テレワークを始めてもうすぐ1年が経とうとしていますが、最近1つ悩みがあります。それは腰とお尻の痛みです。7000円ぐらいのゲーミングチェアもどきを使っていたのですが、座面のクッションがヘタってかつ背面が結構反っているので、前傾姿勢では肩や腰に負担がかかりやすい状態になっていました。
デンマークでは初任給で椅子を購入する習慣があるほど、椅子は重要だとされています。幸福大国デンマークでは「自分や大切な人が快適に暮らすための空間にお金を使う」そうです。
というわけで今回は僕が購入したDXRacerのDX-11をご紹介しつつ、ゲーミングチェアの魅力に迫っていきたいと思います。
なぜテレワークにゲーミングチェアを選んだのか
色んな椅子がある中で、なぜ僕がゲーミングチェアに目をつけたのかをご紹介します。
長時間デスクワークをしているYoutuberさんが使用している
モノを購入する際は必ずYoutubeで動画を見てから購入するのですが、有名なYoutuberさんはよくゲーミングチェアを使用している場合が多いです。
Youtuberの方は長時間動画編集を行う都合上疲れにくい椅子を選ぶ傾向があるので、Youtuberさんが日常使いしている椅子であれば間違いないと考えました。
見た目がかっこいい
ゲーミングチェアは、レーシングカーの座席のような形で非常にかっこいいです。こんなかっこいい椅子で毎日仕事をすれば、モチベーションがあがりそうですよね。
多機能でコスパがいい
ゲーミングチェアは、一般的に以下のような機能を搭載している椅子が多いです。
- リクライニング機能
- ロッキング機能(ゆりかごのようにゆらゆらする)
- アームレストの調整機能(上下左右前後など)
- ランバーサポートやヘッドレスト
- PUキャスター(床が傷つきにくいキャスターのこと)
例えばオフィスチェアでここまでの機能のモノを手に入れようとすると、オカムラのコンテッサなど10万円を超えてくるものもあります。
しかしゲーミングチェアなら、3万円前後でこの機能を満たすものが購入できます。そういう意味では、高機能の椅子を比較的お手頃な値段で手に入れるならゲーミングチェアがいいと考えました。
他に検討したメーカー
僕がDXRacer以外で検討したゲーミングチェアメーカーは以下の2つです。
- AKRacing
- バウヒュッテ
AKRacingといえば本田翼さんがイメージモデルとして起用され、ラジオ番組やプロ野球監督の椅子としても採用されているなど実績のあるメーカーです。中国のメーカーですが、保証期間が3年間ある、座り心地がいいなどレビューも定評があります。
バウヒュッテは、名前は海外メーカーのように見えますが大阪のメーカーです。ゲーミングチェア以外にも、「ゲーミング着る毛布」などユニークな製品を販売しています。
他に検討したゲーミングチェア
ゲーミングチェアで重視した点は、材質と大きさです。
材質はPUレザーとファブリックの2種類が定番なのですが、PUレザーは加水分解でボロボロになるかつ夏場は蒸れやすいということもあり避けました。
また、ゲーミングチェアは外人向けの大きいサイズのものが多く、日本人向けの少し低座面なタイプを探していました。
試座できた製品のうち候補としてあげたのは、AKRacingのWolfとバウヒュッテのG-530です。
両方ともファブリック素材で蒸れにくいですが、バウヒュッテのG-530のほうが日本人向けで座りやすかったです。また、アームレストが4Dということでかなり調整の幅があったのもいいと感じていました。
岐阜市のGoodwillさんで試座しましたが、ランバーサポートの形状含め気に入ってほぼ購入を決めていました。
ではなぜ購入しなかったのかというと、在庫切れで購入できないからです。Goodwillさんについては2月時点で「まだ発売されていませんよ」と言われ、昨年発売なのにおかしいなと思っていました。
そこで白羽の矢が立ったのが、AKRacingと並び世界的に評価されているブランド、DXRacerです。
https://dxracer.jp/SHOP/915407.html
アメリカのゲーミングチェアメーカーで、ゲーミングチェアという領域を切り開いたパイオニアと言われています。数々のコラボレーションモデルもあり、Playstationやファイナルファンタジーのコラボモデルも発売されていました。
しかもファブリック素材の椅子でアームレストも3Dという「DX−11」という新しいモデルがあり、僕が求めているスペックに近かったので購入しました。
DXRacer DX-11の魅力
では早速、DX-11の魅力をご紹介していきます。
カラーバリエーションにオレンジがありかっこいいデザイン
僕の一番好きな色は、このブログのメインカラーとしても使用しているエネルギッシュな爽やかオレンジです。なのでキレイなオレンジ色のカラーバリエーションがあったDX-11は見た瞬間から惹かれました。
このデザイン、いかにもゲーミングチェアっていう感じで男心くすぐられますね。また、オレンジの発色がいいのはオレンジ部分にPUレザーを使用しているからで、ここはメーカーも狙っているのだと思います。
ファブリック素材で蒸れにくい
DX-11は、「ハイグレードファブリック」という高耐久の素材と、カラー部分に「PUソフトレザー」を使用しています。
PUレザーは加水分解でぼろぼろになるなどデメリットもあるのですが、例えばファブリック素材にくらべ汚れに強い、高級感があるなどメリットも多いです。そんなPU素材とのハイブリッドなのが、このDX-11の魅力です。
今は冬場なのであまり実感がありませんが、夏場だと蒸れやすさに大きく差が出てくると思います。
ヘッドレストの綿が調整可能
このDX-11は、ヘッドレストにファスナーがついているので中の綿を調整できます。
実は買ってすぐの状態ではこのヘッドレストが圧迫して若干座りづらかったです。しかし中の綿を抜いて調整することで、自分の好みの柔らかさにすることができました。
リクライニングとロッキング機能でかなり気持ちよく寝られる
DX-11は、リクライニング機能で135度、ロッキング機能で更に15度まで傾けることができます。
リクライニングは座席の右側のレバーを引くことで調整できます。
AKRacingは180度リクライニングできるモデルがほとんどですが、180度までリクライニングすると頭から落ちる場合もあるみたいで、これぐらいの角度がちょうど良さそうです。実際に使ってみると、ロッキング機能のおかげでふわふわ浮いているような感覚になり気持ちがいいです。
また、ロッキング機能があるということはそれだけ土台がしっかりしていないと壊れやすいのですが、このDX-11はフットベースにアルミを採用しているので、かなり耐久性も高く安定感がすごいです。
アームレストも快適
このアームレストは上下、前後、左右首振りの3D構成ですが、例えばAKRacingのファブリックモデルでは上下の調整しかできないのでかなり機能としては申し分ないです。
前傾姿勢、脇を締めるなど、様々な姿勢で椅子に座る場合はアームレストも自由度の高いモデルがおすすめです。
座面が硬めで安定感がある
ファブリック素材で座面が若干硬めの高反発素材です。AKRacingは比較的柔らかく、好みが分かれる部分ですね。
座面が柔らかいほうが座り心地がいいのではないかと考える方もいらっしゃると思いますが、実は腰痛持ちの方は柔らかい座面はNGなんです。
https://2rooms.info/low-back-pain-sofa/
こちらの記事でも、身体が沈み込むことで姿勢が悪くなり、立ち上がるときも筋肉に負担がかかると書かれていますね。
つまりある程度の硬さの座面が一番バランスが良いとされています。極端な話木のベンチほどの硬さであればお尻が痛くなるかもしれませんが、高反発ウレタン素材であれば適度に体圧を分散してくれるので疲れにくいです。
ファブリックが擦れて汚れるかもしれないのでクッションを敷いて使用していますが、確かに立ち上がりやすくお尻も痛くならないのでなかなかいい座り心地です。
もう少し改善してほしいところ
すごく気に入っている椅子なので、次回作への期待も込めつつ改善してほしい部分もあげてみます。
前傾姿勢用に座面をもう少し前に角度調整できるといい
一応ほぼ直角に調整できるので不便ではないのですが、EWINさんなど前傾姿勢にも対応したゲーミングチェアがありますので前傾姿勢にも対応した角度に調整できるとありがたいです。ゲームをするときはいいですが、PCで作業しているときは結構前傾姿勢の場合が多いので。
ランバーサポートの形状はもう少し改善の余地あり
ヘッドレストは調整が効くのですが、ランバーサポートは調整が効かないので購入時のままの状態で使用しています。
このランバーサポートは、結構硬くて腰に圧力がかかりやすいです。バウヒュッテのG-530のように、背中にかけてなだらかな形状であればなお良かったと思います。
DX-11にして大満足でした
実はDXRacerの椅子を試座できるお店が岐阜にないので、ほぼ直感で良さそうだと思い購入したのがこのDX-11でした。やはり見た目のかっこよさに惹かれますね。
最初は不安でしたが、身長163cmの僕でもぴったりなサイズ感で気に入っています。逆にいえば身長が180cm以上の方は別のゲーミングチェアのほうが良さそうです。
値段は39,800円と安くはないですが、その分毎日使うので投資効果は十分に感じました。もしテレワークで腰痛になった方など、椅子を検討されている場合はDX-11も視野にいれてみてくださいね。