しください!
カラバリにはホワイトもあります
- スマホの背面に貼るだけで熱によるパフォーマンスの低下を防げる。
- 薄型でスマホケースとの併用が可能。
- マット加工でサラサラとしたかっこいい背面。
- ファンレスで電気が必要ない。
- ケースによっては背面に余裕がなく少し反ってしまう。
- iPhoneの場合MagSafeの磁力がかなり弱まる。