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Dangbei N2をレビュー!天井投影が手軽にできる小型フルHDプロジェクター

プロジェクターを使いたいけど壁にスペースがない、ただ天井にはスペースがあるという方は、天井投影という手段があります。今回紹介するDangbei N2(ダンベイエヌツー)は、別売りのスタンドを併用することで気軽に天井投影が楽しめる小型プロジェクターです。

上位機種譲りの補正機能、静音性を兼ね備え、天井投影のみならず使いやすいモデルです。

たいしょん

実際に使って試してみましたので、Dangbei N2の特徴やメリット・デメリットを中心に解説していきます!

この記事はDangbei様より製品をお借りして作成しています。

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Dangbei N2の特徴

まずは、Dangbei N2の特徴を実機を使いながら解説していきますね。

小型なボディで持ち運びに便利

Dangbei N2は、サイズが197mm x 130mm x 207mmと小型なプロジェクターです。例えば漫画の単行本を並べてみると、幅は単行本7冊分、高さは単行本より一回り大きいサイズ感です。このサイズであれば、キャンプなどで外に持ち運んで使う時に便利ですね。ハンドルは付いていないので、持ち運ぶ場合は両手で抱えて持つことになります。

Dangbei N2に漫画の単行本を並べている

ボディ全体はラメ感のあるガンメタリック調で、金属感があってかっこいいですね。前方と後方にパンチングの穴が空いており、放熱とスピーカーの穴を兼用しています。

Dangbei N2の背面

ボディの底には三脚ネジ穴が切ってありますので、三脚に固定して使用可能です。また、簡易的なスタンドも内蔵されていますので、卓上で角度をつけて設置したい場合に便利です。

Dangbei N2の底
Dangbei N2でスタンドを使用

HDMIやUSBポートを搭載

Dangbei N2の入力ポートですが、HDMIが1つUSB2.0が2つあります。USBポートがあるのでSSDなど外部ストレージとの接続はもちろん、Amazon FireTV Stickの給電用としても便利です。出力ポートについては、3.5mmステレオミニがありますので、ヘッドホンや外部スピーカーを使用することも可能です。

Dangbei N2のポート
Dangbei N2でFireTV Stickを使用

天井投影が手軽にできる

Dangbei N2は、別売りのプロジェクタースタンドを併用することで手軽に天井投影が可能です。元々は家電量販店用にスタンドとセットで売られていたほどなので、天井投影はお手の物です。スタンドを使うことで、最大で210°まで角度調整が可能です。

Dangbei N2で別売りスタンドを使用

実際に天井投影を試してみましたが、壁にどうしても映す場所がない場合に便利だと感じました。天井に投影すると仰向けになりながら見れるので、例えばお子さんと寝ながら映画を観る時に最適ですね。

Dangbei N2で天井投影
Dangbei
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NETFLIX公式対応

Dangbei N2はNETFLIX公式対応なので、NETFLIXを契約している方は安心して見られます。例えばプロジェクターシェア1位のXGIMIやAnker製品の場合、NETFLIXに公式対応していないので別途コンテンツマネージャー経由でアプリをダウンロードしてNETFLIXを見なければいけなかったりします。Dangbei N2はその心配がありません。

Dangbei N2でNETFLIX

NETFLIX公式対応をしているというだけあって、付属のリモコンにもNETFLIXボタンがあります。Amazon Prime VideoやYouTubeのボタンもありますので、ボタン一つで動画サービスを切り替えできるのは便利ですね。

Dangbei N2付属のリモコン

最新世代の高輝度LEDライトを採用

Dangbei N2は、最新世代の高輝度LEDライトを採用しています。前モデルのEmotnN1からLEDライトの発光効率が30%向上し、省エネ性能が進化しました。また、最新の高透過LCDスクリーンを採用したことで、透過率が60%向上し、400ISOルーメンの明るさを実現しています。

Dangbei N2を三脚で使用

実際に映像を投影してみてみましたが、画面の隅までにじみのないくっきりとした映像でした。ガラスのレンズ構成を見直したことで、色収差や歪曲の少ない画面の投影が可能になったとのことです。発色は最近流行っているレーザー光採用のモデルには劣りますが、6万円台のプロジェクターとしてはきれいな方だと思います。

Dangbei N2で投影した映像

ピクチャーモードによる画質設定に対応しており、明るさやコントラストといった項目はもちろん、「シネマ」などシチュエーションに合ったプリセットを選択できます。画質設定を追い込む楽しさもプロジェクターの醍醐味ですね。

Dangbei N2の設定画面

Dangbei自社開発「InstanPro AI画像調整技術」を搭載で補正機能が充実

Dangbei N2は、Dangbei自社開発「InstanPro AI画像調整技術」を搭載しています。Dangbeiの既存の上位モデルと同様に、本体前面にカメラを搭載。その結果、従来のToF( Time of Flight )方式距離画像センサーと合わせて、より正確な調整ができるようになりました。「自動スクリーン認識」や「自動障害物回避機能」 が追加され、「自動オートフォーカス」、「自動台形補正」の精度も上がっています。

実際に自動台形補正を試してみましたが、3秒ほどでほぼ正確に補正されていたのでかなり精度は高いです。

Dangbei N2の自動台形補正
台形補正前
Dangbei N2の自動台形補正
自動台形補正後

その他の便利機能としてはズーム機能があり、プロジェクターの位置を変更することなく画面サイズだけを調整することもできます。想定していた設置場所から壁に投影した際に、画面が大きすぎたりした時はこのズーム機能が便利ですね。

光学ズームではないため、縮小した際に解像度は落ちます。

Dangbei N2の自動台形補正
100%ズーム
ズームで縮小した状態

20dB前後でかなり静音

Dangbeiのプロジェクターをこれまで4機種レビューしてきましたが、いずれも共通して静音性が高いです。Dangbei N2も例外ではなく、20dB前後とフラグシップモデル並みに静かになっています。これなら、映像コンテンツに集中できますね。

Dangbei N2の静音性測定

Dangbei N2のメリット・デメリット

Dangbei N2を実際に使ってみて感じたメリット・デメリットを紹介します。

メリット

Dangbei N2のメリットは下記の4点です。

  • 小型軽量で持ち運びしやすい。
  • 天井投影ができるため壁にスペースがなくても楽しめる。
  • 補正機能が充実している。
  • 静音で映像に集中できる。

Dangbei N2は小型なので持ち運びはもちろんのこと、大型プロジェクターでは手間がかかる天井投影もこなしてくれます。画質優先なら上位モデルがおすすめですが、上位モデル並みの補正技術を搭載していたり静音性も高いので、プロジェクターを持っていない方はまずはDangbei N2から始めてみるといいですね。

デメリット

Dangbei N2のデメリットは下記の2点です。

  • 日本のVODに弱い。
  • レーザー搭載モデルに比べ発色が劣る。
  • 明るい室内では見づらい。

まず、NETFLIXなど海外の動画配信サービスには強いのですが、U-NEXTやLeminoといった日本国内の動画配信サービスには対応していません。これは同社のAndroid TV搭載モデルを選ぶのも手なのですが、例えばFireTV Stickを使えばU-NEXTなどにも対応できるため検討してみるといいでしょう。

また、今までDangbeiのレーザー光採用モデルを試してきたからか、過去のモデルに比べ発色が明らかに劣ります。明るい室内では、400ISOルーメンではかなり見づらいです。画質優先なら、レーザー光採用モデルのDangbei Marsなどを検討しましょう。

Dangbei N2を明るい室内で使用
明るい室内ではかなり見にくい

Dangbei N2のレビューまとめ

Dangbei N2をレビューしました。

小型軽量で天井投影がしやすいモデルなので、自宅はもちろんですがキャンプでテント内に投影するときなどにも便利です。上位モデルに比べて画質、特に発色は劣りますが、静音性の高さや補正機能の充実度は上位モデル並みにいいです。

たいしょん

初めての1台として、ぜひ楽しんでみてください!

Dangbei N2
総合評価
( 4 )
メリット
  • 小型軽量で持ち運びしやすい。
  • 天井投影ができるため壁にスペースがなくても楽しめる。
  • 補正機能が充実している。
  • 静音で映像に集中できる。
デメリット
  • 日本のVODに弱い。
  • レーザー搭載モデルに比べ発色が劣る。

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