iPhoneに保護フィルムは貼りたくない。
あなたは、スマートフォンに保護フィルムを貼る派ですか?それとも、何も貼らない派ですか?
スマートフォンの画面に傷を付けたくないという方は、例えばiPhoneの査定金額を落としたくない、iPhoneの画面を綺麗に保ったまま使用したいという方が多いと思います。
僕は過去の失敗から、保護フィルムではなくガラスコーティングで画面を保護していました。
スマートフォンを買うとき保護フィルムが嫌なので、ゴルフクラブとかの艶出しに使うようなガラスコーティングを施工しています。
— たいしょん (@taishonpresso) September 18, 2021
3年使っても目立った傷はついていないです。何回か落としましたが、割れたことも無いです(palmoも優秀)
最近はダイソーとかでも買えるので、つかってみようかな。 pic.twitter.com/Da8GWLD7kW
本人は傷ついていないと言っているんですが、後ほど傷が結構ついていたことに気が付きます。
しかし、今回iPhone 13 Proの購入を機に、ガラスフィルムを貼ることにしました。
絶対に保護フィルムをスマホに貼りたくなかった僕が、なぜ貼るようになったのか、その理由を解説していきます。最新のiPhone 14シリーズから、Android機にも参考になる内容ですのでぜひ最後までご覧ください。
- iPhoneの画面は爪でも砂でも傷つくので、傷がついても剥がして取り替えられる保護フィルムがいい。
- ガラスコーティングは1回につき3,000円前後で、保護フィルムは2枚で1,500円と経済的。
- 昔の保護フィルムにあったようなホコリの混入や虹彩現象が発生しにくい製品が登場している。
保護フィルムを貼りたくなかった理由
今まで保護フィルムを貼りたくなかった理由は下記の4点です。
- 本体を丸ごと水洗いできるから。
- iPhone本来の画面の綺麗さや機能を損なうと思っていたから。
- 保護フィルムを貼ると内部に必ずホコリが入って気になってしまうから。
- iPhoneは傷がつきにくい画面だと思っていたから。
本体を丸ごと水洗いできるから
まず、iPhone(今まで使っていたiPhone XS)はIEC 規格 60529 に基づく IP68 等級 (深さ 2 m まで、最長 30 分間) に適合しています。
そのため、画面に汚れがついたら水洗いをすればすぐに汚れを落とすことができます。
画面についた皮脂汚れはコーティングが劣化してくると取れづらくなるので、気兼ねなく水洗いできることは何も保護フィルムを付けていないことによるメリットでした。
iPhone本来の画面の綺麗さや機能を損なうと思っていたから。
保護フィルムを貼り付けることで、iPhone本来のきれいな画面表示が損なわれると感じていたのも今まで保護フィルムを貼らなかった理由の1つです。
例えば過去の事例で言えば、保護ガラスフィルムを貼ると虹彩現象が起きるという現象が報告されています。
いくら画面に傷がつかないように保護フィルムを貼って防ぐと言っても、毎日見る画面に虹模様が出ていたら気になりますよね。
保護フィルムを貼ると内部に必ずホコリが入って気になってしまうから。
これは僕の技術不足だったということもあるのですが、保護フィルムを貼るとどれだけ下地処理でホコリを除去したとしても貼り付け後に内部にホコリが入っていることがありました。
内部にホコリが入っているとフィルムを剥がすまで除去できませんし、毎日見るとなると結構気になります。
iPhoneは傷がつきにくい画面だと思っていたから。
そもそもiPhoneは傷がつきにくく割れにくいガラスが採用されています。
その強度は、ボルトやナットがたくさん入ったプラスチックケースにiPhone XSを入れて、表面に傷がつかないほどの強度です。
これを見て新型のiPhoneなら大丈夫だろうと、安心しきっていました。
ただし少し心配だったので、次にお話する「ガラスコーティング」をiPhoneに施工しました。
ガラスコーティングがベストな選択肢のはずだった
ガラスコーティングとは、液体のガラスを画面に塗って硬化させることでガラスの強度を上げる、理想に近い画面保護手法です。
現在は家電量販店や、各キャリアの代理店でも施工可能です。
- iPhone本体のきれいな画面を損なわない。
- 保護フィルム並の強度を手に入れられる。
- 保護フィルムの貼り付けのように気泡やホコリの混入の心配がない。
保護フィルムを貼っていないので例えばケースとの干渉も気にしなくていいですし、保護フィルムのようにホコリの混入も心配しなくていいので個人的には理想に近い画面保護手法でした。
ガラスコーティングは店舗によって種類が違うのですが、基本的にモース硬度9H以上という、ダイヤモンド以外の鉱物では傷がつかないと言われているほどの強度のものがほとんどです。
僕の場合は、3,000円で2年間効果が持続するというガラスコーティングを施工していました。
iPhoneのガラスは割れにくいけど傷つきやすい事実
ガラスコーティングは、施工後2年間効果が持続するとされています。
2年毎にガラスコーティングを施工した結果、3年後の現在どうなったか、一度こちらの画像をごらんください。
コーティングが劣化したからか、皮脂汚れがかなり落ちにくくなりました。これでも一応2回目のコーティングを施工済みで、それから1年経っているぐらいです。
そしてよくみると、画面中心部分に爪で引っ掻いたような細かい傷がついています。僕はiPhoneを片手で操作するとき、指の腹ではなく爪を少し立ててフリックしやすくしているためついたのかなという印象です。
また、身に全く覚えのない目立つ傷ががっつりとついていました。僕の場合バッグに入れるような使い方はせず、ポケットに入れて持ち運びます。
もちろん鍵などと一緒にポケットに入れることもなく、なぜ傷がついたのか疑問です。
様々な検証記事を見ていたところ、例えば砂が画面に乗った状態でこすると9Hの強度のガラスでも簡単に傷がついてしまうそうです。
僕の場合今年から消防団に入って訓練があるので、砂で画面がつくリスクはかなり高くなります。
砂によく含まれている「石英」という鉱物のモース硬度は「7」なので、本当にガラスコーティングで9H以上の硬度が担保されているのかは謎です。
ここで、ガラスコーティングをしないほうがいい理由が浮き彫りになりました。
- 爪で引っ掻いても表面に薄い傷がつく。
- 砂が画面に乗ったら確実に傷がつく。
- 傷がついても貼り替えることができない。
- 3,000円と保護フィルムより価格が高い。
傷がついても貼り替えられないのは致命的で、正直傷がついても貼り替えられる保護フィルムじゃないと避けられないです。
新型iPhoneならCeramic Shield採用で強度が上がっているけど
iPhoneはiPhone 12シリーズより、耐落下性能が4倍向上、「どんなスマートフォンのガラスよりも頑丈」と謳われている「Ceramic Shield」を採用しています。
しかし引っかき耐性については1世代前のiPhone 11とそれほど差がなく、割れには強くなったけど傷への耐性はそこまで向上していないそうです。
保護フィルムは進化している
保護フィルムはガラスコーティングに比べ、以下のメリットがあります。
- ガラスコーティングより安い(2枚で1,500円ぐらい)。
- 傷がついても貼り替え可能。
しかし冒頭にお話したとおり、ホコリが混入して失敗するリスクや虹彩現象が起きる可能性も否定できません。
しかしこれらを解消する製品が登場しました。
「Spigen Glas tR EZ Fit」というガラスフィルムです。
詳しくは以前ご紹介したレビュー記事を見ていただきたいのですが、保護フィルム貼付け時の下記の問題を解消してくれる製品でした。
- オレオフォビックコーティングは虹彩現象の発生を防いでくれる。
- ガイド付きで位置決めが1発で決まるのでホコリの混入リスクが減る。
他社ではガイドと保護フィルムが別々のことが多いのですが、Spigen Glas tR EZ Fitはガイドと保護フィルムが一体型になっているのでiPhone本体にかぶせるだけで貼り付けが完了します。
実際にガラスフィルムを貼ってみて、iPhoneの画面より指の滑りも良くなり操作しやすくなるという効果も得られました。
また、保護フィルム貼り付け前と後で画質への影響も見られなかったので、かなり質の高い保護フィルムだと感じました。
iPhoneに保護フィルムを貼るのにおすすめのタイミング
iPhoneに保護フィルムを貼るのにおすすめのタイミングは、iPhoneの画面に傷がつく前のなるべく早いタイミングです。
傷がついてから保護フィルムを貼っても意味がありません。通常使いでも細かなチリによって微細な傷はつきますので、ぜひすぐにでも保護フィルムを購入して貼ることをおすすめします。
黄砂が飛んだりしますので、外出先でよく使う方はお早めに!
iPhone 13 Proに保護フィルムを貼るのがおすすめな理由
ではまとめます。iPhone 13 Proに保護フィルムを貼るのがおすすめな理由は以下の3点です。
- iPhoneの画面は爪でも砂でも傷つくので、傷がついても剥がして取り替えられる保護フィルムがいい。
- ガラスコーティングは1回につき3,000円前後で、保護フィルムは2枚で1,500円と経済的。
- 昔の保護フィルムにあったようなホコリの混入や虹彩現象が発生しにくい製品が登場している。
今まで絶対に保護フィルムを貼りたくないと感じていた僕でも「Spigen Glas tR EZ Fit」は満足できる出来だったので、ぜひお試しください!
保護ケースの装着もマストな理由
また、画面の割れは保護フィルムだけでは防ぎきれないので、ケースを装着することも強くおすすめします。
といいますのも、iPhoneが最も割れやすい落とし方は画面に直接当たることより「iPhoneの四隅に衝撃を与えて落としてしまう」ことだからです。
僕はSpigenのマグアーマーを使用しています。安くてSpigen Glas tR EZ Fitとの相性も抜群なので、おすすめです。
また、iPhone 14シリーズ向けのケースもレビューしていますので、もしケース選びに迷ったときは「【2022年版】TORRASのiPhone 14シリーズ向けケースを比較レビュー!どれが一番オススメ?」も合わせてご覧ください。
iPhoneにカメラの保護フィルムはいらない理由
カメラの保護フィルムは、当ブログでは画面側の保護フィルムほど重要視していません。
理由は下記の3点です。
- カメラは背面なので傷がついても画面ほど気にならない
- 面積が狭いので傷はつきづらい
- ケースをつければ段差が埋まるので傷が付きづらい
画面と違って毎日まじまじと見るわけではないので、ほとんど気になりません。
一応リンクは貼っておきますが、iPhoneの査定時に少しでも高く売りたい方以外は割高なので購入しなくても大丈夫です。
追記:1mの高さからiPhone 13 Proを落としました
実は最近、胸ポケットに入れようとしたら1mの高さからiPhone 13 Proを落としてしまいました。ゴツゴツしたコンクリートに落としたので、もちろん画面も確実に傷が入っています。
さすがに心配になりました。。。
落としたiPhoneの実際の写真はこちらです。まず角ですが、ガラス保護フィルムにヒビが入っています。もしガラス保護フィルムを貼っていなかったらと思うと、怖いですね。もちろん、ガラス保護フィルムを剥がしたら画面は綺麗なままでした。
そして画面の端にも、少し傷がついていました。しかし目立った傷はこれだけで、「Spigen Glas tR EZ Fit」の丈夫さに助けられ、iPhoneケースもつけていてよかったと改めて感じました。
これらのことからこれだけは断言できます。iPhoneを購入したらガラス保護フィルムとケースは必須です。
ガラス保護フィルムやケースを含め、おすすめの周辺機器を下記の「【2022年版】iPhone 13 Proを買ったら最優先に揃えておきたいおすすめアクセサリー・周辺機器・便利グッズまとめ」でも紹介しています。
また、iPhone 14シリーズ向けの保護フィルムは「Simplism iPhone 14シリーズ対応ガラス保護フィルムを比較レビュー|貼り付けが苦手な方におすすめ」で紹介しています。