こんにちは!29年間テレビっ子のたいしょん(@taishonpresso)です!
本記事では、業界初のクラウド録画機能付きのテレビチューナー、PIXELA Xit AirBox (XIT-AIR120CW)をレビューします。
最近はYouTubeやNetflixなど、インターネットで配信動画が見れたりするのでテレビが家にない方も増えています。ただし、例えば毎年の高校野球や好きなアーティストが出演する音楽番組など、まだ地デジでみたい番組もありますよね。
特に外出先でTwitterの高校野球実況とか見てると映像で見たい!ってなりますw
今回紹介するPIXELA Xit AirBoxを使えば、iPhoneやWindowsなどで外出先でもテレビ番組が楽しめ、クラウド録画機能でテレビ番組をインターネット上に保存できます!
便利な半面、事前に知っておかないと「こんなはずじゃなかった。。。」となりそうなデメリットもありますので、検討している方はぜひ最後までご覧ください!
- コンパクトで高い設置性
- iPhoneやMacなどで高画質なテレビ番組を見れる
- 分配器なしでもBSやCS放送が見れる
- クラウド録画でHDDなど外部ストレージも不要
- バックグラウンド再生に非対応
- 外部ディスプレイに出力できない
なお、権利都合上テレビ番組にはぼかしをかけています。
この記事は、株式会社ファンコミュニケーションズ(A8.net)様のレビュー募集プログラムで製品提供いただき作成しています。
PIXELA Xit AirBoxの概要
PIXELA Xit AirBox (XIT-AIR120CW) は、家のルーターとつなぐことで外出先でもテレビ番組を見られるTVチューナーです。お手持ちのスマホやタブレット、PCで好きな時に好きな場所でテレビ番組を楽しめます。
また、業界初のテレビ番組のクラウド録画に対応。インターネット上に最大1TB(約100時間分)までテレビ番組を保存できます。録画用のハードディスクがいらないので、配線スッキリ、故障の心配もありません。
外形寸法 | 約35 mm(W)x 115 mm(D)x 123 mm(H) |
質量 | 約190g |
チューナー数 | 2 ※1つは視聴専用、1つは録画 |
対応ハードディスク容量 | 8TB(最大) |
録画可能時間 | 【ハードディスク録画】 2TB:約190時間 8TB:約760時間ビットレートはBS(HD) = 10.5GB/hで計算。 【クラウド録画】 1TB:約450時間ビットレートは標準画質(約5Mbps) クラウド録画中は裏番組の視聴に対応しておりません。 |
参考価格(税込) | 18,800円(ピクセラオンラインショップ ※2022年8月27日調べ) |
PIXELA Xit AirBoxの外観・付属品
では、PIXELA Xit AirBoxを開封しながら付属品や本体の外観を見ていきましょう。
付属品は下記のものが揃っています。
- 本体
- ACアダプタ
- LANケーブル
- セットアップガイド(兼保証書)
- mini B-CAS カード(使用許諾書添付)
※アンテナ線は付属していないため、市販のF型コネクタのケーブルを準備してください
本体の外観はつや消しのプラスチックで、色はブラックのみです。
背面に各種インタフェースがまとまっており、下記の端子が揃っています。
- アンテナ入力×1(F型コネクタ)
地上デジタル・BS / 110度CSデジタル混合タイプ
BS / CSアンテナへの電源供給には対応しておりません。
- LAN×1(10BASE-T / 100BASE-TX / IPv4機器)
- 電源×1(DC入力)
- USB×1(Type A)
本体側面は、放熱用のベントが設けられています。ファンレス構造なので、動作時も無音です。
全面は電源・録画ランプ、リセットボタンが搭載されています。フィルムが貼られていなかったからか、新品でも若干キズが気になりました。
底面は四つ角に滑り止めがついており、設置時に滑りにくくなっています。
本体のサイズは約35 mm(W)x 115 mm(D)x 123 mm(H)です。
高さが146.7mmのiPhone 13 Proと比べてもコンパクトに見えますよね。成人用のマスクとも並べてみましたが、マスクが置ける場所が確保できれば十分設置できます。
重さは実測で189.30gでした。iPhone 13 Proが203gなので、本体だけで見ればPIXELA Xit AirBoxはスマートフォンより軽量です。
PIXELA Xit AirBoxの使用感レビュー
では、実際にPIXELA Xit AirBoxを使用してみて感じたことや便利な機能などをレビューしていきます。
コンパクトで高い設置性
まず、コンパクトで高い設置性は魅力です。先ほどiPhoneやマスクと大きさを比べましたが、縦置きすればiPhoneやマスクよりも設置面積が小さいので邪魔になりません。
また、横置きすればちょっとした棚など高さのない場所でも置けます。
これがもし一般的なレコーダーなら、縦置きできず横置きでPIXELA Xit AirBoxの6倍以上の設置場所が必要です。重ねてみても、大きさの差は明らかですね。
外部出力端子やブルーレイディスク再生など、余分な機能をなくしたからこそ実現したコンパクトさです。
iPhoneやMacなどで高画質なテレビ番組を見れる
PIXELA Xit AirBoxは、アプリを使用してiPhoneやMacなど様々な端末でテレビを見ることができます。具体的に対応する機器は下記です。
- Windows
- Mac
- Android(Android TVには対応していません)
- iPhone/iPad
- Fireタブレット
- popIn Aladdin(プロジェクター)
テレビ番組の視聴や録画は、「Xit wireless」アプリを使用します。
実際にiPadで「Xit wireless」アプリを使用してテレビ番組を見てみましたが、かなり高画質で高解像なRetinaディスプレイでも満足してテレビを見れました。
番組を見ながらチャンネルの変更もしやすく、選局、地上・BS・CSの切り替えもiPadの画面上で快適にできます。
iPhoneのLightning端子に差し込んで使用するTVチューナーもありますが、PIXELA Xit AirBoxはアンテナを立てる手間もないのでかなり快適です。
これなら家の中でも持ち運びながらテレビを見れますよね。
防水ケースを使えばタブレットでお風呂でもテレビを見れますよ!
分配器なしでもBSやCS放送が見れる
PIXELA Xit AirBoxは、分配器が無くてもBS・CS放送が見れますので配線がシンプルにまとまります。
例えば一般的なテレビだと、地上デジタル用とBS・CS放送が用で2つのアンテナ線を接続しなければいけませんよね。
PIXELA Xit AirBoxはアンテナ入力端子が1つだけで、地上デジタル入力もBS・CS入力も兼ねていますので、分配器の必要がない点はシンプルで良いと感じました。
最低限LANケーブルとアンテナ線と電源アダプターを接続できればOKです!
クラウド録画でHDDなど外部ストレージも不要
PIXELA Xit AirBoxは業界初のテレビ番組のクラウド録画に対応しているため、別途HDDを用意しなくても録画が可能です。
クラウド録画のイメージはこちらです
実際にiPhoneで録画したテレビ番組を見てみましたが、片手でも早送り・巻き戻し、再生・停止操作がしやすく好印象です。
お試し期間として「PIXELA CLOUD」プランAを無償で1カ月利用でき、25GBまで録画できます。
プラン名 | 内容 |
プランA | 月額:無料 録画時間の目安:10時間 保存容量:25GB データ制限:25GB (約10時間) |
プランB | 月額:990円 録画時間の目安:133時間 保存容量:300GB データ制限:75GB (約30時間) データ引継ぎ:対応 |
プランC | 月額:2,100円 録画時間の目安:455時間 保存容量:1024GB データ制限:150GB (約60時間) データ引継ぎ:対応 |
データ制限で1ヶ月に見れる録画番組の時間が決められていますので、上位のプランになるほど注意が必要ですね。
また、PIXELA CLOUDとは別でフレックステック社が提供するTeraBoxプランを利用可能です。こちらを使用すれば、なんと1TB(1024GB)の保存領域を無料で使えますよ。
プラン名 | 内容 |
TeraBoxプラン | 月額:無料 録画時間の目安:455時間 保存容量:1024GB データ制限:無制限 データ引継ぎ:非対応 |
1TB無料でデータ制限なしなら使わない手はないですね。
HDDの番組保存も最大8TBまで対応していますので、もしたくさんテレビ番組を録りだめしておきたい方は外付けのハードディスクを使ってもいいですね。
PIXELA Xit AirBoxのデメリット(欠点)
外出先でもテレビ番組が見れて便利なPIXELA Xit AirBoxですが、公式サイトにも載っていない使っていて気になるデメリットもいくつかありましたので紹介します。
バックグラウンド再生に非対応
PIXELA Xit AirBoxは、バックグラウンド再生に対応していません。つまり、アプリを閉じて音声だけを聴くような使い方ができません。
というのも、後述する1台しかテレビ番組を見れない仕様にも影響していて、もしiPhoneでバックグラウンド再生ができてしまったらアプリを完全に閉じるまで他の端末でテレビ番組を見れなくなりますよね。
とはいえバックグラウンド再生も明示的に設定できるとなおいいと感じました。
外部ディスプレイに出力できない
テレビの代わりに外部ディスプレイにつないで大画面で番組を見ようという方もいらっしゃるかもしれませんが、Xit wirelessアプリ経由では外部ディスプレイに出力できません。
具体的には、iPad miniで外部ディスプレイに出力しようとした際に「画面のキャプチャを検出したため映像再生の処理を中断しました」と表示されます。
もしもう少し大きな画面で見たい場合は、Windows、Mac版のXit wirelessアプリがありますので、こちらをダウンロードして視聴しましょう。
PIXELA Xit AirBoxのレビューまとめ
今回は、PIXELA Xit AirBox (XIT-AIR120CW)をレビューしました。iPhoneやiPadを使用して外出先でテレビ番組を見れて、特にスポーツ中継や音楽番組など地上波だからこそ見れる生放送を見逃したくない場合に重宝します。
また、業界初のテレビ番組のクラウド録画に対応し、好きな時に、好きな場所で、好きな番組を録画できる便利さは魅力です。
デメリットもありますが、外出先でもどこでもテレビ番組を見れるメリットは大きいので気になる方は一度お試しください!