EDIFIER NeoBuds Pro 3をレビュー!進化したノイズキャンセリングと空間オーディオの実力を検証


完全ワイヤレスイヤホンって種類が多すぎて「どれを選べばいいの?」と迷いますよね。そんな中で、音質と機能のバランスがすごく良いと話題なのが EDIFIER NeoBuds Pro 3 です。

前モデルからさらに進化していて、迫力のある低音からクリアな高音までしっかり鳴らしてくれるうえ、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能もしっかり搭載。しかもハイレゾ対応で、音楽をよりリアルに楽しめるのが大きな魅力です。

たいしょん

この記事では、実際の使用感や注目ポイントを交えながら、NeoBuds Pro 3の魅力を分かりやすく紹介していきます。

PR:この記事はメーカー様より製品提供を受け作成しています。

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EDIFIER NeoBuds Pro 3の特徴

EDIFIER NeoBuds Pro 3の主な特徴は次の通りです。

EDIFIER NeoBuds Pro 3の主な特徴
  • デュアルドライバー構成(ダイナミック+バランスドアーマチュア)による高解像度サウンド
  • ハイレゾオーディオワイヤレス認証取得(LDAC・LHDC対応)
  • アクティブノイズキャンセリング(最大-50dB)対応
  • 外音取り込みモード搭載で環境音も自然に聞ける
  • Bluetooth 5.4 対応で低遅延・安定接続
  • 最大9時間(ANCオフ時)+ケース込みで約36時間の再生時間
  • 急速充電対応(10分充電で約1.5時間再生可能)
  • アプリ「Edifier Connect」で音質カスタマイズやEQ調整可能
  • ゲーミングモード搭載で低遅延を実現
  • IP54防塵防水性能で屋外やスポーツシーンでも安心
  • タッチ操作に対応し、音楽再生や通話操作が直感的に可能
たいしょん

上位モデルということもありほぼフルスペックです

仕様項目内容
Bluetooth バージョンBluetooth 5.4
通信範囲約 10 m
対応コーデックLHDC 5.0, LDAC, SBC
バッテリー再生時間ANC オフ:合計 約36時間
ANC オン:合計 約24時間
充電ポートUSB-C
入力電圧・電流イヤホン:5V ⎓ 200mA
充電ケース:5V ⎓ 1A
充電時間イヤホン:約1時間
ケース:約1時間
急速充電:15分 → 約3時間再生可能
再生周波数帯域20 Hz–40 kHz
音圧レベル92 ± 3 dB(A)
防塵・防水性能IP54
ドライバー構成バランスド・アーマチュア + ダイナミック(DSP付き)
ANC性能WIDE-BAND MULTI-CHANNEL ANC(–50 dB、帯域幅 最大4 kHz)
空間オーディオ対応(リアルタイムヘッドトラッキング付き)
マイク構成片側あたり 4 高感度マイク(合計 8)
片耳タッチ操作フォースセンサー搭載
EDIFIER NeoBuds Pro 3の仕様表
付属品はキャリングポーチや7種類のサイズのイヤピースなど充実している

NeoBuds Pro 2との比較

従来機種のNeoBuds Pro 2と比較すると下記のようになります。

仕様項目NeoBuds Pro 3NeoBuds Pro 2
Bluetooth バージョンBluetooth 5.4Bluetooth 5.3
最大通信距離見通し距離 約10m見通し距離 約10m
対応コーデックLDAC、LHDC5.0、SBC、AACAAC、LDAC、LHDC 5.0、SBC
再生周波数帯域20Hz~40kHz20Hz~40kHz
ドライバーBA型ドライバー + 10mmダイナミック型ドライバーKnowles BA + φ10mmダイナミック
マイク合計8基(4+4)合計8基(4+4)
音圧感度92±3dB(A)92±3dB SPL (A)
再生時間ANC OFF:約9時間+27時間=36時間
ANC ON:約6時間+18時間=24時間
ノイズキャンセリング ON:約4時間+12時間
ノイズキャンセリング OFF:約5.5時間+16.5時間
充電時間イヤホン:約1時間
充電ケース:約1時間
イヤホン:約1時間
※急速充電:15分=2時間再生
充電ケース:約1時間
充電端子USB-CUSB-Type-C
定格入力イヤホン:5V/200mA
充電ケース:5V/1A
イヤホン:5V 200mA
充電ケース:5V 1A
防塵防水規格IP54IP54
重量約59g(イヤホン+充電ケース)イヤホン+充電ケース 約60.4g
同梱品・イヤーピース(XXS/XS/S/M/L/XL/XXL各2個)
・USB-C充電ケーブル
・専用収納袋
・日本語取扱説明書
・安全のための注意事項
・イヤホン本体 × 2
・イヤホン充電ケース
・USB-Type-C充電ケーブル
・イヤーピース × 7セット(XXS/XS/S/M/L/XL/XXL)
・ポーチ
・日本語取扱説明書
NeoBuds Pro 2とNeoBuds Pro 3を比較(公式サイトから引用
たいしょん

NeoBuds Pro 2の時点でほぼ完成されたクオリティなので、単純なスペック比較では大きな差は見られませんね。

デザインや重さなど

NeoBuds Pro 3は従来通りガンメタリックな感じのデザインです。ホワイトもあるようですが、日本ではまだ展開されていません。ソリッドな感じがかっこいいです。

重量はイヤホン単体で5.62gケースと合わせると57.69gです。

実際に装着してみましたが、このソリッドなデザインがカッコイイですね。大型かと思いきや意外に耳への収まりはいいです。

AirPods Proと比較するとこんな感じです。サイズ自体は特別大きいというわけではありません。

ケースの面白いギミックとしてはLEDのカラチェンができるところで、EDIFIER ConnectXアプリを使うことで設定可能です。珍しいですね。

EDIFIER NeoBuds Pro 3の使用感レビュー

早速、EDIFIER NeoBuds Pro 3の実機を使いながら音質やその他機能性をチェックしていきましょう。

AirPods Proとに近い使い勝手を実現している

僕がベンチマークにしているイヤホンはいつもAirPods Proで、使い勝手でAirPods Proに勝るイヤホンは存在しないぐらいに思っています。その点でNeoBuds Pro 3は、割とAirPods Proに近い使い勝手を実現しています。

  • 装着検出機能
  • 高精度なANC機能
  • 低遅延のゲームモード
  • マルチポイント接続
  • 空間オーディオ & ヘッドトラッキング
  • IP54の防水

イヤホンを外した時点で音楽がダダ漏れなのはダサいので装着検出機能は必須、複数のガジェットを使うのでマルチポイント接続も必須という方には安心して使える機種です。

また、Google Fast Pairに対応しており、AirPodsのようにデバイス側で検知すると接続ボタンがすぐに表示される仕様です。

Google Fast Pairの実際の画面
たいしょん

AirPods ProよりAndroidとの親和性が高く、LDACGoogle Fast Pairにも対応しています!

LDACによる音の繊細さは本物

ワイヤレスでもハイレゾを実現するLDACに対応しているということで、早速ハイレゾストリーミングサービスのQobuzを使ってみました。

SHANLING M3 PlusでLDAC接続してみる

推しの子のOPで有名なGEMNの「ファタール – Fatal」を聴いてみましたが、ハイブリッドドライバー構成にしてはまとまりのある音で気持ちよく聴けます。ノリの良いメリハリのある音質です。高音域は乾いた感じですが、伸びがあって気持ちがいい音です。事前により上位クラスのNeoBuds Planarを使っていたので音質にかなり差が出ると思いましたが、杞憂でした。どちらかといえば男性ボーカルよりも女性ボーカルのほうが気持ちよく聴ける印象です。

たいしょん

LDAC接続による音の繊細さは流石の一言で、有線ほどではありませんが緻密で空気感のある音になります。

イコライザー機能にも対応しており、自分の好きな音質に調整できるのはありがたいです。

音質総合評価
  • 低音(Bass):⭐⭐⭐⭐☆(4.5/5) 10mmダイナミックドライバーによる迫力ある低音。キックやベースラインの沈み込みはしっかりしており、重低音好きも満足。ただし、やや強調される場面があり、フラット志向のリスナーには少し濃いと感じるかも。
  • 中音(Mid):⭐⭐⭐⭐⭐(5/5) ボーカルや楽器の表現が非常にクリア。BAドライバーのおかげで中域が前に出ており、ポップスやアコースティック、ボーカル曲との相性が抜群。
  • 高音(Treble):⭐⭐⭐⭐☆(4.5/5) 解像感が高く、シンバルやストリングスも伸びやか。刺さり感は少なく聴き疲れしにくいが、人によってはもっと煌びやかさが欲しいと感じる可能性あり。
  • 音場(Soundstage):⭐⭐⭐⭐☆(4/5) ワイヤレスイヤホンとしては広め。左右の分離感や奥行きもしっかり出ていて、ライブ音源やクラシックも臨場感が楽しめる。
  • 解像度(Detail / Resolution):⭐⭐⭐⭐⭐(5/5) LDAC / LHDC 5.0 対応により、ハイレゾ音源の細部まで再現可能。小さな音のニュアンスまで表現され、繊細さを求めるリスナーにも十分。

総合評価:⭐⭐⭐⭐⭐ 4.6 / 5

「低音の迫力+中高音の繊細さ」を両立した完成度の高いチューニング。特にボーカルや楽器の表現が得意で、ハイレゾ音源を活かせるのが強みです。音質にこだわるユーザーにも十分おすすめできるワイヤレスイヤホンです。

NeoBuds Pro 3と相性がいい音楽ジャンルはこちらです。

ジャンルおすすめ度コメント
ポップス / J-POP⭐⭐⭐⭐⭐ (5/5)ボーカルが前に出てクリアに聴ける。女性ボーカルやアコースティック系との相性が特に良い。
ロック / メタル⭐⭐⭐⭐☆ (4.5/5)低音の迫力と中域の厚みでギターやドラムが生きる。ライブ感もあるが、低音がやや強めに感じる人も。
ヒップホップ / EDM⭐⭐⭐⭐☆ (4.5/5)重低音のキレとパンチが効いていてノリ良く楽しめる。ベース好きにはたまらない仕上がり。
ジャズ⭐⭐⭐⭐⭐ (5/5)楽器の分離感や音場の広さが活きて、サックスやピアノの表現が自然。小編成からビッグバンドまで対応。
クラシック⭐⭐⭐⭐☆ (4.5/5)音場の広さと解像度が高く、弦やオーケストラの重なりもきれいに再現。ただし超広大なスケール感は有線にやや劣る。
アニソン⭐⭐⭐⭐⭐ (5/5)ボーカルの伸びと迫力ある低音で疾走感あるサウンドにマッチ。高解像度で楽曲の派手さも際立つ。
たいしょん

アニソンなどノリの良い楽曲と相性抜群です!

空間オーディオは本格的

NeoBuds Pro 3にはAirPodsのようなヘッドトラッキング機能が搭載されています。顔の動きに合わせてリアルタイムに反応してくれるので、アプリで見ていても面白い機能です。

キャリブレーションにも対応している空間オーディオ

実際に使ってみたのですが、あたかもiPhoneから音が出ているかのように聴こえ脳内定位していたサウンドがより前に聴こえました。

たいしょん

解像感は少しモヤッとするのですが、AirPodsっぽい感じの空間オーディオを楽しみたい方にはいいかもしれません。

ANCの効きは高い

NeoBuds Pro 3のANC機能は、風切音低減から適応型ノイズキャンセリングまで幅広く揃っています。外音の取り込みについてはボーカル強化・バランス・背景音を強調の3つが用意されており、かなり力が入っています。

まずは車の中でANCの効き目を確かめてみました。最近流行りの不快な低周波だけ消すような感じではなく、可聴音全体を減衰させるような感じです。効き目自体は高く、普通の耳栓のような感覚で使えて良さげです。適応型ノイズキャンセリングについては、正直効果をあまり実感できませんでした(常に設定高な感じ)。

次に、喫茶店で外音取り込み機能を試してみました。「サーーーッ」というホワイトノイズはほぼなく、かなり自然な感じです。細かく言えば、エアコンなどの「コ゚ーーーッ」という低周波部分は再現できていないのでAirPodsには及びません。とはいえ声を強調したり、背景音を強調するなどAirPodsにはない特徴があるのでこれはこれで面白いと感じました。

ANCの総合評価はこちらです

シーン評価コメント
電車・バス⭐⭐⭐⭐⭐ (5/5)車内アナウンス以外はしっかり低減。低域のゴォーッという走行音に強い。
カフェ・室内⭐⭐⭐⭐☆ (4.5/5)人の話し声はある程度残るが、環境音や雑音は十分カット。集中したい作業に向く。
飛行機⭐⭐⭐⭐☆ (4.5/5)低周波ノイズに効果的。エンジン音は大幅に軽減される。長時間のフライトでも疲れにくい。
屋外(街中)⭐⭐⭐⭐☆ (4/5)風切り音にはやや弱いが、車の走行音などは抑えられる。安全のため外音取り込み併用がベスト。
オフィス⭐⭐⭐⭐⭐ (5/5)エアコンやPCファンのノイズをほぼ消し、同僚の話し声も軽減。静寂感が強い。

EDIFIER NeoBuds Pro 3の気になったところ

EDIFIER NeoBuds Pro 3を使っていて気になったところも紹介します。

ケースがワイヤレス充電に対応していない

最近では5,000円台のイヤホンでも対応しているワイヤレス充電、NeoBuds Pro 3には残念ながら搭載されていません。AirPodsに慣れてしまった以上ケーブルで充電するのは正直面倒なので、NeoBuds Planarと同様にワイヤレス充電には対応してほしかったです。

EDIFIER NeoBuds Pro 3はどんな人におすすめ?

EDIFIER NeoBuds Pro 3は下記のような方におすすめです。

  • 音質に徹底的にこだわりたい方 専用アプリでプリセットはもちろん、自分好みに細かくカスタマイズできる強力なEQ機能を搭載。プロ仕様の音作りにも対応できる柔軟さです。 「EQカスタマイズで“遊べる”イヤホン」として最適です。
  • ノイズキャンセリング重視の方 最大-50dBもの消音性能を誇り、カフェや電車でも外音をしっかり遮断。風切り音にも強い設計なので、音に没頭したい人には最適です。
  • ハイレゾ音質を無線で楽しみたい方 LDAC や LHDC 5.0 をサポートし、Androidユーザーを中心にハイレゾ音源を忠実に再現。ワイヤレスで高解像度な音を体感できます。
  • 音楽もゲームも、これ1台で済ませたい万能派 低遅延モード搭載で映像やゲームと音のズレを軽減。音楽だけでなく、映像視聴やモバイルゲームも快適に楽しめます。
  • テレワークや外出先でのクリアな通話を求める方 左右各4基、計8基のマイクとAIノイズ低減で、オンライン会議や電話でも声が明瞭に届きます。
  • 毎日使える耐久性や使い勝手の良さを重視する方 IP54 の防塵防水で、通勤・通学や軽い運動でも安心。装着検出やマルチポイント接続にも対応し、日々の使い勝手も優れています。

また、下記のような利用シーンにおすすめです。

利用シーン・ニーズ特徴・理由
オーディオマニア・音質重視アプリでプロ並みの音作りが可能
騒音環境でのリスニング業界最高クラスのノイズキャンセリング性能
ハイレゾ無線で楽しみたい人LDAC / LHDC 5.0 に対応した高音質再生
ゲーム・動画視聴にも使いたい人遅延の少ないゲームモード搭載
テレワーク/外出中も使う人8基マイク+AI通話ノイズ対策でクリアに通話可能
外でも使える全天候型イヤホンが欲しい人IP54 防塵防水とマルチポイントなど利便性も◎
たいしょん

ワイヤレス充電非対応以外はハイエンド級なので、ぜひ一度お試しください!

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