どうも!テレワーク歴2年目に突入したたいしょんです。
快適なテレワーカーに必要なもの、広いデスクや高性能なPC、高速なネット環境、そして疲労を軽減する快適な椅子です。
僕はテレワークを始めてから、これまで2台のゲーミングチェアを使用してきました。
今メインで使用している椅子は「Secretlab OMEGA 2020 SoftWeave」です。半年間使用してきましたが、夏場でも蒸れにくく冷却ジェル搭載のヘッドピローも快適で手放せないものになっています。
今回Secretlab様より、最新の「Secretlab TITAN Evo 2022」をご提供いただきましたので、前作のOMEGAとの比較もしつつ使用感をレビューしていきたいと思います。
また、組立方法も解説していきますので、購入後もぜひ参考にしてください。
- 内蔵式のランバーサポートやマグネット式のヘッドピローでよりスマートな見た目。
- 硬すぎず柔らかすぎない絶妙な座り心地。
- 最大165°のリクライニングとサスペンション機能で休憩中に寝られる。
- 通常のPU素材より12倍の耐久性があり、本革のような質感で所有欲を満たせる。
- 3サイズのサイズ展開で自分にあったサイズを見つけやすくなった。
- ペブルシートで広々した座面なのであぐらをかきやすい。
- リクライニング時のギシギシ音が若干気になる。
- 合皮は夏場は蒸れやすいかもしれない。
- 日本で試座できる場所がないので実際に使用しているユーザーに質問した方が良い。
1分で分かるSecretlab TITAN Evo 2022の特徴
では、まず「Secretlab TITAN Evo 2022」の特徴を見ていきます。
これまでで技術的に最も進んだゲーミングチェア
Secretlabは、「Overwatch」や「サイバーパンク」といった人気ゲームとのコラボモデルを出していたり、世界的なゲームの大会でも使用されているゲーミングチェア業界のトップブランドです。
Secretlab TITAN Evo 2022は、これまで同社が開発した「TITAN」と「OMEGA」シリーズのそれぞれの良さを融合したゲーミングチェアです。
- 独自の人間工学に基づいたペブルシートベース
- SECRETLAB SOFTWEAVE® PLUS ファブリック
- SECRETLAB NEO™ ハイブリッドレザーレット
- 4-WAY L-ADAPT™ ランバーサポートシステム
- CLOUDSWAP™交換システム付きフルメタル4Dアームレスト
- SECRETLAB 磁気 メモリーフォームヘッドピロー
- より短い、再設計された クラス4油圧装置
- NFC 偽造防止 タグ
- 特許出願中コールドキュアフォームミックス
- 最大 5年間 の延長保証
- 165°のリクライニングが可能なフルレンスバックレスト
- マルチ・チルト 機構
- ADC12アルミニウムホイールベース
- XL PU キャスター
サイズの異なる3サイズ展開
前回まで高身長向けの「TITAN」と180cm未満の方向けの「OMEGA」の2シリーズ展開でしたが、今作から「TITAN」のみで3つのサイズ展開となりました。
サイズ | 推奨サイズ | 推奨体重 |
Sサイズ | ≤169cm | <90kg |
Rサイズ | 170cm-189cm | <100kg |
XLサイズ | 181cm-205cm | 80kg-180kg |
選べる2つの素材
「Secretlab TITAN Evo 2022」では、2つの異なる素材を選択可能です。
- Secretlab NEO™ ハイブリッドレザーレット・・・スポーツカーの運転席に使われているNAPAの本革と同じような豊かな光沢があります。新世代のプレミアムレザーは、通常のPUレザーに比べて12倍の耐久性があるため、長年の使用にも耐えることができます。
- Secretlab SoftWeave® Plusファブリック・・・パフォーマンス・フットウェアにインスパイアされた、テクニカルなSoftWeave® Fabric のより進化したバージョンで、1日中涼しくに過ごせます。高強度の糸をループ状に重ねることで、一本一本の縫い目に細かなディテールを盛り込んでいます。
内蔵型のランバーサポートとマグネット型のヘッドピローでよりスマートに
一般的なランバーサポートといえば、下記のように腰に置くタイプが一般的ですよね。
Secretlab TITAN Evo 2022では、ランバーサポートが内蔵型になり、よりスマートになりました。
また、ヘッドピローは一般的には下記のようなバンド型ですが、Secretlab TITAN Evo 2022ではマグネット式になりより手軽に取り付けが可能になりました。
外観レビュー
ここからは、外観レビューで質感を見ていきます。
今作から「Secretlab NEO™ ハイブリッドレザーレット」という新素材が使用されています。
本革のような質感と、通常のPUレザーに比べて12倍の耐久性を実現しています。かなり高級感があり繊維のキメが細かく、サラサラしたさわり心地で気持ちがいいです。
通常のPUレザーは、環境中の水分が原因で剥がれが起きます。中間のフォーム層が水分を吸収すると、加水分解反応で劣化しやすくなります。これを避けるために、中間層を取り除き、ベース層を超微細ポリエステル繊維の特注の3D構造で補強し、優れた強度、屈曲性、耐摩耗性を実現しました。
https://secretlabchairs.jp/technology?slg=JP
バックレストの幅 | 51cm |
バックレストの高さ | 82cm |
シートベースの幅 | 45cm (側面を含めて53cm) |
アームレストからアームレストまで | 62-70cm |
床からシートベースまでの高さ | 45-52cm |
高さ調整 | 7.5cm |
ロゴステッチ | 刺繍 |
SecretlabTITAN Evo 2022を実際に使ってみて良いと感じたところ
ここからは、実際にSecretlab TITAN Evo 2022に座ってみて感じた良いところやメリットをレビューしていきます。
硬すぎず柔らかすぎずで絶妙な柔らかさの座り心地
「コールドキュアフォーム」というSecretlabオリジナルの素材を座面に使用しており、体圧を均等に分散するということでした。圧力を分散することで、長時間座った時にお尻が痛くなるといったことを軽減できます。
実際に座ってみましたが、一般的なモールドウレタンのゲーミングチェアよりも沈み込みが少なく、適度な反発があるので疲れにくく感じました。
頭を支えるヘッドピローはマグネット式で、上下に調整することができます。前作のOMEGAのものより反発が少なくもちもちしており、非常に気持ちがいいです。
冷却ジェルも内蔵していますので、夏場でも首元はひんやりした感触を味わうことができます。
今回からランバーサポートが内蔵式になりましたが、外付けのものと違い自分の背骨にあった位置に微調整できるのでより快適に感じました。
クッション性は外付けのふかふかしたランバーサポートの方がいいですが、チェアとの一体感があり僕は内蔵型のランバーサポートの方が好きです。
休憩中に寝られるリクライニング機構
Secretlab TITAN Evo 2022は、165°の角度まで倒すことができます。
実際にどれぐらい倒せるのか、試してみました。
ゆりかごのようにゆらゆらするサスペンションシステムを搭載していますので、実際は165°よりもう少し寝かせることができます。
安定感が高く、安心して背中を預けられます。
リクライニングすることは実はメリットがあり、スウェーデン生まれの整形外科医師であるナッケムソン先生によると、座っているときよりもあおむけ寝の方が椎間板にかかる負荷が115%軽減されるとされています。
こう見るといかに座位が腰に負担のかかる姿勢なのか分かりますね。
余談ですが、このように前傾姿勢の場合でも追従してくれます。通常のゲーミングチェアはまっすぐが限界ですが、Secretlab TITAN Evo 2022は前傾の調整域も広いです。
4Dアームレストでタイピングも快適
Secretlab TITAN Evo 2022はゲーミングチェアの中でも調整幅の広い「4Dアームレスト」を搭載しています。他社でも高価格帯の最上位機種にしか搭載しない機構です。
例えばハの字型にすることで、キーボードでタイピングするときにうまく肘から先がフィットするようになります。
回転方向の調整があるだけでも、タイピング時にフィットしやすくなるので楽で疲れにくいんですよね。
その他にも、上下や左右、前後の調整も可能です。
ゲーミングチェアはその名の通りゲームをする方向けに開発されたものですが、長時間座って作業をするデスクワーカーにも最適です。
あぐらをかいても快適
Secretlab TITAN Evo 2022は、シートベースが緩やかなカーブを描いているためあぐらをするのも快適です。
実際にあぐらをかいてみましたが、この通り広々していてアームレストにも干渉することなく座ることができました。
Secretlab TITAN Evo 2022のイマイチなところ
ここからは、SecretlabTITAN Evo 2022のイマイチと感じたところをご紹介します。
リクライニング時のギシギシ音は目立つ(Barrier Kit装着で解決)
今回「Secretlab NEO™ ハイブリッドレザーレット」を選択しましたが、合皮ということで素材同士が擦れ合う際に「ギシギシ」という音が若干気になります。
OMEGAで「Secretlab SoftWeave®ファブリック」を使用していた際は気にならなかったので、購入の際は注意したほうが良さそうです。
実際にリクライニング時の動作を収録しましたので、気になる方はごらんください。
なお、音の原因は椅子の内側のサイドカバーに張り地が近づいていることとSecretlab様より回答いただきました。
別途Secretlab TITAN Evo 2022専用の「バリアキット」を差し込むことで、音が軽減されます。早速送っていただきましたので、装着して音が改善されているかテストしてみます。
- リクライニングカバー x 2つ
- フェルト x 2つ
- 説明書
バリアキットの装着手順はこちらです。
まずは、リクライニング用のカバーをはめ込んでいきます。下記の赤丸部分が擦れることで音が発生しているので、こちらをカバーします。
下記のイメージのように、隙間に押し込んではめ込んでいきます。
右側のカバーの装着が完了したら、反対側も同様に取り付けていきます。
次に、フェルトを貼り付けていきます。こちらは表面はフェルト地で、裏面は硬いプラスチック製になっています。
下記のイメージのように、こちらも隙間にはめ込んでいきます。
はめ込んだら、両面テープのシートを引っ張って剥がしていきます。
反対側も同じようにフェルトをはめ込んだら、完了です。
早速、ギシギシという異音が改善されているか、検証してみましょう。
これでしっかり異音が改善されていました!こちらはSecretlabさんにお問い合わせをすることで取り寄せ可能ですので、気になる方はぜひお試しください。
夏場は蒸れやすい
Secretlab TITAN Evo 2022に限ったことではないですが、合皮製のゲーミングチェアは湿気を逃がしにくいため夏場に蒸れやすいです。
冬場なので今は気になっていませんが、もし夏場に長時間座る場合は「Secretlab SoftWeave® Plusファブリック」の素材を選択したほうが無難です。
日本国内で試座できる場所がない
これは製品自体のことではないのですが、Secretlab製品は日本ではAmazonのみの販売に絞っているため、量販店などで試座できる場所がありません。
安い買い物ではないので、僕のように実際に使用しているユーザーに質問してみるのもいいでしょう。
僕のTwitterアカウントでいつでもきいてください!
Secretlab 2020 OMEGAと比較
ここからは、前作の「Secretlab 2020 OMEGA」と今作の「Secretlab TITAN Evo 2022」のSサイズを比較していきます。
主な違いは、下記の比較表にまとめてみました。
OMEGA 2020 | TITAN Evo 2022 | |
推奨身長 | <180cm | <169cm |
推奨重量 | <110kg | <90kg |
ヘッドレスト | バンド式 | マグネット式 |
ランバーサポート | 外付け | 内蔵式 |
シートベースのスタイル | ぴったりフィット | 平坦(足を組んで座れる) |
アームレストの着脱 | 不可 | マグネット式 |
Amazon参考価格 | 57,900円 | 62,900円 |
OMEGAは身長が180cm未満とざっくりした推奨身長でしたが、163cmの僕でも一番下まで下げてギリギリのサイズ感でした(かかとは若干浮きます)。
Secretlab TITAN Evo 2022は推奨身長169cm未満とより推奨身長が低く設定されていますので、僕も丁度いいサイズ感です。
ちなみに身長170cmの方はSサイズとRサイズのどちらを選べば良いのか迷いますが、Sサイズで問題ないという結論でした。
椅子無事に届きました。
— らっぴー(moruborun) (@Mruborun) November 24, 2021
勧めていただいたSサイズで丁度よかったです。
体感としては175~から座面幅や背もたれの大きさ的にRの方が良さそうですね。
たいしょんさんに相談乗っていただいて良かったです、ありがとうございました。
価格は最新のSecretlab TITAN Evo 2022の方が高いですが、サイズの選択肢が幅広く長く使いたいのであればTITAN Evoを選んでおけば間違いないでしょう。
組み立て方法(組み立ての所要時間30分)
ここからは、Secretlab TITAN Evo 2022の組み立て方法をご紹介します。
箱は30Kg以上ありますので、2階の部屋に椅子を設置したい場合は箱から出して2階にパーツを持ち込んで組み立てるのがおすすめです。
配達員さんがめちゃくちゃ重そう(実際めちゃくちゃ重い)に運んできますので、できれば手伝ってあげましょう。
Secretlabは大きく見やすい組み立て説明書がついていますが、なんと今回から日本語対応の説明書になりました。
Secretlab OMEGAの時はすべて英語の説明書でしたので、より組み立てやすくなりました。
組み立てに必要な工具はすべて揃っていますので、別途ドライバーを用意しなくても大丈夫です。
まずは組み立てるスペースを確保します。150cm四方のスペースがあれば十分です。
ホイールベースにキャスターを取り付けていきます。
次に、ピストンを取り付けていきます。
ピストンを取り付けたら、スリーブを被せます。
バックレストと、シートベースにあるリクライニングブラケットを取り付けていきます。まず下記のように、バックレストについているネジを取り外します。
差し込んだら、ネジ止めをします。
ネジ止めが完了したら、カバーを取り付けます。このカバーはマグネット式ですので、ただ被せるだけで取り付けが完了します。
運送中やバックレストの取り付け中にリクライング機構が作動しないようにするため、あらかじめセーフティタブが付けられています。
ここからは、シートベースにチルト機構用のパーツを取り付けていきます。
シートベースにチルトレバーの差し込み方向が書かれているので、こちらに沿ってまずはチルトレバーを取り付けます。
組み立ての最終段階で、ホイールベースを取り付けていきます。
ここまで完了したら、組み立てた椅子を起こします。
一人でも持てますが、二人で起こしたほうが安心ですね。
肘を乗せるアームレストも取り付けていきます。
マグネット式なので、乗せるだけで取り付け完了です。
ネックピローもお好みで取り付けていきます。こちらもマグネット式なので、取り付けも簡単です。
これで完成です。
Secretlab TITAN Evo 2022 の総合評価
デスクやチェアは頻繁に買い換えるものではありませんし、毎日使うものなので長く使いたいのであれば高価でも良いものを選べば結果的に毎日の満足感は高いです。
また、Secretlabはただ高価なだけではありません。品質や性能の良さもさることながら、徹底したテストで壊れにくい製品を実現しています。保証期間も5年間と長いのは、品質の高さに自信がある証拠と言えます。
Secretlab TITAN Evo 2022のメリットとデメリットは下記のようにまとめました。
妥協したくない方に、ぜひ「Secretlab TITAN Evo 2022」をおすすめします!最後までご覧いただきありがとうございました。