EDIFIER M60を実機レビュー!VGP2025金賞&コスパ大賞・Amazonランキング1位のワイヤレススピーカーは実力もすごかった

2024年10月に発売されたばかりのEDIFIER M60VGP2025金賞&コスパ大賞を受賞し、Amazonのスピーカー売上ランキングで1位を飾るなどかなりの話題作となっています。

主な特徴としてはこんな感じです。

  • コンパクト設計:幅約100mm×高さ168mm×奥行き147mmのコンパクトな筐体で、デスクトップやリビングに設置しやすいデザインです。
  • 高音質再生:1インチのシルクドームツイーターと3インチのミッドバスドライバーを搭載し、最大66Wの出力でクリアな音質を提供します。
  • 多様な接続方法:Bluetooth 5.3、AUX、USB-Cの3つの接続オプションをサポートし、様々なデバイスと簡単に接続できます。
  • ハイレゾ対応:LDACコーデックをサポートし、最大96kHz/24bitのハイレゾ音質をワイヤレスで楽しむことができます。
  • タッチパネル操作:スピーカーの天面にタッチパネルを内蔵し、簡単にボリューム操作や電源のオン/オフが可能です。

確かに機能的には魅力ですが、普段10万円クラスのアクティブスピーカーを使っていても満足できるのか気になったので今回検証してみました。

たいしょん

結論から言うと大満足です。その理由を、M60の特徴を紹介しながら徹底レビューしていきます!

PR:この記事は、メーカー様より製品をお借りし作成しています。

タップできるもくじ

まずは本体の外観レビュー

EDIFIER M60を開封して、まずは外観からレビューしていきます。2Wayスピーカーで、上部には1インチのシルクドームスピーカーが、下部には3インチのロングスローストロークアルミミッドバスドライバーが搭載されています。全体的にマットな質感で、かっこいいです。

ブラックにEDIFIERのゴールドロゴが映えるデザイン

プライマリー側にはAUX・USB端子が、セカンダリーにはプライマリー側からの信号を受け取る入力端子があります。最近はAUX端子のないKEF LSXⅡ LTを使っていたこともあり、ワイヤレス対応であっても個人的にAUX端子の必要性は高いと感じています。

プライマリー側
セカンダリー側

スピーカー側に操作パネルがないなぁと思っていたら、電源をつけるとプライマリー側の上部にLEDで表示されるようになっていました。音量調整と電源ボタンがあり、最低限のことはできます。手を近づけるだけでLEDがが点灯するので、便利です。

電源ボタンの真ん中がオレンジでアクセントになっていてこだわりが見えます

スピーカーの底には、4つ角にインシュレーターがあります。海外製スピーカーだとインシュレーターがついていない場合が多いので、結構ありがたいです。

そしてサイズ感、iPhone 15 Proを並べてみましたが、かなりコンパクトであることが分かります。

メインデスクで使っているKEF LSXⅡ LTと並べるとよりそのコンパクトさが引き立ちますね。KEF LSXⅡ LTもブックシェルフ型としてはコンパクトな部類なので、より狭いデスクスペースでも設置しやすくなっています。

スタンドが付いていたり付属品はかなり豪華

本体ではなく付属品に目を向けると、かなり豪華です。なんと金属製の専用スタンドがついてきます。他社だと結構高価な価格でスタンドが売られていることが多いですが、2万円台の価格でスタンド込みなのはかなりお得ですね。

スタンドのデザインもMacのようなシルバーの光沢感がかっこよく、スピーカーのマットなデザインと組み合わせればインテリアとしても映えます。スピーカーの角度をつけることで、テーブルへの音の反射を防ぎつつ、指向性の高い高音を耳に直接届けやすくなるので音質の改善に大きく役立ちます。

ケーブルはAUX、RCAとUSB-Cケーブルが付属していますが、USB-Cケーブルにはなんとノイズ軽減用のフェライトコアがついています。これがあると、ノイズの少ないクリーンな電気信号をスピーカーに送れるのできれいな音源で再生できるんですよね。

たいしょん

付属品を見ただけでも、かなり音質に対してこだわりが見えました。

デスクに設置して音質の良さに驚く

早速デスクに設置してみました。スタンドが付いているおかげで、ツィーターをちょうど耳のある方向に向けられたのはかなりいい感じです。あとLEDが上部についているので、目障りにならないのがいいですね。

今回は、よくBGMとして流しているTokyo Chill Pop Vibesさんの音源を聴いてみました。接続はMac miniとUSB-Cで接続しています。

まず一聴して、「はっ?!!」となりました。iPhoneより一回り大きいぐらいのサイズのスピーカーから出るような音じゃないです。10万円を超えるKEF LSXⅡ LTより、低音の量感では間違いなく上です。一曲目のOnly a Breathという曲では、テンポの良いSEと透明感のある澄んだ女性ボーカルのリアリティのある声が印象的に感じました。欧州メーカーの緻密で落ち着いた鳴りというより、Polk AudioやJBLのような厚みのある中低域を特徴とした抑揚のある鳴りっぷりなのでJAZZにもぴったりです。Edifier M60自体の性能も高いと思いますが、スタンドが間違いなく音質の向上に効いています。試しにスタンド無しの状態で視聴しましたが、若干女性ボーカルが若干引っ込んだようになるのでスタンド込みで性能を引き出しているようです。

映画やアニメも観てみましたが、32インチ程度のモニターサイズならスケールも十分。ダイアログエンハンサーなどがなくてもセリフが聞き取りやすく、サイズ感を超えた質の高い低音で個人的にはサブウーファーがなくても満足できました。実はDACのメーカーを公開していて、Texas Instruments社製の高性能クローズドループDクラスアンプを使っているそうです。Texas Instrumentsといえば、Appleにも部品供給を行っている大手メーカー。一般的にアクティブスピーカーで内蔵アンプのメーカーまで公開していることは少ないので、かなり製品に自信がある証拠です。

アプリ対応でイコライザー設定や入力操作切り替えが可能に

M60は、EDIFIER ConneXというiOS・Android対応の専用アプリを使うことでより便利に使うことが出来ます。

実際の画面がこちら。入力ソースやイコライザー、音量設定も可能です。USB-CやAUX接続した状態でも調整できるので、スピーカー本体に触れなくてもいいのは気軽で便利ですね。特にスマホから音楽を流したい時は、常にBluetoothでつながっているので入力ソースだけBluetoothに変えればいいだけなのは快適です。

イコライザーは音楽・モニター・ゲーム・映画・カスタマイズの5つから選択可能です。イコライザーは6バンドで気軽に設定できます。個人的にお気に入りは最もバランスの取れた音質の「モニター」です。

2万円台のスピーカーとはいえ、ブックシェルフスピーカーでアプリ操作にも対応しているのはなかなかありません。EDIFIER内でも、1万円クラスのスピーカーでは対応していない機種がほとんどです。そういった意味で、機能・価格含め最もバランスの良い機種とも言えます。

欠点はサブウーファー接続が出来ないことぐらい

より映画で臨場感が欲しいとなった時にサブウーファーがあると便利なのですが、M60はサブウーファーに出力する端子がないため接続できません。じつは上位機種のQR65や、1万円クラスのG2000にもサブウーファー出力端子がついているので、できればついているとより活用の幅が広がったかなと感じました。

たいしょん

とはいえデスク上でサブウーファーが必要な場面はほぼないです。

レビューまとめ:コンパクトなのに音に妥協がない優秀なスピーカー

M60はデスク上に置いてもコンパクトに収まるサイズ感、それでいてLDACといったハイレゾ対応で音に対する妥協のなさ、スピーカースタンド付き、正直これで2万円台はバーゲンセールだと思います。これ1台あれば、PCでの動画再生、音楽鑑賞、スマホでのワイヤレス接続などほぼ事足ります。

10万円クラスのアクティブスピーカーを使っていますが、割と低音域のパワー不足を感じることもあります。M60に関しては全体的にバランスが良く、むしろ最初からこちらを買っておけばよかったと思うことも。

たいしょん

当ブログでもコスパ大賞をあげたいほどの品質です。ちょっといいスピーカーを探している方は、一度お試しください!

EDIFIER M60
総合評価
( 5 )
メリット
  • iPhoneより一回り大きいぐらいのコンパクトさ
  • 付属品が豪華で必要あものはほぼ揃う
  • 高音域から低音域までバランスの良い音質
  • スマホアプリ対応で細かく設定できる
  • 有線・無線でハイレゾ対応
  • 上記の品質の製品が2万円台で買える
デメリット
  • サブウーファー出力に対応していない

公式XやInstagramで
ブログにはない最新ガジェット情報を発信中!
記事への質問もお答えします!

ポチッとシェアをしていただけると嬉しいです
  • URLをコピーしました!
タップできるもくじ