iPhoneで一眼ライクな1ランク上の撮影体験ができるカメラグリップ、Ulanzi MA35を使ってみたのでそのレビューを書いていきたいと思います!MA35と組み合わせて使えるUlanziのリングライトも提供いただきましたので、実際の作例も合わせてご紹介しますね。
こんな方にぴったりな製品になっています。
- メルカリやYahoo!フリマなどで商品の撮影をする機会が多い方。
- スマホを一眼っぽく使ってみたい方。
- 静止画だけではなく動画撮影などで片手撮影の安定感が欲しい方。
特にフリマなどで製品撮影をされる方は、今回のUlanzi MA35とリングライトを組み合わせて撮影すれば商品の細かなディティールまで表現でき売れやすくなる可能性があります。
作例も載せていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
今回の組み合わせは下記の2セットです
Ulanzi MA35&リングライトの概要
Ulanzi MA35とリングライトの特徴を紹介していきます。
Ulanzi MA35
Ulanzi MA35は、スマートフォンを一眼ライクに楽しめるカメラグリップです。グリップがついただけではなく、他にもより多くの機能が使えるようになります。
- 素材: ABS、シリコン、PCBAおよびアクリル
- 寸法: 127 x 96 x 45mm±2mm
- パッケージ寸法: 123 x 153 x 50mm±2mm
- 重量: 130g±5g
- 電話クランプ幅: 50-95mm
- バッテリー容量: 90mAh
まず、ホットシューが使えるようになります。ホットシューが使えれば、例えば一眼用のストロボライトやガンマイクなどを取り付けできますよね。すでに一眼カメラで使っているアクセサリーがあれば、スマートフォンでも流用できるようになります。
次に、底に三脚ネジがあります。一般的な1/4インチのネジ穴が切ってあるので、このまま小型三脚などで使えます。
そして、何と言ってもグリップの上にシャッターユニットがあるのがまさに一眼っぽいですよね。このシャッターユニットが心臓部で、バッテリーを搭載しています。USB-Cケーブルで充電でき、しかも着脱可能なので遠隔操作も可能です。その距離、なんと15m離れていてもシャッターが切れる安定感です。
Bluetoothによるペアリングは、シャッターボタンを3秒長押ししてスマートフォン側でペアリングをするだけです。
スマートフォンへの装着も2種類から選べ、iPhoneの場合はMagSafeで、その他のスマートフォンはフォンクランプで挟んで固定できます。
iPhoneがかなり一眼に近づきますね。
Ulanzi リングライト(型番:LM19)
Ulanzi リングライトは、スマートフォンに取付可能な小型のリングライトです。LM19という型番ですが、Amazonで検索しても出てこないので「Ulanzi リングライト」で検索すると出てきやすいです。
最大8時間持つバッテリーを内蔵し、USB-Cケーブルで充電できます。USB-Cケーブルで充電しながらの使用も可能になっています。
操作系は電源ボタン、輝度ダイヤル、色温度ダイヤルがあります。
色温度は2500K〜8500Kで無段階調整でき、電球色・温白色・昼白色など好みの色に設定できます。
輝度も無段階で調整できますので、撮影しながらダイヤルを回して調整しやすくなっています。
Ulanzi リングライト本体は210°まで開きますので、例えば自撮りをする際のライトアップにも役立ちます。スマートフォンに取り付ければ、スタンド代わりにもなりますよ。
スマートフォンと組み合わせやすいライトですね。
Ulanzi MA35の使用感
実際にUlanzi MA35を使ってみましたが、まずグリップ感がかなりいいです。一眼カメラも使っていますが、僕が使っているLUMIX G9 ProⅡよりグリップが縦に長く小指までしっかり引っかかります。当然安定感は抜群ですし、気分はまさに一眼カメラって感じです。しかもスマートフォンならではで縦横に回転できるギミックもあるので、一眼よりも縦構図で撮影しやすいですね。
SNSに投稿するときとか、結構縦で撮ること多いですよね。
また、Ulanzi MA35に鏡がついていたので何かと思ったら、メインカメラで自撮りする時に自分が鏡に映るようになっていました。スマホのフロントカメラ(ディスプレイ側についてるカメラ)で撮影してもいいのですが、当然センサーサイズが大きいメインカメラのほうが高画質です。これなら自撮りも高画質で撮影できますね。
Ulanzi リングライトをUlanzi MA35に取り付けると、スマホ一体型の撮影ライトとして使えるようになります。マグネットでついているので着脱が簡単ですし、ライトの向きも変えやすいです。
Ulanzi リングライトは210°まで開くと冒頭で説明しましたが、フロントカメラで自撮りする場合も自分側にライトを向けられるようになるので結構便利です。
こういうギミックカッコいいですよね!
Ulanzi MA35とリングライトを組み合わせた作例
実際にUlanzi MA35とリングライト(LM19)を組み合わせた作例を紹介していきます。まずは、普通のシーリングライト下で撮影した作例をご覧ください。
リングライトありの状態となしの状態で並べてみましたが、リングライトありのほうがフィギュアの顔が明るく写り、服の細かな陰影や質感も分かりやすいですよね。
次に、暗い場所での撮影も試してみました。
こちらはかなり分かりやすいですが、リングライトなしの状態では葉の模様がほとんど確認できなかったのが、リングライトありではしっかり葉の模様まで確認できるようになりました。
照明にこだわりだすと三脚を用意したり、複数のライトを組み合わせて撮影したくなりますが、まずはUlanzi MA35とリングライトを組み合わせてみると手軽に明るく質感まで表現しやすくなるのでおすすめです。
Ulanzi MA35のデメリット
Ulanzi MA35は使いやすいカメラグリップですが、少し気になったデメリットもありましたので紹介します。
リングライトとの組み合わせでケラレが発生する
まず、UlanziリングライトとUlanzi MA35を組み合わせて撮影すると、リングライト部分が写り込んでしまうデメリットがあります。iPhone 15 ProでUlanzi MA35を使ってみましたが、0.5倍の広角と1倍でケラレが発生しました。
2倍で撮影すると問題ないので、もしUlanzi MA35とリングライトを組み合わせて使う場合はなるべく2倍以上の望遠で撮影することをおすすめします。
Ulanzi MA35単体で撮影する分には問題ありませんでした。
ホットシューに取り付けるアクセサリーによってはシャッター部分が外せない
Ulanzi MA35はシャッターユニット部分が取り外しできますが、ホットシューにダイヤルネジで取り付けるアクセサリーをつけている場合は干渉してユニットの取り外しができなくなりました。
シャッターユニットを取り外すと遠隔でiPhoneのシャッターを切ることができ便利なので、できればホットシューにアクセサリーを取り付けていてもシャッターユニットを取り外しできればなと思いました。
ホットシューに何もアクセサリーをつけない方は問題ないです!
Ulanzi MA35とリングライトで手軽に一眼っぽい撮影を楽しもう!
Ulanzi MA35とリングライトを組み合わせての撮影は、実用性もさることながら小型で軽快に撮影できるので童心に帰ったかのようにシャッターをひたすら押したくなる組み合わせでした。
再掲しますが、下記のような方にはかなりおすすめできます。
- メルカリやYahoo!フリマなどで商品の撮影をする機会が多い方。
- スマホを一眼っぽく使ってみたい方。
- 静止画だけではなく動画撮影などで片手撮影の安定感が欲しい方。
2つセットで5,000円前後とリーズナブルなので、ぜひ一度お試しください!