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ゼンハイザー HD 599 SE 長期レビュー|Amazonタイムセールで定番の開放型ヘッドホンを聴いてみた

ゼンハイザー HD 599 SE

本記事では、オープンエアー型のヘッドホン、ゼンハイザー HD 599 SEをレビューします。ゼンハイザーといえば、ドイツの名門オーディオメーカーですよね。

ゼンハイザー HD 599 SEをAmazonプライムデーで13,970円で購入して以来、夏場のテレワークやおうち時間で手放せないヘッドホンとなっています。

たいしょん

蒸れにくくて音質も気に入ってるんですよね。

この記事を見ていらっしゃる方はゼンハイザー HD 599 SEについて気になっている方だと思いますが、もし長時間ヘッドホンを装着して開放型らしい広がりのある音質を楽しみたいなら間違いのない選択です。

なぜそう言い切れるのか、6ヶ月間使用しましたので実際の使用感などを徹底レビューします。

本記事で分かること
  • ゼンハイザー HD 599 SEの外観レビュー
  • ゼンハイザー HD 599 SEの実際の使用感
  • ゼンハイザー HD 599 SEをおすすめできる人・できない人
HD 599 SE
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 長時間装着しても耳が蒸れにくく快適
  • 開放型らしい広がりのある音質
  • スマートフォンでも音量が取れやすい
  • リケーブル可能で断線しても安心
  • リケーブルでバランス接続も楽しめる
デメリット
  • 音漏れは大きい
  • 耐久性が少し心配
音の広さ(音場)
狭い
広い
音の温かみ
クール
ウォーム
音の繊細さ
繊細
迫力
おすすめできる人
おすすめできない人
  • 夏場にヘッドホンを長時間使うテレワーカー
  • 映画をよく観る方
  • リケーブルで音質の変化を楽しみたい方
  • ヘッドホンを主に外出先や通勤で使用する方
  • 外音をシャットアウトして集中したい方
タップできるもくじ

ゼンハイザー HD 599 SEの概要

ゼンハイザー HD 599 SEは、同社の人気機種「HD 599」のAmazon限定モデルとなるオープン型オーバーイヤーヘッドホンです。ブラックカラーで、より使いやすくなりました。

独自開発のハイエンド・トランスデューサによりヌケの良い自然な音質を実現。柔らかいイヤーパッドと大きなイヤーカップは耳に圧迫感がなく音楽に集中することができます。イヤーパッドは交換可能で、ケーブルも着脱可能。同梱の1mと3mのケーブルを用途に合わせて変更することが可能です。

ゼンハイザー HD 599 SE
ゼンハイザー HD 599 SE
型式ダイナミック・オープン型
周波数特性12 ~ 38,500 Hz
インピーダンス50 Ω
音圧レベル(SPL)106dB SPL(1kHz / 1Vrms)
THD、全高調波歪み<0.1%(1kHz、100dBSPL)
重さ約 250 g(ケーブル、プラグ除く)
ケーブル形状ケーブル1 / 3.0 m (左側片出し)6.3mm標準プラグ(ストレート型)
ケーブル2 / 1.2 m(左側片出し)3.5 mm ミニプラグ(ストレート型)
付属品3.5mm 変換アダプター、ケーブル×2
仕様表

ゼンハイザー HD 599 SEの外観・付属品レビュー

では、HD 599 SEを開封しながら外観や付属品のレビューをしていきます。

外箱はネット専売からかシンプル

HD 599 SEの付属品は下記の物が揃っています。

付属品
  • HD 599 SE本体
  • 6.3mmステレオ標準プラグ(ストレート型)
  • 3.5mm ステレオミニプラグ(ストレート型)
  • 3.5mm 変換アダプター
  • 説明書
ゼンハイザー HD 599 SEの付属品
HD 599 SEの付属品一式

ケーブルはPCやオーディオプレイヤーでも使いやすい3.5mm ステレオミニプラグ(ストレート型)が1本、オーディオインターフェースでの使用に便利な6.3mmステレオ標準プラグ(ストレート型)が1本付属しています。

ケーブルが2種類付属

6.3mmステレオ標準プラグでも3.5mmで使用できるよう、変換アダプターも付属しています。

3.5mm変換アダプターも付属

HD 599 SEの外観も見ていきましょう。黒いボディにメタリックなラインがアクセントになっていてかっこいいです。全体的にプラスチック感がありチープに見える部分もありますが、その分本体の重さは約250gと軽量に仕上がっています。

ゼンハイザー HD 599 SE

特徴的なメッシュ構造のイヤーカップは、オープンエアー型(開放型)ヘッドホンの特徴ですね。

たいしょん
ゼンハイザー HD 599 SE
メッシュ型のイヤーカップ

左側に3つの点があり、LRの刻印を見なくてもヘッドホンの左右がわかりやすいようになっています。

ゼンハイザー HD 599 SE

イヤーパッドはベロアのような素材で、ふかふかとしていて気持ちがいいです。

ゼンハイザー HD 599 SEのイヤーパッド
ベロア素材のイヤーパッド

HD 599 SEはリケーブルが可能ですので、片側にバヨネットロック式のコネクターがあります。

バヨネットロック式のコネクターが片側にある

ヘッドバンドは合成皮革で、高級感がありますね。バンドの両側にはLとRのマークで左右が識別できるようになっています。

ゼンハイザー HD 599 SEのヘッドバンド
ヘッドバンドは合皮製

ゼンハイザー HD 599 SEの使用感レビュー

では、ゼンハイザー HD 599 SEを1ヶ月使ってみた使用感をレビューしていきます。

長時間装着しても耳が蒸れにくく快適

まず、装着感はかなりいいです。特に長時間使っていても耳が蒸れにくく、夏場の作業で重宝します。一般的な密閉型ヘッドホンと違いメッシュで湿気がこもらないので、イヤーパッド周りが汗ばむことなく快適でした。

男性がゼンハイザー HD 599 SEを装着している
装着感はかなり快適

メッシュ構造のイヤーカップに加え、イヤーパッドが合成皮革ではなくベロアのような素材であることも快適さの要因と考えています。合成皮革の場合汗を吸ってくれないので汗ばむとベタベタしますが、ベロアのような素材であれば少量の汗なら吸収してくれますし、サラッとした装着感で快適ですよね。

サラッとした素材が快適なイヤーパッド

実際にテレワークで2時間以上使用していることもありますが、耳が蒸れにくいので作業に集中できました。

長時間の使用でも快適
たいしょん

一度オープンエアー型のヘッドホンに慣れると、密閉型のヘッドホンに戻れないぐらい快適です。

開放型らしい広がりのある音質

装着感の快適さは分かりましたが、肝心なのは音質ですよね。HD 599 SEの音質は、個人的にかなり好みです。

今回はオーディオインターフェースのMOTU M2を使って、実際に音質の検証をしてみました。オープンエアー型のヘッドホンは一般的に低音が出にくい性質がありますが、HD 599 SEはしっかりとした低音が出てくれます

そして何よりオープンエアー型らしい広がりのある音場、スーーッと透明感のある高音域が気持ちよく、低音と高音が若干強調されたドンシャリなのでROCK、J-POP問わず幅広い楽曲に合う音質です。

たいしょん

これで映画とかを観たら最高ですね。

MOTU M2とHD 599 SE
MOTU M2とHD 599 SE

スマートフォンでも音量が取れやすい

ヘッドホンは音量が取れにくい印象ですが、HD 599 SEはiPhoneでも50%ぐらいの音量で十分鳴らしきれます。インピーダンス50Ωということで一般的なイヤホンに多い16Ω前後の抵抗値より高いですが、これなら出力の高いアンプを用意しなくても十分でしょう。

iPhoneでも音量が取れやすい
たいしょん

僕の場合iPhoneではメインでDC05というアンプを使用していますので、気になる方は下記の記事をご覧ください。

リケーブル可能で断線しても安心

HD 599 SEはリケーブル可能なので、もし断線をしても線だけ交換をすれば自分でも修理できます。プロ用途で音楽製作にも使いたい方も、安心できますよね。

ケーブルはバヨネットロック式で、オーディオテクニカのM50xのケーブルとも互換性があります

バヨネットロック式で装着
たいしょん

メンテナンス性の高さは嬉しいですね。

リケーブルでバランス接続も楽しめる

リケーブルできることはメンテナンス性の高さ以外にもう一つメリットがあります。それがケーブルを交換することで音質の変化も楽しめるという点です。

たいしょん

今回は、リケーブルでバランス接続を試してみました。

バランス接続とは、ヘッドフォンと音楽プレーヤーを接続する方法のひとつ。左右の信号が完全に独立するので、クロストークの発生が抑えられ、より豊かなステレオ感が再現できるというわけだ
また、バランス接続に対応したヘッドフォンアンプや音楽プレーヤーのヘッドフォン出力側では、左右それぞれ1個のアンプ(合計2個)で信号を増幅するのではなく、左右それぞれプラス/マイナス用にアンプを使い、合計4個のアンプで信号を増幅するので、アンプの負担が少なく、より正確でパワフルな再生が可能になるメリットもある。

引用元:ASCII

ipovoqというブランドのHD 599に対応したバランスケーブルが3,000円程度で手に入るので、早速購入。見た目も少しおしゃれになりました。

2.5mmバランスケーブルをHD 599 SEに装着

バランス接続対応のHIDIZS AP80 Pro-Xで再生してみたところ、音一つ一つがより鮮明になり、音自体の力が増したように感じました

たいしょん

HD 599 SEはリケーブルによって音質の変化も楽しめるので、音楽を聴く楽しみがより増えるヘッドホンです。

音漏れは大きい

これはHD 599 SEに限らずオープンエアー型のヘッドホン全般に言えることですが、音漏れが密閉型のヘッドホンにくらべ大きいです。また、外からの音がかなり聴こえるため、屋外での使用には向いていません

僕は室内使用のみなのであまり気にしていませんが、もし外でも使いたい方は素直に密閉型のヘッドホンを使ったほうがいいですね。

耐久性が少し心配

まだ1ヶ月しか使っていないので今後引き続き検証していきますが、耐久性が少し心配です。例えばヘッドホンの中で壊れやすい部分であるアーム部はプラスチック製です。

SONYのMDR-1シリーズやオーディオテクニカのMシリーズのように金属製ではないため、乱雑に扱うと「ボキッ」と折れてしまう可能性もあります。

また、ヘッドバンド部の合成皮革も汗で加水分解が進むとボロボロになりやすいです。

ヘッドバンド部の劣化については保護カバーも販売されていますので、こちらも試してみたいですね。

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ゼンハイザー HD 599 SEをおすすめできる人

実際に使ってみて、ゼンハイザー HD 599 SEをおすすめできる人は下記の方だと感じました。

  • 夏場にヘッドホンを長時間使うテレワーカー
  • 映画をよく観る方
  • リケーブルで音質の変化を楽しみたい方

実際にHD 599 SEをテレワークで使っていますが、夏場で蒸れやすい環境にも関わらず2時間使用しても快適に装着できます。これは密閉型ヘッドホンでは味わえないメリットで、長時間作業をされる方におすすめできます。

広がりのある自然な音質ですので、音楽はもちろんですが映画鑑賞にも適しています

たいしょん

おうち時間を充実させたい方にはぴったりな機種です。

ゼンハイザー HD 599 SEをおすすめできない人

ゼンハイザー HD 599 SEをおすすめできない人は下記の方です。

  • ヘッドホンを主に外出先や通勤で使用する方
  • 外音をシャットアウトして集中したい方

使用感レビューでも説明したように音漏れは大きいので、通勤や外出先(特に公共施設など)での使用は適していません。また、ヘッドホンを装着しても外の音がそのまま聴こえるので、周りが工事でうるさい環境など外音をシャットアウトして集中したい方にはおすすめできません

たいしょん

自分の環境に合わせて選びましょう。

ゼンハイザー HD 599 SEのレビューまとめ

ここまで、ゼンハイザー HD 599 SEをレビューしました。オープンエアー型で長時間装着してもムレにくく、快適に作業できます。また、開放感のある広がりのある音質で、音楽鑑賞はもちろんのこと映画鑑賞などおうち時間を充実させてくれること間違いないヘッドホンです。

ゼンハイザー HD 599 SE
良いところ
(メリット)
悪いところ
(デメリット)
  • 長時間装着しても耳が蒸れにくく快適
  • 開放型らしい広がりのある音質
  • スマートフォンでも音量が取れやすい
  • リケーブル可能で断線しても安心
  • リケーブルでバランス接続も楽しめる
  • 音漏れは大きい
  • 耐久性が少し心配
たいしょん

Amazonタイムセールで頻繁に値引きされていますので、今回のレビューで気になった方は下記のリンクでぜひチェックしてみてくださいね!

また、SEではない通常版のHD 599も発売されています。通称「プリン」と呼ばれる個性的なカラーリングですので、ブラック以外であればこちらも見てみてくださいね!

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ゼンハイザー HD 599 SE

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