この記事では、TP-Linkのスマート電球、Tapo L510EとTapo L530Eを比較レビューします。
元々マルチカラー対応のTapo L530Eを使っており、使い勝手が気に入ったためすでに4つ購入して使っています。
ただ実際に自宅で使う時はほぼ電球色のため、それなら単色のTapo L510Eもいいのではと感じていました。
また、スマート電球を選ぶにあたってマルチカラーと単色でどちらがいいのか迷う方も多いでしょう。そこで今回は、TP-Linkのスマート電球、Tapo L510EとTapo L530Eを比較し、スペック表では見えない性能差はあるのか、どちらを選ぶといいのかを解説していきます。
機能は両者でほぼ共通しているため、アプリの使い勝手や詳細な機能などはTapo L530Eのレビュー記事をチェックしてみてください。
Tapo L510EとTapo L530Eを比較レビュー
では早速、Tapo L510EとTapo L530Eを比較レビューしていきましょう。
共通している部分
まず、Tapo L510EとTapo L530Eで共通している仕様を確認してみましょう。
無線規格 | IEEE 802.11 b/g/n 2.4 GHz |
---|---|
形状/口金 | A19形/E26 |
ワット数 | 9.0 W(60 W相当) |
入力 | 100 V, 50/60 Hz, 0.16 A |
配光角 | 220° |
スイッチングサイクル | 15,000 |
演色評価数 | ≥80 |
起動時間(95%まで) | ≤1 s |
SDCM | ≤ 6 |
寸法 | 全長114mm、外径60mm/重量:74g |
保証期間 | 3年間 |
こうして共通する仕様を見ると、マルチカラー対応以外はほとんど同じに見えますね。
実際に、外観もTapo L510EとTapo L530Eでほとんど同じです。両者に外観の違いがあるとすれば、本体に「調光対応」と「マルチカラー」と書いてあるぐらいでしょう。
ただ思うのは、Tapo L510Eは2,700 Kの色温度に特化しているので、マルチカラーのTapo L530Eより2,700 Kの時の明るさは違いが出るだろうと感じました。そうでなければ、Tapo L510Eを選ぶ理由は価格以外なくなると感じたからです。
次章では、実際にTapo L510EとTapo L530Eで2,700 Kの色温度にしてみた体感を紹介していきます。
実際の明るさ・色
Tapo L510EとTapo L530Eで同じ2,700 Kの色温度にした状態で、明るさを100%にしてみました。結論から言うと、明るさという点では両者に明確な違いを感じませんでした。
色温度は同じですが、Tapo L530Eは若干赤みがかった色、Tapo L510EはTapo L530Eより若干寒色に寄った色に感じました。どちらが好みかと言われれば、2,700 Kの色温度で設定した限りではTapo L510Eのほうがより自然な見え方だと感じました。
ただTapo L530Eは色温度を調整できるので、色温度を上げればTapo L510Eに近い色にできます。
実際の明るさや色味は大差ありませんでした。
機能性の比較
Tapo L530EとTapo L510Eの機能性を比較します。
Tapo L530Eにしかない機能は下記の3点です。
- 2,500-6,500 Kの色温度
- 1,600万色のマルチカラー設定
- テーマ機能
この機能差は、アプリにも反映されています。Tapo L510Eの設定画面には明るさの調整項目ぐらいしかありませんが、Tapo L530Eには色温度やカラー設定の項目が追加されています。
普段電球色しか使わない方なら明るさ設定だけで済むシンプルなTapo L510Eがいいかもしれませんが、普段作業用などで昼白色や昼光色も使う方はTapo L530Eがいいですね。
価格の比較
Tapo L510EとTapo L530Eで明確に違うのは、価格です。
機種 | Amazon参考価格 |
---|---|
Tapo L510E | 2,000円 |
Tapo L530E | 1,500円 |
Tapo L530Eは色温度の変更やマルチカラー対応という多機能にも関わらず、Tapo L510Eと500円しか違いません。個人的にこの価格差なら、Tapo L530Eを選んでおけば後悔しないと感じました。ただ、電球が3本必要となった時にTapo L510Eは6,000円、Tapo L530Eは4,500円と1,500円分(Tapo L510E1本分)の価格差が出るので、予算が限られたコスト重視ならTapo L510Eでもいいでしょう。
Tapo L510EとTapo L530Eどちらを選べばいい?
結論から言えば、Tapo L530Eを選べば後悔しないでしょう。理由は下記の3点です。
- 色温度2,700Kの設定で光量含めTapo L510Eと大差なかった。
- 電球色以外に昼白色や昼光色も選べる。
- マルチカラー対応なのに500円しか価格差がない。
ライブでペンライトを使うことが多いのですが、マルチカラーのものより単色のほうが発色も光量も上ということが多いのでTapo L510EとTapo L530Eで大きく差が出るだろうと感じました。ただ実際は「色温度2,700Kの設定で光量含めTapo L510Eと大差なかった」という結論になり、機能的な優勢性は明らかにTapo L530Eが上です。
さらにマルチカラー対応で価格差が500円しかないのも驚異的です。そもそもマルチカラー対応の電球は相場で3,000円前後なので、本来ならTapo L510Eと倍近くの価格差があっても不自然ではありません。ただTapo L530Eが異様にコストパフォーマンスがいいので、この価格差であえてTapo L510Eを選ぶ理由はないと感じました。
結論:価格重視ならTapo L510E、それ以外はTapo L530Eを選ぼう!
Tapo L510EとTapo L530Eを比較レビューしました。個人的に予算が限られていてどうしても電球色のスマート電球がほしいという方はTapo L510E、それ以外はTapo L530Eを選べば後悔がないです。
僕はTapo L530Eだけで4灯使っていましたが、Tapo L510Eも実際に使ってみて同じ色温度での明るさに大差がなかったことが意外でした。「Tapo L510Eは単色だから色もきれいでより明るいだろう」と想像している方も、実際は大差ないのでTapo L530Eを選んでも問題ありません。
ぜひスマート電球を導入して快適な生活を手に入れましょう!