インフルエンサーのモニターの上にひっそりとたたずんでいるおしゃれグッズ、それがモニターライトです。夜に作業する時、部屋のライトでは明るくて広すぎる、それならデスクだけをピンポイントに照らせるモニターライトがベストという理由で選ぶ方が多いです。
僕が初めて購入したモニターライトはQuntis L206でしたが、安い割にかなり明るく光源が目に当たらないので気に入っていました。そのL206の上位機種、L206 ProをQuntisさんから提供いただきましたので、早速メリットやデメリットを含めレビューしていきます!
- デスクを明るく照らせてモニターに光が反射しない
- 自然光に近い演色性で鮮やかに写せる
- リモコン操作で無段階調光・自動調光に対応
- デスクのスペースがスッキリする
- IEC62778の認証基準をクリアした目に優しいライト
- 給電はUSBでアダプターが選びやすい
- 引っ掛けるクリップが若干長く狭額縁だと気になる
- リモコンを無くしたら操作できない
- 細かい部分で品質のアラが見える
Quntis L206 Proの特徴
Quntis L206 Proはリモコン付きのモニターライトです。L206の上位機種で、より明るくデスクを照らせます。下記の表でL206 ProとL206を比較してみました。
項目 | L206 Pro | L206 |
---|---|---|
価格 | 8,380円 | 5,680円 |
LEDの幅 | 51cm | 52cm |
明るさ | 最大2000Lux | 最大700Lux |
演色性 | Ra≥95 | – |
リモコン | ||
色温度 | 3000〜6500K | 3000〜6500K |
対応モニター厚さ | 0.3cm〜6cm | 0.7〜3.5cm |
湾曲モニター対応 | ||
ケーブル長 | 1.8m | 2m |
購入リンク |
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Quntis L206 Proは無線リモコン付きで51cmの幅を持ち、デスク一面をしっかり照らせます。液晶への映り込みもゼロで快適に使用できます。色温度は気分に応じて変更可能です。一方、Quntis L206はリモコンがなく、52cmの幅を持ちます。価格重視の方にはL206もおすすめです。
L206 Proの湾曲モニターへの対応は、3種類のアダプターから選択して使えるので幅広い種類のモニターに対応しています。
L206 Proの実際の使用感はどうか、次章からレビューしますね!
Quntis L206 Proのメリット
Quntis L206 Proのメリットは下記の6点です。
- デスクを明るく照らせてモニターに光が反射しない
- 自然光に近い演色性で鮮やかに写せる
- リモコン操作で無段階調光・自動調光に対応
- デスクのスペースがスッキリする
- IEC62778の認証基準をクリアした目に優しいライト
- 給電はUSBでアダプターが選びやすい
デスクを明るく照らせてモニターに光が反射しない
L206 Proはモニターライトなのでデスクを明るく照らせるのは当たり前なのですが、最大2,000ルクスとプロバスケットボールの試合で使われる照明と同クラスの明るさなのでかなり明るいです。
明るいだけではなく、光の範囲が45°に抑えられているため角度調整でモニターへの光の反射も抑えられます。テーブルに照明を置くのもいいですが、モニターへの反射は避けられません。そうなると、モニターの上に置けるモニターを熟知したライトであるL206 Proはかなり有利です。
自然光に近い演色性で鮮やかに写せる
太陽からの自然光は、この世の光の中で最も鮮やかに物を写せると言われています。その数値をRa100(演色性)という単位で表現するのですが、L206 ProはRa95と自然光に近い演色性を持ちます。
演色性が高いと、こんなメリットがあります。
- 読書する時に写真がきれいに見える。
- デスクのものを撮影する時にきれいに撮影できる。
- オンライン会議で肌色がきれいに見える。
実際にL206 Proの光だけで撮影してみましたが、緑も比較的鮮やかに撮れているという印象ですね。
リモコン操作で無段階調光・自動調光に対応
L206 Proは、手元でライトを操作できるリモコンが付いています。つまり、モニター上に手を伸ばすことなく操作できかなり楽ですね。しかもワイヤレスなので、リモコンの設置場所の自由度も高いです。BenQだと無線リモコン付きのモデルが19,000円ぐらいするので、この時点で半額のL206 Proにリモコンが付いているのはかなり破格と言えますね。
操作 | 機能 |
---|---|
1クリック | ライトのオンオフ |
2クリック | 自動調光モード |
上のダイヤル | 色温度の調整 |
下のダイヤル | 明るさの調整 |
直感的に操作できて便利ですね!
明るさや色温度は無段階に調整できます。色温度は3000〜6500Kと、昼光色から電球色までカバーしています。割と夜は色温度が高めの電球色を使うことが多いので、調光機能は便利ですね。
リモコンを2クリックすることで機能する自動調光は、周りの明るさに応じてライトの明るさを調節してくれる機能です。有効になると、ライトのLEDが青色に点灯します。シーリングライトを点灯するとだいたい二段階ぐらい暗くなるような感じでした。微々たる差に感じましたが、機能自体はしっかり動作していました。
デスクのスペースがスッキリする
L206 Proというよりモニターライトのメリットなのですが、設置場所がモニター上なのでデスク上がスッキリします。デスクの真上にピンポイントでペンダントライトを設置できるなら話は別ですが、なかなかそうできる人は少ないですよね。L206 Proなら、モニターさえあれば誰でも使用できる省スペースなライトとして使えるのでかなり便利です。
デスクはこんな感じで、照明を置けるようなスペースはありませんがL206 Proのおかげでしっかりデスク上を照らせています。
IEC62778の認証基準をクリアした目に優しいライト
L206 Proは、IEC62778の防ブルーライト認証基準をクリアしておりライト自体が目に優しい仕様です。
IECとは国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission)のこと。電気及び電子技術分野の国際規格の作成を行う国際標準化機関で、各国の代表的標準化機関から構成されています。
IIECとは | 日本規格協会 JSA Group Webdesk
ブルーライトといえば、目の疲労感や寝付きが悪くなるなど悪影響があるイメージですよね。L206 Proなら防ブルーライトの認証基準をクリアしていますので、まさに寝る前の作業にもうってつけというわけです。
給電はUSBでアダプターが選びやすい
L206 Proは、電圧が5V、最低1A以上の電流を供給できる電源があれば十分な仕様です。給電はUSBケーブルで行いますので、小型なUSB-PD対応のアダプターやモニターからの電源供給も可能です。
一般的な照明はACアダプターを使ってコンセントに挿し込みますが、その際にアダプターが大きく特に電源タップを使う場合は隣のコンセントも塞いでしまうことがあります。その点で言えばL206 Proは、アダプターの自由度が高いのがメリットですね。
ちなみにACアダプターは付属していないので、新しく購入するかお持ちの充電器を使ってくださいね。
Quntis L206 Proのデメリット
Quntis L206 Proのデメリットは下記の3点です。
- 引っ掛けるクリップが若干長く狭額縁だと気になる
- 細かい部分で品質のアラが見える
- リモコンを無くしたら操作できない
引っ掛けるクリップが若干長く狭額縁だと気になる
普段はBenQ Screenbar Haloというモニターライトを使っていますが、こちらと比較してQuntis L206 Proはモニターに引っ掛ける爪が長めです。爪の当たる長さは高さ1㎝、幅4.8㎝といったところです。フレームが厚めなiMacとかなら問題なさそうですね。
比較対象としてBenQ ScreenBar Haloを載せますが、こちらは狭額縁でもモニターに干渉していませんよね。
もう数ミリ爪が短いといいかな。。。
細かい部分で品質のアラが見える
かなり細かい部分ですが、例えばリモコン底のゴム部分の貼り付け位置がずれていて、写真のようにゴムの端が盛り上がっています。かなり細かいですが、貼り付けるのにズレるなら滑り止めを円形にしたりすればいいのになとか細かなアラが気になりました。
8,000円台と決して安くはない価格なので、検品しっかりしてほしいです。
リモコンを無くしたら操作できない
L206 ProはL206と違い、ライト本体にボタンがありません。つまり、リモコンを無くしたら制御不能になります。デスク上で基本的に使うと思うのでリモコンをなくすリスクは少ないですが、リモコンを絶対になくさない覚悟で使ってください。
リモコンなくすのダメ絶対!
まとめ:リモコン付きで1万円切ってるコスパ高めのモニターライト
Quntis L206 Proをレビューしましたが、2年前に購入したQuntis L206に比べ圧倒的に進化していますね。モニターライトにしては安いですしリモコンの精度はどうかなと少し心配していましたが、デザインもシンプルでかっこいいですし操作も難しくないので気に入っています。
普段は倍以上の価格のBenQ ScreenBar Haloを使っていますが、昼光色が若干色温度高めかなと感じるぐらいで特に違和感なく使えました。
セール時には6,000円台で買えることもあるので、ぜひAmazonなどでチェックしてみてくださいね!