この記事では、Broski & SupplyのAdjust multi backpackをレビューします。
当ブログではこれまで11ℓから40ℓ級のバッグをレビューしてきましたが、「あと少し容量が増えたら」「もう少しコンパクトになれば」と思うことがありました。
今回紹介するAdjust multi backpackは、なんと容量が11ℓから35ℓの可変なので1つのバッグで通勤や旅行にも活躍できるバックパックです。ガジェット好きな方ならMacBookも一眼カメラもたくさん機材を持っていきたいという方が多いと思いますが、そんな欲張りな方にも十分対応できるバッグに仕上がっていました。
Adjust multi backpackを忖度無しでレビューしていきます!
- 容量が11ℓから35ℓの可変で様々なシチュエーションに対応
- 牛革なのに高い防水性で日常使いしやすい
- 快適な背負心地のショルダーパッド・バックパッド
- こだわったシルエットでスッキリした見た目
- 大きな取っ手で満員電車でも持ちやすい
- 側面に取っ手がない
- 荷物が少ないとバッグが自立しない
Adjust multi backpackの特徴
では、写真を使いながらAdjust multi backpackの特徴を紹介していきます。
360°どこからみても美しいシルエット
Adjust multi backpackの特徴は、どこから見てもきれいなシルエットに見えるデザインです。10回以上のサンプル修正と、1年以上の開発期間をかけ数センチ単位で微調整されたデザインは、とても35ℓの大容量に対応するバッグとは思えないほど洗練されています。
実際に背負ってシルエットを確認してみましたが、アシンメトリーなデザインがオシャレで思わず街にでかけたくなるほどカッコいいデザインです。
最大35ℓの拡張性
Adjust multi backpackは、マグネットのバックルを取り外すことで最大35ℓまで容量の拡張ができます。
例えば冬場は厚手のコートやジャケットを着ますが、室内に入ったら脱ぎますよね。その時にジャケットの置き場所が無いと困ってしまいますが、Adjust multi backpackなら容量を拡張して余裕で収納できます。
その他にも、例えば日帰り旅行でお土産をたくさん購入して荷物が増えた時も、Adjust multi backpackに収納しておけば手に持つことなく旅行を楽しめます。
旅行は出先で荷物が増えがちなので、容量の拡張は便利ですね。
牛革なのに高い防水性
Adjust multi backpackは高級感のある牛革を使用しています。しかもただの革ではなく、8時間の漏水試験に合格した防水レザー(umbrella WATER PROOF LEATHER™)を使用しています。
日本ではゲリラ豪雨が多く、雨でシミができやすい革製品は取り扱いに注意が必要です。ただ、Adjust multi backpackなら急な雨でも対応でき、より日常使いしやすいバッグに仕上がっています。
革だけではなく、ファスナーも防水仕様のYKKアクアガードファスナーを使用していますので、中に水が染み込まないよう工夫されています。
雨に強いので、紙などを入れたりビジネス用途でも使いやすいです。
快適な背負心地を実現するバックパッドとショルダーパッド
背負心地にもこだわったAdjust multi backpackは、ショルダーパッドとバックパッドにもこだわっています。
ショルダーパッドはたくさんの荷物から荷重をしっかり支えられるよう、柔らかくフィット感の高い素材を使用しています。裏面はメッシュ構造になっており、汗をかいてもムレにくくなっています。
バックパッドは、三重構造のエンボス成型EVAエアバッグパッドを採用しています。高いクッション性があり、走ったり激しい動きでも背中にフィットしやすくなっています。
たくさん荷物を入れても重さを感じづらくなっています。
大きく持ちやすい取っ手
バッグは背負うだけではなく、持って荷物を取り出すこともあるため取っ手も重要です。Adjust multi backpackは成人男性の手でもしっかり握れるほど大きく幅広な取っ手がありますので、持ちやすくなっています。
満員電車とかでよくリュックの取っ手を持つことがあるので、この持ちやすさは嬉しいです。
付属のミニポーチで頻繁に取り出すガジェットも入れられる
付属のミニポーチは、ショルダーパッドに取り付けることで頻繁に取り出すガジェットも収納しやすくなっています。スマートフォンは入りませんが、例えば完全ワイヤレスイヤホンやモバイルバッテリーなら十分収納できます。
余ったヒモがブラブラしないケーブルオーガナイザーつき
バックパックといえば、ショルダーパッド部分の長さ調整で余ったヒモがブラブラして邪魔になることがありますよね。
Adjust multi backpackなら、ケーブルオーガナイザーがついていますので余分に余ったヒモがブラブラすることなくしっかり固定されます。
しかもショルダー部分だけではなく、バックル部分もしっかり余ったヒモが固定できるように工夫されていますのでバッグの見た目がかなりスマートになります。
シルエットにこだわったバッグなだけあって細かい部分で気が利いています。
Adjust multi backpackの収納をレビュー
では、Adjust multi backpackの収納部分を中心にレビューしていきます。
メイン収納
まずはメインの大きな収納スペースを見ていきましょう。手前には4つ、奥には3つのポケットがあります。
中の物がこぼれないよう、プロテクトバンドがサイドにあります。これなら大きくファスナーを広げても安心ですね。
16インチのMacBook Proを収納してみましたが、設計段階で16インチのラップトップPCまで収納できるようになっているためピッタリ収納できました。
ネオプレンでクッション性のあるポケットがあり、こちらはiPadやスマートフォンなどを入れておけます。ワイヤレスマウスなどの小物を入れてもいいですね。
もう片面の3つのポケットは、スマートフォンやモバイルバッテリーなどを収納できます。各ポケットはマジックテープで固定できますので、中の物が溢れる心配もありませんね。
もう1つの前方のメイン収納は、ケーブルを収納するのに便利そうなポケットが2つあります。前の章で紹介しましたが、ジャケットをまるごと収納できるほどの容量ですのでカメラなど大きなガジェットを収納するのも十分です。
その他の収納
その他にも便利な収納ポケットがたくさんあります。
サイドにはマグネットで固定できるポケットがあり、水筒や折り畳み傘を収納できます。内部は他の荷物が濡れないようになっているため、濡れたままの傘を収納しても安心です。
バックパッドのある背面には、定期入れが入るぐらいのポケットがあります。Adjust multi backpackを背負った状態で片手でアクセスしやすい位置にポケットがあるので、歩きながら電車の定期券を取り出すのに便利です。
フロント部分にはコードが通せる穴が空いており、機器を充電しながら使うこともできます。穴の裏側にはメッシュのポケットがあるので、バッテリーの収納に便利ですね。
収納力
一応荷物を入れられるだけ入れた結果、下記のものが入りました。
- フルサイズミラーレスカメラ(50mm F1.4のレンズを装着したまま)
- 完全ワイヤレスイヤホン
- 水筒
- 充電器
- モバイルバッテリー
- 名刺ケース
- ガジェットポーチ
- スマートフォン
- MacBook Pro 16インチ
- MacBook Air 13インチ
これだけの量を入れるとさすがにバッグも大きくなりますが、それでもきれいなシルエットを保っているのはさすがですね。たくさんのガジェットを入れても、重く感じないのが不思議です。
しかもこの状態なら3点で自立するので、バッグを置きやすくなります。
いざという時の大容量は助かりますね!
Adjust multi backpackのデメリット
Adjust multi backpackを使っていて感じたデメリットは、下記の2点です。
側面に取っ手がない
Adjust multi backpackは基本的に横向きに広く開くバッグなのですが、側面に取っ手がないので立ちながらファスナーを開く時に少し不便に感じることもあります。
ただ、バッグの上部の取っ手を持ちながら斜めにしてファスナーを開ければ立ちながらでも中身が取り出しやすかったので、致命的なデメリットには今のところ感じていません。美しいシルエットを考えれば、むしろサイドの取っ手が無い方が美徳かもしれません。
荷物が少ないとバッグが自立しない
Adjust multi backpackは、35ℓまで容量を拡張すれば3点で自立しますが、薄い状態では自立しません。11ℓの薄マチの状態でそもそも自立するバックパックがあるかと言われれば思いつかないのですが、これだけ重箱の角をつつかないと指摘することがないぐらいよくできたバッグであるといえます。
Adjust multi backpackはガジェット好きにおすすめなバックパック
Adjust multi backpackをレビューしました。一言で表すとガジェット好きにおすすめなバックパックで、カメラやPCなど多くの機器を持ち運べる優れものです。普段荷物が少ない時はコンパクトな状態で使用できますので、日常使いしやすいのは便利ですね。
コンパクトさも容量も犠牲にしたくない方は、ぜひ一度使ってみてください!
- 容量が11ℓから35ℓの可変で様々なシチュエーションに対応
- 牛革なのに高い防水性で日常使いしやすい
- 快適な背負心地のショルダーパッド・バックパッド
- こだわったシルエットでスッキリした見た目
- 大きな取っ手で満員電車でも持ちやすい
- 側面に取っ手がない
- 荷物が少ないとバッグが自立しない