この記事では、Netflix公式ライセンス認証を受けたプロジェクター、POKITTER Relaksをレビューします。
実はAndoroid TVを搭載したプロジェクターは、サードパーティーアプリ経由からNetflixアプリをインストールするグレーな方法で対応しているメーカーがほとんどです(その場合セキュリティサポートもなく不安です)。そのため、もしプロジェクターでNetflixの動画が観たい場合はNetflix公式ライセンス認証が必要です。
10万円を超えるプロジェクターでも、Netflix公式ライセンス認証を取っていないメーカーは多いです(AnkerやXGIMIなど)。
POKITTER Relaksなら、Netflix公式ライセンス認証を受けているため問題なくNetflixの動画を楽しめます。また、Android TV搭載機種ということでU-NEXTやHuluといった大体のVODを網羅している点は魅力ですね。
では実際の使い勝手はどうなのか、使用感を中心にPOKITTER Relaksをレビューしていきます。
- Netflix公認で問題なくNetflixの動画が楽しめる
- Android TV搭載で大体のVODに対応している
- ファンノイズが静かで映像コンテンツに集中できる
- オートフォーカス・自動台形補正搭載でセッティングが簡単
- 軽量で持ち運びしやすい
- リモコンの反応が少し悪い。
- ピントを合わせても文字がにじむ。
- 音を大きくすると筐体がビビる。
POKITTER Relaksの特徴
実際にPOKITTER Relaksを使いながら、特徴を解説していきますね。
軽量で持ち運びやすい
POKITTER Relaksは、プロジェクターの中では軽量な約1.5kgの重さなので、持ち運びしやすいと感じました。大きさ自体は小型なポータブル電源ぐらいのサイズ感ですが、大きさの割に軽い分持ち上げたときにふわっとなります。
ポータブルプロジェクターのXGIMI Halo+と並べてみました。高さは同じぐらいで、幅は倍近くありますね。外に持ち運ぶというよりは家で電源に繋いで使うプロジェクターなので、このサイズ感ならむしろ置いたときに安定していいかもしれません。
400ANSIルーメンでフルHD解像度
POKITTER Relaksは400ANSIルーメンでフルHD解像度なので、暗い部屋であれば比較的鮮やかで精細感のある映像が楽しめます。
実際に投影された映像をいくつか紹介しますね。
仕様に色域の紹介がないので個人的な感想になるのですが、色かぶりが少ない素直な発色だと感じました。
普段は900ANSIルーメン以上の明るさのプロジェクターを使っているので、もう少し鮮やかだとちょうどいいかなと思います。
Android TV内蔵かつNetflix公認
POKITTER Relaksは、Android TV 10.0を搭載しています。つまり、Amazon PrimeビデオやHuluなど大体のVODは網羅しているということです。
また、リモコンのマイクを使ってGoogleアシスタントを起動することも可能です。例えば「今日の天気は?」と話すと、周辺の今日の天気を画面に表示してくれます。大画面で見やすいので、割と便利です
また、Netflix公認のプロジェクターというのもPOKITTER Relaksの大きな強みですね。一般的なAndroid搭載のプロジェクターは、Netflixアプリをインストールできても動画が観れない機種が多いです。
オートフォーカス機能を搭載
POKITTER Relaksは、オートフォーカス機能に対応しています。つまり、手動でピントを合わせる必要がないということですね。
オートフォーカスはPOKITTER Relaks起動時に自動で設定されますし、リモコンの左下にあるオートフォーカスボタンを押せば自分で好きなタイミングでピント調節が可能です。
オートフォーカスにかかる時間は、大体5秒前後でした。平均的な速さですね。
プロジェクターにしてはファンノイズが静か
POKITTER Relaksは、プロジェクターの中では比較的ファンノイズが静かなので作品に集中しやすいです。
実際に3cmぐらいの距離でファンノイズを測定してみた結果、21dB前後でした。高性能な4Kプロジェクターの中では30dBを超えるものもあり、さすがに30dBは映像コンテンツの音が鳴っていても気になる騒音です。
21dB程度に騒音が抑えられていて映像コンテンツに集中できるのはいいですね。
自動台形補正でセッティングが楽
POKITTER Relaksは、水平・垂直方向の自動台形補正に対応しています。起動時から自動台形補正が始まるので、難しい設定不要で面倒な手動補正をせずセッティングができますよ。
もちろん自動台形補正が完璧とは言い切れないので、手動で台形補正ができる機能も搭載しています。4点のポイントを四角になるように合わせるだけなので、誰でも簡単にセッティングできます。
10Wのデュアルスピーカーで迫力のある音
POKITTER Relaksは、大きな筐体を活かして10Wのスピーカーを2基搭載しています。そのため、十分な出力で迫力のある音で映像コンテンツを楽しめます。
重低音はそこまで鳴らないものの、中音域が聴きやすいチューニングですのでニュースを見たりドラマを見るのに最適な音質だと感じました。
豊富なインタフェース
POKITTER Relaksは、様々な外部入出力に対応しています。端子は下記の3つを搭載しています。
- HDMI 1.4・・・PlayStationやNintendo SwitchといったゲームやAmazon Fire TVなどのHDMIドングルの接続。
- USB 2.0・・・USBメモリなどフラッシュドライブの接続に対応。
- AUX OUT・・・有線のイヤホンやヘッドホンの接続に対応。
AUX OUTは実はプロジェクターで搭載されている機種が少なく、夜に使うときにヘッドホンを使うことで寝ている人の迷惑にならないのでかなり重宝する機能です。
Bluetooth 5.1にも対応していますので、Bluetoothヘッドホンを使用することも可能です。
POKITTER Relaksの気になったところ・デメリット
POKITTER Relaksを使っていて気になったところは、下記の3点です。
- リモコンの反応が少し悪い。
- ピントを合わせても文字がにじむ。
- 音を大きくすると筐体がビビる。
リモコンのレイアウト自体は使いやすいのですが、反応がいまいちなので9回に1回ぐらい押しなおす事がありました。Googleアシスタントを使用する際にのみBluetoothが活用されるそうで、基本的にBluetooth接続ではなく赤外線接続なので、これは仕方ないかもしれませんね。
次に気になったのが、文字のにじみです。ピントをしっかりと合わせているにも関わらず、光学性能が低いのかかなりにじみが気になりました。
最後に音のビビリですが、筐体がプラスチックということもあり大きな音で使うと「ビビビッ」と振動する音も聞こえてきます。他社のプロジェクターでこのような現象は見たことがないので、もう少し共振対策を頑張って欲しいところでした。
POKITTER Relaksの外観レビュー
ここからは、POKITTER Relaksの外観を見ていきましょう。
フロントパネルはメッシュ加工されており、放熱口とスピーカーグリルを兼用したデザインになっています。丸っとしたデザインが可愛らしいですね。
サイドは金属のようなつや消し加工がされています。本体はプラスチック素材で安っぽいのですが、それも可愛らしくていいです。
背面にHDMI端子などのインタフェースが揃っています。
実は背面のフタを開けるとAndroid TV用のドングルが内蔵されています。これでAndroid TVを実現していたんですね。
POKITTER Relaksの底は4点に滑り止めがあり、設置時の安定性を高めています。技適のシールもあり、日本で使うのも安心ですね。三脚ねじの穴も空いていますので、三脚に固定して使用することもできます。
POKITTER Relaksをおすすめできる人
POKITTER Relaksをおすすめできる人は、下記の人です。
- プロジェクター単体でNetflixを使いたい。
- 5万円を切る価格でAndroid TV搭載機種がほしい。
- 夜に使うためヘッドホン(有線・無線)に対応した機種がほしい。
POKITTER Relaksは、20%オフクーポンが出ていたり参考価格より安く購入できます。5万円を切る価格なら価格なりのパフォーマンスを期待できますので、
結論:Netflixユーザーなら検討の余地あり
POKITTER Relaksをレビューしました。
Netflix公認でAndroid TVに対応した使い勝手にこだわったプロジェクターです。リモコンの反応や文字のにじみなど気になるところはありましたが、5万円前後でAndroid TV搭載機種を手に入れることができお得です。Netflixユーザーなら検討の余地ありですので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
- Netflix公認で問題なくNetflixの動画が楽しめる
- Android TV搭載で大体のVODに対応している
- ファンノイズが静かで映像コンテンツに集中できる
- オートフォーカス・自動台形補正搭載でセッティングが簡単
- 軽量で持ち運びしやすい
- リモコンの反応が少し悪い。
- ピントを合わせても文字がにじむ。
- 音を大きくすると筐体がビビる。