最近はもっぱらスピーカーで音楽を聴くようになった当ブログ管理人のたいしょんです。在宅勤務になってから通勤という概念がなくなり、イヤホンを着ける機会がめっきり減りました。逆に、部屋で自由に音楽をかけられるのでスピーカーで音楽を聴く時間は圧倒的に増えました。
今回久しぶりにEarFunさんから新作のイヤホンが出たということで試してみたのですが、高解像でボーカルのハリがある、かつ耳に刺さるようなエグい高音もなく長時間リスニングに向いたチューニングに仕上がっていました。ちなみに主なスペックはこちらです。
- EarFun初、LDACコーデックに対応
- 日本オーディオ協会によるハイレゾ認証を取得
- Bluetooth5.3に対応、より安定した接続
- 大口径10mmウール複合ダイナミックドライバーを搭載
- 左右各2基の高性能ENCマイクを搭載、クリアな通話を実現
- アプリで自分好みにカスタマイズできる機能
- マルチポイント接続機能
- ゲームモードによって、55㎳低遅延を実現
- IPX7防水規格で水に強く、幅広い使用シーンに適応
- 洗練されたデザインでもっと使いやすい
- 最大40時間連続再生、イヤホン単体で最大9時間
ハイレゾ対応でマルチポイント接続も対応してますし、多分1万5,000円ぐらいかなと思い価格を見たのですが、市場想定価格は5,990円。5,990円?!!!
コスパがいいと評判のEarFunさんですが、今回ばかりはびっくりしました。多分セールとかでこれより安くなるんでしょうね。
今回は、EarFun Air 2を実際に使ってみて音質や便利な機能の紹介を中心にレビューしていきます。なぜ安いのかも解説しています。
- 5,000円台と思えないほどボーカルの厚みを感じられる音質
- マルチポイント接続対応で2台同時接続できる
- ゲームモードで音ゲーのプレイにも最適
- 長時間装着しても痛くならない
- タップ操作でスマホを取り出さなくても調整できる
- ANC(アクティブノイズキャンセリング機能)はない
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EarFun Air 2を開封レビュー(付属品チェック)
では、開封しながらEarFun Air 2の付属品や外観をチェックしていきましょう。EarFun Air 2は下記の付属品が揃っています。
- EarFun Air 2本体
- 充電ケース
- イヤピース(XS、S、M、L)
- USB-Cケーブル
- 取扱説明書
- クリーニングツール
EarFun独自の付属品といえばクリーニングツールで、EarFun Air 2にも同梱されています。ケースの内部やイヤホン本体は汚れやすい箇所なので、クリーニングツールで綺麗にできるのは嬉しいですね。また、イヤピースは4種類付属しており子供から大人までフィットしやすいです。
付属の取扱説明書は日本語に対応しています。英語と中国語だけというメーカーも多いので、しっかり日本語対応しているのはいいですね。
外観レビュー
次に、EarFun Air 2本体やケースの外観を見ていきましょう。EarFun Air 2の充電ケースは丸みを帯びた可愛らしい外観です。つや消しボディに「earfun」というメタリックプレートが輝いており、5,000円台の完全ワイヤレスイヤホンとは思えない上品さを感じます。
充電ケースの底にはUSB-Cポートがあり、ここにケーブルを差し込んで充電します。デバイスとのペアリング時は、USBポートの隣りにあるボタンを使います。
充電ケースを開くとこんな感じです。AirPodsのようにイヤホン本体が差し込まれたように収納されています。イヤホン本体は結構出っ張っているので、取り出しやすく感じました。
名前に「Air」がつくのでAirPods Proに似ているのかなと並べてみましたが、デザインは全然違いますね。価格はEarFun Air 2の方が1/5程度安いのですが、メタリックな外観含めAirPods Proより高級感があります。
イヤピースの取り付け部分は若干ステム(音導管)が出ている仕様です。AirPods Proはここが引っ込んでおり耳への装着感を上げているので、変わってきそうですね。イヤホン本体にゴミが入らないよう、フィルターがついています。フィルターの意匠もメタリックでかっこいいですね。
EarFun Air 2本体の上部にはLEDランプがあり、ペアリング時や電源オン時などに光ります。軸部分はタッチセンサーが搭載されており、音楽再生時の音量操作や曲送りにも対応しています。
EarFun Air 2本体の内側は、軸部分に1つ、耳に接する部分に2つマイクが搭載されています。軸部分にはLやRの刻印があり、どちらが右・左耳用か分かりやすくなっています。
ケースとイヤホンを合わせた重さは実測値で46.52g、イヤホン単体で4.5gとかなり軽量です。
EarFun Air 2の使用感レビュー
ここからは、実際にEarFun Air 2を使用しながらノイズキャンセリング機能や装着感といった使用感をレビューしていきます。
装着感はかなり良好!タッチ操作も快適
僕の耳は結構デリケートで、カナル型イヤホンの場合1時間で耳が痛くなる機種も多いです。その点で言えばEarFun Air 2はかなり快適で、3時間連続で装着しても耳が痛くなりませんでした。
ステムが出ている分AirPods Proと比べると耳に少し異物感はありますが、まるっとしたボディで耳への当たりは優しくなっています。
装着したままタッチ操作も試してみましたが、比較的快適に操作できました。軸部分を親指と中指で持って、人差し指でタップすると操作しやすかったです。
音楽再生時は、下記のタップ操作に対応しています。
機能 | 操作 |
---|---|
前の曲 | L側を3回タップ |
次の曲 | R側を3回タップ |
ボリュームダウン | L側を1回タップ |
ボリュームアップ | R側を1回タップ |
また、通話時やその他の対応するタップ操作はこちらです。
機能 | 操作 |
---|---|
通話の応答・終了 | LかR側を2回タップ |
通話の拒否 | LかR側を2秒間ホールド |
2つの通話の応答・転送 | LかR側を3回タップ |
音声アシスタント | LかR側を2秒間ホールド |
音声アシスタントは、iPhoneの場合はSiriが立ち上がります。iPhone側で操作しなくてもイヤホン側である程度の操作ができるので、取り出す手間が省けますね。
ちなみにボタン操作の割当はアプリででき、自分の操作しやすいようにカスタマイズできます。
音質は特にYOASOBIの楽曲にかなりあう!
次に、実際に音楽を聴いて音質の検証をしてみました。使用機器はiPhone 15 Proです。
重低音周りを検証するのはEDMが最適なので、まずPerfumeの「レーザービーム」を聴いてみました。まずイントロからハッとさせられました。
安いイヤホンならこもりがちな金属音や電子音が、とにかくキラキラとして明瞭に、透明感を持って聴こえます。ズンズンという重低音は控えめながらもタイトで聴き疲れしにくく、長時間のリスニングにもぴったりなチューニングと感じました。
音場はそれほど広くありませんが、ボーカルがしっかり中心に定位し女性ボーカルの艷やかな声もしっかり再現してくれました。
5,000円台の有線イヤホンでも昔はここまでいい音出なかったよなぁ^^;
次にYOASOBIの「勇者」を聴きました。あっ、これいいわ!
まず、出だしのピアノとikuraさんの声が合わさる部分、音の数が少ないというのもあるかもしれませんが声が張り出し美声に酔いしれます。低音がしっかりしているからかピアノの音も厚みがあり、つい音量を上げて聴き入りたくなるほどでした。他のYOASOBIの楽曲も聴いてみましたが、「アイドル」を含めEarFun Air 2とYOASOBIの相性は抜群にいいです。
YOASOBIが好きな方にかなりおすすめです!
アプリでのイコライザー設定も可能で、デフォルトサウンド以外にもジャンルで音質を選ぶプリセットイコライザ、10バンドで自分で設定できるカスタムイコライザ機能も搭載しています。デフォルトサウンドで十分いい音なのですが、聴く楽曲によって使い分けたいですね。
ゲームモードによる音声の遅延はかなり少ない
完全ワイヤレスイヤホンをしながら音ゲーは本来音声の遅延がかなりあり向いていませんが、EarFun Air 2は55msの低遅延なゲームモードを搭載しているため比較的快適にプレイできます。ゲームモードは、アプリから有効化できます。
実際に太鼓の達人をアプリ側の補正無しでプレイしてみましたが、音のタイミングに合わせてタップすると普通にフルコンボでプレイできました。ゲーミングイヤホンや有線イヤホンのほうが遅延が少ないのは事実ですが、EarFun Air 2でも違和感が少ないので試してみる価値はあります。
マルチポイント接続が便利!
EarFun Air 2は、2台のデバイスに同時に節夫↑うできるマルチポイント接続に対応しています。これがかなり便利です。
設定方法はEarFun Air 2本体を充電ケースに戻し、充電ケースを開いたままケース底のボタンを3秒長押ししてペアリングするだけです。
これで、下記の画像のように2台ともに「接続済み」になっていたら完了です。
例えば現在接続している機器と別の機器に接続したい場合、普通なら現在接続している機器を切断しなければいけませんよね。EarFun Air 2なら、2台とも接続できるためわざわざ切断して切り替える必要がありません。
音を同時に受け付けることはできませんが、例えばiPhoneで音楽を流すと自動でiPhoneの音が鳴り、Mac側で音楽を鳴らすとMacに切り替わるといった感じです。
切替時に音楽を再生する時、若干接続に時間がかかり2秒ぐらい無音になりますが一度切り替われば問題ありません。5,000円台でマルチポイント接続に対応している機種はかなり限られているのですが、EarFun Air 2ならお得にマルチポイント接続機能が手に入ります。
ちなみにアプリを使えば、過去に接続した端末に切り替えも可能です。日本語で説明もあり、このあたりの操作性も分かりやすいですね。
安いのには理由がある:ANC(アクティブノイズキャンセリング)はない
EarFun Air 2、音質もよくマルチポイント接続対応ととても5,000円台の完全ワイヤレスイヤホンとは思えないほど便利なのですが、安いのには理由(デメリット)があります。それは、ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能がないことです。
電車通勤の方や、騒がしい場所でイヤホンを使う際はANC機能はかなり重宝しますし、最近では5,000円台の完全ワイヤレスイヤホンにも搭載されています。なるほど、ここでコストカットしているわけですね。
ただ僕の場合ほぼ在宅で使っていて問題ないですし、そもそも密閉型のカナル型なのである程度の騒音はカットしてくれます。
むしろ中途半端なANC機能を載せるなら音質の良さやマルチポイント接続の快適さの方が嬉しいですね。
ANC機能が欲しい場合は、上位モデルのEarFun Air Pro 3を選べば良さそうです。
5,000円台の「YOASOBIホン」ならEarFun Air 2
5,000円台のイヤホンでここまで満足できるとは思いませんでした。普段アンプとスピーカーで10万円近いセットで音楽を聴いていますし。さすがにイヤホンにピュアオーディオ並の音質は無理ですが、EarFun Air 2は音場の広さを許容できれば本格的なスピーカーセットに近い臨場感を得られます。
ANC機能がない点はデメリットですが、上位モデル以上の防水性能やLDAC対応などかなり充実しています。それでいて2,000円ほど安い。
この充実スペックが5,000円台で購入できる素晴らしい世界に今日も乾杯したい気分。この怪物級イヤホンをぜひ一度お試しください。
- 5,000円台と思えないほどボーカルの厚みを感じられる音質
- マルチポイント接続対応で2台同時接続できる
- ゲームモードで音ゲーのプレイにも最適
- 長時間装着しても痛くならない
- タップ操作でスマホを取り出さなくても調整できる
- ANC(アクティブノイズキャンセリング機能)はない
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