Kiwi Ears「Allegro Pro」、「Allegro Mini」を比較レビュー!両者の魅力とおすすめをまとめてみた

ワイヤレス全盛期の時代ですが、低遅延・かつ高音質を求め有線オーディオへの回帰を求める人も少なくありません。

今回紹介するKiwi Ears「Allegro Pro」、「Allegro Mini」は、とにかくコンパクトで持ち運びに優れた小型DACです。別途USBケーブルを必要とせず、ミニマルな装着感が魅力です。

たいしょん

Kiwi Ears「Allegro Pro」と「Allegro Mini」を提供いただきましたので、両者の魅力とどちらがおすすめかをまとめます!

PR:この記事はメーカー様より製品提供を受け作成しています

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Allegro ProとAllegro Miniの魅力

コンパクトかつ軽量なアルミ合金ボディ

Allegro ProとAllegro Mini、共通して言える魅力はまずコンパクトかつ軽量なアルミ合金ボディです。USBプラグの部分が若干隆起しており、スマートフォンにケースを着けた状態でもピッタリ差し込めるようになっています。

サイズは両者とも1円玉2枚分程度のコンパクトさで、非常に持ち運びしやすいサイズ感です。小指サイズでデバイスとの一体感も抜群です。

Allegro Proは実測値で12.32g、Allegro Miniは10.76gと軽量です。あまりに軽量だと耐久性が心配になりがちですが、ボディはオールアルミ合金で高級感と高い耐久性を兼ね備えています。3,000円台で廉価版のAllegro Miniですらアルミ合金というのは、かなりお得感があります。

Allegro Proは実測値で12.32g
Allegro Miniは10.76g

3.5mmと4.4mmの出力に対応

Allegro Proは3.5mmシングルエンド出力と4.4mmバランス出力、Allegro Miniは3.5mm/4.4mmシングルエンド出力に対応しています。一般的な用途では3.5mmで事足りるのですが、音質の向上を目的に4.4mmバランス出力に対応したケーブルを持っている方も多いです。廉価版のAllegro Miniはバランス出力対応ではありませんが、普段4.4mm出力のケーブルを使っている方はそのまま使えるのでリケーブルの手間がなくていいですよ。

3.5mmジャック
4.4mmジャック

Allegro Proをおすすめする理由

Allegro ProとAllegro Miniをしばらく使ってみて、個人的な結論は高くても圧倒的にAllegro Proをおすすめします。その理由を解説していきますね。

Nintendo Switchで使える

Allegro ProはNintendo Switchで使えて、Allegro Miniは使えません。これはかなり大きいです。Allegro MiniはUSBオーディオとして認識してくれないんですよね。

Allegro Proの場合は、DAC本体の底にあるボタンを長押ししながらNintendo Switchに差し込むことで、USBオーディオとして認識してくれるようになります。

たいしょん

Nintendo Switchで使いたい人はProを選んでください!

4.4mmバランス出力は音質の良さが全然違う

Allegro ProとAllegro Miniは3.5mm/4.4mmの出力に対応していることはお話しましたが、実は内部仕様を比較すると全然性能が違います。

オーディオは電気が命で、出力が高ければ高いほど性能が高いヘッドホンでもドライブしやすくなり、本来の性能を発揮しやすくなります。それぞれの最大出力の仕様をまとめました。

Allegro ProAllegro Mini
68mW @ 32 Ohms (3.5mmシングルエンド)
170mW @ 32 Ohms (4.4mmバランス)
L+R≥30mW+30mW (320、THD+N<1%)
最大出力

実を言うと、Allegro ProはES9603という高性能チップを2基搭載しています。これにより、Allegro Miniと音質面で大きな差別化をしています。

検証用で470ΩのハイインピーダンスのATH-R70xを使ってみましたが、Allegro Miniは正直MacBook Pro直挿しと大差ありませんでした。それどころか、直挿しよりも音量が若干取れにくいと感じる場面も。

Allegro Proは3.5mmではちょっといいかなというぐらいでしたが、4.4mmバランス出力で再生すると余裕のドライブで数値通りの結果でした。

たいしょん

Nintendo Switchでも4.4mmのバランス出力で試してみましたが、正直直挿しより臨場感が全然違います(笑)

DACでイコライザー設定ができる

Allegro Proは、ゲーム、ムービー、ミュージックの3つのプリセットサウンドモードを搭載しています。スマートフォンなら設定でイコライザー調整ができますが、例えばNintendo Switchなど機器側でイコライザーに対応していない場合はかなり重宝する機能です。

モニターヘッドホンで聴いてみた限りでは、ムービーモードだと音場が少し広くなるかな?ぐらいで大きな差には感じませんでしたが、音質の違いを楽しみたい方には嬉しい機能でしょう。

スクロールできます
ムービーモード
ゲームモード
ミュージックモード

結論:予算が許すならAllegro Pro

Kiwi Ears Allegro ProとAllegro Miniを比較しました。

個人的に音質の傾向は両者共素直で近いですが、Nintendo Switchでも使えること、4.4mmバランス出力の音質がかなり良かったことを踏まえると圧倒的にAllegro Proの方が後悔しないです。

Allegro Miniでもアルミ合金の高い質感や、3.5mmだけではなく4.4mm出力にも対応するなど価格以上のパフォーマンスです。ただMacBook Pro直挿しと大差ないと感じてしまったので、わざわざ追加するほどでもないかなといったのが本音です。

たいしょん

コンパクトでスマホやラップトップPCとも相性がいいので、ぜひ一度お試しください!

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