日々の健康管理から本格的なトレーニングまで、スマートウォッチに求められる機能はますます多様化しています。そんな中、Amazfitシリーズの最新モデル「Amazfit Balance 2」は、洗練されたデザインと高精度センサー、さらに驚異のバッテリー持続力を兼ね備えた注目の一台です。

日常使いからアスリートのパフォーマンス追跡まで幅広くカバーするこのスマートウォッチが、どれほど実用的で魅力的なのかを、実際に使用してレビューしていきます!


Amazfit Balance 2の特徴をおさらい
まずは、Amazfit Balance 2の特徴をおさらいしておきましょう。


- プレミアムな耐久設計と大画面ディスプレイ 1.5インチのAMOLEDディスプレイには傷に強いサファイアガラスを採用し、最大2,000ニットの高輝度で屋外でも視認性抜群です。アルミ合金+ファイバー強化プラスチックの軽量ボディも魅力 。
- マルチスポーツ対応&GPS精度 170種類以上のスポーツモード(ランニング、ゴルフ、ダイビングなど)を搭載。ゴルフでは40,000以上のコースマップ、SCUBA向けには最大45mまでの防水性能と専用モードを備えています。また、6衛星対応のデュアルバンドGPSで高精度の位置情報を記録可能 。
- 長時間駆動バッテリー 通常使用で最大21日間、ヘビー使用でも最大10日間駆動可能。GPS利用時でも最大33時間(正確GPS)または67時間(省電力GPS)使えます 。
- 24時間健康・リカバリー管理センサー群 BioTracker™ 6.0 PPGセンサーにより、心拍・血中酸素・ストレス・HRVを24時間モニタリング。睡眠の質(レム含む)や呼吸状態もトラッキングでき、今後予定されているBioChargeスコアによる「体力エネルギー」評価も注目されています 。
- 使いやすさを追求した操作性 物理のデジタルクラウン&ボタン+タッチ操作でスムーズなナビゲーション。ワークアウト中は通知を遮断し、音声で操作可能。Wi‑Fi/Bluetooth 5.2対応でスマホ連携も安定しています



個人的にサファイアガラス使用・170種類以上のスポーツに対応・長時間バッテリーが魅力ですね!
サファイアガラスはモース硬度尺度で9(ダイヤモンドは10)でぶつけたりこすったりするだけでは割れません。日常的に使用する時計の風防素材としては申し分ない特性を持っています。
Amazfit Balance 2の主な仕様はこちらです
項目 | 仕様 |
---|---|
ディスプレイ | 1.5インチ AMOLED、480×480px、323 PPI、最大2,000 nits、サファイアガラス |
本体サイズ・重量 | 47.4 × 47.4 × 12.3 mm・約42 – 43 g(ストラップ除く) |
バッテリー | 658 mAh、通常使用21日/ヘビー使用10日、GPSモード:正確33時間・省電力67時間 |
耐水性能 | 10 ATM(最大100 m)、フリーダイビング・スキューバダイビング対応(45 m) |
衛星測位 | デュアルバンドGPS+6衛星(北斗・GPSなど)搭載 |
センサー | BioTracker™ 6.0 PPG(5PD+2LED)、加速度、ジャイロ、気圧、高度、環境光、温度 |
接続 | Wi‑Fi 2.4GHz、Bluetooth 5.2、BLE、(NFC/Zepp Pay対応の可能性あり) |
素材 | フレーム:アルミ合金、ケース:繊維強化プラスチック、22 mmシリコンストラップ |
スポーツモード | 170種類以上(ゴルフ40,000コース・HYROX・ダイビング等含む) |
対応OS/アプリ | Android 7.0以上/iOS 15.0以上、Zepp App |
開封レビュー
Amazfit Balance 2は下記の付属品が揃っています。
- 本体
- 充電器
- バンド(2本)
- 説明書


充電器は別途USB-Cケーブルを取り付けて充電する方式ですので、従来のものより断線に強くなっています。それだけではなく、ケーブル着脱可能なので持ち運びしやすいのも嬉しいポイントです。


バンドは2本付属しており、ブラックとオレンジに分かれています。ブラックはスポーツ意外のドレスコードに合わせやすいので重宝します。オレンジはまさにアウトドアやスポーツ用といった感じで、ブラックのバンドに比べて穴が多めに空いているのでより通気性に優れています。


バンドの末端はベルトの余りが飛び出ないようしっかり固定できる仕様で、他社のスマートウォッチにはないこだわりが見えます。




ストラップをつけた重さは59.99gと標準〜やや重めに分類されます。


重さ | 分類 | 特徴 |
---|---|---|
~40g | 非常に軽い | スリムなフィットネストラッカーや軽量モデル(例:Xiaomi Mi Band、HUAWEI Band) |
40〜50g | 軽い | 薄型スマートウォッチ(例:Apple Watch SE、Galaxy Watch Active系) |
50〜65g | 標準〜やや重め | フル機能モデルや金属素材のスマートウォッチ(例:Amazfit GTR系、Apple Watch Ultra) |
65g以上 | 重め | 金属ボディや大画面、アウトドア向け(例:Garmin Fenix、G-SHOCK系スマートウォッチ) |



実際に装着した感覚では、金属外装で確かにやや重みを感じるものの運動するのにじゃまになるほどではなく、むしろ程よい重みで高級感を感じます!


Amazfit Balance 2の使用感をレビュー
実際にAmazfit Balance 2を使用してみましたので、本音で使用感をレビューしていきます!
屋外での視認性は良好で他社ハイエンドモデルに並ぶ見やすさ
Amazfit Balance 2の輝度は2000nitとiPhone 16と同じです。外でスポーツを行うのに外での視認性は大事なので実際に昼の晴天の屋外で使ってみましたが、個人的にかなり見やすいと感じました。


明るさの目安はこんな感じです
輝度(nits) | 明るさレベル | 主な例 |
---|---|---|
~500 nits | やや暗め | 一部の旧型モデル、格安スマートバンド |
500~1000 nits | 標準的 | Apple Watch SE、Galaxy Watch 4 など |
1000~1500 nits | 明るめ | Apple Watch Series 8・9、Garmin Venu 3(最大1000 nits) |
2000 nits〜 | 非常に明るい | Amazfit Balance 2, Apple Watch Ultra(最大3000 nits)など |



iPhoneを外で使っていて問題なければ気にならない明るさです!
先程はわざと日光に反射させながら撮影しましたが、室内では半分以下の明るさでも十分見やすいです。


逆に夜の暗い屋外で見やすくなるナイトディスプレイ機能も搭載しています。星空撮影に対応したプロ向けの一眼カメラにもよく搭載されている機能で、画面が赤一色になって目に刺激のあるブルーライトを限りなく抑えた状態になるので眩しさを感じにくくなります。





明るい屋外から夜間の真っ暗闇まで気が利いてますね!
ワークアウト機能を使ってみた
ここからは実際にワークアウト機能を使ってみました。Amazfit Balance 2は170種類以上(ゴルフ、HYROX、ダイビング等)に対応しており、スマートウォッチの中ではトップクラスの種類です。僕の場合はウォーキングを試してみました。


ウォーキングを選択すると、「測位中です」とメッセージが表示されます。このメッセージが消えたあとに運動を開始します。


実際に運動中の画面がこちらです。運動時間と距離、心拍数と速度が表示されています。ウォーキングの場合、1km進むごとに音声と画面でお知らせしてくれるので、画面を見なくてもどれだけ進んでいるのか把握しやすいです。ちなみにショッピングモールでウォーキングをしていましたが、エスカレーターに乗っている時は速度が計測されないようになっているなど細かな配慮がされていました。


ウォーキングが終わったあとのデータがこちら。iOSとAndroidに対応したZeppアプリで詳細に確認可能です。











1時間ちょっとのウォーキングですが、歩いただけではそこまで運動になっていないんだなと実感しました(泣)
心拍数が131を超えたあたりから有酸素運動になると目安がわかったので、もう少し涼しくなってから試してみようと思います(本日最高気温36度超え)
AI音声アシスタントZepp Flowが便利すぎる
Amazfit Balance 2は、GPT4.oを統合したAI音声アシスタントのZepp Flowを搭載しています。できることはかなり多いのですが、試しに「明るさを上げて」と話してみました。すると1段階明るさを上げてくれます。明るさの調整バーも一緒に表示されるので、そのまま微調整も可能です。




次に、「消費カロリーは?」ときくと、今日の消費カロリーを表示してくれます。カロリー制限している方に便利そうですね。




これ以外にも「今日の天気は?」や「これから寝るので通知をオフにして」など、とにかくいろいろできます。GoogleアシスタントやAlexaを搭載したスマートウォッチはありましたが、GPT4.oを統合したAIアシスタントは世界初なので先進的な音声操作を体感したい方はぜひ使ってみてほしいです。
ウォッチフェイス選びがとにかく楽しい
スマートウォッチの楽しみの一つといえば文字盤選びということで、Amazfit Balance 2ではかなりバリエーションに富んだデザインから選択が可能です。


過去のAmazfitのスマートウォッチを使っている方なら現在のデザインをそのまま使えますし、Apple Watchを使っている方はそれ以上に独創的なデザインの文字盤が揃っていますのでかなり楽しめます。
一部の文字盤デザインを紹介します









有料の文字盤もありますが、無料版でも十分楽しめますよ
Amazfit Balance 2の気になる点は?
Amazfit Balance 2を使っていて気になった点は下記の2点です。
- バンドの交換がやりにくい(Apple Watch比で)
- 腕にバンドの跡がつきやすい
バンドについては、本体に装着するときも外すときも工具が必須です。Apple Watchのようにすぐに取り外して交換できる手軽さはありません。僕の場合、先が細めのシャープペンシルを使っています。せっかく2本の異なるバンドが付属していますので、個人的にはワンタッチで着脱可能だと嬉しかったです。


また、バンドに多く溝が空いていますので腕にバンドの跡がつきやすいです。時間が経てば消えるものですが、肌に直接触れる部分の凹凸は減らしてほしかったというのが本音です。


現状気になったのはそれぐらいで、致命的な欠陥はありませんでした。
HUAWEI WATCH FIT 4 Proと比較
Amazfit Balance 2と価格も性能も近い、HUAWEI WATCH FIT 4 Proとも比較してみました。
項目 | Amazfit Balance 2 | HUAWEI WATCH FIT 4 Pro |
---|---|---|
商品画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
ディスプレイ | 1.5 インチ AMOLED(480×480)、最大2,000 nits、サファイアガラス | 1.82 インチ AMOLED(480×408)、最大3,000 nits、サファイアガラス |
サイズ・重量 | 約47.4 mm径/約42 g | 約44.5×40×9.3 mm/約30.4 g |
バッテリー | 658 mAh、通常使用で最大21日、GPS使用でも高い持続力あり | 400 mAh、通常使用約10日、GPS連続使用で約18時間 |
防水・ダイビング | 10 ATM(最大100 m)、スキューバダイビングモード対応 | 5 ATM(最大50 m)、フリーダイビング40 m対応 |
スポーツモード | 170種類以上(ゴルフ、HYROX、ダイビング等) | 約111種類(ゴルフ・ダイビング・登山等対応) |
健康センサー | BioTracker 6.0(心拍・SpO₂・ストレス・睡眠)、BIA体成分、温度、リカバリスコア | TruSenseセンサー(心拍・SpO₂・ストレス・睡眠)、ECG(心電図)、皮膚温度、気圧、深度 |
位置測位 | デュアルバンドGPS+6衛星対応 | デュアルバンドGNSS+ヒマワリ型アンテナによる高精度測位 |
素材構成 | アルミフレーム+FRPケース、サファイアガラス | アルミニウム/チタン合金ボディ、サファイアガラスベゼル |
接続/機能 | Bluetooth 5.2、Wi‑Fi、NFC(Zepp Pay対応)、アプリ連携(Zepp App) | Bluetooth 5.2/BLE、NFC支払い、ワイヤレス急速充電、eSIM(通話独立対応) |
対応OS | Android 7.0以上/iOS 15以上 | Android 8.0以上/iOS 13以上 |
比較すると両者のそれぞれ優れている点はこちらです
項目 | 優れているモデル | コメント |
---|---|---|
バッテリー持続時間 | Amazfit Balance 2 | 最大21日の長時間駆動で充電頻度が少ない |
ディスプレイ輝度 | HUAWEI Watch Fit 4 Pro | 最大3,000 nitsで屋外視認性に優れる |
健康センサー(医療寄り) | HUAWEI Watch Fit 4 Pro | ECG(心電図)や体表温度センサーを搭載 |
スポーツ対応の豊富さ | Amazfit Balance 2 | 170種類以上と幅広く、独自モードも充実 |
本体の軽量性・薄型性 | HUAWEI Watch Fit 4 Pro | 約30.4g/9.3mmのスリム設計で快適着用 |



Amazfit Balance 2はバッテリー寿命とスポーツ関連機能は圧倒的ですね。
- Amazfit Balance 2 は、バッテリーの持ち と 多様なスポーツモード に重きを置くユーザーに向いています。
- HUAWEI Watch Fit 4 Pro は、医療レベルの心電図測定 や 高輝度ディスプレイ・軽量デザイン を求める人に特におすすめです。


まとめ:AI機能含めハイエンドでよくまとまったスマートウォッチ
Amazfit Balance 2をレビューしました。
名前の通りかなりバランスの良いスマートウォッチで、運動をしない方でも21日間の長時間バッテリーはApple Watchを大きく上回りますしiPhoneでもAndroidでも使える汎用性の高さが光ります。
Zepp Flowによる音声操作は小さな画面のスマートウォッチと相性抜群ですし、文字盤の豊富さでいつでも新鮮な感覚で使えます。



バッテリー持ちのいい使い勝手抜群なスマートウォッチなら、ぜひAmazfit Balance 2を選んでみてください!


- 通常使用で約3週間も持続可能。GPS使用時でも最大67時間と、頻繁な充電が不要。
- サファイアガラス採用で傷に強く、屋外でも抜群の視認性を確保。
- ゴルフ、ダイビング、HYROXなど多様な運動に最適化されたプロファイルを搭載。
- アルミフレーム+サファイアガラスの高級感ある外観で、約42gと装着感も軽やか。
- Zepp Flow対応でハンズフリー操作が可能
- バンドの交換がやりにくい(Apple Watch比で)
- 腕にバンドの跡がつきやすい
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