本記事では、MacBook Airを給電するのに十分な性能を持つ充電器、KOVOL 65W USB-C充電器をレビューします。スマートフォンやタブレットなど、様々な機器を接続するとその分充電器が必要ですよね。ただ電源タップだと大きくてスペースをとりがちです。
KOVOL 65W USB-C充電器は、デスクに置いても省スペースで4つのUSBポートを搭載しています。
例えばMacBook AirのようなPCとスマートフォンを同時充電しても、合計65Wで十分な給電性能がありますよ。
また、コンセントタップ一体型の充電器と違い、コンセントから充電器本体を離れた場所に設置できます。そのためデスクの上はもちろんのこと、両面テープを使ってデスクの下に充電器を設置することも可能です。
この記事では、KOVOL 65W USB-C充電器を実際に1週間使ってみて感じた使用感やデメリット、特徴などを徹底レビューしていきます。
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KOVOL 65W USB-C充電器の特徴
KOVOL 65W USB-C充電器の主な特徴は、下記の3点です。
- GaN III技術を採用し最大65WのPD出力対応
- コンパクトで持ち運びにも便利
- リモートワークに最適なUSB-A×2とUSB-C×2端子搭載
GaN III技術を採用し最大65WのPD出力対応
KOVOL 65W USB-C充電器は、次世代の新素材GaN III「窒化ガリウム」やSiCのパワー半導体を採用。USB PDに対応することで、通常のUSB Tyape-C充電器より最大で約4倍の充電スピードが実現されています。例えばiPhone13の場合、わずか30分で50%まで急速充電できます。
PD(Power Delivery)とは、USB Type-Cコネクタに対応した給電規格のことです。 従来からあるUSBポート経由での給電が最大7.5Wなのに対し、最大100Wと大きな電力を供給できるのが特徴。 USB PD対応充電器なら、パソコンや液晶モニターといった大型機器にも急速充電がおこなえます。
ビックカメラ公式サイトから引用
コンパクトで持ち運びにも便利
65Wという高出力ながら、次世代の新素材GaN III「窒化ガリウム」を採用したことで手のひらサイズのコンパクトさを実現。リモートワークなど持ち運びに便利なサイズに仕上がっています。
リモートワークに最適なUSB-A×2とUSB-C×2端子搭載
KOVOL 65W USB-C充電器は、USB Type-A端子を2つ、USB Type-C端子を2つ搭載。リモートワークでPCやスマートフォンなど、複数の機器を充電したい時に便利な仕様です。
KOVOL 65W USB-C充電器の外観レビュー
ではさっそく、KOVOL 65W USB-C充電器を開封して本体や付属品を見ていきましょう。
付属品
付属品は下記の4点です。
- 充電器本体
- ケーブル(0.75m)
- ユーザーガイド
- サンクスカード
ユーザーガイドは多言語対応しており、下記イメージの赤枠の箇所(保証期間の説明)のみ日本語で記載されています。
ケーブルは0.75mの長さで、机の上に置いて充電器を使用しても十分な長さです。
ケーブルをまとめる結束バンドがついており、収納時に便利ですね。
大きさ
ここからは、充電器本体を見ていきましょう。本体サイズは3.8cm x 3.8cm x 7.5cmで、手のひらサイズです。
iPhone 13 Proと比較しても厚みを除けば4分の1ぐらいの大きさで、WF-1000XM4のような完全ワイヤレスイヤホンと比べても一回り大きいぐらいのサイズ感です。
重量
重量は実測値で164.48gです。スマートフォンを片手で持っているぐらいの重さで、持ち運びやすそうですね。
端子
USB端子は、USB PD充電(最大65W)に対応しているUSB Type-C端子が2つ、QC充電(最大18W)に対応しているUSB Type-A端子が2つあります。
それぞれポート使用数に応じてスマートに電流を配分してくれる仕様で、無駄なく最大限の給電ができます。
背面には、コンセントから給電するためのケーブルをつなぐ端子があります。
カラーバリエーション
カラーバリエーションは、ホワイトとブラックの2色展開です。
仕様まとめ
サイズ | 3.8cm x 3.8cm x 7.5cm |
重量 | 164.48g |
USB端子 | USB Type-C x 2 USB Type-A x 2 |
最大出力 | 65W |
カラーバリエーション | ホワイト、ブラック |
KOVOL 65W USB-C充電器の使用感レビュー
ここからは、実際にKOVOL 65W USB-C充電器を使用してみた感想をレビューしていきます。
- 卓上に置けるのでアクセス抜群
- コンセント周りがスッキリする
- コンパクトなので持ち運びしやすい
- MacBook Airでも十分な給電性能
卓上に置けるのでアクセス抜群
まず、卓上に置けるのでケーブルを簡単に接続、取り外しできる点が便利に感じました。
今まで下記のようにコンセントプラグと充電器が一体型になっているタイプのものを使用していましたが、ケーブルを抜き差しする際にわざわざ椅子から降りてつなぎ直す必要があり手間に感じていました。
従来の充電器と比較すると、KOVOL 65W USB-C充電器はケーブルが付いている分、本体をコンセントから離れた位置に置くことができます。
実際にデスクに置いて使用してみましたが、MacBook AirやiPhoneをデスクに置いてケーブルをすぐにさして充電できるので、楽に感じました。
また、両面テープを使用すればデスクの下にも固定可能です。このタイプの充電器は設置性に優れているので、いろいろな使い方を考えたくなりますね。
コンセント周りがスッキリする
KOVOL 65W USB-C充電器は、コンセント周りがスッキリします。例えばコンセントプラグと一体型の充電器は、このようにコンセント周りのスペースがかなり取られます。
電源タップによっては干渉しそうですよね。
しかしKOVOL 65W USB-C充電器はケーブルから給電しますので、このようにコンセント周りがスッキリします。電源タップにさして使用する場合でも、ほぼ干渉することはありません。
どんな電源タップでも相性が良さそうですね!
また、今まで4口の電源タップとACアダプターの組み合わせで使用していた方は、給電性能さえ十分と判断できればKOVOL 65W USB-C充電器に置き換えるだけでもかなりの省スペース化が期待できます。
電源タップが大きくて邪魔だと感じていた方は、KOVOL 65W USB-C充電器に乗り換えてみるとかなりすっきりしますよ。
コンパクトなので持ち運びしやすい
KOVOL 65W USB-C充電器はコンパクトなサイズなので、持ち運びにも便利です。普段使用しているユウボク東京のガジェットポーチにも、しっかり入りました。
コンセントプラグ一体型のものにくらべて別途ケーブルを収納する必要はありますが、結束バンドでまとめられますし持ち運びに際してそこまで邪魔には感じませんでした。
MacBook Airでも十分な給電性能
KOVOL 65W USB-C充電器は、MacBook AirやMacBook Pro 13インチで使うのに十分な給電性能を持っています。
出力の目安はこんな感じです。
機種 | 出力の目安 |
MacBook Air M1 2020 | 30W |
MacBook Pro 13インチ | 61W |
MacBook Pro 16インチ | 96W |
MacBook Air M1 2020なら、30Wあれば使用しながらでも十分な給電性能ですので十分ですね。
実際にMacBook Airのみを充電した場合、しっかり理論値の65Wで充電できていました。
また、iPhone 13 ProとMacBook Airを同時充電した場合、MacBook Airは45W、iPhone 13 Proは15Wで充電されていることがわかります。
これならもう一つ15Wで充電してもMacBook Airは30Wで給電できるので、MacBook Airと複数台の機器を充電するのに十分な性能ですね。
KOVOL 65W USB-C充電器のデメリット・残念なところ
KOVOL 65W USB-C充電器の使い勝手にはおおむね満足ですが、デメリットや残念に感じたところも紹介します。主に下記の2点が気になりました。
- 皮脂汚れが目立ちやすい
- MacBook Proには不十分
皮脂汚れが目立ちやすい
まず、本体がつや消し仕様で皮脂汚れが目立ちやすいです。持ち運びが増えれば増えるほど手に持つ機会は増えるので、個人的にこの点は気になりました。
MacBook Proには不十分
先程MacBook Pro13インチモデルは61W出力が目安だと表でお伝えしましたが、例えばMacBook ProとiPhoneを同時充電するとMacBook Pro側は45W給電になります。つまり、使用しながら充電するのには少し出力が足りません。
また、MacBook Pro 16インチモデルは96W必要なので、性能不足です。
MacBook Proを使用される方は、価格は上がりますがKOVOLの120WタイプのUSB充電器をご検討ください。
他社の65W充電器と比較
では、KOVOL 65W USB-C充電器と他社の同等クラスの充電器と比較をしてみましょう。今回は「CIO LilNob 65W」と比較してみました。
機種名 | KOVOL 65W | CIO LilNob 65W |
商品画像 | ||
最大出力 | 65W | 65W |
ポート数 | USB Type-C x 2 USB Type-A x 2 | USB Type-C x 2 USB Type-A x 1 |
サイズ | 38 x 38 x 75mm | 41 x 41 x 66mm |
価格(税込) | 4,999円 | 5,990円 |
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CIO LilNob 65Wと比較すると、ポート数はKOVOL 65W USB-C充電器が上回っているにもかかわらずサイズ感もあまり変わらず、1,000円も安いという結果になりました。
KOVOL 65W USB-C充電器はコストパフォーマンスにも優れていますね。
よくある質問
- 安全性は大丈夫ですか?
-
過電流・過充電・過熱、ショート防止機能が搭載されていますので、安全性にも配慮されています。
- 65Wで充電されない場合、どのような事が考えられますか?
-
使用しているケーブルがUSB PD充電に対応していない可能性があります。Ankerなど、充電機器メーカーが販売しているUSB PD対応のケーブルを使用しましょう。
また、USB Type-A端子は最大18Wまでの出力にしか対応していないので、USB PD対応のUSB Type-C端子にケーブルをつないで充電してみてください。
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KOVOL 65W USB-C充電器のレビューまとめ
KOVOL 65W USB-C充電器は、次世代の新素材GaN III「窒化ガリウム」やSiCのパワー半導体を採用し、コンパクトながら最大65WのPD出力が可能です。サイズもコンパクトで持ち運びもしやすく、テレワークにもぴったりな充電器でした。
他社の同クラスの製品と比較してもコストパフォーマンスが高く、65Wの充電器を探している方にはぴったりな選択です。
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