ついに来た!Wi-Fi 7・トライバンド対応の中継機、TP-Link RE655BEの実力を検証レビュー

最近増えてきたWi-Fi 7対応ルーター、最新規格でより高速になったのはいいですが、中継機もWi-Fi 7に対応していないと高速化の恩恵が受けづらくなります。

たいしょん

今回は、TP-Linkから新たに発売されたWi-Fi 7かつトライバンド対応中継機、RE655BEをレビューしていきます!

RE655BEの主な特徴
  • 最新の無線規格Wi-Fi 7: 6GHz帯・320MHz幅通信・4K-QAM・MLO・Multi-RUといった新機能により、従来の規格に比べ、最大通信速度や接続の安定性が向上しました。
  • 超高速9.3Gbps トライバンドWi-Fi: 5760Mbps(6GHz)・2880Mbps(5GHz)・688Mbps(2.4GHz)の専用バンドを備え、混雑や干渉の少ない高速でシームレスな接続を実現します。
  • 6GHz帯: 選択可能な周波数帯・チャンネル数が増加したことにより、近隣のネットワークや通信速度の遅い端末からの干渉や混雑を最小限に抑え、より快適な通信が期待できるようになりました。
  • Multi-Link Operation (MLO): 複数の周波数帯を同時利用できるようになり、通信容量が拡大し通信速度が向上するほか、遅延が起きにくくなるなど通信の安定化が実現します。
  • マルチギガビット対応LANポート: 2.5Gbpsの通信速度を持つ有線LANポートを搭載し、スムーズで安定した高速有線接続が可能です。
  • シームレスローミング: 接続端末がお家の中を移動しても、可能な限り高速な通信状態を維持できるようにします。
  • EasyMesh互換: EasyMesh対応のネットワーク機器と連携させることで、シームレスで柔軟性に富んだ家じゅうをカバーするメッシュネットワークを構築します。
  • かんたん設定: WPS機能か、Tetherアプリを使えば手軽にセットアップ可能です。
  • 優れた互換性: 最新から従来規格まで、幅広いWi-Fi規格に対応します。

PR:この記事はメーカー様より製品提供を受け作成しています。

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RE655BEの開封・外観チェック

まずは開封しながら本体や付属品をチェックしていきましょう。

RE655BEの外箱

付属品は下記のものが揃っています。

  • 中継機本体
  • RJ45 LANケーブル
  • 説明書など

ルーターと異なり、かなりシンプルな内容です。

RE655BE本体の外観デザイン

RE655BEの外観で一番特徴的なのが、上下に伸びる4歩のアンテナです。中継機では珍しいトライバンドかつ広範囲に電波を届ける仕様なので、本数は多いに越したことはないです。

サイズは107.2 × 39 × 161mmで、折りたためばiPhone 16 Proより一回り大きいぐらいのサイズ感になります。高性能モデルとはいえ、従来のTP-Linkの中継機同様にコンパクトです。

右サイドにはリセットボタン、WPSボタン、2.5GbpsのLANポートがあります。ボタンやポート関連はすべてこちらに集約されており、操作しやすいです。

背面のプラグは2穴ソケット式で、一体型になっていますのでそのままコンセントに挿すだけで使用できます。

TP-Link製の中継機はルーターと違ってホワイトなのですが、コンセントに接続した時の部屋への溶け込み方が絶妙でブラックよりも威圧感がなくていい感じです。全体的に継ぎ目や安っぽさがなく、品のあるデザインに感じました。

RE655BEの使用感をレビュー

実際にRE655BEを使ってみて感じた特徴や使用感をレビューしていきます。

EasyMeshによるシームレスな使い勝手が快適

EasyMeshとはTP-LinkのメッシュWi-Fiシステムで、例えばメインルーターと中継器で共通のSSIDを使用して機器間で通信が切り替わったことを認識させないようなシームレスな仕組みになっています。

Screenshot

ルーターと中継機の接続方法は、両方のWPSボタンを押してペアリング、あるいはTP-LinkのTetherアプリから中継機のセットアップを行うと連携できるようになります。基本的にTetherアプリでRE655BEの設定画面を開いて、指示に従うだけで簡単に設定できます。

ルーターと中継機が接続されると、ルーター側の設定画面内にある「EasyMesh」の項目で確認できるようになります。

それぞれ接続台数が表示される
たいしょん

中継機というよりはメッシュWi-Fiルーターを使っているような感覚なので、もしTP-LinkのDecoシリーズを持っていなくても中継機を足すだけで同じようなシステムが組めますよ。

電波の届きづらい場所でも効果を実感

中継機は本来ルーターの電波が届きづらい場所で効果を発揮するものなので、早速試してみました。検証したのはWi-Fiルーターが置いてある部屋から最も離れている和室です。

ハイエンド機のArcher GE800でさえ、5GHz帯の下りは410Mbpsと速度がかなり落ちます。ここにRE655BEを設置して再度検証した所、下りの速度が560Mbpsまで改善されました。

たいしょん

思った以上に改善されててびっくりしました。

今回はあえて障害物に弱い5GHz帯で検証しましたが、Wi-Fi 7に対応していますので6GHz帯や2.4GHz帯でも使用可能です。

PlayStation 5との有線接続で効果を実感

RE655BEは、サイドに2.5Gbpsの通信を可能とする有線LANポートを備えています。これを使用すれば、例えばPlayStation 5など5GHz帯までしか対応していない製品でも、Wi-Fi 7に対応したかなり高速な通信でゲームプレイ可能になります。また、僕のようにWi-Fiルーターが自室にない場合でも中継機を介した有線接続になるので、家のどの部屋でも有線接続でプレイできるのは嬉しい点です。

たいしょん

早速PlayStation 5とRE655BEをLANケーブルで接続してみました!

中継機側
PlayStation 5側

本当に通信速度が速くなるのか、実際にゲーミングルーターのGE800とRE655BEを使用して計測した結果がこちらです。

接続方式下り上り
無線接続427.9Mbps87.2Mbps
有線接続714.1Mbps85.6Mbps
通信速度の比較表
無線接続
RE655BEで有線接続

下りの速度は、なんと300Mbps近くまで改善されました。PlayStation 5の内蔵無線LANの貧弱さを、RE655BEが肩代わりすることで高速化を実現できます。

たいしょん

これはゲームプレイをする方にとっては嬉しいですね。

中継機を接続しても片側のコンセントを塞がない配慮が素晴らしい

機能面以外でも使い勝手の良さを実感した場面があります。それが、上下で2口あるコンセントを塞がないところです。RE655BEはプラグが比較的下側に位置しており、コンセントに挿しても干渉しにくくなっています。

電源タップのプラグを挿し込めるほどの余裕がある

さすがに大きめの充電器を一緒に挿し込むのは難しいですが、電源タップや一般的なコンパクトなプラグなら難なく併用できます。

たいしょん

プラグに直接挿し込むタイプですが、コンセントの片側のスペースの確保まで考慮されています!

RE655BEのレビューまとめ

Wi-Fi 7対応中継機、RE655BEをレビューしました。

今まで中継器がボトルネックになって範囲は広げられても通信速度が落ちることがありました。しかしRE655BEは、5760Mbps(6GHz)・2880Mbps(5GHz)・688Mbps(2.4GHz)の専用バンドを備え、高スペックのWi-Fiルーターの性能はそのままに通信範囲を広げられてかなり便利に感じました。

RE655BEは下位互換性にも優れていますので、これ一台あれば今お持ちのルーターはもちろんの事、将来的にWi-Fi 7対応の高スペックルーターを購入した時まで長く使えます。

たいしょん

中継器を長く使いたい方は、ぜひ最新規格に対応したRE655BEを使ってみてください!

RE655BE
総合評価
( 5 )
メリット
  • ホワイトでスタイリッシュなデザインなので部屋に溶け込みやすい
  • Wi−Fi 7対応でWi−Fi 7対応ルーターと遜色ない性能で電波範囲を広げられる
  • ルーターと別の部屋でも有線LAN接続が可能になる
  • 2口コンセントが占有されない
  • 下位互換性も高いため古いWi-Fiルーターでも対応できる
  • EasyMeshでSSIDを共通化できシームレスに通信できる
デメリット
  • TP-Link製のWi-Fiルーター同士じゃないと恩恵が薄い

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