この記事では、Netflix公式ライセンスを取得したプロジェクター、Dangbei Neoをレビューします。小型ながら540ISOルーメンと十分な明るさで、最大120インチの大画面を楽しめます。
- Dangbei Neoの特徴(デザインやサイズ比較)
- Dangbei Neoの実際の使用感
- Dangbei Neoをおすすめできる人
DangbeiはEmotn N1でプロジェクターとして世界初のNetflix公式ライセンスを取得したメーカーですが、Dangbei NeoもNetflix公式ライセンスを取得しています。海外メーカーのプロジェクターはNetflix非対応の機種が多く、別途HDMIドングルを使わないと対応できない機種が多いので特にNetflixユーザーには嬉しい仕様ですね。
また、自動台形補正機能などセッティングも簡単で、初心者にも扱いやすいです。
「大きなテレビや本格的なオーディオシステムはハードルが高い」という方でも、自宅で手軽に迫力のあるホームシアターを組めるのがDangbei Neoの魅力です。
しばらく使ってみましたので、Dangbei Neoの本音の感想をぶっちゃけレビューします!
- 540ISOルーメンで大画面でも明るい
- 6Wスピーカーを2基搭載でパワーは十分
- 自動台形補正やオートフォーカスが高速(5秒ぐらい)
- Netflix公式ライセンス取得でプロジェクター単体でNetflixを楽しめる
- 動作音が静か
- イヤホンジャックがない
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Dangbei Neoの特徴
Dangbei Neoの特徴・仕様・付属品を下記のタブにまとめました。
- Netflix公認モデル!Netflix、Amazon Prime Video、YouTubeへのアクセスが簡単にできる。
- フルHD 1080pのDLP投影技術を採用し、鮮やかでメリハリのある映像を提供。
- ドルビーオーディオと6Wのデュアル内蔵スピーカーで臨場感のある音響体験を提供。
- 自動フォーカスと台形補正機能で設定が簡単で!シネマ画質で鮮明な映像を表示。
デザイン
Dangbei Neoのダークグレー(Amazonではブルー表記)モデルを使用していますが、ぱっと見ではグレーに見えます。ただ、光の反射によって勝色のような濃い青みがかった色に見えるので、ブルーというのも納得です。メタリックでシンプルなデザインなので、高級感がありますね。
四角い重箱のようなデザインで、上位モデルのDangbei Mars Proの弟分のような印象です。外装はプラスチックで、金属ではありませんがその分軽いです。
側面にはDolbyオーディオ対応の6Wのスピーカーを2基搭載しています。片側に2基なので、両側面にあるわけではありません。
背面には下記のポートを搭載しています。
- 光デジタル端子(スピーカー用)
- 有線LAN端子(インターネット用)
- HDMI端子
- USB端子 x 2
HDMI端子があれば、ゲーム機やPCとの接続もできるので便利ですね。
本体底には1/4インチネジが取付可能なので、三脚に固定できます。また、4点にゴム足があるので別途インシュレーターがなくても共振を抑えて音質への影響を最小限に抑えられます。
底面に技適マークもあるので、日本国内での使用も安心ですね。
サイズ(iPadや他社プロジェクターと大きさ比較)
Dangbei Neoのサイズは20 x 15.7 x 10 cmで、小型です。1.47kgという13インチノートPC並の軽さなので、片手で楽に持てます。
横幅はほぼiPad miniと同じで、iPad miniがそのまま厚くなりましたといったサイズ感です。
他社の同価格帯のプロジェクター(JMGO O1とXGIMI Halo+)を並べても、中間ぐらいのサイズです。プロジェクターは冷却効率を高めるため、ボディにある程度熱を逃がす空間が必要なので据え置きのミニPCぐらいのサイズになります。
ティッシュケースとも並べてみましたが、横幅はティッシュケースよりスリムですね。
Dangbei Neoのレビュー
明るさは540ISOルーメンで発色もいい
Dangbei Neoは最大540ISOルーメンで、昼間でもカーテンを締め切った部屋なら十分な明るさです。プロジェクターを2.17m離すと80インチのサイズになるので、今回は80インチで検証しています。
照明をつけていてもなんとか見れるぐらいの明るさなので、夜だけではなく日中の活躍の場も広がりそうです。
何より発色がキレイ!変な色かぶりもなく、三原色ともに鮮やかです。HDR10+に対応しコントラストのあるメリハリのある画質が楽しめます。残像感を軽減するMEMCの対応は謳っていませんが、特に残像感は気になりません。
明るさを含め画質はピクチャーモードで自由に調整でき、プリセットの画質で満足できなくても安心です。
音質
Dangbei Neoは、6Wのデュアル内蔵スピーカーを搭載して音質にもこだわっています。ベースや高音のイコライザー調整はもちろんのこと、サラウンドや話し声を強調するダイアログ強化機能も搭載しています。
サウンドスタイルでは標準・スポーツ・映画・音楽の4つが選択でき、自分のよく視聴するソースに合わせた音質設定ができます。
実際に映画を観たりして音を聴いてみましたが、100%中50%ぐらいの音量でちょうどいい程のパワーでした。スピーカーが側面についている都合上指向性の高い高音域は少しこもる印象ですが、映画を観るのに大事なセリフの聞き取りやすさ、迫力のある低音は個人的に十分でした。高音域が耳に刺さりにくいので、長時間の視聴で聴き疲れしにくいです。
サラウンド感はそこまでないですが、部屋のどこにいても同じように音が聴こえるので視聴場所を選びません。
僕の場合は視聴位置が決まっていてより音質にこだわりたい派なので、別途AVアンプにプロジェクターを繋いで使用しています。本格的なオーディオシステムがある方は、別途スピーカーを使ったほうが満足できます。
対応するVODは3種類
Dangbei Neoは、主にNetflix、YouTube、Amazon Prime Videoの3つのVODに対応しています。Netflix公認のプロジェクターなので、ホーム画面に「話題の作品」として一覧が出てきます。
一応APP STOREがありますが、HuluやU−NEXTなど日本でおなじみのVODはありませんでした。
Android TV搭載モデルに比べて物足りない感じはありますが、そこは例えばFire TV StickなどHDMIドングルを使えばより幅広いサービスに対応可能です。Dangbei NeoはHDMI端子に加え、給電可能なUSB端子も搭載しているのでACアダプターいらずで使用可能です。
しかも、Fire TV StickをDangbei Neo付属のリモコンで操作可能なので別途リモコンを用意しなくてもいいのは便利ですね。
ちなみにAmazonでDangbei 4K ストリーミングドングルとDangbei Neoをセットで買うと、12,000円のDangbei 4K ストリーミングドングルが無料になります。
実はFire TV StickよりDangbei 4K ストリーミングドングルの方がオトクです。無料で一気に7,000以上のアプリが使えるようになりおすすめです。
各種補正機能(自動台形補正やオートフォーカスなど)
Dangbei Neoは、下記の補正機能を搭載しています。
- 自動台形補正機能
- オートフォーカス
- スクリーンフィット(プロジェクター用のスクリーンがあった場合に端を合わせてくれる機能)
- Zoom調整
- 障害物回避
自動台形補正機能は、垂直方向(自動)および水平方向(自動)の補正に対応しており、斜め方向からでも映像を投影できます。垂直・水平方向のどちらかだけは手動調整が必要なモデルが多いですが、しっかり両方の自動補正に対応しているのは安心ですね。
オートフォーカスも同時に実行され、大体5秒ぐらいで補正が完了します。
自動調整で上手くいかなくても、手動で調整可能です。僕の場合は自動補正で十分でしたが、もしピントが甘かったり台形が上手く補正されなくても安心ですね。
他にZoom機能も便利で、プロジェクターの位置を変えなくても投影面のサイズを変更できます。例えば、投影できる面は狭いのに近くにプロジェクターを設置できないといった事情でも対応できるようになっています。
ゲームプレイを大迫力で楽しめる
Dangbei Neoはゲームモードがなく、入力遅延がないか気になったので実際に大乱闘スマッシュブラザーズで遊んで検証しました。まず、コントローラーからの入力遅延は気になるほどないです。上位モデルのDangbei Mars Proは20msの入力遅延でしたが、それとほぼ同等の感覚です。
80インチ相当の大画面でのゲームプレイは圧巻で、特に壮大なRPGや迫力のある格闘ゲームと相性がいいです。
動作音は23dB前後で静か
プロジェクターは冷却のため常にファンが回っているので、動作音を測定してみました。結果は23dBで、プロジェクターの中では比較的静かです。紙に鉛筆で文字を書く時の「カツカツ」という音が大体25dBなので、それよりも静かと考えるとテスト中の教室より静かということになります。
音を鳴らせばあまり動作音は気になりません。
AirPlay機能が便利
Dangbei NeoはAppleのAirPlay機能に対応しているので、iPhoneからYouTubeアプリを開いて再生が可能です。iPhoneで観ていた動画を大画面ですぐに観たい時でも、すぐ対応できて便利です。
Android・Windows向けには「Mirrorcast機能」、iOS・Mac向けには「Homeshare機能」でプロジェクターにミラーリングできるので、使っている機器によって柔軟に対応できます。
2つのオートスリープ機能で寝る前も安心
プロジェクターで映画を観ながら、そのまま寝てしまうことも多いです。Dangbei Neoは、オートスリープ機能が搭載されているので自動で電源をオフにできます。30分、4時間、6時間、8時間後の4つを設定でき、プロジェクターをつけっぱなしでも安心です。
ちなみに「目覚まし時計」という機能もありますが、こちらも電源を指定の時間に切る機能です。目覚ましという表現なので、てっきり指定の時間に電源をオンにする機能かと思いました。10分刻みで設定できるので、より細かく設定したい場合はこちらを活用したほうが良さそうです(機能被りなので統合すればいいのにと思いますが)。
Dangbei Neoのデメリット
イヤホンジャックがない
Dangbei Neoは、イヤホンジャックがないため有線のイヤホン・ヘッドホンが使えません。過去にレビューしたプロジェクターは超単焦点プロジェクターを除いてすべてイヤホンジャックがついていましたし、上位モデルのDangbei Mars Proにはイヤホンジャックがありました。例えば寝る前に部屋を静かにしたいときに、イヤホンジャックは便利なんですよね。
Bluetooth接続はできるので、ワイヤレスイヤホンを持っている方は問題ないでしょう。
Dangbei Neoをおすすめできる人
Dangbei Neoをおすすめできる人は、10万円以下で80〜100インチ相当の大画面で映画やゲームを楽しみたい方です。
80インチ相当の画面で映画を観たりゲームをプレイしてみましたが、個人的に十分な明るさで楽しめました。補正機能が充実しており、プロジェクターの場所を変えてもすぐに対応できるのが初心者にも優しいです。
また、Dangbei Neoと合わせ買いで12,000円のDangbei 4K ストリーミングドングルが無料になります。差し引きで実質77,999円と考えると、実はコストパフォーマンスはかなり高いです。
Dangbei Neoのレビューまとめ
フルHDプロジェクターのDangbei Neoをレビューしました。Netflix公式ライセンスを取得していて、映画を楽しむにはぴったりな機種です。大画面、迫力のある音響などホームシアターを単体で手軽に揃えられるので、ぜひ一度お試しください。
- 540ISOルーメンで大画面でも明るい
- 6Wスピーカーを2基搭載でパワーは十分
- 自動台形補正やオートフォーカスが高速(5秒ぐらい)
- Netflix公式ライセンス取得でプロジェクター単体でNetflixを楽しめる
- 動作音が静か
- イヤホンジャックがない
Amazonレビューの平均評価も4.7と高いので、そちらもぜひ参考にしてください!気になる点があればコメントもお待ちしています。
セットで無料になる4Kストリーミングドングルはこちらです。
他社の10万円以下のプロジェクターとも比較してみたい方は、「【2023年版】XGIMI Halo+とAnkerやBenQなどの10万円以下のモバイルプロジェクターを比較!おすすめは?」の記事もご覧ください。