モニターを自由な位置に気軽に動かせるモニターアームは、デスクワーカーの必需品です。今回は、国内ブランドでCOFO Chair Premiumなどハイブランド並みの品質をお手軽な価格で提供している注目ブランド、COFOから登場した「COFO無重力モニターアームPro」をレビューしていきます。
\ こんな製品です! /
- まるで無重力のような滑らかな操作性(業界初のダブルスプリング式を採用)。
- 業界初!ネジ無しでトルク(モニターの保持力)調整可能に。
- インテリアに馴染む美しいデザイン。
実際に使ってみた感想をお伝えすると、デザインは約2倍の価格のハーマンミラーのような洗練されたシンプルデザインで、かつ同価格帯のエルゴトロンLXを上回る操作性を実現していると感じました。
あと”無重力”って謳ってるだけあって、本当にモニターがすっと動いてすっと止まる感覚が今までにない快適さでした。
COFO無重力モニターアームProの特徴や取り付け方法、メリットとデメリットを中心に徹底レビューしていきます!
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COFO無重力モニターアームProの特徴
まずは、COFO無重力モニターアームProの特徴を解説していきますね。
丸みのあるスタイリッシュなデザイン
COFO無重力モニターアームProは、まず全体的に丸みのあるデザインでかつ節目部分などのネジや継ぎ目が目立ちにくいのでスタイリッシュなデザインなのがいいですね。モニターアームは角ばっていたり、ネジや継ぎ目がむき出しで見える製品が多いのでCOFO無重力モニターアームProのようなデザインは嬉しいです。
丸みのあるデザインなので女性が使っても似合いますね!
パーツに注目すると、例えばベース部分がかなりコンパクトです。人気のある定番のモニターアーム、エルゴトロンLXと比べてもかなり省スペースでした。しかもベースの下にネジがないので、実はデスク下もかなりスリムです。
モニターアームは基本的に背面にあるのでそこまでデザインを重視する方も多くないともいますが、それでも斜めからちらっと見えると「今日もうちの子かっこいい!」ってテンションが上ります。
モニターアームのデザインも大事ですね。
自由な位置に滑らかにピタッと止まるアーム
COFO無重力モニターアームPro、無重力を謳うだけあってかなり滑らかに動いてくれます。一般的なモニターアームは固定するためにアームのネジを締めていきますが、特に32インチクラスのモニターだと重いので強めに締める必要があります。すると同時にモニターの動きも重くなってきます。COFO無重力モニターアームProは、しっかりと固定してくれるにも関わらず軽い力で自由に動かせるのが魅力に感じました。
高さは27cm程度まで上げることができ、下げるときもデスクすれすれまで固定できます。
奥行きもデスクのギリギリまで下げられるので、デスクのスペースを有効活用できるのは嬉しいですね。
アームが滑らかに動くので、積極的に様々な位置に動かしてモニターを使ってみたくなりますよ!
トルクの調整がネジ無しで可能
COFO無重力モニターアームProで画期的なのが、トルクの調整がネジ無しで可能ということです。高さを調節する時のトルクは、COFO無重力モニターアームProの場合アーム上部のノブを回して調整します。一般的なネジ式に比べて別途工具が必要ないので、かなり調整の手間が省けます。この機能、じつは業界初です。
モニターを入れ替えたときに調整がかなり楽ですよ。
ケーブルマネジメントができる
COFO無重力モニターアームProは、モニターから伸びるケーブルをまとめることが可能です。アームの2箇所にケーブルマネジメント用のカバーがあり、COFO無重力モニターアームProにケーブルを通すことができます。カバーの着脱は上下にスライドさせるだけなので、比較的かんたんにできます。
ベース部分のケーブルはどうしても固定されずブラブラしてしまうので、気になる方用にケーブル固定テープも付属しています。僕は気にならない派ですが、この固定テープはCOFOのロゴが入った非売品ですし他のケーブルをまとめる用途でも使えそうですね。
太めのHDMIケーブルも通せますので、モニター背面がスッキリしますよ!
モニターアームとVESAアダプターがクイックリリースできる
COFO無重力モニターアームProは、モニターアームとVESAアダプターが分離する構造(クイックリリース)なので着脱が簡単にできます。他社なら別売りにしている機構ですが、COFO無重力モニターアームProは標準搭載です。一番便利なのが2枚以上のモニターを使っているときで、2つともCOFO無重力モニターアームProを使っていればVESAアダプターを取り付けたままアームに取り付けできます。
これだけ着脱が容易だと使っているうちに外れてしまわないか心配ですが、ロック機構がありますので右にスライドさせればVESAアダプターが外れなくなります。
他社では有料のオプションが標準搭載なのはいいですね!
ちなみにエルゴトロンの場合、2,982円でクイックリリースを別売りしています。2本モニターアームがある場合2つ必要なので、COFO無重力モニターアームProのコスパの高さが際立ちますね。
COFO無重力モニターアームProの組み立て方(クランプ固定)
COFO無重力モニターアームProの組み立て方(クランプ固定)を説明していきます。僕の場合は5分で組み立てできました。
まず、ベースをデスクに取り付けていきます。画期的なのが、固定用のネジが上についているので確認しやすいところですね。
ネジを回して、しっかり固定されたらベースの取り付け完了です。
ベースを取り付けたら、スリーブベアリングを取り付けます。180°と360°回転用のベアリングが用意されていますので、好きな方を選びます。
次に、アームをベースに取り付けます。アームは合計で2本ありますので、それぞれ差し込んだらネジを付属のL型レンチで回して固定していきます。
ぐらつかない程度で適度に締めます。
次に、モニター背面にVESAブラケットを取り付けていきます。実は固定用のボルトが2種類(M4x12とM5x12ネジ)あるので、取付穴に合う大きさを選びましょう。
僕は最初知らずに大きめのネジを使ってしまい、なかなか入らないなぁと思いながらあとで気づきました(笑)
最後に、VESAブラケットをアームに取り付ければ完成です。できればアームを固定してくれる人がいたほうがスムーズに取り付けできますので、二人で作業がおすすめですね。
モニターが重い場合はアームが下を向いてしまうことがありますので、ネジを締めて調整します。
これでモニターがまっすぐになりましたので、取り付け自体はこれで完了でね。あとはモニター側のケーブルを取り付けたりしてセッティングしましょう。
さすがにネジが必要な箇所はありますが、従来のモニターアームより組み立てもしやすく短時間でできました。
COFO無重力モニターアームProのメリット・デメリット
COFO無重力モニターアームProを使ってみて感じたメリットとデメリットを紹介していきます。
メリット
COFO無重力モニターアームProのメリットは下記の5点です。
- 軽い力でスムーズにアームが動くので、疲れにくい角度や高さに調整しやすい。
- デザインがスマートでかっこいいのでモチベーションにつながる。
- ケーブルマネジメントができるので配線がスッキリする。
- 組み立てが簡単で工具の使用も最小限で済む。
- クイックリリースが可能なので2つのモニターを入れ替えるときに楽。
個人的に一番のメリットはアームが無重力のようにスムーズに動いてくれるところですね。例えばアームを高くしてモニターに傾斜をつければ、チェアに深く腰掛けて伸びながら作業できるのでかなり楽でした。
常にこの角度で使うのは厳しい(例えば昇降デスクで立ちながら作業するときなど)のですが、COFO無重力モニターアームProならスムーズにアームが動くことを活かしてすぐに使いやすい位置・角度に調整できるのは大きなメリットですね。
デメリット
COFO無重力モニターアームProのデメリットは下記の2点です。
- 価格は2万円を超えていて少し高め。
- 上アームの上下スライド幅は競合に少し劣る。
まず、COFO無重力モニターアームProの価格は税込みで21,999円と少し高めです。モニターアームはピンからキリで、こだわらなければ3,000円程度でも買えます。ただ、1万円程度の安いモニターならまだしも10万円近いモニターをそんな安いアームで固定するのは個人的に不安です。また、安いアームは関節部分が貧弱だったりデザインがイケてない物が多いです。
COFO無重力モニターアームProは価格は高めですが、デザインも機能も一級品なので妥協したくない方向けですね。
また、上アームの上下スライド幅は競合に少し劣ります。エルゴトロンやハーマンミラーと比較すると下記のようになります。
COFO | エルゴトロンLX | ハーマンミラーFlo |
---|---|---|
255mm | 330mm | 341mm |
個人的に気にならない範囲ではありますが、より高さや低さを出したい場合は他社のほうが向いている可能性があります。
COFO無重力モニターアームProと相性の良い製品
個人的にCOFO無重力モニターアームProと相性がいいと感じた製品は、iPad Proをマグネットで浮かせて保持できるプレート、MagFloです。
エルゴトロンLXなど、他社製品では大きなモニターを想定しているためMagFloを使うと軽すぎてアームが上に浮いてしまうことがあります。COFO無重力モニターアームProは、11インチ用、12.9インチ用のMagFloもしっかり保持してくれたので、iPad Proをモニターアームで浮かせて使用したいという方にはぜひCOFO無重力モニターアームProとMagFloを組み合わせて使ってみてほしいです。
MagFloについては下記のページでレビューしています。
COFO無重力モニターアームProのレビューまとめ
COFO無重力モニターアームProをレビューしました。僕が過去に使ったことのあるモニターアームと比較しても、デザイン、機能性においてかなりレベルが高く、エルゴトロンやハーマンミラーすら超えてきたかなといった印象です。日本メーカーからこういった製品が出てくると嬉しいですね。円安で海外メーカーのモニターアームが軒並み値上がりしている中で、国内メーカーの高品質な製品を選んでみるのもありです。
この「無重力感」は実際に試してみないと分からないので、ぜひ一度お試しください!確実にこれからの定番品になってきそうです。
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- 軽い力でスムーズにアームが動くので、疲れにくい角度や高さに調整しやすい。
- デザインがスマートでかっこいいのでモチベーションにつながる。
- ケーブルマネジメントができるので配線がスッキリする。
- 組み立てが簡単で工具の使用も最小限で済む。
- クイックリリースが可能なので2つのモニターを入れ替えるときに楽。
- 価格は2万円を超えていて少し高め。
- 上アームの上下スライド幅は競合に少し劣る。