この記事では、イヤーカフ型で装着感のいい完全ワイヤレスイヤホン、HUAWEI FreeClipをレビューします。中国のハイテク機器メーカーとして知名度が高いHUAWEIは、最近オーディオグラスのHUAWEI Eyewear 2など外の音が聞こえやすい「ながら聴き」に最適な製品を多く発売しています。
結論からいうとこのHUAWEI FreeClip、めちゃくちゃ気に入りました。フック型では耳の付け根が痛くなるし、カナル型も耳の穴がヒリヒリするとイヤホンは毛嫌いしていたのですが、このイヤーカフ型のHUAWEI FreeClipは全然耳が痛くなりません。過去に試したイヤホンの中で、間違いなくトップクラスに装着感がいいです。
その他にも、下記の特徴があります。
- 形状記憶合金を使用したC-bridge Designで快適な装着感。
- オープン型で外の音が聞こえやすい。
- マルチポイント対応で複数のデバイスと同時接続可能。
- 3箇所のタップ操作に対応。
- 最大約36時間、単体で8時間の長時間バッテリー。
- IP54の防塵防滴性能。
- 逆位相の音で音漏れしにくい。
- TPU素材採用で汚れにくい。
- デュアルマイクと骨伝導VPUセンサーで優れた通話性能。
トップクラスの装着感と機能性を持つHUAWEI FreeClip、実際の使用感や外観を中心にレビューをしていきます!
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HUAWEI FreeClipのパッケージ内容・外観
では、開封しながらHUAWEI FreeClipの本体や付属品などをチェックしていきましょう。
パッケージの付属品は下記のものが揃っています。
- HUAWEI FreeClip本体
- USBケーブル
- 説明書
- 保証書
USBケーブルは端子がType-AとType-Cになっています。
外観
今回はブラックを選択しましたが、ブラックというよりはグラファイトですね。充電ケースはまるっとした形状で、手に馴染みます。
ケースの下部には充電用のUSB-Cポートと、ペアリング用のボタンが付いています。外部の端子やボタンはこれで全部なので、かなりシンプルなデザインです。
充電ケースを開けた状態がこちら。ブリッジ部分が上に出ているので、取り出しがしやすくナイスです。
HUAWEI FreeClipの本体をケースから取り出してみました。ブリッジ部分は高性能なニッケルチタン形状記憶合金製で、高い耐久性を実現しています。ボディはTPU素材を使用しているため、汚れがつきにくく清潔に保てます。
スピーカー部分は丸くなっており、ここに10.8mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーが搭載されています。また、外側に逆位相の音を同時に出すことで、音漏れも防いでくれる仕様です。
まるっとして可愛いデザインですね。
サイズ
HUAWEI FreeClipのサイズですが、1円玉と比較してもわずかに大きいぐらいの小ささです。イヤホンの大きさの比較に1円玉を出したのは初めてなのですが、それだけコンパクトなので装着時の異物感も少ないです。
重さ
HUAWEI FreeClipの重さはケース込みで55.79g、本体のみで5.62gとかなり軽量です。持ち運びに苦労しない軽さですね。
HUAWEI FreeClipの使用感レビュー
HUAWEI FreeClipを実際に使ってみましたので、機能を紹介しつつその魅力に迫っていきましょう。
装着感は最高!しかも左右の耳を自動判定してくれる
実際にHUAWEI FreeClipを装着してみました。装着感はかなりいいです。耳を塞がないオープン型はフックで耳にかけるタイプばかり試していましたが、イヤーカフ型は耳に挟むタイプで負荷がかかりにくくていいですね。1万人以上の耳のデータを基に最適化を行っているということで、成人男性の僕にもばっちりフィットしました。激しくヘドバンしても落ちないので、運動にも最適ですね。
しかもHUAWEI FreeClipはどちらの耳に装着したのかを自動判定し、LとRを自動で切り替えてくれるので使い勝手がかなりいいです。
イヤホンのLかRかを迷わなくていいのは快適です!
音質は重低音もしっかり響く
HUAWEI FreeClipで実際に音楽を聴いてみました。まずびっくりしたのが、オープン型にしてはしっかりとした重低音が出ているということです。YOASOBIの「勇者」を聴いてみたのですが、低音域がしっかりしているのでピアノの伴奏も厚みのある躍動感のある音で聴けます。声の艶はほどほどで楽器を引き立たせるようなチューニング、「ズンズーーン」と沈み込むような重低音が魅力でEDMなどノリの良い曲に向いていますね。
ながら聴きするのにちょうどいい音質です。
HUAWEI AI Lifeアプリを使えばEQ効果を設定でき、デフォルト以外に「高揚」「高音強調」「音声」の合計4種類から設定を選べます。「音声」に設定すると声に艶が出るので、ボーカル中心に聴きたい方は変更してみるといいでしょう。
音の傾向を下記にグラフでまとめました。
音漏れは想像以上に少なく職場でも実用的
HUAWEI FreeClipは逆位相の音を外に出すことで、音漏れを軽減しています。試しにiPhone 15 Proで音量50%ぐらいにして作業をしたのですが、友人によると1mぐらいの距離ではほとんど音漏れを感じないほど少ないとのことでした。顔が密着するほど近づけば少しは音漏れが聴こえますが、普通にデスクで隣り合って作業する分には迷惑にならないのでいいですね。
タップ操作はなんと3箇所で可能
HUAWEI FreeClipは本体のタップすることで音楽再生などの操作が可能なのですが、なんと1箇所だけではなくブリッジ部分を含む3箇所のタップ操作に対応しています。普通はイヤホンの柄の部分だけとか、サイド部分の一箇所をタップして操作する機種がほとんどなのですが、3箇所あれば自分のタップしやすい方を選べばいいので便利ですね。
タップできる箇所のイメージを下記に載せます。
タップ操作はダブルタップとトリプルタップでそれぞれ操作を割当でき、左右でも変えられるので例えば左は前の曲、右は次の曲を流す設定を割り当てるといったことが可能です。
1円玉サイズの小ささなので、タップ範囲が多いのは嬉しいですね!
マルチポイント接続に対応
HUAWEI FreeClipは、2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント接続に対応しています。つまり、わざわざペアリングを解除しなくても2台目の機器に接続できるので楽です。
2台目の機器にペアリングする場合は、HUAWEI FreeClipをケースに入れた状態でケースのボタンを長押しし、LEDランプが白く点滅したらデバイス側でペアリングできます。試しにiPhoneに接続した状態でMacBookにペアリングしてみましたが、問題なく接続できました。
仕事でZoom会議をしたり、iPhoneで電話をする方は自動で切り替わって便利な機能です!
ワイヤレス充電に対応でケーブルいらず
HUAWEI FreeClipの公式サイトではあまり大きく宣伝されていませんが、実はワイヤレス充電にも対応しています。充電ケースはワイヤレス充電(2W)で約150分、有線で約1時間なので、急ぎじゃなければワイヤレス充電は十分実用的です。
ケーブルをさす手間がないのはいいですね。
HUAWEI FreeClipのデメリット
HUAWEI FreeClipを使っていて、デメリットに感じた部分も紹介していきます。
装着に慣れが必要
まずイヤーカフ型に慣れていない方は、装着に手間取ってしまうデメリットがあります。なれれば片手でも装着できるようになりますが、なれないうちは両手でブリッジ部分を開いて装着するなど少し手間取ります。オープン型でも耳にフックで掛けるタイプは位置決めもすぐに決まりますが、耳に挟むタイプは装着時に少しでもずれると音も変わってしまうので最初のフィッティングが大事です。
僕は1日使ってたら慣れました。
ANC機能はないので電車など騒音が多い場所では不向き
HUAWEI FreeClipは耳を塞がないタイプなので、外の騒音がそのまま耳に入ってきます。つまり、あまりに騒音がうるさい場所での使用は不向きです。電車内や飛行機など、騒音が気になる場合はANC機能付きでカナル型のHUAWEI FreeBuds Pro 3をおすすめします。
まとめ
HUAWEI FreeClip、届いてから毎日使っていますが在宅勤務をしている僕にぴったりでかなりおすすめです。クライアントからの電話はイヤホンでそのまま取れますし、Zoomなどのビデオ会議でもイヤホンをつけっぱなしで自動的にMacBookに切り替わってくれます。
在宅勤務で使うイヤホンは装着感が命ですが、耳に挟むタイプはどこも痛くならないため長時間装着してもストレスがありません。
フック型から完全に入れ替えることにしました。仕事や家事などながら聴きにぜひ一度使ってみてください!
- イヤーカフ型で快適な装着感
- TPU素材なので汚れがつきにくい
- 左右の耳を自動判定してイヤホンのLとRを変えてくれる
- 3箇所のタップ操作に対応し押しやすい
- マルチポイント接続に対応し2台同時接続できる
- ワイヤレス充電対応でケーブルいらず
- 装着に慣れが必要
- ANC機能はないので電車など騒音が多い場所では不向き
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ケースが丸くて滑りやすいので、できればケースの併用をおすすめします。