Edifier MR5を実機レビュー! 3万円台最有力候補!3ドライバーでより正確な音源再生を可能にするモニタースピーカー

モニタースピーカー選びで悩んでいませんか?

市場にはさまざまなモデルがありますが、正確な音を再現できる製品は限られています。そんな中、Edifier MR5は3ウェイドライバー構成と高出力を武器に、本格的なモニタリング環境を提供してくれるモデルとして注目を集めています。

たいしょん

本記事では、その性能を詳しく掘り下げます。

発売記念として20%OFFの特別価格

MR5は、EDIFIERが日本で初めて起用したアンバサダーである俳優・山﨑賢人さんが登場する広告にも登場するモデルです。

PR:この記事はメーカー様より製品提供を受け作成しています。

タップできるもくじ

Edifier MR5の概要・特徴

Edifier MR5は下記の特徴を持ったモニタースピーカーです。

  • 3ドライバー構成:1インチ径シルクドームツイーター、3.75インチ径ミッドドライバー、5インチ径ベースドライバーを搭載し、クリアで正確なサウンドを実現。
  • 高出力:RMS出力は120Wで、広い再生周波数帯域(45Hz – 40,000Hz)をカバー。
  • 多様な入力端子:RCA、XLR、TRS、AUXに対応し、幅広い接続オプションを提供。
  • Bluetooth 6.0対応:LDACコーデックをサポートし、高音質のワイヤレス再生が可能。
  • 専用アプリ対応:Edifier ConneXアプリを使用して、音質調整や設定変更が可能。
付属品は電源ケーブル・RCAケーブル・スピーカー接続用ケーブル・AUXケーブル

モニタースピーカーとしてはめずらしい3ドライバー構成

Edifier MR5はモニタースピーカー、つまり、音の正確性が求められるスピーカーです。モニタリングを行うために、幅広い周波数に対応する必要があります。そのため、Edifier MR5は3つのドライバーを搭載して45Hz – 40,000Hzという幅広い再生周波数を実現しています。

下記のようなドライバー構成になっています

  • 1インチ径シルクドームツイーター:高音域をクリアに再生し、繊細な音のニュアンスを表現。
  • 3.75インチ径ミッドドライバー:中音域を豊かに再生し、ボーカルや楽器の音を自然に響かせる。
  • 5インチ径ベースドライバー:低音域を力強く再生し、深みのあるサウンドを提供
正面にはシルクドームツイーターとミッドドライバーがある
両サイドを見るとベースドライバー用の通気口がある

ツイーターに関しては溝付きツイーター導波管を採用することで、音の拡散を最適化し、より正確なサウンドを実現しています。スタジオモニターとしての精度を高め、音楽制作やリスニング用途に適したスピーカーといえますね。

たいしょん

ドライバー周辺のカッパーなデザインがかっこいいです!

多様な入出力に対応

Edifier MR5の入出力端子は、幅広い接続オプションを提供するのが特徴です。

以下のような端子が搭載されています

  • RCA端子:一般的なオーディオ機器との接続に対応。
  • XLR端子:プロフェッショナルなオーディオ機器との接続に適したバランス入力。
  • TRS端子:バランス接続が可能で、ノイズの少ないクリアな音質を実現。
  • AUX端子:スマートフォンやポータブルオーディオ機器との接続に便利。
  • Bluetooth 6.0(LDAC対応)
フロントにはAUX端子とヘッドホン出力(3.5mm)を搭載
背面にはRCA・XLR・TRSなどプロフェッショナル用途にも適した端子を搭載

有線だけではなく、無線でも最新のBluetooth 6.0に対応し、LDACで高いビットレートでの音楽転送を可能にしています。

ちなみに音声入力は、音声信号が入ったものが優先されるので接続したらスピーカー側で切り替える必要がありません。

たいしょん

これだけあると仕事も遊びも両立できそうです!

モニタースピーカーとしては比較的大きなサイズ

Edifier MR5のサイズは154×250×200mmとスピーカーとしては大きめです。僕が愛用しているモニタースピーカー、GENELEC G Oneと比較すると一目瞭然です。

GENELEC G Oneと並べたイメージ

また、デスクトップスピーカーとして人気のある同社のM60と、KEF LSXⅡ LTとも並べてみました。これらの機種と比較しても、大きく感じますね。

手持ちのスピーカーで最もEdifier MR5とサイズが近かったのは、パッシブスピーカーのQ Acoustics 3020i(僕が映画をプロジェクターで観る時に使っているスピーカー)でした。個人的にこれだけのサイズ感があれば十分な重低音が再現でき、音量に対する許容度も高い印象なのでむしろ大歓迎です。

実際にデスクに設置してみた印象ですが、Amesobaのデスクシェルフに設置しても前後に数ミリはみ出る程度で許容範囲でした。

専用アプリが便利

Edifier MR5は、Edifier ConneXアプリを使用して音質調整や設定変更が可能です。

モニタースピーカーらしい設定として、サブウーファー併用時の低音域周波数のカットオフの設定も可能です。とはいえプロフェッショナルな項目なので、ぱっと見では変化させることでどう変わるのか分かりにくいです。そのため、各項目に「?」ボタンがあり、タップするとどのように変化するかが解説されていて便利です。

イコライザーについては、10バンドでゲインを調節できたり、プリセットから選択が可能です。自分で設定したイコライザー設定の保存が可能なので、あとで設定を戻す時にかなり便利です。

たいしょん

かなり本格的です!

Edifier MR5のサウンドインプレッション

では早速、Edifier MR5の音質を様々な環境でチェックしていきましょう。

音全体の傾向はとにかくバランスが良くキレが良い

まずはRCAケーブルを接続して、モニターから音声を入力して聴いてみました。

まず一聴して感じるのは、高・中・低音域のバランスがかなり良く、キレが良いと感じました。3万円台のパッシブスピーカー(例えばQ Acoustics 3020i)では、低音域がボワついて量感で感じさせる物が多いですが、Edifier MR5はベースラインをしっかり追えるほどタイトでかつ力強い低音を再生できます。

下記リンク先の曲では、アコースティックギターの倍音・弦を弾く指の擦れる音までまるでモニターヘッドホンのように聴き取れました。

また、YOASOBIさんを含めたTHE FIRST TAKEの楽曲では、パッシブスピーカーで聴いているかのような立体感があり、「アクティブスピーカーでもここまで鳴らせるのか」と感心しました。特にセンターに定位する声の立体感は、かつてPolk Audio ES15とAVアンプを組み合わせた時のような「その場に実際にいるかのような生っぽさ」を感じされます。ペア7万円のモニタースピーカー、GENELEC G Oneも使っていますが、解像感はGENELEC G Oneのほうが圧倒的に高い(価格がMR5の倍なので当然)ものの、音圧、低音域を含めた総合的な再生能力はMR5が上です。僕は両者ならMR5を選びます。G Oneはコンパクトですが音量に対する許容度が低く、例えば映画の再生には迫力が欠けて厳しいです。

ただMR5はモニタースピーカーということもあって、一般的なリスニング用のスピーカーより少しだけ音が乾いた感じがあります。これはデジタル音源で特に圧縮率が高いものを再生した際に顕著で、ハイレゾ音源のような密度の高いデータではあまり感じません。つまり、「音源の良し悪しが分かる」とも言えます。

たいしょん

あくまで業務用なので、音楽制作をした際にリスニング向けスピーカーで再生した時にちょうどいい感じになるようなチューニングですね。

ヘッドホン出力はMac直挿しよりパワフル

Edifier MR5、冒頭でも紹介しましたがフロント部分にヘッドホン出力端子があります。こちらにモニタースピーカーのaudio-technica ATH-R70xを接続して使ってみました。

いやー、普通にいいですね(笑)Mac直挿しでもいいじゃんと思いましたが、もしMacのジャックにEdifier MR5をつなげていたら使えません。Edifier MR5とMac直挿しで比較しましたが、R70xを鳴らしきれているのはEdifier MR5に感じました。インピーダンスが高いヘッドホンでも、別途アンプを使う必要はなさそうです。

AUX端子で携帯プレイヤーから気軽に再生も

フロントのAUX端子、何に使うかと思ったらスマホやウォークマンといったDAPを接続して再生できるものでした。こちらはプレイヤー側の出力にも影響しますが、背面のRCA端子から入力するより音量が取れにくい印象です。とはいえ気軽に音楽を聴けるのは嬉しいですね。

Edifier MR5のメリット・デメリット

Edifier MR5のメリット・デメリットを下記にまとめました。

MR5のメリット・デメリット
総合評価
( 5 )
メリット
  • 高音質な3ウェイドライバー構成:1インチツイーター、3.75インチミッドドライバー、5インチベースドライバーを搭載し、クリアでバランスの取れた音を実現。
  • 幅広い接続オプション:RCA、XLR、TRS、AUXに加え、Bluetooth 6.0(LDAC対応)でワイヤレス再生も可能
  • 高出力:RMS出力120Wで、広い再生周波数帯域(45Hz – 40,000Hz)をカバーし、迫力のあるサウンドを提供
  • 専用アプリ対応:Edifier ConneXアプリを使用して音質調整や設定変更が可能
  • ユニークなデザイン:側面の溝付き構造が特徴的で、スタジオモニターとしての精度を高める設計
デメリット
  • サイズがやや大きめ:154×250×200mmとコンパクトではあるものの、設置スペースを考慮する必要がある
  • USB-C入力がない:同社のM60では搭載されており本作では省かれている

サイズの大きさは確かにデメリットなのですが、このサイズ感のおかげで手持ちのパッシブスピーカーに負けないほどの音圧・音量に対する許容度を実現できていると感じています。個人的に過去に購入したアクティブスピーカー(KEFなど10万円以上クラスを含め)の中で最も満足感が高いです。特にデスクトップ用途でニアフィールドでの使用なら、3万円台で最も優れた選択肢の一つと言えます。

Edifier MR5といっしょに使うと便利なもの

例えばデスクシェルフの上にEdifier MR5を設置する場合、若干共振する感覚がありました。そのため、インシュレーターのオーディオテクニカ AT6900BRを使ってみたところ、低音がよりくっきりし、高音域もより華やかになりました。

たいしょん

直置きでもいいですが、より音質にこだわりたい方はぜひインシュレーターを試してみてください!

Edifier MR5とEdifier MR4の比較

従来機種のEdifier MR4とEdifier MR5を比較すると下記のようになります。

項目Edifier MR5Edifier MR4
ドライバー構成3ウェイ(1インチツイーター、3.75インチミッド、5インチウーファー)2ウェイ(1インチツイーター、4インチウーファー)
出力(RMS)120W42W
周波数特性45Hz – 40kHz60Hz – 20kHz
入力端子RCA、XLR、TRS、AUX、Bluetooth 6.0(LDAC対応)RCA、TRS、AUX
Bluetooth対応あり(Bluetooth 6.0、LDAC対応)なし
サイズ(W×D×H)154×250×200mm125×185×220mm
重量約5.2kg約4.5kg
用途プロ向けスタジオモニターエントリー向けモニタースピーカー

価格が倍違うのでEdifier MR5が全てにおいて圧倒的ですが、ちょっといい感じのPCスピーカーがほしいというぐらいの方であればMR4もありでしょう。

たいしょん

個人的には、1万円台でリスニング用に使うのであればよりコンパクトなM60をおすすめします。Amazonでも常に上位で人気なので、実績も十分です。

レビューまとめ:MR5はサイズも再生能力もパワフルなスピーカー

Edifier MR5をレビューしました。アクティブスピーカーとしてはかなり大きめのサイズで、使う方を選ぶかもしれません。ただ、もし今コンパクトなアクティブスピーカーを使っていて、音質に満足していないなら最有力候補にしてみてください。きっと後悔しません。

たいしょん

サイズさえ許容できればこの音で3万円台は良すぎるので、ぜひ一度お試しください!

MR5のキャンペーン情報

MR5の発売記念キャンペーンが6月1日より開始します!

  • MR5:発売記念として20%OFFの特別価格で販売。
  • さらに、俳優・山﨑賢人さんが登場する広告に登場するM60とQR65の2製品も、同時に20%OFFとなります。

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