HUAWEI FreeArcをレビュー!装着感はShokz OpenFit超えで1万円台のオープンイヤーイヤホン

快適な装着感で話題を読んでいるオープンイヤー型のワイヤレスイヤホン、今回は通信機器企業大手のHUAWEIから初のオープンイヤー型耳掛け式の完全ワイヤレスイヤホンが登場しましたので、HUAWEI FreeArcの実機を使いながらレビューしていきます。

HUAWEI FreeArc
HUAWEI FreeArcの主な特徴
  • 快適な装着感: 人間工学に基づいた設計で、特殊なNi-Ti形状記憶合金と35A液状シリコーンを採用。長時間の装着でも快適さを保ちます。
  • 優れた音質: 17×12mmの高感度ドライバーユニットを搭載し、低音から高音までバランスの取れたクリアなサウンドを提供。
  • 高い防水性能: IP57等級の防塵・防水性能を備え、スポーツやアウトドアでの使用に最適。
  • 長時間バッテリー: イヤホン単体で約7時間、充電ケース併用で最大28時間の連続再生が可能。急速充電にも対応。
  • 多機能な接続性: マルチポイント接続機能により、複数のデバイス間でシームレスに切り替え可能。
たいしょん

結論から言うと、装着感で過去ナンバーワンと言っても過言じゃないほど良かったです。

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HUAWEI FreeArcの外観レビュー

まずは、HUAWEI FreeArcのパッケージを開封しながら外観を中心にレビューしていきます。

付属品は本体と説明書類のみのシンプルな内容

HUAWEI FreeArcはグリーン、ブラック、グレーの3色展開で、今回はグレーを提供いただきました。グレーというよりオフホワイトで、限りなく白に近い色です。ケースと本体を含めた色の統一感が素晴らしく、かなりきれいな色です。ケースが浅く、取り出しやすいのもいいですね。

HUAWEI FreeArc
ケース内にはペアリングボタンが搭載されている
ケースの背面にはUSB-Cポートが搭載されている
ケースを開いた様子

HUAWEI FreeArc本体はフック形状の耳掛け式です。この形状は運動など激しい動きに強く、ズレにくいのが特徴です。HUAWEI FreeArcを「スポーツマンのためのイヤホン」とメーカーが謳っており、IP57の高い防水性を保つために継ぎ目の少ないデザインを採用するなど工夫が見られます。

17x12mm 高感度ドライバーユニットを搭載

この形状はShokz OpenFitとかなり似ています。HUAWEI FreeArcと並べてみましたが、アーチ形状がかなり近いです。

左:Shokz OpenFit 右:HUAWEI FreeArc

HUAWEI FreeArcの重さは、イヤホン単体で8.95g、ケースも含めると85.61gでした。かなり軽い部類です。

以下、HUAWEI FreeArcをスペック表です。

項目詳細
カラーグリーン、ブラック、グレー
重量イヤホン単体:約8.9g
充電ケース:約67g
サイズイヤホン:約45.4mm × 18.35mm × 47.5mm
充電ケース:約67.8mm × 67.8mm × 26.5mm
バッテリー容量イヤホン:55mAh
充電ケース:510mAh
充電方法USB Type-C(5V2A)
バッテリー駆動時間音楽再生:イヤホン単体で約8時間、ケース込みで約36時間
音声通話:イヤホン単体で約5時間、ケース込みで約20時間
防水規格イヤホン:IP57
充電ケース:防水非対応
BluetoothBluetooth 5.2
ドライバー17mm × 12mm 高感度ドライバー
対応コーデックSBC、AAC
操作方法スワイプ:音量調整
ダブルタップ:再生/一時停止、通話応答/終了
トリプルタップ:次の曲
長押し:着信拒否
HUAWEI FreeArcの仕様

HUAWEI FreeArcの使用感レビュー

HUAWEI FreeArcの実際の使用感をレビューしていきます。

装着していることを忘れるほどの快適な装着感

個人的に、イヤホンに最も重要な指標は装着感の高さだと思っています。音質も重要ですが、耳が痛くなるようなイヤホンで音楽を聴きたいとは思えません。

その点で言えば、HUAWEI FreeArcの装着感はほぼ満点です。僕が過去に装着感で満点評価を出したShokz OpenFitと形状が近いということもありますが、装着感を高めるために様々な工夫がされています。

耳に引っ掛けるようにして装着する

まず、航空宇宙産業や医療分野でよく使用されているNi-Ti形状記憶合金35A液状シリコーンを採用している点が大きいです。10,000件以上の耳介データを分析し形を微調整しているとのことで、僕の耳にもぴったりでした。また、肌に優しいシリコンを採用することで、耳に当たってもヒリヒリしにくい装着感を実現しています。耳に接する部分のほとんどがこの35A液状シリコーンを使っているため、8時間を超える長時間使用でも痛くなりませんでした。

かなり柔軟なフック部分

そして今回感心したのが、重心バランスです。アコースティックボール、C-bridge Design、バッテリーの3つの重心部分の重さを調整し、装着したときの安定感を高める設計を採用しています。実際にHUAWEI FreeArcを指に乗せてみましたが、中心でピッタリやじろべえのように安定しました。

HUAWEI FreeArc

これらの設計のおかげで、出先でHUAWEI FreeArcを装着中「あれっ、イヤホンどこにしまったっけ?」と忘れるほど今までにない快適な装着感になっていました。

たいしょん

Shokz OpenFitより角のあたりが少なく装着感は間違いなく上です。

ジェスチャー操作でスマホを取り出さなくてもいい

HUAWEI FreeArcは、イヤホン本体をタップ、スライドすることで操作可能なジェスチャー操作に対応しています。これにより、スマホ本体を取り出すことなく音楽の再生や電話の応答などの基本操作が出来ます。

タッチコントロールの一例

タップ、長押し、スワイプに対応しますが、それぞれの操作は「HUAWEI AI Lifeアプリ」から割当の変更が可能です。

スクロールできます
たいしょん

個人的にスワイプはそこまで感度が良くない印象でしたが、慣れれば快適に操作できました。

音質は聴き疲れしにくい中音域重視の音

実際にHUAWEI FreeArcで音楽を聴いて音質をチェックしてみました。

まず音質の傾向ですが、オープン型ということでズンズンとした重低音は出ません。Creepy Nutsのようなビートの効いた音楽では、少しおとなし目に感じます。個人的に感心した点は、声の聞き取りやすさです。YOASOBIや宇多田ヒカルなど、女性ボーカルに関しては高い透明感と響きを感じ、ヘッドホンに肉薄するほどの良さを感じました。

たいしょん

この声の聞き取りやすさは通話でも活躍してくれました。

音質については、「HUAWEI AI Lifeアプリ」でEQ効果を設定すれば、デフォルト、高揚、高音強調、音声の4つから選択できます。個人的にHUAWEI FreeArcの良さを活かすなら、「音声」を選んでいただくとボーカルの美しい表現力を感じ取れます。また、10バンドのカスタムイコライザーにも対応し、プリセットで満足できない場合でも調整可能な柔軟性を兼ね備えています。

たいしょん

高音域にはPENチタンコーティング、低音域にはPUチタンプレーティング複合振動板を採用することで高い表現力を実現しているそうです。

オープンイヤーの便利さと接続安定性で活用の幅がかなり広がる

HUAWEI FreeArcはオープンイヤー型で、耳穴を塞がない設計です。個人的に便利に感じたのが喫茶店での使用で、注文を聞かれてもイヤホンを外すことなくそのまま使えるのが便利に感じました。カナル型でも外音取り込みモードなどがありますが、HUAWEI FreeArcはその手間を一気に省けます。そしてHUAWEI FreeArcは、逆音波を流して音漏れを防止する機能も完備。静かな喫茶店で音楽を聴いていても、周りに迷惑をかけることなく楽しめます。

コメダ珈琲店で使用

また、ショッピングモールのような人が多く通信が混線しやすい場所でも一度も途切れることなく、快適に使用できました。この点はメーカーもかなり力を入れており、特許を取得したオリジナルレイアウトのアンテナを採用することで従来機よりも受信電波量が約1.8㏈増加したということでした。

たいしょん

普段外出先ではAirPods Proを使っていますが、iPhone使用でもAirPods Pro並みの途切れにくさを感じています。

イヤホンの検索に対応し無くしても探せるのが便利

イヤホンを家の中にしまっておいて、いざ使おうと思ったらないってことありませんか?そんな時でも、「イヤホンの検索」機能を使えば音でイヤホンの位置を特定できる機能があります。

HUAWEI AI Lifeアプリで紛失時に音を鳴らすことができる

実際に隣の部屋の引き出しにイヤホンをしまっておいて鳴らしてみたのですが、大きな音でしっかりと位置を特定できました。AirPods Proのように「探す」アプリに対応しているともっといいとは思うのですが、補助的に使う分にはいいかもしれません。

その他低オーディオ遅延機能やマルチポイント機能に対応

HUAWEI FreeArcはその他にも、ゲーム時などの音声遅延を低減する低オーディオ遅延機能や2台の機器と接続できるマルチポイント機能に対応しています。実はHUAWEI FreeArcはデフォルトのモードだとゲームプレイ時に音声遅延が発生します。普段iPhoneで原神をプレイしているのですが、攻撃アクションと音がワンテンポぐらいズレます。低オーディオ遅延モードにするとあまり気にならないぐらいには解消するので、ぜひ使ってみて欲しい機能です。

HUAWEI FreeArcを使用しながら実際に原神をプレイしてみた

マルチポイント機能は、例えば1台目はiPhone、2台目はMacといったように、異なる機器に同時に接続しながら音声が流れている機器からのみ信号を受信できる便利機能です。接続設定自体は簡単で、1台目のペアリングと同じように充電ケースのペアリングボタンを長押しして2台目の機器側でBluetoothペアリングを行うだけです。HUAWEIのイヤホンでは元々搭載されているので珍しい機能ではないですが、特にテレワークでは電話はスマホで、ミーティングはMacで行うことが多いのでそういう時に機器の切り替えを手動で行わなくてもいいのは楽です。

総評:HUAWEI FreeArcは装着感重視の人にぜひ使ってみてほしいイヤホン

HUAWEI FreeArcをレビューしました。

トップクラスの快適な装着感と、ワイヤレスイヤホンとしては欠かせない通信安定性の良さを兼ね備えたイヤホンです。イヤホンを一日中している方なら、外の音が聞こえやすく、耳が痛くなりにくいHUAWEI FreeArcはぴったりです。これ1万円台としてはかなりクオリティが高い部類です。

たいしょん

スポーツだけじゃなくて、テレワーカーや主婦の方など様々な人に試してほしい機種です。装着感はトップクラスにいいのでぜひ!

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HUAWEI FreeArc
総合評価
( 5 )
メリット
  • オープンイヤー型で外の音が聞こえやすい
  • 快適な装着感で長時間使用しても耳が痛くならない
  • 声に特化した音質でボーカル中心の曲に合う
  • 特許技術のアンテナで通信が途切れにくい
  • マルチアクセスや低遅延モードなどトレンドを抑えている
  • 音漏れしにくく静かな場所でも使いやすい
デメリット
  • 電車内など騒音がうるさい場所には向かない
  • ジェスチャー操作のスワイプは少し反応が悪い

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