この記事では、360度カメラのInsta360 X3をレビューします。
普段の撮影はスマホで十分綺麗ですが、観光地やイベントでよりその場の雰囲気を感じ取れるような写真や映像を撮ってみたいと感じることがあります。
そんな時に役立つのが360度カメラで、例えばお祭り中にシャッターを切るだけで目の前のお神輿から周りの人混み、屋台の雰囲気までを写し切ってくれます。
今回紹介するInsta360 X3は、2022年に発売した比較的新しい360度カメラです。主な特徴を下記にまとめました。
- 7200万画素 360度写真 & 1/2インチセンサーで360度アクションカム史上最多の画素数。
- デュアル1/2インチ4800万画素センサーで暗所でも鮮明さと精細さを向上。
- 4Kシングルレンズモードで一眼アクションカメラのような広角映像を撮影可能。
- FlowState手ブレ補正と水平維持アルゴリズムの組み合わせで、驚くほど滑らかな映像を実現。
- 2.29インチの大型タッチパネルで見やすい。
実際に使ってみましたが、まるでジンバルを使っているかのような強力な手ぶれ補正は圧巻でした。また、個人的に気に入っているのが2.29インチのタッチパネルで、大きく見やすいので仕上がりイメージや撮影した動画などを確認しやすかったです。
Insta360 X3を開封して、ファーストインプレッションを紹介していきます!
- 小型軽量で持ち運びしやすい。
- 2.29インチの大型タッチパネルで操作しやすい。
- 360度動画や広角撮影など多彩な撮影方法で表現の幅が広がる。
- 風切り音低減など動画撮影時の細かな機能も充実。
- 強力な手ブレ補正でジンバルいらず。
- iOSでは有線接続できない(Andoroidは可能)。
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Insta360 X3開封レビュー
では、Insta360 X3を開封しながら付属品や本体の外観などをチェックしていきましょう。
付属品
付属品は下記の物が揃っています。
- X3本体
- バッテリー
- 充電ケーブル
- 保護ポーチ
- レンズクロス
- 説明書
付属のポーチはネオプレーン製で、X3をぴったり収納できます。もちもちと厚みがある素材なので、落としても衝撃を吸収してくれそうです。最初はかなりタイトですが、数回使っていくうちに少し広がるので出し入れしやすく鳴ります。
外観デザイン
X3の外観は、マットなブラックでかなり落ち着いたデザインです。大きなレンズが特徴的ですね。グッドデザイン賞2023を受賞したり、DGPイメージングアワード2023で金賞を受賞するほど評価されているデザインです。
背面の液晶は2.29インチで、かなり大きく見やすくなっています。前モデルのX2は1インチだったことを考えると、大きなアップデートですね。下部の左側にシャッターボタンがあり、シャッターボタンの◯が少し盛り上がっているので手探りでも押しやすくなっています。
サイドには、USBポートやバッテリーが内蔵されています。それぞれロックが掛かっていますので、ロックを外すことでフタを開けることができます。
バッテリーを取り出すと中にSDカードリーダーがありますので、そこにSDカードを入れます。なのでX3を使うときは、まずバッテリーを取り出すところから始めないといけません。
反対側は電源ボタンとクイックボタンがあります。本体の半分より下側にボタンが集中していますので、片手で握りながらでも押しやすいのはいいですね。側面はザラザラしていますので、握った時に滑りにくくなっています。
底に1/4三脚ネジがありますので、自撮り棒や三脚に装着して使うこともできますよ。
重さ
Insta360 X3の重さは179gと、チタンで軽くなったiPhone 15 Pro(187g)よりも軽量なので片手で持ちやすいです。
サイズ
X3のサイズは幅46.0mm、高さ114.0mm、奥行き33.1mmでコンパクトです。iPhone 15 Proと比較しても、かなりコンパクトに見えますよね。
1インチセンサーを搭載したInsta360 ONE RS 1インチ版よりも小型で、厚みも薄いので小さなポーチに入れても邪魔になりません。
この軽さとコンパクトさは、アクションカメラとしても活躍しそうですね!
Insta360 X3使用感レビュー
では、Insta360 X3を実際に使ってみてその性能を検証していきましょう。
静止画の画質
まず、静止画の画質を見ていきましょう。静止画の場合、リニア、広角、超広角の3つの画角を選択できます。それぞれの画角で撮影しましたので、比較していきましょう。
リニアは魚眼効果が薄まり、画角は狭くなりますが比較的自然な写りですね。広角と超広角になるに連れてパースが強くなり、より広く撮影できます。
また、X3は7200万画素で360度写真を撮影可能なため、360度写真も撮影してみました。曇り空で良いコンディションではありませんでしたが、木の表面の質感も細かく写しておりかなり高精細な写真が撮れました。
動画の画質・音質・風切り音低減の効果を検証
次に、動画の画質・音質も検証してみます。撮影には「見えない自撮り棒」を使い、高めの位置で撮影しています。この日は風が強かったので、普通に動画を撮影していたらかなり風切り音が聞こえるシチュエーションです。
実際にYouTubeにInsta360 X3で撮影した動画をアップしていますので、こちらを確認してみてください。
まず、手持ちで歩きながら撮影しているにも関わらず、まるでジンバルを持って撮影しているかのような滑らかさでした。手ぶれ補正が強力に効いている証拠で、これならジンバルはいらないと感じました。
次に風切り音低減の効果ですが、風切り音低減なしの動画と比べて明らかに「ボフッ」という音が減っているのが実感できました。ウィンドジャマーを外付けしたほうが風切り音が防げるのは当然ですが、ソフト側である程度実用的な風切り音低減機能があると手軽でいいですね。
操作性
Insta360 X3、正直操作性はかなりいいです。同じ期間にInsta360 ONE RS 1インチ版も触っていたのですが、画面が小さく本体だけでは操作しづらかったです。X3は2.29インチの縦長画面なので、プレビューも確認しやすくタッチ操作もしやすく感じました。
実際のプレビュー画面はこんな感じです。画面の発色もよく、かなり見やすいです。画面は大きいですが指で画面の端まで届くので、撮影するレンズの入れ替えや解像度の設定もしやすいです。
画面の切り替えもスマホのように画面をフリックすればできますので、操作しやすいです。動作も比較的サクサク動きますので、撮影中に急いで設定を変えるときも便利ですね。
X3の右サイドにあるQボタンを押せば、クイックメニューであらかじめ設定しておいたカスタマイズも呼び出せます。星空撮影のタイムラプスなど露出設定が重要な場合でも、一度カスタマイズ設定で登録しておけば撮りたい時に呼び出せて便利ですね。
画面が大きい分、プレビューが見やすく操作しやすい点は魅力に感じました。
ちなみにInsta360のアプリによる操作も可能で、自撮り棒を持ったままの撮影などシャッターが切りにくい場合でも便利でした。三脚などに固定して遠隔操作もできますので、
Insta360 X3のメリット・デメリット
実際にInsta360 X3を触ってみて感じたメリットとデメリットをまとめます。
Insta360 X3のメリット
Insta360 X3のメリットは下記の3点です。
- 小型軽量で持ち運びしやすい。
- 2.29インチの大型タッチパネルで操作しやすい。
- 360度動画や広角撮影など多彩な撮影方法で表現の幅が広がる。
- 風切り音低減など動画撮影時の細かな機能も充実。
- 強力な手ブレ補正でジンバルいらず。
360度カメラの中でも2.29インチはかなり大きな画面サイズで、プレビューの確認がしやすかったです。タッチ操作もしやすく、単体での使用感は上位モデルのInsta360 ONE RS 1インチ版よりも上と感じました。
また、強力な手ぶれ補正はさすがで、自撮り棒を持ちながらの撮影でもジンバルを使っているかのような滑らかさだったので手持ち撮影がはかどりました。
コンパクトで撮りたい時にいつでも撮れるのもいいですね。
Insta360 X3のデメリット
Insta360 X3のデメリットは下記の1点です。
- iOSでは有線接続できない(Andoroidは可能)。
Insta360 X3はUSBケーブル接続による高速なデータ転送ができるのですが、iOSではできません。iPhone 15 Proから端子がUSB-Cに変わったので、今後のアップデートで対応してくれると嬉しいです。
Insta360 X3は総合力の高い360度カメラ
Insta360 X3のファーストインプレッションを紹介しました。
操作性を含めかなり完成度の高い360度カメラに仕上がっており、360度カメラを初めて使う方にもぴったりな機種だと感じました。
今後長期的にInsta360 X3をレビューしていく予定ですので、ぜひ参考にしてくださいね!
下記公式サイトのリンク経由(4番目)で購入すると「114cm見えない自撮り棒」が無料でプレゼントされます!また、12月3日(日)15:00までセール価格で68,000円→61,200円(10%OFF)です。