最近の1万円以下のヘッドホンが熱すぎる!!!!
最近のハイエンドなBluetoothヘッドホンは4〜5万円付近と高騰しており、少し勇気がいる価格になりました。そんな中で、今一番熱いのが5,000〜10,000円のヘッドホンです。今回紹介するEdifier W800BT Pro、通常版で7,680円という価格ながら以下の機能を持っています。
- アクティブノイズキャンセリング:最大-44dBまでのノイズを低減し、騒がしい環境でもクリアな音楽体験を提供します。
- 高音質サウンド:40mmのチタンコート振動板ドライバーにより、クリアで透明感のあるサウンドを実現します。
- 長時間再生:ANCオンで最大26時間、オフで最大45時間の連続再生が可能です。
- マルチポイント接続:2台のBluetoothデバイスを同時に接続でき、作業と音楽を同時に楽しむことができます。
- 快適な装着感:軽量で圧迫感の少ないヘッドバンドとソフトなイヤーパッドにより、一日中快適に使用できます。
実際に使ってみたのですが、結論から言えば上記の特徴は誇張でもなんでもなくかなりハイレベルに実現できていました。
Edifier W800BT Proの特徴やメリット・デメリットを中心にレビューしていきます!
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Edifier W800BT Proの特徴・レビュー
レトロなスペシャルギフトパッケージが用意されている
Edifier W800BT Proは、通常版とは別に90年代のレトロデザインで有名なArdhira(アルディラ・プトラ)氏とのコラボ限定パッケージデザインモデルがあります。通常版との差額は300円と僅差ですが、部屋に飾ってもおしゃれなパッケージとキャリーケースに思わず貼り付けたくなるようなステッカーが付属しています。
ジャケ買いしたくなるようなデザインですね。
その他の付属品としては、USBケーブルや説明書というシンプルな内容です。Ardhira氏の手掛けるiPhoneケースは1万円ほどしますし、通常版と300円しか違わないことを考えればスペシャルギフトパッケージはかなりお得に見えますね。
ワントーンでおしゃれな外観デザイン
Edifier W800BT Proは、グレー、ブラック、ホワイト、そして今回提供いただいたアイボリーの4色展開です。いずれもワントーンで、統一感のある落ち着いたデザインです。特にアイボリーはホワイトほど明るくなく、落ち着いた色なので、グレーと同じようにどんなコーディネートにもマッチしそうですね。
スイーベル構造で90度開きますので、通勤など仕事用のバッグにも入れやすいです。
左右の判断は、アーム部分に記されたL・Rマークで判別できます。このフォントもおしゃれですね。
ボタンやUSBポートは、右側に集中しています。なので、片手で操作しやすくなっています。
また、各ボタンは突起や凹みがありますので、装着したままどれがどのボタンなのか分かりやすいのはいいですね。
ブラックが好きな僕もこのアイボリーは気に入りました。
もっちりクッションで快適な装着感
実は僕、ヘッドホンが苦手です(笑)側圧が強かったり、長時間装着すると頭頂部が痛くなったりするのでイヤホン派でした。ただEdifier W800BT Proは、装着に際し違和感のある部分がほぼなく快適に感じました。
ヘッドホンを装着する時にかなり重要なヘッドバンドとイヤーパッドは、圧迫感の少ないもちもちとした素材になっており軽い装着感を実現しています。253gという軽さも相まって、2時間以上装着しても痛くなる場所がなくまるでSONYの上位機種のヘッドホンを装着しているような感覚でした。
密閉型なので開放型と違って多少のムレはありますが、寒くなる冬場はイヤーマフラー代わりにできるのでこれからの季節にぴったりですね。
1万円以下のヘッドホンでトップクラスの装着感です。
無線・有線・ハイレゾ対応で90年代ポップスとの相性がぴったりな音質
では、早速音質をレビューしていきましょう。音質に関わる特徴は下記の点ですね。
- 40 mmダイナミックドライバとチタンコート振動板で透明感のある中高域を実現。
- USB-C接続に対応し有線ハイレゾに対応。
- iPhoneやAndroidで採用されている高音質なAACコーデックに対応。
まずはiPhone 16 ProとBluetooth接続で楽曲を聴いてみました。商品説明に「90年代のジャパニーズシティポップの躍動感あふれるビートにインスパイアされたこのワイヤレスヘッドフォンは」とあったので、90年代を代表する楽曲を聴いてみます。
楽曲 | レビュー・感想 |
---|---|
広瀬香美さんの「ロマンスの神様」 | ズンズンとくるビート、シンセサイザーの電子音のメリハリがとにかく気持ちがいい。広瀬香美さんの伸びのあるハイトーンボイスもクリアに再現し、色々聴いた中でもかなりマッチしている。 |
TRFさんの「BOY MEETS GIRL」 | ズンズンとくるビートがかなり気持ちいい。音数が多い楽曲なので若干飽和しがちですが、YU-KIさんの力強い声を中心に気持ちよく聴ける。 |
とにかくテンポのいい曲と相性がいいヘッドホンです。ユーロビートみたいなアゲアゲな楽曲を聴けば、脳汁あふれること間違いなし。高音が若干丸くなっているので、聴き疲れしにくくレトロ楽曲の雰囲気をより引き上げてくれます。
僕は標準で聴きましたが、イコライザーで「ダイナミック」にすると重低音がより強調されかなりノリノリになれます。カスタマイズで低音から高音まで手動で調整できるので、自分の好きな音を設定しやすくなっています。
イコライザー以外でも音声遅延が少なくなる「ゲームモード」や、「立体音響モード」も完備。個人的に立体音響モードは音がこもる感じがしてあまり多用しませんが、ワイヤレスでゲームをされる方はゲームモードは重宝しそうですね。
そして極めつけは有線接続です。iPhone 16 ProはUSB-C対応なので、W800BT Proと直接接続して使用できます。しかもハイレゾ音源の再生も叶えてくれるので、音質にこだわる方には嬉しいですよね。
付属のUSBケーブルは片側がUSB-Aだったので、他社のケーブルを使ってみました。個人的な感想ですが、無線と遜色ないかなという印象です。無線も有線もW800BT Proの内蔵DACを使っているので、当たり前といえば当たり前ですね。
レトロミュージック以外ももちろん高音質で聴けます。
マルチポイント接続対応で2台のデバイスと同時に接続可能
W800BT Proは、2台のデバイスと同時にBluetooth接続が可能なので切り替えの手間が省けます。接続方法は、片方のデバイスとBluetooth接続した状態でBluetoothボタンを長押しし、ペアリングモードにしたら2台目のデバイスに接続するだけです。
どんな時に役立つかと言うと、例えば仕事で使う時、PCでミーティング、スマホで電話に出るといった際にシームレスに切り替えできます。切り替え基準はどちらかが音声信号を出していることで、例えばPCでミーティング音声を感知すればPC側に自動で接続を切り替えてくれます。
マルチポイントに慣れると他のヘッドホンに戻れなくなります。
最大-44dBの強力なアクティブノイズキャンセリング機能を搭載
W800BT Proは、最大-44dBの強力なアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しています。種類は「高・中間・風切音の低減・外音取り込み機能・オフ」の5つです。切り替えはスマホアプリのEDIFIER ConnectXか、本体のBluetoothボタンで変更できます。
これ効き目がかなりすごくて、例えば室内にいる場合、外で「ブーーーン」と大きな音で鳴っている草刈り機の音がほぼ消えます。車の中にいる場合、電気自動車かと錯覚するぐらいロードノイズもエンジン音も「サーーーッ」という静かな音に変わります。それでいて耳が詰まるような圧迫感が皆無で、これだけ質の良いANC機能を7,000円台の機種に載せてきたと思うと技術の進歩はすごいですね。何なら今記事を書いているこの瞬間のタイピング音もほぼ消してくれています。
いや、マジでこのANC機能を機能やばいです。
Edifier W800BT Proのメリット・デメリット
Edifier W800BT Proを実際に使ってみて感じたメリット・デメリットを紹介します。
メリット
Edifier W800BT Proのメリットは下記の6点です。
- 飾りたくなるようなレトロパッケージ。
- ワントーンでコーディネートしやすいデザイン。
- 無線・有線の両方で使える。
- かなり強力なのに耳が詰まる感覚が皆無なANC機能で集中できる。
- マルチポイント機能で2台のデバイスの切り替えが楽。
- 長時間装着しても快適。
まず文句なしにおしゃれなパッケージ、これだけでも通常版に+300円追加して購入する価値はあると思います。Ardhiraさんという世界的なアートディレクターのジャケットを部屋に置いておくだけでも、どこかレトロなおしゃれ感を演出できます。
W800BT Pro本体の性能も個人的にはかなり満足していて、7,000円台で装着感よし、音質よし、ノイズキャンセリング機能も良しと三拍子揃ったバランスで誰にでもおすすめできます。電池切れになってもUSBケーブルでiPhoneに繋げば使えるので、そのあたりも柔軟に対応できていいですね。
デメリット
Edifier W800BT Proのメリットは下記の2点です。
- 有線接続時はEDIFIER ConnectXアプリが使えない。
- 無線はハイレゾ非対応。
まず、有線接続時はEDIFIER ConnectXアプリが使えません。これで何が不便になるかというと、例えばイコライザー設定ができなくなります。無線と有線で音質の差はほぼ感じませんでしたが、基本的にイコライザーが使える無線のほうが取り回しが良さそうですね。
また、有線はハイレゾ対応ですが無線はハイレゾ非対応です。個人的にストリーミングの圧縮音源しか聴かないので気にはなりませんが、より音質に拘りたい人は他社のLDACやaptX Lossless対応の機種にするか、有線接続で使うのが良さそうです。
Edifier W800BT Proのレビュー評価まとめ
Edifier W800BT Proをレビューしました。文句なしに星5評価です。
最高におしゃれなレトロジャケットに心を奪われ、Edifier W800BT Proを実際に使ってみて7,000円台でこの音質、機能性は他にないんじゃないかなと思います。アイボリーのヘッドホンは人生初なのですが、ジャケットのように黒髪清楚なお洒落女子が使っていたらかなり惹かれますね。
飾って良し!聴いて良しなEdifier W800BT Pro、ぜひお試しください!
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- 飾りたくなるようなレトロパッケージ。
- ワントーンでコーディネートしやすいデザイン。
- 無線・有線の両方で使える。
- かなり強力なのに耳が詰まる感覚が皆無なANC機能で集中できる。
- マルチポイント機能で2台のデバイスの切り替えが楽。
- 長時間装着しても快適。
- 有線接続時はEDIFIER ConnectXアプリが使えない。
- 無線はハイレゾ非対応。