iPad Proを自宅でも外でも快適に使いたい、そんな方向けのiPadケースが、最近尖ったApple製品向けアクセサリーを多数展開しているワールドガジェッツさんから登場しました。その名はMagFolioです。他社なら2万円前後の構成になるセットが、8,800円で買えるまさに価格破壊です。
MagFolioには下記の特徴があります。
- 4つの角度にiPadを傾けて調整可能。
- アウターケースとインナーケースに分けて使用可能。
- Apple Pencilを保護しながら持ち運び可能。
- 純正Magic Keyboardとの併用が可能。
実際に使ってみましたが、特に角度調整機能とケースを着脱できる部分がかなり便利に感じました。他社製品との比較も含め、徹底レビューしていきます。
MagFolioの外観レビュー
まずは、MagFolioの外観から見ていきましょう。MagFolioはインナーケースとアウターケースに分かれており、マグネットで着脱可能になっています。なので、インナーケースだけ、アウターケースだけといった使い方も可能です。
アウターケースはファブリック生地で、防水加工されていて汚れもつきにくくなっています。シンプルでおしゃれですね。
アウターケースの内側はマイクロファイバー仕上げで、ケースやiPadに傷がつきにくい仕様です。
カバー部分は立体的に折り曲がるようになっており、スタンドとして使えるようになっています。
インナーケースはポリカーボネイト製で、硬めの素材です。下部に電子接点があり、純正のMagic Keyboardに対応しています。特徴的なのはApple Pencilの収納ができる点で、iPad ProでApple Pencilを充電しながら持ち運べます。
インナーケースの内側はアウターケースと同様にマイクロファイバー製で、こちらもiPadを傷から守る優しい素材です。
インナーケースを使えば、iPadのカメラ部分や角を保護できるので常用したくなりますね。
スピーカーやUSB端子部分の穴はほぼ完璧で、僕は2018年製の古いiPad Proを使っていましたが不便なく使えています。
スペック
今回提供いただいた12.9インチ用のMagFolioのアウターケースとインナーケースの重量・サイズはそれぞれ下記のようになっています。
12.9インチ | インナーケース | アウターケース |
---|---|---|
重量 | 92g | 336g |
高さ | 282mm | 284mm |
幅 | 228mm | 222mm |
厚み | 8.6mm | 4.2mm(表面+裏面の厚み合計) |
また、素材やカラーについても下記の表にまとめました。
インナーケース | アウターケース | |
---|---|---|
内側 | マイクロファイバー | マイクロファイバー |
外側 | ポリカーボネート | ファブリック生地 |
カラー | ダークグレー | グレー |
カラーバリエーションはグレーのみです。
MagFolioの使用感レビュー
実際にMagFolioを使ってみましたので、使用感をレビューしていきます。
iPadの角度調節が可能になる
MagFolioは、アウターケースのカバーを折りたたむことで4つの角度に傾けてiPadを使用可能です。スタンドは立体的な構造になるため、押し込んでもぐらつかないほどしっかり自立します。
調整できる角度と適した用途は下記の表のとおりです。
角度 | 適した用途 |
---|---|
62° | 電子書籍や書類の閲覧に適した角度。 |
57° | オンラインでのミーティングに適した角度。 |
53° | 動画配信に適した角度。 |
34° | イラストを書くなどドローイングに適した角度。 |
実際の使用イメージは下記のような感じです。
これだけの角度をカバーできれば別途スタンドを持ち運ぶ必要もありませんし、その分外出時は手荷物を減らせるので便利ですね。
フラップ部分はマグネットで背面にくっつくので、スタンド使用時にブラブラと邪魔になることもありません。このあたりはよく考えられていますね。
インナーケースを取り外せばカバーしながらMagFloを使える
MagFolioは、インナーケースのみを使用すれば同社のマグネット式VESAマウント、MagFloと組み合わせて使用可能です。MagFloについては、下記のレビュー記事をご覧ください。
MagFloを使えばモニターアームでiPadを使えるようになるので、高さ調節やキーボードを使った文書作成などがしやすくなります。MagFolioは背面に現在市場で入手可能な最強のネオジム磁石N52を採用し、かなりしっかりくっついてくれます。
MagFloに付属しているコの字型USBアダプターも干渉せず使えますので、配線をスッキリさせつつiPadを充電しながら使用できます。
ちなみにMagFolioのアウターケースを取り付けた状態でも、MagFloにしっかりくっつきました。iPadを使わない時に画面の保護もしておきたい方にはぴったりですね。
PITAKA MagEZ Folioと比較
MagFolioのライバルとして外せないのが、PITAKA MagEZ Folioです。角度調整できる機能などかなり似ています。PITAKA MagEZ Folioも半年ほど使っていますが、かなり使いやすくて気に入っています。
そのうえで、MagFolioがPITAKA MagEZ Folioに勝っていると感じた部分は下記の部分です。
- ファブリックで皮脂汚れがつきにくい。
- Apple Pencilを完全に保護できる。
- USBアクセサリーが使いやすい。
- 安い(半額以下)。
PITAKA MagEZ Folioはヴィーガンレザー、MagFolioはファブリック生地という違いがあります。PITAKA MagEZ Folioを使っていて気になったのが皮脂汚れが目立つ点で、MagFolioは汚れが目立ちにくいので神経質にならなくても良い点が優れていると感じました。
また、Apple Pencilを使う場合もPITAKA MagEZ Folioはむき出しになるのに対し、MagFolioはApple Pencilを完全に保護できる点が優れていますね。不意にポロッと落とす心配もないので、外出先で安心してApple Pencilを持ち運べます。
それ以外では、MagEZ FolioはMagEZ Caseと合わせて使うためコストがより掛かること、MagFolioの方がUSBアクセサリーが使いやすい点が挙げられます。
製品 | 価格 |
---|---|
PITAKA MagEZ FolioとMagEZ Case Pro | 13,499円 + 8,499円(合計21,998円) |
MagFolio | 8,800円 |
価格はMAGFOLIOが圧倒的に安いです。
MagEZ Case Proは無接点充電機能がある分USBアクセサリーが使いにくかったりするのですが、MagFolioのインナーケースはフタをせず空いているのでUSBアクセサリーがそのまま使いやすいです。
アウターケースもインナーケースも込みなMagFolioはお得ですね。
なお、公正に比較するために各機能や対応状況などを表にまとめてみました。
ApplePencilホルダー | 強度 | 内側の保護 | MagicKeyboard対応 | iPad用磁性スタンド対応 | |
---|---|---|---|---|---|
MagFolio | 有り | 普通 | マイクロファイバー裏地 | 有り | 有り |
MOFT スナップケース | 有り | 高い(背面にレザー調シート) | なし | 有り | 有り |
PITAKA MagEZ Case2 | 無し | 高い(背面にアラミド製シート) | なし | 有り | 有り |
SwitchEasy CoverBuddy | 有り | 普通 | マイクロファイバー裏地 | 有り | 有り |
まとめ:iPad ProヘビーユーザーにこそおすすめしたいMagFolio
iPad Proをかれこれ7年近く使っていますが、MagFolioでやっと納得できるケースができたと感じました。iPad Proのケースを使っていると「Apple Pencilも一緒に持ち運びたい」「カバーは家の中では外せるようにしたい」など細かい部分で気になってくるのですが、MagFolioはほぼ僕のニーズを満たしてくれてかなり快適に使えています。
iPad Proをより便利に快適に活用したい方は、ぜひMagFolioを試してみてください!
- 4つの角度に調整可能。
- アウターケースとインナーケースで着脱可能。
- インナーケースのままMagFloを使用可能。
- 他社製品のセットより安い。
- スマートコネクタに対応し純正Magic Keyboardと併用可能。
- カラーバリエーションがない