本記事では、BluetoothワイヤレスヘッドホンのEDIFIER WH500をレビューします。最大40時間の再生が可能で、マルチポイント対応など使い勝手の良いヘッドホンです。
こんにちは!ヘッドホン好きなたいしょん(@taishonpresso)です!
音楽を聴くとき、イヤホンよりヘッドホンのほうが好きという方も多いですよね。僕もヘッドホンのほうが音場感があって好きです。そうなると、あらゆることをヘッドホンだけで完結させたくなります。
- 外出先で音楽を聴く
- ヘッドホンで音楽だけではなくゲームもやる
- 仕事もヘッドホンをつけっぱなしでやる
今回紹介するEDIFIER WH500は、持ち運びやすさ、ゲームプレイ時の音声遅延の少なさ、通話時の音声ノイズキャンセリング対応など、これ一台でプライベートもビジネス用途も何でもやれるヘッドホンです。
3万円を超えるヘッドホンでもマルチポイント対応やゲームモードに対応する機種は少なく、ハイエンド級の機能を1万円以下の低価格で実現した点はかなり魅力のある機種と感じました。
- コンパクトで強力な30mmダイナミックドライバー(PU+PEEK)を採用し、音質に優れている。
- 快適な着心地を追求する折りたたみ式デザインと172gの軽量で持ち運びやすい。
- 専用アプリでEQ設定を自分好みにカスタマイズすることだけではなく、安全な音量調整が可能、自動シャットダウン機能もサポート。
- マルチポイント対応でシームレスに接続先を自動で切り替えてくれる。
- 40時間の連続再生が可能で、急速充電に対応し、10分間の充電で6時間再生できる。
- ゲームモードに対応し、80msの超低遅延を実現。
- 折りたたみ可能で持ち運びに便利
- 装着感は快適
- ゲームモードで音声の遅延もかなり改善される
- Edifier Connectアプリで細かい音質調整が可能
- マルチポイント対応で複数接続できる
- 密閉度が高いので蒸れやすい
- スライダー部分のパーツの耐久性が心配
- 有線接続はできない
この記事は、INTERNATIONAL株式会社様より製品提供を受け作成しています。
EDIFIER WH500の仕様
価格 | 6,990円(税込) |
Bluetooth通信方式 | Bluetooth5.2 |
ドライバー | Φ30mmPEEK+PU |
再生時間 | 40時間 |
充電時間 | 2時間 10分間=6時間 |
収納方式 | 折り畳み可能 |
急速充電 | Type-C急速充電対応 |
重量 | 172g |
アプリ対応 | アプリ対応(セーフボリュームモードとタイマー) |
カラー | 黒/白/ブルー |
対応コーデック | SBC |
マルチポイントペアリング | 対応 |
バッテリー容量 | 350mAh |
Bluetoothプロファイル | A2DP, AVRCP, HFP |
インピーダンス | 16Ω |
公式の仕様では重量が172gとありますが、実際に測定したところ166.64gと軽量でした。
EDIFIER WH500の付属品は、ヘッドホン本体、USBケーブル、説明書です。
EDIFIER WH500の使用感レビュー
折りたたみ可能で持ち運びに便利
EDIFIRE WH500は、折りたたみできるので持ち運びに便利です。折りたためば、下記の画像のようにiPad miniより小さくなります。
ボディバッグにもらくらく入るので、外出先で気軽に音楽を楽しみたい方には嬉しいですね。
装着感は快適
EDIFIER WH500は、イヤパッドやヘッドバンドの素材がウレタンでもちもちしているため、装着感がいいです。SONYの高級機、SONY WH-1000XM4と同じような質感でした。
実際に装着してみましたが、耳への圧迫が少なく快適でした。オンイヤー型で耳を包むのではなく乗せる仕様なのですが、もちもちしたイヤーパッドが耳の形状に合わせてくれるので長時間使用しても痛みはなかったです。
ゲームモードで音声の遅延もかなり改善される
EDIFIER WH500はゲームモードに対応しており、80msの超低遅延を実現しています。実際にNintendo Switchでゲームをプレイしてみたところ、普通の音楽モードではワンテンポ音が遅れる感覚でしたが、ゲームモードならほとんど有線接続と変わらないぐらい音声の遅延が改善されました。
もしワイヤレスヘッドホンでもゲームを楽しみたいなら
、ゲームモード対応がベストですね。
Edifier Connectアプリで細かい音質調整が可能
iOSとAndroidに対応しているEdifier Connectアプリを使用すれば、イコライザーによる音質調整やモードの切替が簡単にできます。
下記のリンクよりダウンロードできます
サウンドエフェクトはプリセットで「クラシック」「ダイナミック」があり、音楽に詳しくなくても音の変化を楽しめます。「クラシック」はボーカルが強調され、低音が控えめになるのでボーカルが中心の楽曲に合います。「ダイナミック」は重低音や高音が強調される「ドンシャリ」と言われる音質で、ロックやメタルなど迫力のある楽曲に合います。
カスタマイズでゲインを調整でき、自分の好きな音質にできるのは嬉しいですね。個人的に高音を若干上げて低音を若干下げるスッキリとした音質が好みなので、スマホ片手に自由にカスタマイズできる点は良いと感じました。
音楽モードとゲームモードの切り替えもアプリ上でできます。右手でヘッドホン本体のモードボタンを押して切り替えることもできますが、スマホを使用しているときはアプリで切り替えできると楽ですね。
分かりやすい設定画面で快適でした。
マルチポイント対応で複数接続できる
WH500はマルチポイントに対応しており、2つの機器と同時接続可能です。
マルチポイントとは、1つのBluetooth機器と複数の親機を同時接続できる機能のこと。例えばワイヤレスイヤホンとスマートフォン (以下 スマホ) 、PCをあらかじめペアリングしておくことで、どちらの機器に着信があった場合でもスムーズに応対することができます。
ANKER公式サイト
例えばiPhoneで音楽を聴いていてその後Nintendo Switchでゲームをしたい場合、わざわざペアリング先の接続を切り替えなくても使用できます。
複数の機器を使う方には便利な機能なので、外せませんね。
デメリット
密閉度が高いので蒸れやすい
実際に使ってみて気になった点が、密閉度が高いため蒸れやすいことです。気温20°でそこまで暑くない場所で作業をしていましたが、EDIFIER WH500を30分装着しただけで少しイヤパッド部分が汗ばんできました。
僕が汗っかきってのもあります(笑)
これはWH500だからというより、「密閉型ヘッドホン」だからです。
もし耳が蒸れにくいヘッドホンを探している方は、「開放型ヘッドホン」を使うと快適です。
詳しくは開放型ヘッドホンのメリット・デメリットとおすすめの開放型ヘッドホン3選で解説しています。
スライダー部分のパーツの耐久性が心配
WH500のスライダー部分を見ると、金属ではなくプラスチックのパーツでケーブルを挟んでいる構造でした。僕は過去にスライダー部分がプラスチックのヘッドホンを使って折れた経験があるので、耐久性が少し心配です。
すぐに壊れることはないと思いますが、今後継続的に使って耐久性も検証します。
有線接続はできない
WH500は、有線接続ができません。つまり、Bluetoothで接続できる機器でしか音楽を聴けません。
Bluetoothワイヤレスヘッドホンの中には、プラグ着脱式で有線接続にも対応するモデルもあるのでこの仕様は少しデメリットに感じる方もいそうです。
しかし、僕のように音楽はほぼiPhoneで聴くような使い方なら全く支障はありません。むしろ有線接続をなくすことでより軽量化、コストダウンが実現されているならその方がいいですし、事前に無線でしか使えないことを知っておけば後悔することもないです。
よくある質問
- 音漏れはありますか?
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音漏れはありますが、iPhoneで70%の音量で聴いて1m以内でも何の楽曲を聴いてるかわからないほどです。密閉性は高いので、思ったより音漏れは少ない印象です。
- ノイズキャンセリング機能はありますか?
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通話時のノイズキャンセリング(相手に届く音声に騒音が乗らない)はありますが、ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能はありません。
EDIFIER WH500のレビューまとめ
EDIFIER WH500は、1万円を切る価格ながらマルチポイント接続、ゲームモードに対応し、機能性も高いBluetoothヘッドホンです。
例えばテレワークをしていてスマホとPCで接続しながら使いたい方は、マルチポイント接続機能を十分活かせそうですね。