最近Instagramの流行で、フィルムカメラが再度流行の兆しを見せています。
元乃木坂46の白石麻衣さんの写真集のオフショットも、すべて「写ルンです」で撮影され「彼女感がすごい」と話題になりました。
そんな中、フィルムカメラの流行を象徴するような出来事がありました。なんとApp Storeのトップ有料Appのランキングで、「EE35 フィルムカメラ」というアプリが1位(2021年4月18日現在)になっているんです。
今回はこの「EE35 フィルムカメラ」の使い方やその魅力をご紹介していきます。
フィルムカメラがアプリ化されると何がいいのか?
フィルムカメラをアプリ化すると何がいいのか、実は以下のようなメリットがあります。
- 撮影データを手軽に電子化できる
- 現像代が無料←ココ重要
- 別途カメラを持ち運ぶ必要がないのでシャッターチャンスに強い
- Instagramなどにすぐシェアできる
- 価格が安い(250円)
- 何度でも撮り直し可能
- ボディが防水仕様なら普通のフィルムカメラでは撮影できないような写真が撮れる
まず、フィルムカメラは現像代を含め3,000円ほどかかります。しかも一度フィルムに焼き込まれた写真は撮り直しできません。「EE35 フィルムカメラ」は250円の有料アプリですが、新規でカメラやフィルムを揃える手間を考えるとかなりお得です。
また、シャッターチャンスに非常に強いというメリットもあります。スマートフォンは毎日のように持ち運んでいるデバイスなので、撮りたいときに手元にあるという手軽さはより撮影のモチベーションに繋がりますね。
そして、最近のスマートフォンは防水性能も高いです。つまり雨の中、水の中など、今までのフィルムカメラでは撮影できなかった悪条件の撮影も可能になります。
そんな中アプリ化されると不安なのが、「フィルムカメラのような一手間かけて撮影する醍醐味がなくなってしまうのではないか」という点です。普通のカメラアプリのようにボタン一つで撮影できる便利さより、フィルム交換やフィルム送りも楽しみたい、そんな方もいらっしゃるかもしれません。その点で言うと、この「EE35 フィルムカメラ」はそんな「一手間」をかけながら撮影を楽しめるアプリに仕上がっていると感じています。
EE35 フィルムカメラの使い方
まずは、フィルムを選択していきます。
フィルムは「カラーフィルム」と「白黒フィルム」を選択できます。
フィルムを選択したら、次はフィルムをセッティングします。そう、フィルムをセッティングするという一手間がより撮影のリアリティを増してくれる仕様になっています。
フィルムをセットしたら、次は「フィルム送り」をします。赤い印がついているので、マニュアルが無くても操作しやすいです。ちなみにもしマナーモードにしている場合、シャッター音も無音になりますが、せっかく作り込んである効果音も無効化されてしまうのでできればマナーモードを解除した状態での使用をおすすめします。
ちなみにこの操作はメニューから「自動巻き上げ」をONにすればシャッターボタンを押すだけでシャッターが切れます。
そして最後にシャッターボタンを押します。「カシャッ」という音がiPhoneの通常の音よりかなり上品でフィルムカメラっぽいので、押していて気持ちがいいですね。
12枚撮影仕切ったら、カメラロールに保存されます。その後、再度撮影をする場合はフィルムを選択して同じ操作をします。
なお、EIGHTIVE DESIGN公式チャンネルでも動画で分かりやすく紹介されていますので、こちらも合わせてご覧ください。
EE35 フィルムカメラの作例
レビューでは「実際のフィルムカメラの表現に最も近いアプリ」というレビューも見られましたが、たしかに程よい粒状感や少し色褪せた感じがフィルムカメラのエモさを表現できていますね。
こんな方におすすめ
この「EE35 フィルムカメラ」アプリは、こんな方におすすめです。
- 費用をあまりかけずにフィルムカメラの楽しさを体験してみたい
- 通常のカメラアプリよりエモい写真が撮りたい
- フィルムカメラを使っているけどよりシャッターチャンスに強いスマートフォンで体験してみたい
ただしアナログ感が大切にされているということですぐに撮影に入る速写性には欠けますので、ゆったりと撮影したいときに使いましょう。