ノートパソコン、スマートフォン、タブレット――現代のガジェットライフに欠かせないのが「信頼できる充電環境」です。
そんな中、注目を集めているのがSHARGEの次世代モバイルバッテリー「Shargeek 170」。レトロPC風の透明デザインに、最大170W出力という驚異のパワーを兼ね備え、ガジェット好きの間で話題となっています。本記事では、実際に「Shargeek 170」を使って感じた魅力や使い勝手、気になる点まで、徹底的にレビューしていきます。

Shargeek 170の主な特徴
まずはSHARGE Shargeek 170の主な特徴を紹介していきます。

- 2つのUSB-Cポートと1つのUSB-Aポートを搭載し、3台のデバイスを同時に急速充電可能。
- 合計出力170W。PD3.1対応の超高速充電で高効率。
- 単一のUSB-Cポートで最大140Wの双方向充電に対応。0%から50%までわずか20分で充電。超高速で効率的。
- 大容量24,000mAhバッテリーで、いつでもどこでもデバイスを使用可能。
- スマートディスプレイ充電状況を完全に可視化し、直感的にコントロール可能。
- スタイリッシュなスケルトンデザイン
項目 | 仕様 |
---|---|
製品名 | SHARGE Shargeek 170 |
バッテリー容量 | 24,000mAh / 86.4Wh |
最大出力 | 170W(USB-C1単体使用時) |
ポート構成 | USB-C×2、USB-A×1 |
入力(USB-C) | 最大100W(PD対応) |
出力(USB-C1) | 最大140W(PD 3.1対応) |
出力(USB-C2) | 最大100W |
出力(USB-A) | 最大30W(Quick Charge 3.0対応) |
ディスプレイ | 透明ボディ+リアルタイム電力表示ディスプレイ |
サイズ | 157 × 65 × 49 mm |
重量 | 約525g |
その他機能 | パススルー充電対応、バッテリー残量・電力出力表示 |
認証 | PSE、FCC、CE、CCC など |
付属品は本体の他に、USB-Cケーブル、キャリングポーチ、説明書が付属しています。透明ボディでシェルに傷が入りやすいので、持ち運び用のポーチが付属しているのはいいですね。


Shargeek 170の使用感レビュー
Shargeek 170の使用感レビューに移りますが、使えば使うほどすごいやつでした。
スケルトンデザインがとにかくおしゃれ
三角形になっておりデスクに置いた際にディスプレイや基盤がちょうど見やすい位置になるのですが、持ち運び用途だけではなくデスクに飾っておきたいと思えるほど刺さるデザインです。

実際の機能とは関係ないのですが、基盤を眺めているだけでも半日ぐらい暇を潰せそうなほど精密な構造をしています。工業製品の多くは内部構造を見せない物が多いですが、こうやって中身まで見えるとかなり自信があるんだなと感じます。


他の二面もスケルトンですが、こちらは紫のバッテリーがうっすら見えます。背面に来るとはいえしっかり印字してあって凝ってます。


スケルトンに目が行きがちですが、サイドは金属製でこちらも個人的にゴツさがあって好きです。他社は軽さを重視して前面プラスチックのものが多い中、Shargeek 170は「俺をデスクに置いて愛でてくれ!」というメッセージが聞こえます。


届いてからうちのデスクにずっと飾ってます!
意外と持ち運びもしやすい
Shargeek 170は、サイズが157 × 65 × 49 mm、重さが約525gとかなり大きいです。「それって持ち運びしにくいんじゃないの?」と思われがちですが、実は180gの制汗スプレーと同じかややコンパクトなサイズなのでバッグさえ選べば余裕で持ち運びできます。24,000mAhという規格外の容量なので、これを持ち運べるのは心強いです。




持ち運ぶ際は付属のポーチに入れておけば、保護しながらShargeek 170を持ち運べます。学生なら大学の講義中とか、会社員ならコンセントのない場所での講習会など活躍の幅は多そうです。


ディスプレイ表示が便利
見た目だけじゃなく機能性も高いのがShargeek 170。ディスプレイではバッテリー残量とバッテリー持続時間、入出力ワット数が確認できます。バッテリー残量を確認できるモバイルバッテリーはこれまでもありましたが、あと何分でバッテリーが切れるのか、今何ワットで充電しているのかを把握できる機種は少なかったです(据え置き充電器にはありますが)。





ちなみに放電中は残りの放電時間、充電中は残りの充電時間が表示されるスマートな仕様です!
ディスプレイ表示は、機器を接続すると自動で点灯します。外せば自動でディスプレイも消えるので、手間がありません。


放電も充電も脅威のパワー
実際にShargeek 170を使って、MacBook ProとiPhoneを同時充電してみました。




ディスプレイで出力が見えるので確認したところ、98.8Wとかなりの高出力に。最大140Wまで出力対応しているので、MacBook Proユーザーとしてはかなり心強いです。ちなみに機種ごとのフル充電回数目安はこちらです。
モデル | バッテリー容量 | フル充電回数の目安(実効効率80%) |
---|---|---|
MacBook Pro 13インチ(M2) | 約58.2Wh | 約 1.18回(ほぼ1回) |
MacBook Pro 14インチ(M3 Pro) | 約70Wh | 約 0.99回(ほぼ1回) |
MacBook Pro 16インチ(M3 Max) | 約100Wh | 約 0.69回(約7割) |



13〜14インチのMacBook Proなら1回フル充電が可能ってすごい。。。
次にShargeek 170本体への充電をしてみました。数値をちらっと見たらなんと約130Wで充電できていました。


充電器側の数値も確認するとこちらも136Wの数値を表示しており、おおむね正確であると思います。確かに大容量なのでちびちびと充電されると時間がかかって困るのですが、これなら安心です。




ちなみに電力変換効率などを考慮すると、フル充電まで理論値で「86.4Wh ÷ 100W × 1.2 = 約1.04時間 ≒ 約62分」と約1時間で完了します。はい、化け物です。



もうこれあったら十分です。
まとめ:デスクトップモバイルバッテリーという新たなジャンルを開拓したShargeek 170
Shargeek 170をレビューしました。
気になる点はデカい・重い、これだけ。あとの部分は所有欲さえ満たせるようなスケルトンデザインと、MacBook Proを1回フル充電できるほどの男前な機能性が光る製品です。デスクに置いて映えるデザインのモバイルバッテリーは過去に記憶がなく、「デスクトップモバイルバッテリー」という新たなジャンルを開拓したと感じました。
実はSHARGEというメーカーはこの製品を通じて初めて知ったのですが、どの製品もおしゃれなスケルトンデザインなど機能性以外の部分にもこだわって作られているのでかなり好印象でした。



デスクでも出先でも最高の「信頼できる充電環境」を手に入れたいなら、ぜひお試しください!

