昨年AirPods Proでパチパチと異音が発生する不具合があり、郵送で修理を行いました。
こちらの記事は結構反響があり、「AirPods 修理」で検索すると1ページ目に表示されるほどです。
そして今回、前回交換した左側ではなく右側のイヤホンにカチカチという異音が発生するようになりました。
Appleは「AirPods Pro の音の問題に対する修理サービスプログラム」を実施していますので、不具合が確認されれば無償交換の対象となります。
https://support.apple.com/ja-jp/airpods-pro-service-program-sound-issues
ということで今回は前回と同じ郵送での修理ではなく、Apple正規サービスプロバイダで修理をすることによって感じたメリットをご紹介します。
Apple正規サービスプロバイダとは?
Apple正規サービスプロバイダとは、Apple のトレーニングを受けた技術者が、Apple 純正部品のみを使用して修理を行うApple store以外の店舗のことです。
例えば今回修理を依頼したカメラのキタムラさんや、ビックカメラさんなどが有名です。つまりApple store以外でも、Apple store同等の修理が受けられるということです。
メリット1:当日引き渡しが可能
まず、郵送とは違い当日修理が可能であるという点です。
以前Appleに電話をして2日後に交換機が届いたとご紹介しましたが、今回カメラのキタムラさんに修理を申し込んだところなんと15分で交換機をいただくことができました。
AirPods Proは分解して部品修理ではなく、本体まるごと交換をするので交換機の在庫があれば即交換してもらえます。
これは郵送修理では得られないメリットであると感じました。
メリット2:オーディオテストにより自分では見つけられなかった不具合も修理してもらえる
これはさすが正規サービスプロバイダだと感じた部分です。本日修理したばかりではあるのですが、少しやり取りをご紹介します。
右側のAirPods Proから異音が出ているので、修理をお願いします。
承知しました。オーディオテストを実施しますので、15分ほどお待ち下さい。
そして15分後、予想していなかった展開になりました。
おまたせしました。オーディオテストを実施したところ、お客様よりご指摘のあった右側のAirPods Proの異音を確認し、そして左側のAirPods Proもオーディオテストの基準を満たしていないという結果となりました。
そう、僕が不具合であると感じたのはあくまで右側のAirPods Proであり、左側のAirPods Proは以前郵送で修理を行ったので全く不具合があると感じていなかったのです。
それをしっかりと見抜いたカメラのキタムラさんはすごいなと感じました。しかもこれは持ち込み修理をしたから左側も不具合を見つけられたのであって、郵送の場合右側のみ送って交換するだけだったのでもしかしたら同じように郵送で再度修理をしていたら左側のAirPodsに不具合があった状態のまま使い続けていたのかもしれません。
ということで、自分でも見抜けなかった不具合をオーディオテストで見抜いてしっかり対応していただけたカメラのキタムラさんに持ち込み修理を行うことは大きなメリットがあると感じています。
メリット3:修理手続きも簡単
正直なところ、郵送での修理は結構手間がかかります。
郵送修理の場合は、事前に電話かチャットで今回カメラのキタムラさんが行ってくれていたようなテストを自分自身で行う必要があります。そのやり取りだけで20分かかり、そこから2日後に交換品が届く、さらに本当に不具合があるのかどうかApple側でもテストを行わなければ行けないので、クレジットカードの与信枠も確保されます。無償修理の対象かどうか、実際に分かるのは5日後ぐらいなので、少し心配になります。
それに比べてApple正規サービスプロバイダへの持ち込みは、事前予約を行い店舗まで行かなければ行けないという手間は発生するものの、オーディオテストも店舗側で行ってもらえ、15分もあればすぐに交換機を引き渡してくれるという圧倒的な早さがあります。しかも今回当日予約ができたので、即日修理が実現できました。
郵送修理は本当に外に出られない、最寄りに正規サービスプロバイダがないという場合を除き、あまりおすすめな方法ではないと感じました。同時に、店舗に持ち込んで修理する方が早く修理が終わるので、おすすめです。
ただしiPhoneの修理ではないにもかかわらず事前チェックとしてiCloudとの同期を切るなど不要な項目も含まれていましたので、そのあたりは簡素化してほしいですね。
メリット4:Apple Storeに行かなくても地方で同等の修理が受けられる
Apple Storeは、大都市圏にしかありません。東京、大阪、名古屋、福岡などですね。
https://www.apple.com/jp/retail/storelist/
では、正規サービスプロバイダのカメラのキタムラさんを見てみましょう。
https://www.kitamura.jp/service/apple/store/
北海道から沖縄まで、まんべんなく店舗が存在します。僕も最寄りのモレラ岐阜にカメラのキタムラさんがあったので、今回修理ができました。
正規サービスプロバイダを利用すれば地方でも持ち込み修理ができるので、例えば新型コロナウィルスで県外への外出を控えている方にはおすすめです。
ちなみに保証が切れていた場合の修理費はいくらか
今回修理に伴い修理完了書を頂いていましたので、どれくらいの費用がかかっているのか見てみました。
AirPods Pro片耳で8,820円(今回は両耳なので17,640円)、技術料で6,000円、合計で23,640円になります。これなら新品を購入してもそこまで変わらないですね。今回は0円で修理してもらったのですが、もし保証が切れてから故障したら別のイヤホンを購入するかもしれません。
修理後の保証期間はどうなるか?
AirPods Proは通常、修理後3ヶ月の保証期間がつきます。ですので実は本来僕が以前修理した左側のAirPods Proは保証期間外であったはずです。
しかしカメラのキタムラの店員さんに聞いたところ、「AirPods Pro の音の問題に対する修理サービスプログラム」は修理後のAirPods Proにも継続的に適用される、つまり再度パチパチ音などの異音が発生した場合、購入から2年以内であれば何度も無償修理の対象になるということでした。
これを聞いて安心しました。だって交換した左側のAirPods Proも1年後に交換修理することになったので、もしかしたら交換機も半年したら調子が悪くなる可能性だってありますしね。ここはAppleの良心であると感じています。
結論:AirPodsの修理は店舗持ち込みが最善
Apple正規サービスプロバイダにAirPods Proを持ち込み修理して、郵送修理に比べて以下の4つのメリットを感じました。
- 当日引き渡しが可能
- オーディオテストにより自分では見つけられなかった不具合も修理してもらえる
- 修理手続きも簡単
- Apple Storeに行かなくても地方で同等の修理が受けられる
AirPodsに限らずMacもiPhoneも正規の修理が受けられますので、この機会にぜひ利用してみましょう。
https://www.kitamura.jp/service/apple/
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