本記事では、Secretlab OMEGA 2020 SoftWeave(ファブリック)をレビューします。
シンガポールを代表するゲーミングチェアメーカー、Secretlab様よりオファーがあり、製品提供にて「Secretlab OMEGA 2020 SoftWeave」をレビューさせていただくことになりました。
結論としては、「この夏にピッタリの最高のゲーミングチェア」です。
この記事では、「Secretlab OMEGA 2020 SoftWeave」を実際に使用してみて感じた魅力と、なぜ夏場のデスクワークにぴったりなゲーミングチェアなのかをご紹介していきたいと思います!
Secretlab OMEGA 2020は廃盤になり、Secretlab TITAN 2022に受け継がれました。
Secretlab(シークレットラボ)とは?
ではまず、Secretlabとはどのような会社かをご紹介します。Secretlabは2014年に、シンガポールに拠点を置くゲーミングチェアメーカーです。ゲーミングチェアメーカーといえば、AKRacingやDXRacerが有名ですよね。
Secretlabも全世界60カ国で100万人以上のユーザーを持つ、世界的メーカーです。その証拠に、数々のゲームメーカー、プロゲーマーとのコラボモデルのゲーミングチェアを発売しています。
Secretlabのラインアップは「OMEGA」と「TITAN」があり、それぞれ180cm以下用、175cm~200cm用という棲み分けです。
今回僕は163cmということもあり、Blizzardと共同でデザインされた世界初のOVERWATCH公式ゲーミングチェア「D.Vaエディション」の「OMEGA」を選択しました。
Secretlab OMEGA 2020 SoftWeaveの開封
こちらが到着した箱です。箱もこだわりが見え、「D.VA EDITION」オリジナルパッケージになっています。
こちらが内容物です。非常に丁寧に梱包されており、ドライバー1つをとっても質の高さがうかがえます。
そして感動したのがこちらです。
かなり大きく見やすい組み立て説明です。
普通は小さな冊子で組み立て内容が指示されているか、紙を広げて見る場合が多いです。
しかしSecretlabの場合、厚紙で立て掛けて説明が見られるので、非常に組み立てしやすかったです。
ちなみに僕は使用しませんでしたが、公式で組み立ての動画を見ることも可能です。このようなユーザーフレンドリーな部分は初めてゲーミングチェアを購入される場合も安心ですね。
https://secretlabchairs.jp/resources
Secretlab OMEGA 2020 SoftWeaveの魅力
では早速、実際にSecretlab OMEGAを使用してみて感じた魅力をご紹介します。
高いデザイン性が所有感を満たしてくれる
今回選択した「D.vaエディション」に関わらず、Secretlabのゲーミングチェアはおしゃれでかっこいいデザインのものが多いです。モデルによって「PRIME™2.0 PU レザー」か「SoftWeave® ファブリック」の張地に別れます。
一見可愛らしいデザインですが、細かい部分にプレミアム感を演出させる要素が散りばめられています。
特にアームレスト部分は、ガンメタリックのパーツがAKRacingやDXRacerのゲーミングチェアよりも高級感を演出しています。
また、今回使用している「D.vaエディション」はワッペン部分が合皮だったり、ベロア生地のような素材を使用している部分もあるなどかなり素材にこだわって作られている印象があります。
蒸れにくいファブリック素材と冷却ジェル内蔵のヘッドレストが夏場の作業を快適にしてくれる
OMEGAは、夏場のデスクワークを快適にしてくれる機能がいくつかあります。その一つが、冷却ジェル内蔵のヘッドレストです。実は通常のゲーミングチェアの多くはヘッドレストが合皮である場合が多く、かなり蒸れやすいです。
その点OMEGAのヘッドレストはファブリック素材で非常にもちもちしており、さらにジェルのおかげかクッション性も高いです。普通に枕として使っても眠れそうです。
しばらく仕事で使ってみましたが、冷却ジェルが首元を適度に冷やしてくれるため快適に作業できました。
また、「SoftWeave® ファブリック」のモデルを選択すれば、通気性もよく長時間座っていても蒸れにくい仕様です。
長時間座っていても疲れにくいクッション性
以前まで使用していたDXRacerは、ランバーサポート部分のクッション性があまり気に入っていませんでした。合皮で、しかも固めだったので腰が圧迫される印象です。
しかしSecretlabのランバーサポートは、「シグネチャーメモリーフォームランバーサポート」という形状記憶の柔らかな素材を用いており、非常に腰にフィットする気持ちの良いものでした。
横から見ると、腰のS字にそった形状になっていることが分かります。また、椅子に固定するものではなく置くだけでいいので、使わないときもすぐに付け外しができて便利でした。
また、座面もまるでソファーのような座り心地で、テレワークで長時間座っていても痛くなることはありませんでした。特許出願中の「コールドキュアフォームミックスのクッション素材」を仕様しているようで、一般的にゲーミングチェアに使用されているモールドウレタンよりもグレードの高いオリジナル素材を使用しています。
DXRacerの座面よりも固めなのですが、以前DXRacerの記事でも言及したように椅子は柔らかい座面より高反発素材のほうが疲れにくいとされています。
前傾姿勢もリクライニングで休憩もできる
OMEGAは、85~165°のリクライニングができるという仕様です。ということで早速実践してみました。
まずは普通の姿勢で使ってみます。ちなみに僕は身長163cmですが、最も下に座面を下げた状態でぴったりでした。また、背中はこの写真を見る限りぴったりですね。
実はDXRacerの椅子では、ここまで前傾になりませんでした。なので若干後ろに反って作業していたのですが、SecretlabのOMEGAはしっかり真っ直ぐに身体を支えてくれるので快適でした。
デスクワークってゲームとは違い前傾姿勢であることが多いので、このような仕様は助かりますね。
そしてバックレストを倒してみました。休憩する時はこのようにして、リラックスすることが可能です。このときもランバーサポート、ヘッドレストのクッション性が光り、このままでも快適に寝られそうなぐらいでした。
ここで1つ疑問がありました。どこまで前傾姿勢でバックレストが追従してくれるのかを。
最初のときより前傾にしてみました。ノートPCで作業していると、これぐらいになることが多いのではないでしょうか。
そして限界まで前傾にしてみました。すごい、ここまで倒れてくれるんですね。
流石にここまで倒して使うことはないと思いますが、一般的なゲーミングチェアより前傾姿勢でもサポートしてくれる点は心強いです。
自分ではあまり見ることがないので、座っている状態での背面も撮影してみました。可愛さもありかっこよさもあり、かなり気に入っています。
自由自在な4Dアームレスト
Secretlab OMEGAは、アームレストの自由度の高さも魅力です。
僕の使用しているDXRacer DX-11は3Dアームレストといい、高さ、前後、回転方向の調整が可能でした。Secretlab OMEGAはそこから更に横方向への調整も可能になり、例えば脇を閉めて作業しているときでも肘をしっかりサポートしてくれるようになりました。
調整するボタン類も金属パーツが使用されており、耐久性の高さと高級感を演出してくれます。
ポリウレタン素材のクッション性のある素材を使用していますので、もちもちしていて気持ちのいいアームレストでした。
Secretlab OMEGA 2020 SoftWeaveを使っていて気になった点
さて、魅力的な部分もたくさんありましたが、使っていて少し気になった部分もご紹介していきたいと思います。
開封後1週間は独特のにおいがする
Secretlab OMEGAを使用していて、最初の1週間は少し独特のにおいがするのが気になりました。お菓子のいかみりんのようなといいますか、香ばしく少し甘みを含んでいるにおいがします。
もちろんにおいは1週間程度で消えますし、気になるのであればリセッシュなど消臭スプレーを吹きかければ問題ありません。
組み立ては1人では厳しい重さ
DXRacerは比較的軽かったので1人で組み立てしましたが、Secretlab OMEGAは30kgの重さがあるので1人での組み立ては流石に厳しかったです。
組み立てをする際は、必ず2人以上で行うことをおすすめします。重さがあるということはそれだけ剛性が高く、耐久性に期待できるということの裏返しでもあるので、最初だけ頑張りましょう。
気になった部分はこのぐらいで、使っていて不満に感じることは特にありませんでした。
購入するならAmazonで
さて、ここまでSecretlabのOMEGAをご紹介しましたが、実は日本で購入できる方法に限りがあります。といいますのも、他社のゲーミングチェアと違い日本で試座できるお店がありません。
また、楽天市場やYahoo!ショッピングでも購入できますが、実売価格が若干高めに設定されています。Secretlabの直営店は実質日本ではAmazonのみですので、適正価格で購入したい場合は必ずAmazonで購入しましょう。
ゲーム用途だけでなく、夏場のデスクワークも快適なプレミアムゲーミングチェア。
Secretlab OMEGAを一言で表すなら。「ゲーム用途だけでなく、夏場のデスクワークも快適なプレミアムゲーミングチェア。」です。
今まで聞いたことがなかったメーカーかもしれませんが、この記事をきっかけにぜひ「Secretlab」を知っていただければ幸いです。
身長が170cm未満の場合、最新の「Secretlab TITAN Evo 2022」もチェックしてみましょう。