どうも、仕事もプライベートもMac一筋なたいしょんです。
今回は、MacやWindowsでスキャナ、物撮りカメラ、ウェブカメラとしても使える変幻自在なカメラ、CZUR Fancy S Proをレビューしていきます。CZURと書いてシーザーと読みます。以前CZUR Lens Proをレビューしましたが、コンパクトに折り畳めて高速にスキャン可能なので実は今でも免許証やマイナンバーカードの印刷などで使っています。
CZUR Fancy S Proはさらに機能をブラッシュアップし、スキャナとしてだけではなく物撮りやライブ配信などにもぴったりな仕様になっています。
CZUR Fancy S Proを実際に使ってみましたので、特徴やメリット・デメリットを含め解説していきます!
- 1秒前後の高速スキャンでサクサク書類をデータ化できる。
- アームとLEDライトで物撮りにも向いている。
- ウェブカメラとしても使える。
- 大きなスキャナがいらないので省スペースにできる(しかも収納も簡単)。
- コンパクトに折り畳めるので持ち運びに便利。
- 照明の位置によっては影が映ることがある。
- 反射しやすい書類の場合LEDライトが邪魔になる事がある。
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CZUR Fancy S Proの開封レビュー
では、CZUR Fancy S Proを開封しながら付属品や本体のチェックをしていきましょう。梱包は2つの箱がセットで届きます。CZURオリジナルの開封用のピックもついており、テープを切って剥がしやすいなどこだわりが見えました。
箱を開けると発泡スチロール製のケースがあり、そのままCZUR Fancy S Proの保管用として使うのにもぴったりな仕様になっています。
付属品は下記のものが揃っています。
- CZUR Fancy S Pro本体
- USB-Cアダプター
- 説明書
- フォルダブルマット
CZUR Fancy S Pro本体の外観
CZUR Fancy S Pro本体は、スティックのように縦長のデザインです。
関節が二箇所あり、第一関節部分は170度ぐらい、第二関節は90度まで曲がります。
また、高さ調節も可能になっており、サイズの大きなドキュメントのスキャンなどがしやすくなっています。
本体上部にはボタンがあり、それぞれ下記の機能が割り当てられています。
- 手動フォーカス
- オートフォーカス(AF-C・AF-Sの切り替えトグル)
- EXP+(明るさを上げる)
- EXP+(明るさを下げる)
- ランプスイッチ(三段階)
- 180度回転
ダイヤルみたいにぐるぐる回してカメラを回転できるのは面白いですね。
カメラ部分にはLEDライトが付いており、書類をスキャンする時も物撮りをするときにも便利に使えます。
ケーブルはUSB-Aで、付属の変換アダプターを使うことでType-Cにも対応します。
シンプルな外観ながら、本体側でも多くの操作ができますね。
フォルダブルマットの外観
CZUR Fancy S Proに付属していたフォルダブルマットですが、折りたたまれた状態でコンパクトなっています。外装はレザー調で、高級感がありますね。
内面はサラッとマットな質感です。A3とA4サイズの部分にマークがあり、書類を置く際に目印になって便利です。
また、外面は物撮り用の撮影背景としても使用できます。革のような質感の高い素材なので、アクセサリーと言った小物の撮影も捗りそうですね。
CZUR Fancy S Proの特徴
実際にCZUR Fancy S Proを使いながら、特徴を解説していきます。
シンプルかつ多彩なスキャンモードを搭載
CZUR Fancy S Proは、シンプルな操作で簡単に書類をスキャンできます。
まずは普通に本の表紙をスキャンしていきます。
CZUR Visualizerで「スキャン」のタブを開き、プレビューを見ながら位置調整をしていきます。リアルタイムでオートフォーカスが働き、オレンジの枠で被写体を囲って現像時に台形補正までしてくれるのでかなり便利です。認識精度も高く、書類を置いてから1〜2秒ぐらいで被写体にオレンジの枠がつきました。書類全体を捉えたら、右下のスキャンボタンを押して画像化していきます。
実際にスキャンした画像がこちらです。個人的に文字もくっきり読めて、きれいに現像できているように感じました。実際の色味より鮮やかでシャープネスが強めに出るのがスキャンモードですね。
お試しで、より小さな被写体もスキャンしてみました。同時に二つの被写体がある場合、どちらか片方のみスキャンされるみたいですね。今回はわざと少し斜めにしてみましたが、現像時はしっかり補正されていました。
実際にスキャンした画像がこちらです。コントラストが強めで、どちらかといえばパッケージのコピーというより書類の読み取りに向いているかなと感じました。
また、QRコードやバーコードのスキャンも可能です。試しにバーコードを読み取ってみたのですが、瞬時にクリップボードにバーコードの数字がコピーされ、CZUR Visualizerの右側にもバーコードに記された数字が表示されました。よく書類のQRコードを読み取る習慣のある方は、CZUR Fancy S ProをPCの真横に置いておけばすぐにスキャンしてPC上でサイトを見ることもできますね。
スキャンだけでもいろいろな使い方ができそうです。
CZUR Fancyでよりスキャンに特化した使い方が可能
CZUR Visualizerはシンプルなスキャン機能しか使えませんが、CZUR Fancyを使えばより高機能なスキャン機能を使用可能です。先ほどと同じように、スキャンを試してみました。スキャンするときの画面が、かなり見やすくなっていますね。
CZUR Fancyはスキャン後の編集機能が特に充実しており、例えばウォーターマークを差し込んで出力することも可能です。ウォーターマークってPhotoshopなど専用のソフトが必要で少し面倒だったりしますが、CZUR Fancyならスキャン時に差し込めるのでかなり楽です。
実際に出力したデータがこちらです。中心に薄っすらウォーターマークが入っていますね。
次に、本を開いた状態でのスキャンも試してみました。見開きのまま同じようにスキャンをするのですが、「フラットペーパー」ではなく「湾曲した本」を選択してスキャンをします。
スキャン時に左右のどちらか、あるいは見開きの両ページをスキャンするかを聞かれますので、好きな方を選択します(ページ作成が完了しましたって項目が両ページみたいです)。
そしてスキャンをしてみると、本の湾曲が完全に補正された状態でプレビューに上がってきました!これは感動モノです。普通にスキャナを使ってきれいに本をスキャンする場合、裁断をしたり面倒な工程がありますよね。CZUR Fancy S Proを使えば、湾曲が補正された状態でスキャンできるので自炊がかなり便利です。
実際に出力したデータがこちらです。小さな文字もしっかり読めるぐらい精度が高く、ただ本を開いて置いてスキャンしただけとは思えないほどですね。
スキャン機能はCZUR VisualizerよりもCZUR Fancyを使うのがおすすめです。
物撮りもできる
CZUR Fancy S Proは、書類のスキャンだけではなく物撮りにも向いています。アームを折って、LEDライトを使うことで鮮やかにきれいに撮影可能です。
先ほどはCZUR Visualizerのスキャンモードを使いましたが、今回はディスプレイモードに切り替えてみました。ディスプレイモードではプレゼンにぴったりなレーザーポインターが使えたり、文字を入れたりもできます。
実際に撮影した写真がこちらです。スキャンモードの時よりも自然に撮影できていますね。
LEDは三段階に調整できますので、被写体に合わせて最適な明るさで撮影できるのもポイントが高いです。それぞれの明るさごとに比較用に撮影してみました。
また、フォルダブルマットを使って俯瞰撮影をすれば、下記のようなかっこいい感じの撮影も可能です。俯瞰撮影ってデスクにアームを固定して、カメラも別で用意してと手間がかかるのですが、CZUR Fancy S Proならオールインワンで済むので手軽かつ省スペースで済みます。
文字の細かな部分だけではなく、金属のザラッとしたディテールまでしっかり再現してくれているので物撮りにかなり向いていると感じました。
ちなみにフォルダブルマットの外面を使って撮影したのがこちらです。溝部分が若干気になりますが、ブラックよりもカジュアルな撮影に向いてそうですね。
この画質なら記事用の物撮りでも使えそうですね。
ウェブカメラとしても使える
CZUR Fancy S Proは、ウェブカメラとしても使えます。ウェブカメラとして使う場合は、特別なソフトは必要ありません。アームのおかげで、ミーティング中に手元を映せたり便利に使えたりもします。
実際にGoogle MeetでCZUR Fancy S Proを使ってみたキャプチャがこちらです。LEDライトは眩しかったので今回は点けずに使用したのですが、ノイズも少なく比較的きれいに映っていると感じました。横だけではなく縦にも撮影できるので、スマホ向けのライブストリーミングにも使えそうですね。
デスクトップPCでカメラが付いていない方にもぴったりですね!
CZUR Fancy S Proのメリット・デメリット
CZUR Fancy S Proを実際に使ってみて感じたメリットとデメリットを紹介します。
メリット
CZUR Fancy S Proのメリットは、下記の5点です。
- 1秒前後の高速スキャンでサクサク書類をデータ化できる。
- アームとLEDライトで物撮りにも向いている。
- ウェブカメラとしても使える。
- 大きなスキャナがいらないので省スペースにできる(しかも収納も簡単)。
- コンパクトに折り畳めるので持ち運びに便利。
まずスキャン精度については爆速かつ正確で、複合機に内蔵されているようなスキャナより手軽でサクサク使えるのがいいですね。スキャナって結構サイズが大きいので、CZUR Fancy S Proみたいに折りたたみができると出先でのスキャンも捗りそうです。
コンパクトかつ高精度な頼れる相棒ですね。
デメリット
CZUR Fancy S Proのデメリットは下記の2点です。
- 照明の位置によっては影が映ることがある。
- 反射しやすい書類の場合LEDライトが邪魔になる事がある。
まず、照明の位置によってはCZUR Fancy S Pro自体が影になる場合があります。一般的な複合機などではありえないのですが、密閉しているわけではないのでこればかりは仕方ないですね。影にならない部分にCZUR Fancy S Proを設置して使うなど、工夫が必要です。
また、反射が強い書類や雑誌の場合、CZUR Fancy S ProのLEDが反射して部分的に白飛びしてしまうことがあります。その場合はLEDを使わなければいいのですが、周りが常に明るいとは限らないので何かしらディフューザーのような優しい光にできるフィルター的な機能があると便利かなと感じました。
いずれも使い方を工夫すれば問題ありません。
レビューまとめ
CZUR Fancy S Proをレビューしました。
フレキシブルなアームで、スキャンだけではなくWebカメラ、物撮りなどマルチに活用できるカメラに仕上がっていました。CZUR伝統の高速スキャンも健在で、サクサクと書類をスキャンできるので電子化が捗りそうです。
また、一般的なスキャナと違い折りたたんで持ち運びも簡単なので、出先でスキャナもWebカメラも使いたいといったニーズにもマッチします。
コンパクトで高速なスキャナがほしい方は、ぜひ一度お試しください!
- 1秒前後の高速スキャンでサクサク書類をデータ化できる。
- アームとLEDライトで物撮りにも向いている。
- ウェブカメラとしても使える。
- 大きなスキャナがいらないので省スペースにできる(しかも収納も簡単)。
- コンパクトに折り畳めるので持ち運びに便利。
- 照明の位置によっては影が映ることがある。
- 反射しやすい書類の場合LEDライトが邪魔になる事がある。
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